37.リンカーンの生涯を追ったものではなく、憲法の「修正法案」を通すことにほぼ特化した映画だった。 物語に入り込んでしまえば、とても素晴らしい作品だと思う。現実的な自由への意思をとても強く感じるし、何度も行われる主張や演説は心に響く。 評価が分かれるかもしれないが、かなり考えさせられる出来栄え。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-10-11 23:52:20) |
36.《ネタバレ》 真正面からの骨太な政治ドラマで、このような分野が好きな自分としてはすごく楽しめた。特に、大好きなトミー・リー・ジョーンズが演じるスティーブンスに強く、強く魅かれた。「妥協」すること「自分の信念を曲げる」ことがこんなに美しく感動的な場合があるなんて! 確かに当時の情勢、アメリカの政治制度等、知識がないと楽しみにくい部分もあると思うが、そんなものネットで調べればいいだけの話で。 自分は衛星放送等で放映される場合も、(実況したい場合は除いて)録画しておいたものを後で見ることが多いが、わからないこと、疑問に感じたこと、興味を持ったことはその都度調べながらの鑑賞です。 それこそ映画を録画して見る際の大きな利点では? 2015年12月25日 再見 とにかく面白いと同時に、猛烈に好奇心を刺激される映画。 大は南北戦争の発端、経緯から小は裏切って投票した民主党議員一人一人の実際の人物像まで。 映画を見ながら、これほどいろいろなことを知りたくなるのも珍しい。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-07-28 10:24:14) |
35.熱演だが、いかんせん前知識が乏しく、話に入り込めませんでした。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-06-22 17:48:42) |
34.《ネタバレ》 ○話としての魅力はあまりなく、登場人物の魅力を俳優の力でなんとかしようとしたように感じた。○ダニエル・デイ=ルイスはリンカーン役でオスカーを獲得したが、こういう偉人なんかを演じさせるのはもはやチートだな。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-20 21:31:56) |
33.やっぱり、こういうアメリカの歴史ものは、事前にいろいろと知識がないと楽しめないんだなと思いました。それが、いくらスピルバーグの作品でも。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-06 21:17:52) |
32.《ネタバレ》 上映時間が長すぎて、前半がとにかく退屈で、学校で社会(世界の偉人)のお勉強をしているような気分になる。会話のシーンが大半を占めるのでとても地味だ。 リンカーンをあの有名な演説「人民の~」ぐらいしか知らないというような人だとこの映画についていくのはかなり難しい。 リンカーンという人物をすでにある程度知っているぐらい興味がある人なら楽しめるのかも。 【虎王】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2014-02-20 17:48:41) |
31.2014.02/13 鑑賞。登場人物の多さとセリフのスピードに追いつけぬ。こういう歴史ものは好きだ。偉人と呼ばれる人の生き様が感動を覚えるとともに歴史の一端が良く解る。政治の駆け引き、醜さ、一方 信念と意思による強さと苦闘と孤独。2/3の賛成とは現在問題となっている憲法改正と同じとはビックリ!! 良く修正13条が通ったものだ。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-13 21:58:25) |
30.《ネタバレ》 とても重厚で壮大なスケールで描くリンカーンの物語ですね。どのような経緯で奴隷解放に至ったかがとても詳しく描かれていて勉強になりました。が、終始薄暗い部屋での会話が中心の為途中で眠気が…長い時間もあって二回に分けて観ました。。。映画館で観てたら撃沈してたかも(苦笑)。リンカーン演じてた人は雰囲気あってすごかったけど、サリー・フィールドに華がなくて何か残念。トミーリーおじさまはさすがな存在感、でも登場人物が多すぎ+抑揚のない展開と相まって疲れてくる印象かなぁ。ちょっと予想してたイメージとは違うそのギャップを埋めることが出来なかった、そんな感じでゴザイマス 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-02-07 09:33:05) |
29.《ネタバレ》 地味な映画 決して悪いわけではないが2時間半はちょっと長いかな リンカーンの人となりがよくわかる 南北戦争の終盤に奴隷解放の憲法改訂するまでをメインに描く 冒頭に凄まじい戦争シーンが描かれるがほとんど肉弾戦、現在の戦闘とはまったく違う 以後、見栄えのするアクションとか最後の直接的な暗殺シーンとかはまったく描かれないのでその辺を期待すると完全に裏切られる トミー・リー・ジョーンズ(スティーブンス議員)が奴隷解放急進派の政治家を好演していて、こいつはただの宇宙人じゃなかったと思い知らされる あくまでもかたくなに黒人の開放を求めて、なおかつ完全な黒人の人権をも求めるスティーブンス議員が、自分の信念を曲げてでも、とりあえず法の下でのみ人間が平等であると議会で発言するところはなかなかいい 最後に開放事案が通って議定書を家に持ち帰ったら奥さんが黒人だったという落ちは感動的だ リンカーン夫人にサリー・フィールドがキャスティングされてたがもうおばあちゃんでびっくりした 全体的には悪くなかったがもう少しエンターティメントに依ってくれないともう一度見る気にはならないかもしれないな 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-27 21:32:42) |
【K】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-01-14 10:58:16) |
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27.《ネタバレ》 なんで伝記映画?と思ってたら、やはりスピルバーグは着目するところが違うね。前半は正直、しんどかった。何やら学習映画みたいな造りで、スピルバーグも自分の孫のためにこんなもん、創るようになったのか、なんて思ってた。でも修正案可決のために20人の議員抱き込みを開始するあたりから、何やら今まで観たことのない社会派映画だぞ!?なんて思ったら、こりゃ世界史史上最も影響の大きい法廷劇だったんだ~!!(感涙)暗い室内でのダニエル・デイ・ルイスのティラノサウルスみたいな目だけがやたら印象的で、感情移入しづらいなぁ、こりゃトミーリージョーンズの方がよっぽど親近感わくよな、と思ってたら、おやおや自分の子どもが戦場に行くなんて言い出して、それで戦争終わらせようとするの?こりゃ知らんかったなぁ、人民のためじゃないじゃん!突っ込みどころ満載の偉人伝かい!そこを政治の舞台裏や議案可決のサスペンスタッチなどあれこれ演出の天才スピルバーグは見事に料理して、我々に提供してくれた。やっぱり、この人、世慣れた天才じゃないかしら?と思わせて、さて次回作は?と思っちゃうんだよなぁ、まったく。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-29 20:12:41) |
26.《ネタバレ》 奴隷解放にその生涯を捧げ、国民に多大な犠牲を強いた南北戦争を終結へと導びき、いまだアメリカという国の国是とも言うべき自由主義とあらゆる人種の枠を超えた団結の象徴として尊崇されるリンカーン大統領のその人間的な部分に焦点を当てて描かれたヒューマンストーリー。スピルバーグらしい、圧倒的なクオリティで再現された戦場描写と極めて分かりやすいストーリー展開でリンカーン大統領の波乱万丈の生涯を描いたエンタメ伝記映画だと思って鑑賞してみたら、まさかのとある法律の修正案(奴隷解放に重要な法案だったとはいえ)を下院で可決させようと奮闘したという史実一点のみをクローズアップした作品でありました。うーん、さすがにこれだけで150分の映画として成立させるには無理があったのでは。確かに、政治ドラマとして一定の水準に達しているとは思うのだけど、全体的に冗長で少々退屈だったという側面は否めなかったです。今回はスピルバーグの悪いトコが出ちゃったかなー。それでも、ダニエル・デイ=ルイス演じる胸に熱い情熱を秘めながらも、最後まで飄々とした優しげで人間っぽいリンカーン像はなかなか良かったです。アカデミー賞受賞も納得の熟達な熱演だっただけに惜しい作品でありました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-12-25 18:15:38) |
25.かなり期待して、観てしまったせいか..物語としては、普通..映画として、凡作でした..(お金はかけているので、重厚で迫力があって、映像は凄いんだけど..) リンカーンについては、某公共放送を観て、少し予備知識があったのですが..映画では、伝記的なものではなく、奴隷制度廃止(憲法修正)に焦点があてられ..そのことで、政治が渦巻き、大統領も翻弄されてしまう..その数ヶ月間の、事が成し遂げられる過程が、丁寧に描かれています..史実通りに描いているのか、定かではないのですが..リンカーンのダークな部分はまったく描かれず..偉大な大統領として、清廉潔白、聖人のような描かれ方に、少し不満を感じます..奴隷解放の真の目的について、触れられていないところが、残念... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 15:55:06) |
24.《ネタバレ》 誰もが知っている偉人の話を修正法案を通す事に絞って描いている事に共感。有名な演説で感じるようなスーパーマンでは無いって事か。 【ラグ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-12-16 21:47:53) |
23.《ネタバレ》 巨匠であるスピルバーグ監督。これだけの地位を作り上げても尚、新しいことにチャレンジしようとする姿勢には頭が下がる。おそらく彼にとって本作は、かなりの挑戦だったのではないか。その作風たるや、彼のこれまでの作品とは真逆である。スピルバーグ監督は、言葉より映像で語る作風である。しかし本作は、映像より言葉で語ろうとする。全編音楽が鳴り響くはずの彼の映画が、本作では音楽無しの場面が圧倒的に多く、付随しても実に控えめだ。露出過多で人工的な映像美が多かったこれまでと比べ、映像は自然な美しさを目指している。そして内容もまたベクトルが逆である。スピルバーグがリンカーンを映画化すると聞いて、リンカーンの一大歴史劇を期待して鑑賞した人も多かろう。しかし、そんな内容ではない。いわゆる、「スペクタクル」な要素を意図的に避けており、名言すらも本人には言わせない。リンカーンといえば奴隷解放宣言が有名だが、それはいわばただの言葉であって、実質的に意味があるのはその後の第13条修正にある。人々は政治に、理想や勧善、崇高さを求める。しかしリアルな政治の世界は、もっと泥臭く地味なものである。奴隷解放を実現するためには、理想だけでなく、それがきちんと機能するよう明文化しなければ意味がない。支持取り付けのために、あらゆる手を使って奔走しなければならない。それは英雄リンカーンとて同じである。ただただリアルに、現実そのものを、まるで記録映画のごとく写し取りたかったのだろう。民主主義はとても時間がかかるシステムだが、無秩序ではないのだ、というメッセージもよく伝わってくる。抑揚のない展開が続く中、一人一人賛成と反対を言う採決のシーンは本作一番の見せ場だ。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-11-19 23:12:37) |
22.ダニエル・デイ=ルイスも、サリー・フィールドも、いつも以上に素晴らしいのに、感じるところが希薄なのは、アメリカの歴史が所詮は他人事だから、なのか。かといって、リンカーンを単なるヒーローとしてないところは、いいとは思うのだが・・。 【おばちゃん】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-11-15 22:26:00) |
21.リンカーンはアメリカではワシントンやケネディみたいに神格化されている印象だが、彼は神でも救世主でもなく時代が生んだ先導者であった事がこの作品を観てよく分かる。奴隷解放は彼にとってみれば民衆から支持を得るためのひとつの政策に過ぎなかったが、あまりにも反抗する勢力が多かったので、結果的に彼のライフワークになってしまった。リンカーンを持ち上げすぎる事なく描かれていて、いい歴史の勉強になりました。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-11-15 11:58:58) |
20.結局、デイ=ルイスの個人技と、美術や衣装関係の職人芸に寄りかかった内容になってしまったんだなあ。スピルバーグの場合、自己主張があればあるほど良い出来になっていて、何かを立てようとしたり、何かに忠実になったりすると、消化不良気味になってしまう気がします。サリー・フィールドやデヴィッド・ストラザーンの見せ場が思ったほどなかったのも意外。特にサリーは、久々の話題作登場で期待したんだけど。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-11-06 21:33:31) |
19.《ネタバレ》 うーん、ものすごく作り込んであって、しかも娯楽性が高い感じがするのですが、なんか入り込めない。これは翻訳小説に感じる違和感なんだ。楽しめなかったのは、ひとえに外国の旧い男性がみんな同じに見えるという当方の認知能力の欠如のせい。抑制の効いた大人の映画だったと思っています。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-26 13:31:56) |
18.《ネタバレ》 日本人で且つ歴史に疎い自分は南北戦争と奴隷制廃止はセットだと思っていたが、そんなに単純な話ではなかったのですね。できればリンカーンの奥さんはもう少し綺麗な女優さんがよかったです。。。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-10-13 23:16:50) |