125.《ネタバレ》 突然のバスジャックで早くもクライマックス状態… しかし原爆作りはさらなる緊張感と狂気によって異様な凄みを感じた。全体通して突っ込み所は多いし、原爆を完成させてからは尻すぼみ。西部警察もどきになったり、終盤はグダグダだったり、いろいろ残念なところはあるけど、この映画が持つパワーにねじ伏せられてしまった。山下警部のしぶとさはもはや人間じゃない! 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-01 18:31:31) |
124.今でもカルト的な人気があるということだが、どこがカルトなのか全然わからない、 突っ込み所満載の娯楽作品。当時人気絶頂だった沢田研二と菅原文太の共演ということで、 ちょっと話題にはなったのだが、宣伝に力を入れていなかったのか、興行的には今一つだった。 主人公のキャラやストーリー設定はちょっと「タクシー・ドライバー」に似ているんだけど、 不真面目な作りがとても笑える。沢田研二はハマリ役とは思えないが、それなりに見れるし、 菅原文太のハチャメチャさは抱腹絶倒もの、昭和の人間には思わずニヤリとするシーンも。 肩の力を抜いて、細かいことは何も考えずに鑑賞する映画。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-03-30 05:56:06) |
123.《ネタバレ》 先生の日本を脅迫する動機がさっぱり伝わらない。自分は当時、純朴な高校生だったのでよく判らんのだが、当時のもうちょっとお兄さんたちには判る感性なんだろうか? アクションシーンはよく頑張ってる感はあるが、そこ主題の映画とは違うよな。 学生程度の物理の知識とウランがあれば、原爆なんて作れるんだ、という元アイデア一発で、映画製作者も先生も突っ走っちゃった映画。と判断させて頂きます。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 3点(2012-01-20 13:03:56) |
122.随分と高評価なので期待しすぎたのがいけなかったのでしょうか。いやあ…意味が分からないし全然面白くなかった。とにかく冗長でイミフだし、古すぎて昭和臭が半端ないしBGMのダサさにはげんなりしちゃうしでもう何が楽しいのか…。これだけ古い邦画にしてはアクション頑張ってるとは思いますが今はあれより面白いアクション映画なんていくらでもあるからなあ。人間の厭世感とかそんなんがテーマだったのでしょうか、それともとくに意味とかテーマとかなくて単なる娯楽作品だったのでしょうか。どちらにせよ面白くないです。多分俺の世代が観るような映画じゃないんですね。残念 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 2点(2011-08-31 07:12:40) |
121.いろんな意味ですごい映画を見てしまった。水谷豊とのくだりはどう解釈すればいいの?ともかく、未見で迷っている方は絶対見るべき! 【T橋.COM】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-08-06 19:48:19) |
120.《ネタバレ》 世評が高い本作ですが、自分にはどうも肌が合わない、どちらかというかトンデモ系に分類してしまいます。“反権力”はいいんですけど、この映画の様な表現は70年代でもさすがにセンスが悪いと言えるのでは。脚本自体が団塊世代的な感性に満ち満ちていて、いかにもゴールデン街の飲み屋あたりで語られそうな発想が頭でっかちです。池上季実子のラジオDJとプロデューサー風間杜夫のあのバカバカしく紋切り型のセリフと、“マスコミ=反権力”という幻想がこびりついた行動にはほんと辟易しました。素人の教師が原爆を自作しちゃうという素晴らしいプロットなのに、この監督にはユーモアとかギャグを理解していないインテリ特有の欠点があって、せっかく沢田研二がそれまでの邦画にはないユニークなキャラを創造しているのに生かし切れていない。菅原文太の不死身ぶり(とは言え最後には死んじゃいますけど)はもうコメディの域に達しているのですが、なんでこれをギャグとして撮らないのか、その監督のセンスの悪さにはつきあいきれませんでした。良かったとしみじみ思ったのは、我が青春時代の新宿や渋谷の街がフィルムに残されていることです。 【S&S】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-07-05 22:35:55) |
119.いろいろ思うところはあったが、日本だからこそ許される(?)映画でした。 とりあえず見終わって一言。「こんなん作って大丈夫なん?」 【SAKURA】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-31 20:07:32) |
118.《ネタバレ》 中学校教師が原爆を作るというアイデアは面白いけど、ツッコミどころ満載かつダラダラとした展開で後半からだんだん萎えてしまった。菅原文太不死身すぎ!沢田研二悪運強すぎ! でも、終わり方は結構好き。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-10 15:41:23) |
117.《ネタバレ》 プルトニウムを梅干しの酸で溶かす時限装置なのかと最初は心配した。それだと多分失敗(いやこの場合すっぱい)するはずだと思った。ニャロメのブッ飛んだ目を見た時、マタタビって凄いと思った。監督自身が被爆者であり最後は気球爆弾か風船おじさんみたいにアメリカに飛び立ってもらいたかった気がする。ボブ・マーリーのゲラップスタンダップが良かった。こういう映画はもう出て来ないのか? そういえばボブ・マーリーがボブ・マーレィだった頃だ。ヘプバーンがヘップバーンだった頃で、正蔵がこぶ平だった頃だ。 【デヘデヘ】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-06-14 17:35:02) |
116.初見は公開後のテレビ放送でした。大学に入ったばかりの頃で当時は衝撃的でした。うだつの上がらない教師が原爆を作るという設定に驚いたものね。原発(だったかな…)に忍び込むジュリーがルパンみたいでカッコ良かった。これは高度成長が終焉した後の時代の閉塞感みたいなものを映し出している映画でしょう。比較的最近(と言っても10年ほど前か…)に再見した際には、すでに衝撃でも何でも無く、突っ込みどころが先行するクライム・サスペンスでした。今の時代に初めて観ていたならこんな点は付けないでしょう。思いっきり観るべき時代を選ぶ映画で、鮮度で勝負していたとも言える。比較的新鮮なうちに食して良かったです。長谷川和彦には、この後にも映画を創って欲しかったなぁ…。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-12-07 01:39:00) |
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115.《ネタバレ》 子供のころ太陽にほえろを好んで見ていた世代としては、この映画の雰囲気、音楽とも懐かしい!の一言でした。扱ってる内容が内容だもんなぁと見始めるも、初っ端のジュリーのひしゃげた顔で、この作品のスタンスが分かった気がしました。デパート封鎖解除までは何度見ても面白いです。ブンタさんの落下も有り得ん!とツッコミながら大笑いできます。でも途中から明らかに「ストーリーを考えながら撮ってるな」という感じでした。最後は勢いで終わらせましたね。原作者がきちんと最後までストーリーを考えてくれれば、ラストがここまでドタバタしなかったんじゃ…とは思いますが。惜しい。 【失言さん】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-30 22:03:36) |
114.《ネタバレ》 ○話は少し広げすぎた感はあるが、この手の邦画にしては面白い。○終盤、城戸に銃を向けられた山下が「お前なんかに人を殺す資格はない。お前が一番殺したがっているのはお前だ。死ね!」と言った後、山下は城戸に何発も撃たれる。しかし、死なない。城戸に殺せるのは山下ではなく、城戸自身しかいないからだ。そして、山下は城戸とともにビルから落ちて、言わば城戸に殺されることなく死んだ。セリフにシーンを合わせたため、菅原文太の超人振りが発揮されるシーンとも捉えられるが、一貫性があって好きなシーンだ。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-10 21:48:41) |
113.長谷川和彦監督の第2作。長谷川監督の前作である「青春の殺人者」は前半のインパクトに対して後半がダラダラだったし、本作も賛否両論があるみたいな感じだったので期待せずに見た。主人公の教師がなぜ原爆を作ったのかとか、そういう背景は一切描かれていないし、ストーリーもめちゃくちゃで荒唐無稽としか言い様のないもので、退屈なシーンも少なくないが、単純に娯楽映画として見る分には思ったより面白かった。主演の沢田研二と言えば深作欣二監督の「魔界転生」で演じていた天草四郎役が強烈に印象に残っているが、本作でも「原爆を作ってしまう理科教師」というインパクトのある役を演じていて印象に残る。長谷川監督は胎内被爆者であり、この主人公が自ら作った原爆によって被爆し、原爆症に苦しむシーンもちゃんと入っているあたりに長谷川監督の反核メッセージのようなものも感じられた。対する刑事を演じる菅原文太はまだヤクザ映画の雰囲気が抜けていない感じ。「王選手のホームラン」などは少し時代を感じてしまうものの、製作当時である70年代の雰囲気がなかなか良かった。それから忘れてはいけない、バスジャックする老人を演じる伊藤雄之助。出番は少なく、またこの頃はもうかなり晩年だったと思うけど、やはり本作でも出てくるだけで強烈な個性と存在感を発揮していて印象に残る演技を見せている。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-05 03:21:29) |
112.昔の日本にこんなエンタメが作れていたとは・・おもしろかった。今の世でも充分通用する映画だと思います。本当におもしろかったです。それしかいえません。 【Shiori】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-02-14 01:08:58) |
111.城戸がなぜあんな破滅的な行動をとり続けたのか動機が最後までよくわからなかった。昔の日本映画でありがちなムリがある話の展開が見られたのは残念だけど、印象的なシーンも多くなかなかおもしろかった。それにしても沢田研二はわけわからん役がよく似合う。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-12 20:56:59) |
110.もうなんかはちゃめちゃでおもしろかったです。でも原爆の恐怖というより、なんでもない人が方法さえ知っていれば原爆を作れてしまう。とか、無気力な現代人の恐怖、とでも言うのでしょうか、そういう形のない危機感があるように感じました。 【kagrik】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-12-17 15:08:14) |
109.《ネタバレ》 平凡な教師と裏のオタク犯罪者の2つの顔を自然に描写していく前半は良かったのです。主人公の破滅性や虚無感も画面に反映されていますし、ジュリーというキャスティングも大正解。しかし、菅原文太はどうもこういう知能戦には合わないし、池上季実子のDJはストーリー展開上何の役にも立っていない(当時の彼女の演技の下手さにもびっくり。人は変わるものですね)。結果、後半は焦点らしい焦点もないままに妙にだらだらしてしまいました。ジュリーの存在感で保っているような作品。タイトルは詩的でいいですね。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-10-24 03:56:23) |
108.《ネタバレ》 だらだら長すぎる構成で、途中飽きました。1時間40分ぐらいに纏めたほうが良かった気がします。アイディアや主人公の掴みどころの無い人物設定は良かったのですが全体的な作品として見るといまひとつでした。 |
107.何年も前、DVDを購入してまでかじりついた映画です。 なんて言うんでしょうか、ものすごい不況の時代にいろいろ考えたくなかったんでしょうか? はまった自分がわからない。 つっこみを入れまくる場所がいっぱいあるんですが、今みるとそこにつっこんでも大しておもしろくないんですよね。 計算してめちゃくちゃにしたという形跡が無くって、そのめちゃくちゃさが良かったのかなぁと。 なんか周波数が合っちゃうとはまる人が多そうな作品です。 でもいつまでも合っているとは思えない、そういう映画ではないでしょうか。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-08-17 01:34:49) |
106.ビデオからDVDに焼きながらついつい全部観てしまいました。 20年振りに見たら、確かに荒唐無稽な部分も有るけど、満足しました。 胎内被爆者である長谷川監督は、どんな気持ちでこの映画を撮ったんでしょうね。 【木登り猫】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2008-07-23 14:00:22) |