63.てっきりサイコ野郎VS生徒達という構図の話だと、思ったので前置き長いなぁ~~、とか思いながら見ていましたが、蓮見が自分に都合の悪い人間を裏で淡々と殺して行ったり、弱みを握って行ったりしていく様は、なかなかのホラーな出来で、 逆にクライマックスの大量殺戮の方が間延びしてしまった。 原作未読なので、この辺のバランスが映画と小説は違うのだろうけど、 もう少し生徒役にも抵抗するシーンがあった方が見応えはあったと思う。 といってもショットガンに対し丸腰では、どうにもしようがないが。 それだけにあのアーチェリー少年がやけに印象に個人的に残ってしまった。 それにしても「to be continue」は強引だろ。あれをどう続けるつもりなんだろうか? 【バニーボーイ】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-12 23:22:39) (良:1票) |
62.《ネタバレ》 これの文庫本のあとがきを三池監督が書いてるんだけど、そこでハスミンのさらなる活躍を見たいと続編を要望している。で、この映画の最後に「to be continued」って。これも貴志祐介へのメッセージなんだろうな。おもろいなあ。さて、映画。最初、ハスミンを伊藤英明ってどうよ、と思ってたんだけど納得。傍目には良い先生であることのエピソードをいちいち描かなくてもこれまで善良な役しか演ってないというこちらの固定概念も含めて「顔」ひとつで表現しちゃってる。エクセレント!原作から何人かの登場人物、いくつかのエピソードをバッサリ切り捨てているのも潔い。要は生徒を殺しまくるクライマックスさえ見せればよい、そこにいくまでの最低限の辻褄さえ合えばよい、そんな感じ。ニューヨーク時代を夢で回想するシーンが全く要らないのだけど、ここは既に売られている「悪の教典 序章」DVDへと誘うために必要なシーンなのでしょう。ある程度商売に徹した作品なのは三池のわりにはえぐくない殺しのシーンを見ても解かる。それでも残酷なシーンになればなるほど活き活きとしているのは三池ならでは。もう端折って端折って実に小気味良い。何故皆殺しなのか。原作では心の声が説明するのだが映画では生徒が尋ねても何も語らずただ淡々と殺しまくる。そしてそのときのハスミンはどこかセクシー。三池のハスミンへの偏愛を感じた。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-12 14:28:14) (良:1票) |
61.《ネタバレ》 いい人や熱血漢の役が多かった伊藤英明にサイコパス・連続殺人鬼を演じさせたかったという三池監督の気持ちはよく理解できました。確かにキャスティングの妙は感じました。ゲイの平岳大、うさんくさい吹越満、事なかれの篠井英介なども合っています。ただ、筋(ストーリー)が今ひとつ物足りないというか…。前半部分の「早めに気づいた人たち」を個々に殺害していく場面はまだ面白かったのですが、クライマックスの大量殺人に関しては猟銃オンリーの単調な展開で、オチもパンチに欠けます。近くは「アウトレイジビヨンド」、ちょっと前なら「あずみ」などもそうでしたが、長丁場の大量殺人シーンは飽きさせないのが難しいですね。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-11-11 15:07:14) (良:1票) |
60.《ネタバレ》 前半は、三池監督独特のホラー演出が冴えわたり、緊張感が持続する好編。主人公の周りで次々人が消えてゆく恐怖が堪能できる。改めて伝説の「オーディション」の監督だったということが思い起こされた。しかし後半、殺戮展開になってからは、ただでさえシンプルな原作をさらに簡略化したことで、完全に13日の金曜日と同等のホラーになってしまった。誰一人として殺人鬼に歯が立たないのでは、さすがに盛り上がらない。全く目に光を宿していない伊藤英明の怪演は語り継がれるだろうが、傑作になる可能性を自ら放棄してしまった感が残る。 【j-hitch】さん [試写会(邦画)] 6点(2012-11-02 11:46:36) (良:1票) |
59.《ネタバレ》 ツッコミどころは多々ありながらも、 序盤のスリリングな展開は期待を持たせてくれた。 が、終盤の殺戮の部分は、半分ネタに走っているだろう?という感じで、 一気にこの映画をチープなものにしてしまった感。 制作側の趣味なのか? キャストは豪華でした。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 3点(2024-09-21 09:30:13) |
58.《ネタバレ》 こーゆーサイコパス的な映画は結構好き。 特に前半から中盤にかけての不穏な空気がたまらんです。 何かが起こりそうな予感。あるいはもう起こってるんじゃね?っていう雰囲気。そのただならぬ雰囲気がクセになります。 カンニング。不良。万引き。セクハラ。モンスターペアレンツ。 問題ばかりの学校で、唯一まともな教師はすみ。 ところがこいつが一番とんでもないサイコパスだった。 ほとんど予備知識なしで見たから面白かったです。 毒を以って毒を制するような展開になりそうだったところも好き。 ただそこは期待していたほどには盛り上がらなかったです。 映画の尺の関係上仕方が無いことなのかもしれませんが、3人とも一方的にやられちゃうのがもったいなかったかな。 いや、それはそれで『はすみ』の圧倒的な恐ろしさを際立たせるのには一役買っているわけですが。 子悪党が雁首並べたところで、本物の悪には傷一つつけられない、っていうことですかね。 この映画のピークは『けいすけ』が拷問されるところまでかなぁ…。 ラストの大量殺戮は何の芸もなくて面白味に欠けます。ただのスプラッタ映画に成り下がってしまいました。 アーチェリーの少年。ゲイの少年。東大を目指しているヤなやつ。印象的な生徒がたくさん出たのに、ただ銃で撃ってまわるだけ。 AEDの伏線があったんだから、それで局部を感電死させるぐらいのゴア描写があっても良かったんじゃなかろうか。終盤のたたみかけはもう一工夫欲しかったところです。 『モンスターペアレンツ』『たで』『つりい』『けいすけ』までは8点から9点くらいつけちゃおうと思っていたのですが、最後の大暴れで減点です。 正直最後はバトルロワイアルと何が違うのかと思ったり、思わなかったり… 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-12-26 04:51:53) |
57.《ネタバレ》 細かい伏線をきちんと描いてきっちり回収する。殺戮シーンの緊迫感もなかなか、さすが三池監督。でも、原作の緻密さと完全犯罪へと向かう蓮見の執念はあまり描けてないように思う、伊藤英明の熱演にプラス1点。よくこの役を受けたと思う。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-07 12:10:55) |
56.《ネタバレ》 伊藤英明を稀代のサイコキラー・ハスミン役に持ってきたのは、とりあえず正解。彼もいつも演じている偽善が鼻につくヒーローよりも、こういう悪役を選択した方が役者生命を延ばせるというもんです。でもこのハスミンは通常の悪役キャラとは大違いで普段は快活で生徒に信頼されるナイスガイ、まあこのキャラについては普段の演技パターンでこなせるわけですが、鬼畜モードに入ったハスミンを演じるにはちょっと演技力が不足しているようです。それは別に凶暴にふるまう演技を要求しているわけではなく、さりげない所作などに普通じゃないところを盛り込んでほしかったんだけどなんか物足りなかったですね。区別せずに論ずる人が多いけど、いわゆるキチ〇イ(あっちの世界に行っちゃった人)とサイコパスは明確な違いがあるんです。ハスミンは原作者の意図からしてもサイコパス分類のはずで、そうなると彼に話しかける幻聴や幻覚は誤解を招く表現で不要だったとおもいます。 大量に射殺されてゆく高校生たちの阿鼻叫喚はすごい絵面ですが、彼女らに感情移入できなかったのが我ながら不思議でした。これはこの子たちの家庭環境などの個人的な背景がまったく描かれていなかったのが原因かと思いますが、原作から大幅にカットされたのはこの部分らしいです。大部の小説を映画化する場合にはどこを切るかは重要な作業で脚本家の腕の見せどころでもありますが、エピソード自体をばっさりカットして再構築するということも時には必要なはずです、でもこれは原作者との関係もあるので難しい問題かと思います。三池崇史のことですから30分以上にわたる大虐殺シーンには力を入れたかったと思いますし、そうなるとそこに至るまでにあと30分は尺が必要だったんじゃないでしょうか。 “To Be Continued ”がエンドマークでしたが、続編はどうなってるんでしょうか、まあ小説の方がまだ発表されていないので無理ですよね。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-06-30 23:16:04) |
55.人殺しがどうとか無関係に、エンターテインメントとして駄作。 ちっとも面白くない 時間を無駄にした。 【マントタヌキ】さん [インターネット(邦画)] 0点(2019-04-16 17:22:18) |
54.《ネタバレ》 サイコパスな教師が、逃げ惑う生徒らを淡々と殺戮するお話です。 推理や考察などをしながら楽しめるような映画ではありません。ジョッキングな映像を見せつけるだけの映画なので、 悪趣味な人しか楽しめないのかもしれません。ちなみに私はそれなりに楽しめました。 【せなか】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-09-24 21:20:37) |
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53.《ネタバレ》 一見模範的な教師が実はサイコキラーという設定で、それを演じるのが正義感の強い役柄を演じることの多い伊藤英明というギャップを狙ったようなキャスティングは確かに面白いし、この教師によるクラス全員皆殺しというセンセーショナルな内容もどことなく「バトル・ロワイアル」を思い出すが、この教師の背景の描き方が中途半端(ほかの登場人物も浅い。)なため、ドラマとしての見ごたえが薄く、ただ単にクライマックスの大量殺戮だけを見せたかっただけの映画という気がして、同じく非情な教師が主人公の「告白」を先週に見ているせいもあって、つい比べてしまうのだが、「告白」があくまで主人公教師の恨みを持つ生徒への復讐劇だったのに対し、こちらの教師の犯行至る理由は完全に自分の都合で、「告白」の主人公にも感情移入しずらかったのだが、本作ではこの教師に感情移入以前に完全に傍観者として見ているしかなく、この時点で差が激しい。(中島哲也監督ならもっとうまくドラマとして仕立てたのではないかと思えてしまう。)この教師の背景をもっと知りたいなら前日壇を描いたテレビ作品である「悪の教典 序章」を見ろということなのかもしれないが、とてもそんな元気はない。「告白」にも出演していた人が何人か出ていて、中でも少年AとBを演じていた二人が本作でも共演しているのは意識してやっているとしか思えない。次回へ続くと出て終わるのだが、本当に続編は作られるのだろうか。あまり興味ないが。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-08-18 18:27:18) |
52.これは。。。流石に厳しいか。原作を読んでからで無いと、なぜハスミンがああしたのか、分かりづらいし、その狂気が描ききれていなかった。 |
51.《ネタバレ》 ある程度予想していたが、予想を超える内容のないスプラッタ映画で非常につまらんかった… 原作はどうなのか知らないが中途半端な脚本である。 「ハスミン」の心理と過去ははっきり見せるかバッサリ切るかどっちかにして! あの程度で「クラス全員」皆殺しに切り替えるって…無理があるだろう…;計画性があるのかないのかどっちかにして! 生徒も他の教師の描き方も中途半端。どう使いたいんだ?はっきりして! 自分としては、「ハスミン」と彼の異常性に気づき始める生徒と教師の心理攻防をもっと描くべきだったと思う。 そこを重点的にすれば、もっと深みがでたかもしれない。 アメリカの猟奇殺人の相棒部分は蛇足だったと思う。 原作にある程度忠実にしようとして、くだらない脚本になることが多々ある。この映画もその部類かもしれしれない。 そう考えると、昔「え?原作と全然違うじゃん?;」という映画があったが、「映画として撮る」ことに重点を置いた改変だったのだろう。 今の「優れた脚本の不足」は深刻になりつつあるようだ。 あ、本編の最後に「サイコキラーだから裁けない」などという台詞があったが、電車で教師を自殺にみせかけ殺害していたり(刑事に話をしているのですぐにばれるだろう)遺書まで残している点で「計画性」があるということだから、「精神異常」は認められないだろう。 そういう点でもこの映画の「浅さ」が感じられて非常に白けた… 【果月】さん [DVD(邦画)] 2点(2015-09-21 01:31:53) |
50.《ネタバレ》 何を面白がればいいのかわからない。同じく非情な教員の出る「告白」(2010)を同時期に見たので違いが際立って見える。 内容としては前半はひたすら地味で何かが起こるのを待つだけ、後半はひたすら大殺戮が続いて終わるのを待つだけの映画である。個人的感覚でいえば、自分が死んでもらいたいタイプの人間は別として、特に恨みのない連中が死ぬのを見るのが面白いとは思わない。また殺される者の心情を描写することで何らかのドラマが生じるなら共感の余地があるが、この映画は大殺戮を見せること自体が主目的のようで、これに共感できない限り無味乾燥な作り物の殺害映像を延々と見続けることになる。 これで商売になるというなら別に結構だが、個人的には面白くないので点数は2点としておく。 ちなみにこれを見てから原作まで読む気にはならない。これより少しは文学的なのだろうが。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 2点(2015-06-30 23:49:07) |
49.《ネタバレ》 こんなヒドイもん撮るな作るなって怒ってる側の御意見って意外と少ないんですね まさか意外。 しかし、こんなにも大量の生徒が学園内でバッタバッタと殺されまくる地獄絵図のような作品に撮影許可を出し、自校舎を貸し出した学校って一体何処のどんな学校なんだろうかって心配になってしまいましたよ。(学校側はこの内容を知っていたのかって意味でですね) 以降、それがずっと気になってしまい 最後、待ってましたとばかりにエンドロールを食い入るように見入ってしまってましたよ そしてロケ地(学校名)を確認。はい なになに 加藤学園 御殿場キャンパスですってか・・(そこからその加藤学園御殿場キャンパスについてウィキること数分。) はい なるほど 分かりましたよ ロケ地の名所でしたか つまりはちゃんと廃校使って撮影されてたわけですね はい わかりましたよ そりゃそうですよね 一般生徒が通う一般学校であんな撮影してるわけがないよね 貸し出す学校あるハズないよね はい 分かりましたよ 心配御無用 私の考えが浅はかでした バカでした。今回これを機会に一つ勉強になりました。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-02 23:42:59) |
48.《ネタバレ》 蓮実の過去に同情を抱かせないつくりはとてもよかったが、もっというと過去を一切見せて欲しくなかった。今は見せるだけでこの人物がどれだけ狂っているかを過去にまで想像させるようにして欲しかった。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-12-29 13:59:40) |
47. 先生がなぜ? という部分がないので、最後まですっきりしませんでした。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-12-20 22:03:59) |
46.面白い映画ではあった。ただ、肝心かなめの殺りくシーンで、ドキドキ感とか恐怖感が感じられなかった。残念。「一命」の殺陣シーンも平板な印象だったし、三池崇史監督はアクションとかサスペンスをうまく撮れないのではないかと疑念をいだかざるをえない。 【えぴおう】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-11-12 16:33:36) |
45.《ネタバレ》 いやぁ、傑作。 こういうのを待ってました。 海外には、ジェイソン・ボーヒーズやマイケル・マイヤーズなど、名だたるスクリーンの中の殺人鬼が大活躍してくれているのに、日本に生まれてくれないのを残念に思っていましたが、ついに「ハスミン」という傑物が生まれました。 まず、何の感情も込めない殺しっぷりがいいですね。死の確認のために、わざわざ点呼するところが素晴らしい。他のレビュワー様も書いてたように、殺す間も良いです。よいしょ、よいしょという感じでパンパン殺していきます。 見ているコチラは「ハスミン、頑張れ!」と応援せずにはいられません。 二人殺し逃した時には、「チキショー、この設定じゃ続編作れないじゃないか!逃げるなんて、何て酷いことするんだ!!」と憤りを感じましたが、「To be continued」で一安心。 減点ポイントとしては、途中、快楽殺人っぽく描かれたところ。あれはいけません。サイコパスはあくまで利己的に、邪魔な雑草を抜く感覚で人を殺します。相棒とかなんだかんだ言ってるのは余計です。彼らにとってはただの作業です。もう一つは、他のレビュワー様の仰るとおり、モブキャラ以外にはもう少し感情を込めたかったです。物理教師とかのくだりはバッサリいらないです。それよりももっと殺し方の幅をもたせたほうが楽しめたと思います。せっかく学校には凶器になりそうなものがいっぱいあるので、使って欲しかったです。さらに言えば、全員、点呼して殺して欲しかったと思います。 何はともあれ、スッキリしました。次回作があれば、劇場に見に行きます。 【シン*トー】さん [インターネット(字幕)] 9点(2014-11-09 17:11:42) |
44.《ネタバレ》 猟銃で高校生をバカスカ打ち抜く映画なんだけど、撃たれた高校生が死んでいるように見えない。至近距離で猟銃なんだから、しかもアクションコメディなのであれば、『キルビル』や『地獄でなぜ悪い』や『ブレインデッド』よろしく盛大にやってほしかった。けれども命乞いする高校生を何のためらいもなくぶっ殺していく様子は、スカッとした。前半、もっと高校生たちを憎らしく(もしくはいとおしく)描いてくれれば、それらが殺されていくさまにエクスタシーを覚えただろう。 |