311.《ネタバレ》 (理由は実は好く分からなかったのですが)当初からかなりメルヘンな雰囲気が感じられるのですケド、そのワリにはソコまで分かり易く明らかにポジティブ&ハートフルなドラマでもねーかな…と思ったのです(⇒ラスト付近は色々とご都合主義にも近い感じでカタが付きまくってゆきますが)。また、好くある「ふと現れたスーパーな主人公が一切合財解決して回る」というお話に思いっ切り見えるヤツでもあるのですケド、中盤深くまではその辺の感じも率直にだいぶ曖昧だとも思うのですし(特にキャリー=アン・モスとジュディ・デンチの関係性があまり改善した様に見えてゆかないのが私としては大きかったのかな、と思います)、ソレでいてレナ・オリンの元旦那はラス前には一発トンデモなく深刻なコトをやらかしてくれるのですし。個人的にも、ごくまろやかに観てるしかない感じで進行してきて…のあの辺からの暫くのシリアスさは、全体としても少~しバランスが悪かったかな…と思いましたかね。 ただ好意的に捉えれば、見た目は分かり易い様で実際は全然そーでもない、タイトルどおり甘い様で実はほろ苦くもある、とかっていう(種々の側面で)ごく複雑で奥行きのあるドラマだ…と思うコトも出来るかと感じるのです。ソレこそ苦くも甘いチョコレートの様な、と。ロケーションがとても素敵で、美術系の小物も総じて綺麗で、何よりジュリエット・ビノシュは超・魅力的で(外見も内面も)かつ少なくともレナ・オリンに対象を絞るならばごく分かり易くポジティブ+爽やかなお話だったのも含め、いつ観ても全然フツーに楽しめる映画だったかな…とは思いましたですね。観て損とゆーのは全く無かったと思います。 【Yuki2Invy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-01-25 19:14:51) |
310.《ネタバレ》 娘の懐古調の語り口で始まる導入部から一気に独特な世界に入っていく。 観終わって幸せな気分に浸れるファンタジーな映画。 ジュリエット・ビノシュが保守的で禁欲的な村に突如現れ、チョコレートの甘い魅力で村人達の規律に縛られた心を徐々に開放していく。 そのチョコレートの美味しそうなこと! ビノシュは包容力溢れるパワフルな女性を好演、ジュディ・リンチの貫禄ある演技も良かった。 ジョニー・デップで登場するあたりからロマンスも加わり一気に話が盛り上がる。 あ、そうそう皆さん同様、私も途中でチョコレート食べてました。 【とれびやん】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2023-01-14 13:36:57) |
309.《ネタバレ》 今さらながら初見。予想外にいい映画でした。前近代的なヨーロッパの片田舎の物語というと、たいていどんよりと曇って閉鎖的で宗教関係がいろいろ厳しくて、要するに暗めなイメージがあるのであまり好きではないのですが、この作品はそれらをすべて逆手に取ったような、カラッと明るい感じがいい。それにストーリーにも無理がなく、住民の心境が変わっていくあたり、最後の若い牧師さんの説教あたりは感動的ですらあります。 いかにも芯の強そうなジュリエット・ピノシュはもちろん、ごくふつうに好青年なジョニー・デップも、そして〝M〟さんも存在感がありますね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-05-19 04:38:28) |
308.チョコレートが一種の媚薬のように人々に効く。 そして、主人公たちの縛られた宿命からの開放ももたらす。小品ではあるが、心に残る部分はある。 【simple】さん [地上波(吹替)] 7点(2016-05-03 21:47:38) |
307.《ネタバレ》 ○チョイ役でいいとこ取りのジョニー・デップが一番印象的だった。役者は豪華だが、内容としてはそこまでハマらず。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-17 16:50:25) |
306.チョコとファンタジーとDVと恋愛と差別と。とにかくてんこ盛りな内容だけど、まずまずのまとまりを見せている。チョイ役のジョニー・デップもいい。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-15 22:32:35) |
305.《ネタバレ》 閉鎖的な集落に宿命を背負った異端の親子が訪れて、摩擦を繰り返しながら融合していくドラマです。対立する双方共、自らが本心にそぐわない行動を取らざるを得ない鬱屈を抱えているわけですが、そのストレスが都合良過ぎるくらいうまく解放されていく様子が心地良かったです。観終わってすぐにチョコレートを食べてました。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-14 09:50:52) |
304.《ネタバレ》 ジョセフィーヌが逃げ込んだあたりで「原作者は女性じゃないの?」と思ったのですが、案の定でした。いかにも女性原作という感じの甘いご都合主義。冒頭「むかしむかし」で始まり、北風と共にやって来るなど(メリー・ポピンズかいな)、メルヘン調の要素があるのですが、どうもそれをある種の「逃げ」に使っている感じ。メルヘン調だからご都合主義が許されるというわけでもないでしょう。旧弊で閉鎖的な村を変えていくというのは必ずしも悪くないですし(ただし、全面的に肯定するわけでもありません)、特に最後の神父様のお説教は普遍性があり、大変よいと感じました。しかし、その芯を包むパーツが好ましくない。嫌な亭主は出て行き、ラスボスである伯爵は改心し、すばらしい恋人にも巡り会い、何よりも放浪の宿命から解放される。特にこの最後のところが、最高に(最低に?)がっかりです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-09 22:03:21) |
303.《ネタバレ》 ファンタジーのような要素もあって、温かみのある映画。 ヴィアンヌの存在が周りに変化をもたらしていく。 チョコレートのように甘くマイルドな話かと思えば、排他的な守旧派との戦いは船に火を放たれたりして西部劇のような激しさも。 ついに古い因習から解放されるところにカタルシスがある。 それにしても、チョコレートを料理にかけるのはとても美味しそうには見えないんだけど。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2014-04-07 21:41:30) |
302.心温まる名作、「北風と太陽」ならぬ「北風とチョコレート」だった。シザーハンズのような雰囲気も良いし、音楽も好き。いかにも古いメルヘンチックな幻想を抱かせる。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-18 21:31:29) |
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301.《ネタバレ》 チョコが好きじゃないのになぜ観てしまったのか。チョコがおいしそうに見えないのです。それはさておき、様々な人々が心を通わせるハートフルな映画です。と同時に宗教は人々の救いにもなるけれど、人が人を排斥する原因にもなるという両面を改めて認識した次第です。 【いっちぃ】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-01-05 13:35:04) |
300.《ネタバレ》 母娘でフラッと町にやって来てあれだけの店をすぐオープンできるのがすごい(笑)食材や資材、器具や皿はどこから仕入れるのだろうとどうでもいいことを考えてしまいました。でもDVの被害者のジョゼフィーヌがヴィアンヌの笑顔とチョコレートで心を開いていくところは何かほろっとしましたね。もしあんなチョコレートのお店があったらスイーツ苦手のアタシでも行きたいと思います。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 6点(2013-01-02 00:14:52) |
299.なんかの宗教色をはらんでいるのか、まったくのおとぎ話として観るべきなのか、メッセージがピンと来なかったのだけどひとつだけハマったなー、と思ったのはビノシュのどかーんと重たいおばさん体型。このお節介キャラはやっぱりオバサンじゃないとできません。あとジュディ・ディンチが肝。この根性すわったばあちゃんがいるのといないのとでは、作品の格すら違ってくるかも。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-16 18:24:24) |
298.《ネタバレ》 ほのぼのとした大甘な内容を予想していましたが、意外にもビタースイートな話でしたね。でもなんとなく気持ちが入っていきませんでした。最後、店の名前に婆さんの名前をつけたところは感動しましたが・・・。ジョニー・デップもこの役、イマイチ消化不良だったのでは?違った気分の時に観れば、印象変わるかな? 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-05 00:23:28) |
297.《ネタバレ》 チョコレートという身近なものを持ってきたことでメッセージを分かりやすく伝わりやすくしたのはうまいと思うし、音楽や雰囲気も好みで大まかなメッセージも嫌いじゃないものだったが、村長を象徴的なものにし過ぎて少し残念に思った。まあでも遺灰やカンガルーの描き方はなかなかスマートで、それらの解放を良い気分で見られたので良い仕上がりだと思う。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-10 13:53:32) |
296.《ネタバレ》 毎回テレビでタマタマ放送してるのを見つけて、 飽きたらテレビを消すつもりがグイグイ話に引き込まれます! 「OLさん向けっぽいのになぁ、オッサンなボクが何故だろう?」と不思議な気分になります! きっと台本の土台(普遍性や文化が違っても起こりうる問題を礎にしてる)だったり、 配役の強弱だったり(※主人公がそんな美人じゃないとこポイント高い。なのにジョニー・デップに求愛される!!!!!!!!!!し、し、醜男にマトリクス、メメントの鬼美人が.......。んー。ちょっと変じゃねー????)のパティシエ的バランス配分............ではなく!!! チョコレートが美味そうだからです!!! ちょ!フルコースはやり過ぎです!!!!!!!!!!! そら体調に突発的異常起こすって............黙祷。 セルジュも救って頂ければありがたかったナァ!!! 火付けたくなる嫉妬心に涙。また涙。迷える羊さん......。 実はよーーーーーく見ると男前なのも涙......。奥さんとの対比が計算済み。命っ! 実はOL向けではなく、オッサン向けなのかも?! 男女の性別全部逆バージョン(その際はセルジュ演じた殿方がチョコ作る人で。)を 嘆願致します。ご確認宜しくお願い致します!!!!!!!!!!!!!! ジョニー・デップ御大の使い方。大募集。お便りはこちらまで。 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-13 16:16:46) |
295.《ネタバレ》 宗教色の強い観方も出来そうですが、あまり深く考えない方が観賞後の後味はいいと思います。 「サイダーハウスルール」は黒人と白人の隔たりを強く描写した一方で、本作は保守的な町にやってきた幸せ配達人という、これまたオーソドックスな作品です。 「サイダーハウス」は予告編を観た時から、すごく満足しましたが、本作はジャケットと邦題タイトルの時点で観賞意欲が湧きにくいですね。ジョニーデップ、そんなに出ていないし。 チョコレートが禁断の果実なんでしょうか?(笑) 主人公に近づいてくる人達は皆、心に傷を負った人達。完璧な人格者とされる伯爵でさえ、その完璧を目指す人格のプレッシャーゆえに女房に逃げられているという設定。チョコ作りをしているヒロインと男と駆け落ちしてしまった女房の服に鋏を入れ切り刻もうととするカットは、何が罪で、何が許されるのかという、この監督作品ならではの上手い演出ではないでしょうか? ラスト、ヒロインの家に戻ってきたジョニー・デップが「まだドアがきしむか気になって…」というセリフは格好いいですね。 最近ハズレばかりが続く映画観賞で久々に素晴らしい作品に巡り合えました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-30 01:22:46) |
294.《ネタバレ》 なかなかジョニーが出てこないので、ひょっとしてこの村長が変装したジョニーなのでは?と疑惑の視線を向けてみる、という無駄なことをしてしまった。それにしてもチョコレートって食べることの官能を象徴する食べ物だとつくづく・・・「赤い薔薇ソースの伝説」を思い出したが、こっちの方がよほど平和でお子様もOKな感じ。死ぬまでツッパリ上等の不良婆さんアルマンドの生き様が格好いい。ちなみに唐辛子入りのチョコといえば「一味唐辛子キットカット」というのを食べたことがあるが、確かに意外なほど違和感のない味で美味しかった。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-31 00:21:53) |
293.《ネタバレ》 小さな村だと、異文化を排除しようとする力は、必然的に生まれてくる。レノ伯爵がバリアとしての象徴となってはいるが、きっとこれは自然現象として発生する仕組みなんだろうと思う。小さな村でなくても、日常的に私達が暮らしてる世界でも、良くあること。学校だったり、職場だったり、家族だったり。村も不完全だったけど、ヴィアンヌも、人間として不完全な部分もある。勿論、見ている私達も同様だ。それを全て踏まえても、ヴィアンヌの人間性から学ぶべきことは、沢山ある。俳優、演出、音楽、脚本、全てが混ざり合い、完璧な状態で仕上がっている。まるでヴィアンヌの作るチョコのようだ。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-06 19:46:24) |
【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2008-03-16 01:39:31) |