48.《ネタバレ》 「もう一つの顔」 人生とは、いろいろな痛みや失意をすべて受け入れて毎日を力強く生きていく。 それが大人である、と風呂場のドウリョウさんは息子に伝えたんだと思います。 未来の妻がもう一つの顔を見せているのは息子の成長の証なんでしょう。 ただ、そこにいくまでの少年期の浮ついた感じや、楽しい感じの描写が自分には合いませんでした。 それに長い。 【pige】さん [DVD(邦画)] 4点(2020-01-12 21:38:14) |
47.今さらながら初見。まずやたらと気取った感じのナレーションが鼻につきます。時代の違いでしょうか。 自分の高校時代を無理やり重ねて懐かしめるという意味では、それなりにいい雰囲気だったと思います。しかし根本を否定するようで申し訳ないのですが、そもそも「さびしんぼう」の存在は必要だったのでしょうか。それに、富田靖子が2役をやる意味もよくわかりません。そこに時間を割くくらいなら、もっと「百合子さん」と尾美としのりの淡い交わりを見たかった気がします。そうするとファンタジーでもなんでもない、ふつうの青春物語になりますが。 ちなみにもし、自宅にいきなり白塗りの少女が現れたら、私なら「大島てる」に投稿して即刻引っ越します。妙に受け入れているこの映画の世界観自体、変じゃないですか? 【眉山】さん [インターネット(邦画)] 5点(2019-08-10 02:10:45) |
46.実は今はやりの聖地巡礼をやって、この寺も、この坂道も、それからついでに渡船も全部実際に訪ねてきたんで、 本当に久しぶりに見ると感慨が深い。あと主人公たちよりもむしろ藤田や小林の親世代の若さが新鮮。 尾道の町並みもいい。 ただ、やっぱり大林の映画って所詮は雰囲気名画、雰囲気だけでいい気分にさせてるだけでそれが本当の感動かと言われるとちょっと違う気が。 さすがに、マザコンを前面に出されると少し気持ちが悪いし それでもこの監督の最大の長所である美少女をより魅力的に撮る才能は、まだこの時点では健在で富田靖子が実に可愛い。 その才能が1990年代初頭の「ふたり」ぐらいを最後に枯渇したのは、本当に残念。あと十数年持たせてもらって、 少女時代の広末涼子主演の大林映画、あるいは宮崎あおい主演の大林映画なんてものを観たかった気がする。 ところで、富田靖子→ 広瀬すずって原点回帰してるというべきか、すがすがしいほど趣味が一貫してるというか、たんなるロリコンというべきか、ちょっと自分自身に苦笑w 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-09-16 19:49:39) |
45.んーんダメ。前半(1時間強)が退屈過ぎて、2回観ましたが2回共途中棄権でした。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 2点(2016-10-15 12:37:15) |
44.《ネタバレ》 切なくも愛しい、、、そんな素敵な物語ですね。前半のコメディパートのギリギリさが、後半の怒涛の展開を支えています。これは「計算」なのか「偶然」なのかは、難しいところとは思いますが、少なくとも大林監督の尾道に感じる想いの気持ちは十二分に伝わってきました。個人的に、、、さびしんぼうが待っている雨の夜、抱きしめた彼女(富田靖子の美しさは…神がってる)の眼から黒い涙が流れた瞬間、、、すべてが、いわば小賢しいモノが吹き飛んだ瞬間で、もぅ筆舌に尽くしがたい想いを共有した次第で、、、(涙)。深い深い愛の物語でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-11-15 23:01:31) |
【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-09-23 14:16:20) |
42.《ネタバレ》 高校生のほろ苦い恋と、突如現れた少女さびしんぼうとの不思議な日々を描く。ヒロキはさびしんぼうの正体を知らないが、さびしんぼうはヒロキとの関係を知っている。となると、別れの場面などに違和感がない訳でもないが、キスまで行くわけじゃないし、ギリギリセーフか。富田靖子の初々しさ(一方で、藤田弓子のモノマネしてる?と思わせる器用さも)、情緒溢れる尾道の風景など、とても印象的な映画ではあるんだけど、どうしても合わなかったのがしつこく繰り返される笑えないおふざけ。もう退屈を通り越して苦痛に近かった。ここだけで2点くらい減点。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-06 19:49:31) |
41.シナリオ、映像、配役と、バランスの取れた率直にいい映画。 忘れかけていた十代の思い出が甦ってくるようで、郷愁を誘う尾道の映像がストーリーとマッチしてます。 笑いもふんだんに織り込まれているので、途中で飽きるということもなかった。 富田靖子は一人三役でがんばっているけど、ちゃんと別の役者さんを使ったほうがいい。 監督さんのメッセージはこちらのほうがより明確に伝わるし、ヒロインに似ている人を捜すのも大変だとは思うけど、映画だとどうしても安っぽく感じてしまって……。 名作であることに異論はないです。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2012-12-22 17:16:41) |
40.前半は、「いったいこれのどこが面白いの?」とわけがわからず、さびしんぼうのメイクも気持ち悪いだけ。集中力が切れて、見るのをやめようかと思ったあたりから、急激に面白くなってきました。もう一度じっくり見たら、もう少し点数が上がるかも・・・。 【ramo】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-12-08 22:12:02) |
39.《ネタバレ》 尾道三部作の中でも秀逸、さすがに大林監督が長年暖めていた映画だ。前半は雨にも負けずぶーらぶらに代表されるコミック、ちょっと馬鹿馬鹿しいほどなのだが、これが後半の心に染みるラブストーリーを引き立たせている。少年は母によく似た少女に恋する者なのか。大掃除の写真が見事に伏線となっていて、青春映画としてもファンタジーとしてもすばらしい。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-06-14 23:31:39) |
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38.《ネタバレ》 大学生の時の友人が絶賛していた。最近、ようやく観た。(三田!) うーーーん!こういうのにはなかなかお目にかかれないね。よく、創れたね。すごいな!!!なんというか、この作品は非常にとても不思議で、序盤ですでに”さびしんぼう”が自分の母親の若いころであることが誰でも解るのだけれど、、、、、、最初、さびしんぼうは主人公でけにしか見えなかった。でもそのうち、みんながその存在を確認している。(幽霊でもなんでも、皆見ている) 、、、、そしてそして、、、(??なんだ?)ラストで主人公のハッピーエンド(そうなのか???)を正に、映している訳だが、、、、本当にそうなのだろうか??、、、、、、、ラストで、父の後を継いだ主人公のかたわらに座る”女性”はあこがれの君ではあったが、、、はたして、、、ホントウにそうなのだろうか?? 理想なのか、幽霊なのか、夢なのか、、、、、、??でも、その不思議さと絡みつくように、まったりと感情をうごかす、寂しさ、せつなさ、なつかしさ、、、、、異性への恋?愛?異性と一生、溶け合うこととは??わからない。わたしにはわからない。、、、、、そりゃせつないですよ、、、当然!!!わたしだって、当然せつない、、、。いずれにせよ、、誰でも、いつでも、どこでも、誰とでも、そして、独りでも、、、、、、生きてる事は、とてもせつないです。、、、、、いつか、そのうちに、自分の意識が永遠に消えて亡くなるまでは、、、、、、、、、。恋したから、愛したから、、、さびしいのではない、、、、。 【男ザンパノ】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-03-06 00:55:08) |
37.《ネタバレ》 ちょっと私には、いまいちでした。 良いセリフや、ほくそ笑むシーンもありましたが、何か無駄なシーンも多々ある気がします。 何か物足りない・・・ もう一捻りあれば化けて良い映画になる余地がありそうな・・・ 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-01-11 14:51:54) |
36.《ネタバレ》 男は女性に母の面影を求めると言ったものだが、まさにまんまそれ。初恋と親離れ、大人になる過程をそのまんま映像化した傑作。 【峠のわが家】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-01-05 03:02:14) |
35.旧尾道3部作の他2作に比べるとストーリーより雰囲気に魅せられる作品。性格の異なる2役をこなした富田靖子が魅力的。尾道ロケのみならず「別れの曲」が忘れがたい。 【きーとん】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-09-27 00:02:04) |
34.《ネタバレ》 この映画の秀逸な所は、普通の恋愛映画では隠してしまうような嫌悪的なもの、例えば肉親の恋愛などを挟んで、堂々とファンタジーとして表現していることだと思う。普通は恋愛に肉親が絡んできただけでも気恥ずかしい気持ちになる。もしそれを表現しても生々しくて野暮ったく、この映画のような純粋性や叙情性は保たれないように思う。母親の初恋や、母親とエロ本を見ながら会話するなんてのもそうだけど、父親との五右衛門風呂(?)のシーンは特に印象に残った。17歳という性に悩む多感な時期に、父親が母親に対してどれだけ愛情があるのかを、狭い風呂の中で聞かされる。肉親の性についての会話を、肌を触れ合わせるという身体的会話を交えて体験するのである。これは自分の親に置き換えると恥ずかしくて身悶えそうになるような描写だが、この映画では、負の感情ではなく、無意識に見ないようにしていたものが突然目の前に落ちてくる様な不思議な感情になった。それは、嫌悪や恥というよりも、すごくあったかい。主人公の彼もきっとそういう気持ちになったと思う。なぜなら自分がなぜ存在するのかを無意識に知らされているわけだから。母親の夢見がちな描写に対して、父親のこういう受け皿的描写があるのが物語をどっしりと支えている。この映画は初恋の心情の切なさなんてのもいいのだけど、家族の心のふれあいみたいなものも純粋に表現してるとこもいい。ところで、先生のスカートが事あるごとに翻るのは失笑を通り越して笑える。前半(3点)との落差があるから後半の巻き返しが凄いことには違いないのだが(笑) 【Nujabest】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-13 02:53:32) |
33.---愛することはさびしいから、だから私はさびしんぼう--- 失恋が生む寂しさ、それを美しく言葉に現した素敵な言葉だ。 誰もが一度は経験する青春時代の失恋。 失恋の後に残るものは虚しさだけか? いや、違う。 寂しいというオーラに包まれたセピア色の想い出だ。 それは大人になっても、心の奥底に大切にしまわれているのだ。 失恋というものを、ただただ哀しいこととし、心の傷の様に思ってしまっている人には是非観てもらいたい作品だ。 もしかしたら、この作品を観たことがきっかけで、辛いというだけの想い出でしかなかった失恋が、ぐっと味のあるいいものに変わるかもしれない。 ねずみ色だった失恋の記憶が、セピア色に輝く失恋の記憶に。 タン、タン、タヌキの金玉は~♪ か~ぜもないのにブ~ラブラ♪ 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-04-10 00:05:37) |
32. 僕は好きですこの映画。じーんとね、きますね。 【ファンオブ吹石】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-16 23:21:17) |
31.尾道の風景は映像としては絶品。コメディ部は嫌いじゃないんですが、中心となる話がイマイチおもしろくない。さびしんぼうメイクが気持ち悪いと思ったのは僕だけでしょうか。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-04-22 13:05:21) |
【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-03-15 19:33:58) |
29.《ネタバレ》 大林作品の中では「廃市」かこの作品か悩むところです。。。ストーリー云々よりも尾道の甘く懐かしい匂いのする風景と「別れの歌」の情感がマッチしているところに尽きると思う。好きなシーンはくじ引き会場で、ヒロキがゆり子さんを見かけてフェリー乗り場まで全速力で走るシーンと、自転車が壊れたゆり子さんを送っていく途中の、夕暮れの島の海沿いの坂を二人で登っていくシーン。どちらも「別れの歌」の情感が切ないまでに心地良く、日本映画の中でも忘れられない素晴らしいシーンの一つです。 【ぱたぱた】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-02-13 19:12:13) |