55.毎回ハイクオリティの映画を量産してくれる大好きな監督の映画。おもしろい。 |
54.うーん、ダニエルさんが相変わらず、熱演で、ある意味どの作品を観ても彼の印象しか残りません。作品として非常に起伏があって面白いのですが、最後まで観ると疲れ切って正直、彼が最後どうなったかどうでも良くなってしまいます。実在の人ならば、求めていたものが金だったのか、ロマンだったのか、愛だったのかで作品の内容は大きく変わると思います。今作はラストにかけて非常に後味が悪い終わり方をします。個人的にはもうちょっと夢のある話の方を観たかったです。 【たかちゃん】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-12-08 21:50:12) |
53.残念ながら、感情移入できず。一途な男の話は好きだけど、この男には感情移入の余地がありませんでした。ラストの対決シーンには打ちのめされましたが。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 4点(2013-08-24 23:43:59) |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-24 22:17:12) |
51.《ネタバレ》 人殺しといて教会行ったら赦されるんかい。んなむちゃくちゃな。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-06-24 20:42:46) |
50.《ネタバレ》 主人公のダニエルを責めないで下さい。 彼は一つの目標に向かって、ただひたすら生きているだけなのです。 今の世の中、仕事もなく目標も持てず生きている人達はたくさんいます。 穴掘りしか知らないダニエルが死んだ仲間の残した赤ん坊に、ウイスキーの哺乳瓶を与えるのは仕方ありません。 ダニエルは息子のHGを心から愛しています。 女や金さえも目を向けず、石油が飛び出る瞬間の喜びを、観賞する私達も共感することができます。 ダニエルには石油採掘しかないんです。 それがなければ彼の存在価値はないに等しいんです。 私はダニエルのような生き方が羨ましくてなりません。 ラスト、全てを失ったダニエルが、私利私欲に取りつかれたインチキ牧師の若造をボーリングのピンで殴り殺し、「もう終わったよ」と言うセリフには最高のそう快感を味わいました。 シャイニングでも主人公が壁に掛けられた写真に映っているシーンで終わったように同じような感覚を味わったのを覚えています。 本作は字幕より吹き替えのほうが感情の起伏が激しくて面白いです。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 10点(2012-09-16 22:22:05) |
49.《ネタバレ》 ダニエル演じるごうつくばりのオヤジがどんどんモンスターになってゆく・・この酷薄なことったら。もともと息子にも愛なんて無かったんだろうな。障害を負ったことを恥じ、自らは手話を学ぼうともしない。嫌な奴。このキャラクター、破滅へ向かう道筋は同じなれど、トニー・モンタナのような色気とか美学が無い単なる強欲親父なので魅力を感じられず、単調。ただ、ラストの欲深い二人の対決シーンでのダニエルのキレっぷり、ボウリングのピンまで振り回しちゃってもう、裸足で逃げ出したくなるような迫力でしたな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-09-04 18:54:12) |
48.'10.7 2回目鑑賞。なんともあくどい執念には恐れ入る。暗~い映像、一転油井やぐらの赤黒い火災と迫力・・。楽しい映画ではないが人間の凄まじい業が迫る。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-13 11:21:14) |
47.《ネタバレ》 ○壮大な雰囲気の割に、小汚い薄情な男の話。○ダニエル・デイ・ルイスはさすがの存在感だが、感情移入できず。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-01-09 21:41:44) |
46.ただただ不器用で、決して怪物になることを望んだわけではない男が、完全に怪物になってしまった瞬間、大音量で流れるブラームス。石油を掘り当てた瞬間から、男の破滅は既に始まっていたということか。見せ場の数々に、偶然と必然の混じった絶妙なストーリー、ダニエル=デイ=ルイスのオールタイムベスト級の演技と、映画史に刻まれるべきラスト15分の“対決”。その尋常でない登場人物のエネルギーに触れた瞬間、我々はただただ「凄いものを観てしまった」と茫然とするしかない。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-12-18 01:36:58) |
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45.《ネタバレ》 デイ・ルイスのダニエル・プレインヴューは、ゼロ年代に製作された映画の中では最高の演技、これで当代一の名優の座を揺るぎないものにしました。並みの名優ではこのキャラは単なる粗野な成り上がり者としてしか表現できない、とてもじゃないけどデイ・ルイスの様な怪物にはなり様がないのでは。ジャック・ニコルソンでも難しいでしょう。 そしてポール・トーマス・アンダーソン(P.T.A)、今までロバート・アルトマン的な作品を撮ってきて本作でも献辞まで捧げていますが、この映画はどうも今までのとは作風が違う気がしました。プレインヴューが石油を掘り当てるまでのほとんどセリフ無しの冒頭15分、不協和音を強調した音楽、シメントリーな室内、双子と無表情な子供、なんかとてもキューブリック的な演出なんです。そう、実はこの映画は『2001年宇宙の旅』を再構築した構成なんですよ。極めつけはラスト、プレインヴューが足を引きずりながらイーライを追い詰めボウリングのピンで仕留めるシーンは、まるで『2001年宇宙の旅』の道具を使うことを覚えた猿人が仲間を倒して君臨し始めるシーンとそっくりです。さしずめ初めて石油を掘り当てたときにプレインヴューが手のひらをくっつける掘削リグは、“モノリス”を暗示しているかもしれません。 考えてみると、P.T.Aはキューブリックの後継者になるのかもしれませんね。今後の作品が楽しみです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-21 22:41:55) |
44.この映画は主人公に感情移入するというようなものではなく、ある男の生涯を神の視点で眺めるという類のものだと思うんですね。バリー・リンドン的な。だから主人公に気持ちが入るか否かというのと映画の出来の話は別だと思います。 と言いつつも、この映画はちょっと脚本が弱いのではないか。ひとつひとつのエピソードは印象的だと思いますが、構成があまりうまいとは言えないと思いました。唐突にひとつのエピソードが始まり、終わる。何話かで語る大河ドラマならそれでいいかもしれませんが、2時間40分という尺の中でクライマックスに向かってどのように盛り上がっていくか、映画はそこが大事なのではないかと思いました。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-05 20:03:28) |
43.良く分からん、長い、盛り上がるところ無し。無理でした。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-06-08 23:43:26) |
42.映画の出来としてはそうとう良いと思うのだけど、感情移入できず、よくわかんなかったってのが正直なところ。 |
41.冒頭の重厚な雰囲気から壮大な物語を想像したけど、意外と個人的な欲まみれの薄情な物語でした。 どう見てもポールとイーライが同一人物に見えて、実はイーライがポールでした♪なんていうどんでん返しがあるのかなぁとか思ったけど、そんな凝った作りではありませんでした。 神なんて居ないという神を冒涜したような流れになっているけど、全く老化した気配のないイーライを見ていると本当に神の子だったんじゃないかと思えてしまう。 あと、どうでもいいことだけど、まだ5000ドル払ってなかったということに笑いました。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-03-12 12:19:41) |
40.何度も睡魔に襲われました。最後まで見るのに3日かかりました。冒頭からの10分くらいはほとんどセリフもないのに緊迫感があって惹きつけられたんですが。ダニエル・デイ=ルイスの顔がカネしか信じない利己的で野卑な感じが内面から滲み出る男の顔になっていて、これが他作品じゃ貴族やらを演じて気品を感じさせる高貴な顔を見せていたんだから、彼の「タダもんじゃなさ」を終始見せ付けられた感じです。でもって、ポールとイーライが双子ってのが途中分からなくて終盤までいささか混乱気味。また、全体に流れる不協和音気味な音楽が効果的で良かったのに、メアリー油井のお祝いとラストに唐突に流れるブラームスが違和感強し・・・(しかも、ホントにどうでもいいけどムター&カラヤンを使うなんてあんまりセンスを感じない)。でも、最後のアルトマンへ捧ぐテロップにちょっと感動したりして・・・。作品自体を堪能するというより、個々の素材を楽しんだ、という感じでした。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-11 11:31:35) |
39.《ネタバレ》 孤独だなぁ、この主人公は。ただ、彼自身もそれを望んでいるようで、というか人は皆孤独なものだと信じているような感じ。物語は3時間近くで前半は石油の発掘がメインでのめりこんだが、後半はちょっとスローダウンでだらけました。実際は後半部分に主人公の人生部分が語られてはいるのだろうけど・・。主人公の演技は圧巻、アカデミー主演男優賞も納得。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-18 09:56:20) |
38.映画として、可もなく不可もなく.. 教訓としては、そんなに簡単にはお金持ちになれないんだよ~努力と運と才能がないとね~..色んな犠牲の上に成り立っているし..あそこまで、冷徹にならないと、お金持ちにはなれないってこと..かな.. 凡人には到底無理だ... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-08-18 10:38:07) |
37.アメリカの成金のは、神を殺して成り上がり、不幸になる。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-05-24 23:51:18) |
36.《ネタバレ》 結局、なにが言いたいのか。血縁、石油、キリストの血といったさまざまな意味合いを含ませた〝blood〟。家族愛、宗教、経済的発展といったいかにもアメリカ的な価値を追及した果てにすべてを失う男の姿に、米国の現状を重ね合わせてみたんだろうか。題名は聖書の神罰を表す一節の引用だそうで、いかにも暗示を散りばめてみましたといった感じ。終始意味ありげな深刻ぶった雰囲気が流れているが、実は案外浅いんじゃないかと思う。 ダニエル・デイ=ルイスが無理やり懺悔させられる際の葛藤は名演技中の名演技だし、ボーリング場の下りも素晴らしかったとは思う。しかしそれはデイ=ルイスの役に対する解釈の深さに多くを負うもので、全編を通してみれば非常にありきたりで捻りのない脚本だ。一流の役者、洗練された映像と音楽を揃えて、肝心の芯がやせ細っている。キューブリックはある映画監督を指して「スタイルは百点で内容は零点」と評したそうだが、その尺度でいえばこの作品は「スタイル九十点、内容六十点」といったところじゃないだろうか。 もっとも、そう思うのは筆者の観方が悪いのかもしれない、とも思った。主軸が判然としない一方で多面的な観方ができるのも確かで、考えようによってはそれがこの映画の強みなのかもしれない。少なくともルイスを観るだけの価値はあるし、ポール・ダノも結構良い(見えない悪魔をぶん投げるとことか)。 最後の台詞、「終わった(I'm finished)」は狙い過ぎとも感じたけれど、ちょっぴり切なかった。「金持ちになったら誰にも会わずにひっそり暮らす」のが夢だった男の、待ち望んだ心の平安は刑務所の独房でようやく訪れるのだろう。 それにきっと、あの息子もいずれは面会に来てくれるはず。というか、そう願いたい。血は繋がっていないとしても、親子は親子。きっと孫だって生まれる。〝There will be blood〟という題名にはそうしたいくばくかの希望を暗示する意味もあるのだと、(かなり強引に)解釈しておきたい。そう考えなければ救いがなさ過ぎるので。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-07 11:42:24) |