122.たまたま夜中にテレビでやっていた映画をだらだらと最後まで見てしまった感じ。途中まで面白くみていたものの最後まで見た後には「ふ~ん。」と言って、忘れたようにさっさと寝る。損もしてないが特もしない感じ。 【ノイノイ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-08-19 17:55:29) (良:1票) |
121.《ネタバレ》 静止する人々、髪留めをおもむろに抜く読書中の女性、建設現場で次々と飛び降りてくる作業員たち、木に突進する車、芝刈機を動かす男…などなど自殺者のシーンがとても痛々しくて目を背けたくなります。その自殺を引き起こす前兆が、吹いてくる風、車のルーフにある切れこみ、ブランコでしなる木などで演出されるのですが、シャマラン監督はこういうのがとっても巧いと思います。最後に逃げ込む家の異様さもたまりません。・・・ただストーリーテラーとしてのシャマランのアイディアは枯渇してしまったのかと心配になってしまいます。例えば彼らが守るものはなぜ親友の子供なのかなど十分に機能しているとは思えません。「サイン」と同じように正体不明?の恐怖に襲われる…あるいは「ヴィレッジ」と同じように愛する者のために安全な空間から危険な外へ出て行く…のですが、「サイン」のように神の啓示で、「ヴィレッジ」のように愛の力で乗り切るわけでもありません。まさかシャマラン監督が地球の環境問題を題材にしているとは思えませんので、人知の及ばぬ圧倒的な力を前にした時、ただただ愛する者のそばにいたいということなんだと思います。スピルバーグ監督の「宇宙戦争」では人類は協力してトライポッドを撃破しましたが、本作では集団はダメだと言います。最後には男と女と子どもだけ、純粋に立ち返った時に助かります。だからこそ最後の妊娠関連のシーンがいずれも印象的で良いのです。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-08-15 18:30:03) (良:1票) |
120.《ネタバレ》 ここでの評価がイマイチなので、観に行くべきかどうか迷ったけど、マーク・ウォールバーグ見たさに行ってきました。期待していなかったのが良かったのか、思ってたより面白かった。でも最後主人公3人が死んでた方が面白かったかも。ついさっきあのサイコばあさんが死んだばっかりなのに、「異変はおさまっていた」なんてオチ、説得力に欠けます。私自身、自分が親になるまであまり気にもとめていなかったけど、子供が出来たらこの地球の末期的な状況を危惧するようになりました。こんな世の中でも、人は必死に生きていて、これからの地球を生きる子供がいて、さらに生まれてくる命もある。物語終わりの妊娠発覚シーンはそんな意味合いが込められていたのでしょう。一人一人が人ごとではなく、今が良ければ何でもいいっていうんじゃなく、真剣に自分たちが生きた後の時代のことまで考えなくちゃダメですよね。 【あやりん】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-08-08 11:23:10) (良:1票) |
119.《ネタバレ》 タイトルのハプニングは地球にとって害虫である人間に対しての地球側のハプニングなのか?それとも普通に人間側のハプニングなんだろうか?考えちゃいました。見えない脅威に愛も絡めてたけどイマイチだったかな。最後にまた発生してましたがCO2排出量のトップ3の国(1位の国の映画ですけども)でやりゃ良いのにと思った。まぁそこまでやるとあざと過ぎるかもしれないけど。 ライオンの檻に入って両腕を喰われたり、大型の芝刈り機に巻き込まれる映像もありますが、工事現場で上から人が降ってきたり、みんなで首を吊ってたり、ガラスで手首をガリガリとやってる方が身近すぎて怖かった。 ショッキングな映像も多数あったため本国ではR指定。でも日本じゃPG-12なんですよね。事件が起こる度に加害者の趣味を過剰に取り上げ無理にこじ付けしてますが、商売云々抜きにして提供する側がきちんと規制しないといけないんじゃないんですかね。映画に限らず。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-08-04 22:36:10) (良:1票) |
118.《ネタバレ》 ハプニング=何か、なのだ。あの超常現象はこの映画では「何か」と言われるに過ぎない。人々が自らを殺め続ける、苦しく毒気の強い画はやはり隠れ蓑で、今回は人間という生きもの、その芯にあるものを捉えようと監督は頑張ったように思える。非常事態をまずテロと報道し、原発やCIAを疑い、邪魔者は撃ち殺す。身内を疑う猜疑心にまみれた人類と、未曾有の恐怖の只中でそれを何とかはね除けた主人公の話。人物アップの多用や、人間以外の動物がほぼ出てこないことも気になる。そういえば自らを殺す行為は、数ある生きもののなかで人間だけが行う行為だと聞いたことがある。と、こう書くと深そうな感じもするけれど、相変わらずヘタクソだし、まあそこはシャマランだし。それでも物語に人を引き込むエンターテイメント性は充分持ち合わせた映画だと思う。ジョン・レグイザモのキッパリとした美しさに恋をし、点数は大幅アップしそうだったけれど、やはり心に厳しいシーンの打撃が強く、ギリギリ合格点。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-07-31 21:32:33) (良:1票) |
117.嫌だけど、多少は考えました。「この映画は何を言いたかったのか」を。それで自分なりにこう納得しています。ああこの監督は、まずタイトルが浮かんだんだなと。得体の知れない何らかの力によって、人がどんどん自殺してゆく。常識ある一般人の主人公は、ともかくそれから逃げようと頑張る。「ハプニング」の原因や結末なんか全部後付けなんだ、逃げ惑う人々や恐怖感を描きたかっただけなんだと。こんな投げっぱなしのエンディングに、これ以上頭を使わなくていいんだって、そう思ったらすごく楽になりました。恐怖、それだけを抽出するなら、なかなか面白かったですよ。周りの人々がバタバタ死んでいったら怖いだろうなって、それは伝わったから。この監督のファンならどうぞ。もう私は一生観ませんけどね. 【デルフト】さん [映画館(字幕)] 3点(2008-07-27 03:50:49) (良:1票) |
116.《ネタバレ》 「サイン」で学びました、シャラマン監督に「原因」と「結果」を求めるとがっかりすることが。「宇宙戦争」を観る時に「宇宙人」は受け入れた上で見に行く映画なので、この映画も「植物が出す毒素」は受け入れちゃいましょう、そう思ったら面白い、話にぐいぐい引き込まれていつの間にか終わっちゃいました。確かに主人公達が都合よく助かるのは減点ですが「見えない何か」という恐怖から逃げる映画を撮るのが上手な監督であると思う。スカッとする映画は他の監督で期待しますからシャラマン監督はこのままでいて欲しいな。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-26 23:29:32) (良:1票) |
115.《ネタバレ》 「シックスセンス」を撮った監督だからって、同じような展開や結末を求めてしまうのは、観る側のエゴだとは思うが、当の監督本人が同じテイストで作ろうとしているんだから、それはもう自業自得かと。 ミツバチの失踪と植物による人間淘汰は全くの別物で、そこに新味は感じられなかった。観ている者を驚かせようとする仕掛けが大掛かりになり過ぎて、収拾がつかなくなった感じかな。そもそも植物に攻撃されのかされないのかの線引きが曖昧過ぎて、緊迫感が逆になくなってしまった のはかなり残念なポイントで、広げた風呂敷の責任はちゃんと取ってもらいたかった。 なんでもありじゃあやっぱり駄目なんだよ。それなりに納得感がないと。 そんな映画の中でも光り輝くズーイー・デシャネルに加点。 |
【TERU】さん [インターネット(字幕)] 0点(2024-06-16 19:59:11) |
113.《ネタバレ》 ~The Happening~出来事。事件。 オープニング、ベンチの女性のセリフからヤバいことが起きてる感、躊躇なく自分の喉に突き立てるかんざし。無言でビルから降ってくる人々…突然起こるギョッとする事件。すぐにニュースになり、まずはテロと判断されるところとか、訳も解らず映画の世界に放り投げられる感が素晴らしい。その後も次々と自殺する人々。立ち止まりと逆歩き。変な言葉の繰り返しの共通項。他人に暴力を振るわず、無言で自死を選ぶ気味悪さ。ミステリーとしても面白いと思う。どんな理由と驚きの結末が待っているのか、期待してたんだけど… エリオット達を乗せてくれた人が「原因は植物だ」ってズバリ。麻薬もトリカブトも植物だし、花粉症の私は植物の怖さは充分に知っているから、植物が犯人説でも良い。でもいろんな説の一つではなく、最初からほぼ、植物と断定しての一本道過ぎるストーリー。対してシャマラン監督の定番『コレコレだと思っていたら、アラ以外、実はソレソレだった』に期待してしまうのもあって、物足りなく感じてしまう。 植物説を採ったのに、車を捨てて徒歩で草原に入っていく謎行動。観てる私は世界の動きが気になるのに、どんどん社会から離れていくエリオットたち。情報収集しない、人の話を聞かない独居老婆のジョーンズ夫人。離れの小屋の会話が筒抜けの部屋とか、これはこれで面白いかもだけど、この映画の後半としてはどうだろう? 命からがら逃げてきたのに、早朝エリオットに何も伝えず、アルマとジェスは呑気に離れの小屋でカエルと遊んでるとか、謎な行動取るし。ゾンビ映画みたいな集団自殺事件と、ミザリーみたいな怖い老婆の話。構想途中の2つの話を、無理やりくっつけて一本の映画にしたような印象を受けた。 最後にエリオット達が生きることを諦めた時、彼らはたまたま助かる事になった。もしかしたら“自ら死を選んだんだから、殺す必要がなくなった”のかもしれない。って思ったけど、3ヶ月後のテレビによると、事件は同時に終焉したらしいから、やっぱエリオット達はたまたま助かったってことか。 その3ヶ月後の、何事もなかったかのような町並み。テレビでもまだ学者の仮説に半信半疑な状況。あのペースだと相当の人数が犠牲になったと思うのに、死者数とか被害状況とか、私ら映画鑑賞者にも教えてくれ。途中まではすごく良かったのにな。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 4点(2021-10-15 01:44:23) |
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112.《ネタバレ》 導入部分の衝撃だけで最期まで引っ張り、原因は不明のまま観客に解釈は投げられます。そういう作品もありかとは思いますが、個人的にはガックリします。考察に長けてる人には観終わった後にあれこれ考えるのが楽しいかもしれません。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-11 00:09:59) |
111.《ネタバレ》 突然アメリカのある都市で起こる正体不明の集団自殺。別の作品に収録されていた予告にひかれて、見ちゃいました。 劇中で『植物は化学物質を作り出し、それを放出する』という論が出されます。そこから発展させたエリオットの『人数が多いと攻撃される』という論。ここで『犯人は植物説』が主流となり、回避方法として『少人数での行動』が提案されます。ところが、別行動をとっていた女の子の父親は6人くらいの少人数グループであったにも関わらず、自殺しちゃってます。つまり、エリオットの仮説は早い段階で疑わしいものだとわかります。また、終盤1人で自殺したおばあさん。それを目撃したエリオット。自説の間違いを感じ取ります。 最後まで原因はわからずじまい。物語は突然終わりを迎えます。 巷では『やはり植物犯人説』『負の感情説』『間引き説』などいろんな仮説が飛び交ったようです。 個人的には、この作品を見ると『鼠の集団自殺』を思いだします。現在は否定されていますが、鼠は数が増えすぎると、集団自殺をすることがあると考えられていました。これは食料がなくなり種が絶滅することを防ぐためだそうです。自然界ではえてして、『種の保存』のため『個』が犠牲になることが往々にしてあるみたいです。 私が中学生のころ、『地球の人口は52億』で覚えさせられたものですが、いまや70億を超えています。凄いペースです。 劇中、『微積分、微積分・・・』を繰り返しながら電話先で自殺しちゃう女の子。車中で数学教師が出した『1日目10セント、2日目20セント、3日目40セント、・・・さて、1ヶ月後はいくらくらいになるでしょう。答えは1億ドルを超えます。』という問題。これを人口にあてはめるとどうでしょう。 例えば『種の保存』のためのボーダーライン、人類は70億が限界とします。それを突破したとき、自動的に人類は5000万人の集団自殺により、『種の保存』を行います。このとき『個』は失われます。それは生命には自分の命を守る本能があるため、その本能を一時的にシャットダウンする必要があるためです。 まずは大都市からスタートし、大幅な人員削減を行います。その後、人口の少ない田舎で少しずつ数を減らします。目標数を超えたところで、この減少は終わります。もしかすると最後のおばあさんで、69億5000万人になったのかもしれませんね。 そう考えると劇中『大都市から田舎へと範囲を広げている・・・』のヒントには一応合致します。 また、エピローグの3ヶ月後。この間にも地球の人口は増え続け、再び70億人を突破します。アルマの妊娠。これは人口があれからも増え続けてきたことを示唆しているのでは。そして今度はフランスで目標5000万人の集団自殺がスタートします。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-05 05:33:57) |
110.《ネタバレ》 シャマラン版『自殺サークル』といった趣。元ネタと比べれば演出は格調高く、天罰なら何でもありでそれまでだけど、ヘンテコなオチで締めるよりはマシに見えてしまう。この手の"スピリチュアル系自戒映画"は胡散臭い脅しみたいなものでどうも受け付けない。 |
109.《ネタバレ》 設定がおもしろくて、映像的にもおもしろいので、飽きずに最後まで鑑賞できたって点は良かったかな。ただ中身は薄いけど。 これよく見たら91分と短い映画なんだね。むしろ短くて良かった。 最後まで見ても結局なぜ自殺するのかいまいちわからず、植物云々の設定はまあ良いとしても、人によって自殺したりしなかったりして、釈然としなかった。 まさに可もなく不可もない作品。 【ネギ寿司】さん [地上波(吹替)] 5点(2016-03-12 23:45:05) |
108.シャマラン監督全編に渡り意味不明な内容でした、落ちも期待はずれでした。 最後まで期待させて酷い演出ですね。 【SAT】さん [地上波(吹替)] 3点(2015-11-06 21:25:22) |
107.《ネタバレ》 不気味な雰囲気で話に引き込まれ飽きはしなかったが、どうしても話にオチを求めてしまうからか最後スッキリしない。 【miso】さん [地上波(吹替)] 6点(2015-10-18 05:02:46) |
106.「世界の危機に立ち向かう家族」という『サイン』と同じ体裁を取りながら、多くの批評家・観客からは否定された。しかし、「訳の分からないもの」に対する恐怖を描くという技巧において『サイン』をはるかに凌駕しており、工事現場での集団自殺、明るい太陽の日差しに照らされる首吊り死体など、印象的なシーンは枚挙に暇がない。自然災害パニックものとして見ても秀逸である。 【野良猫】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-09-09 19:45:08) |
105.《ネタバレ》 中学時代、英語の授業中に一人の女子生徒が教科書を朗読している途中で突然気絶した。前のめりに倒れ床に頭を強打した。倒れたまま動かない女子を見て周囲は悲鳴を上げたり、泣き出したりする者もいた。先生が出口付近の生徒に保健の先生を呼びにいかせ、倒れた女子生徒の意識を確認する。廊下は騒ぎを聞きつけた他のクラスの生徒でいっぱいだった。そこからさらに悲鳴の連鎖。情報も錯綜し教室は一瞬でパニック状態になった。結局その女子が倒れた原因は貧血で無事だったわけだけど、その場にいた私は倒れた彼女を見て死んだと思った。この映画を見てその時の事を思い出した。その場にいるような感覚、ミニマムな視点に緊張感があった。 【コロチン】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-25 17:39:55) |
104.《ネタバレ》 どうなるんだろうという惹きつけは良かったのに、いつの間にか見えない脅威がなくなり、何事もなかったかのように平穏な街に戻り幸せに暮らす主人公夫妻。ストーリーは工夫されていておもしろかったのにオチが残念でした。 【くーちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-03-13 14:25:14) |
103.《ネタバレ》 人々が自殺する様子を淡々ととらえ続ける画面の肌寒さは『自殺サークル』というより『回路』。そして日本の自殺ものが「“もともとあったココロの中の闇”がオモテに出てくるコトによって死んでいく」のに対して、この映画は「もともと死ぬ気はなかったのに、ナニかの“攻撃”によって“自殺させられてしまう”」というテイスト。このあたり、日本のテイストがしっくりくる俺のほうが病んでるンでしょうか(苦笑)。 確かに観客が知りたかったことは何もわからないまま終わってしまうワケですが、映画を見ている間感じ続けるコトになる不安感を楽しむ映画なのだと割り切れば無問題。だけど…もったいなかったのはラスト。あんな「あるある」なラストは蛇足。“妊娠→クネクネ踊り”で終わったほうが絶対シャマランっぽかったのになぁ…。 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-03-07 05:46:34) |