60.《ネタバレ》 なんとも殺伐とした世界観。格差云々というより、恨みつらみ・妬みだけで成り立っている気がします。いろんな意味で痛々しい場面が多々あり、見ていて気分のいい映画ではないですね。お決まりのハラハラドキドキはありますが、「それがどうした?」という感じ。 で結局、革命が起きてしまうわけですが、この後で確実に「医療崩壊」の惨劇が待っていると思います。2150年代ぐらいの設定でしたが、彼らは2020年の人類の経験を教訓にしなかったようで。 それから他の方も指摘していますが、ジョディ・フォスターは何のために出演したんですかね。まったく中途半端で見どころのない役でしたが、暇だったんでしょうか。それとも干されてた? そちらの〝ドラマ〟のほうが気になります。 【眉山】さん [CS・衛星(吹替)] 2点(2020-04-24 22:47:56) |
59.《ネタバレ》 大けがを負い、サイボーグと化した漢の逆襲。「上」の特権に立ち向かう。SFアクションだけど、要所の描写が弱い。だいぶお年を召されたジョディ・フォスター。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-08-31 23:29:29) |
58.《ネタバレ》 第9地区が好き過ぎてこれも発売日にBD購入。 が、凡作。 なんだろう、普通のハリウッド超大作になってしまった。 毒がないのである。 あと、世界が狭い。 第9地区だとごく狭い町の中だけなのが当たり前だが、 エリジウムの場合は地球対コロニーになるはずが 主人公のいる地上対コロニーにしか見えず広がりがない。 多分脚本も初稿は面白かったんだと思うが いわゆるハリウッド的売れるための検閲で逆に面白くなくなった感。 惜しくはあるんだが、結果は結果、普通です。 【にんじん】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-06-02 23:12:46) |
57.主人公が身勝手に見えて応援できなかったです。秩序を乱され、死傷者続出であろうエリジウム側が可哀想とさえ思えた。 【リン】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-01-23 11:59:05) |
56. ロボコップの悩みなんかバカバカしくなるくらい先を行っている、と思っているうちはかなり高得点。 その技は赤影とかゴエモンにまかせとけ、と思い始めた後半は残念。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-18 19:14:33) |
55.《ネタバレ》 マット・デイモンとジョディ・フォスターなんて著名な二人を起用しないほうが良かったんじゃないかな。マットは地上で、社会底辺で生き延びるのに必死な貧民層、かたやジョディは天上の楽園にて移民を排斥するのに躊躇しない選民意識バリバリのエリートとくれば、この二人が対決するんだろうなーと素直に思ってしまった。 意に反して、ジョディはあっさり部下に殺られちゃった。実にあっさりと。マット・デイモンとの接点はあの「死んでも構わないわ」の一瞬だけだった。悪辣キャラにしても中途半端に終わっちゃって、ジョディほどの大御所が演るべきではない役だなこれは。作品のキャラバランスを壊している。 第9地区を彷彿とさせる圧倒的な貧民窟の描写力。空にぽっかり浮かぶ人工の楽園といい、設定はベタではあるものの舞台、小道具といった隅々まで美的な精度が高くて目が飽きない。 人間性をも顧みない苛酷な格差社会の未来図を、練り上げた画の力とテンポの速い展開で構築した監督の頑張りはなかなかのもの。でも大物スターは似合わないなやっぱり。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-19 00:40:42) |
54.《ネタバレ》 この作品でひっかかったのが、マックスの幼馴染の女性の、白血病にかかった娘が「森に住んでる強い動物が木の上のエサを全部食べちゃって、小さな動物が死にそうになったけど、カバの背中に乗って木の上のエサを食べることができたのよ」って思わせぶりにマックスに話す場面。 弱った小動物=自分 カバ=マックス といいたいのだろうが、マックスがそれを自覚して「カバは何のトクがある?」ときくと「友達になれたわ」と答える娘。 てことはなんだオイ、娘は「さぁさぁ私を助けなさい。そうすれば私が友達になってあげるわよ?さぁどうなの?フフッ」って言いたいわけか。 なんたる、こまっしゃくれた娘(笑) 血さえつながってはいないものの、今まで一緒に遊んだよとか、昔娘に助けてもらった恩があるよとかならともかく ついさっき会ったばかりで言葉も交わしていない間柄なのに、マックスの包帯をマキマキしてあげてマックスに純真そうな上目づかいでカバ話をすれば、無料でエリジウムに連れてってくれて病気を治してもらえると思ってのことなら、なんとまぁ計算高い娘よ(笑) ゆえに、マックスが自爆ボタンとなるキーボードのエンターキーをポチンと押してカクンとなっても、「命無駄にしたな」としか思えない残念な展開。 そもそも主人公を自爆させるってのは、映画的にはハイリスクハイリターンだ。 オチのネタバレになるのでタイトルは伏せるがジャン・レノ主演のアレとか、ブルース・ウィリス主演のアレで描かれた”自爆して愛するものを救う!”は、私てきには、しっかりとしたプロットのおかげでハイリターンになっていると思っている。 ということで、それなりの脚本・映像・音楽を主人公のために用意ができないままマックスを自爆させちゃったのは最大の誤算。 ・・・といいつつ、「第9地区」を思い出させるホコリくさい画面に引き込まれたのも事実(自爆) 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-11 20:44:39) |
53.残念ながら主人公の戦う姿勢に共感できなかった。 主人公マックスは特権階級が支配する「天国のカギ」にアクセスしたうえで、クーデター的な市民解放を目指す。 たしかに真実や不死の力が一部の人間に独占される世界は間違っているのかもしれない。しかしだからといってそれを大げさに空からバラまくようなやり方が本当に正しい解放だといえるだろうか。 主人公は安易な戦い方を選択したと思う。その捨て鉢な態度から伝わってくるのは愛情ではなく憎しみであり、祈りではなく絶望である。すべての市民にわけへだてなく与えられるようになった「不死」は新しい時代の怠惰や隷属を意味するもののように思えてならない。 この監督は映画の厳しさに真剣に向きあおうとはせず、表現の前におびえ、その力を疑った。とってつけたようなハッピーエンドも娯楽映画に埋没する監督の自己弁護にしかきこえない。 【月の】さん [DVD(吹替)] 4点(2016-01-01 11:08:23) |
52.《ネタバレ》 傑作『第9地区』の監督にしては、なんかしまらないお話しでしたね。ゴチャゴチャしたスラムが舞台というとすっかりこの監督のトレードマークみたいな感じですけど、『第9地区』ではそのスラムに住むのがエイリアンだというとびっきり秀逸なプロットだっただけに、「下層階級が押し込められてます」と言われたって同じ様なプロットの映画は腐るほどあるので全然新鮮味がありません。メキシコシティでロケしたそうですけど、曲りなりにもOECD加盟国の首都が既にこんな状態になっているという現実の方がはるかに恐ろしいです。荒廃した未来のLAというのが発展途上国で楽園エリジウムが先進国、という判り易いメタファーなんですけどなんか薄っぺらい思想を聞かされている様で白けます。アメリカやEU諸国のどこが楽園なんだよ、とマジで突っ込んでおきます。 マット・デイモンも訳のわからないスーツを装着してるけど致死量の放射線を浴びて余命5日の身体とは到底思えない元気っぷりです。どうもあのスーツはイマイチ意味が判らない代物でしたね。でも最大の失敗は、すっかり皺くちゃおばさんになったジョディ・フォスターの中途半端な悪役ぶりに尽きるでしょう。せっかく大物女優を引っ張って来たんだから、実は彼女はエイリアンでした、ぐらいの弾けっぷりを見せて欲しかったです。そこら辺がこの監督は真面目すぎるんですよね。 とはいえ、格差社会において最大の問題は医療である、という指摘は実に正しいと納得せざるを得ません。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-07 21:53:42) |
51.《ネタバレ》 あの「第9地区」の監督でなんか映画の舞台もおもしろそうと思っていましたがここでのレビューがあまりよろしくない。。ということであまりハードル上げずに観ましたけど予想通りな感想でした。超裕福層が地球を捨てて宇宙コロニー(エリジウム)で生活するっていう設定が良いです。死期が迫っている主人公がエリジウムにある「なんでも回復器(?)」を目指すというのも悪くありません。ただ「第9地区」にあったようなワクワク感というかオモシロ感がこの映画には足りない気がします。。うーん、なんでだろうと考えたものの明確な答えが出てきません。「なんとなく」足りないんです。強いて言うのであればジョディーフォスターが「なんか違う感」がありました。何も考えずに観れるのは良いのですがもっとこの題材を活かして欲しかったです。 【珈琲時間】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-05-11 08:38:35) |
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50.予告編に騙された..主演が マット・デイモン だから、ハズレはないだろうと、高を括っていたら、コケタ..ストーリー設定は良いとしても、細かい部分でツッコミどころ満載..登場人物の言動や、ストーリー展開が、ご都合主義そのもの..物語の中身は薄~くて、ぺらぺら..典型的な、ハリウッドらしい、B級映画って感じ..あんなに科学技術が発達しているのに、スペースコロニーの防衛力、脆弱すぎ..格好つけてないで、天井付けろよーって思う..残念ながら、期待ハズレ..しょぼ過ぎる..ガッカリ... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-02-14 13:32:30) |
49.《ネタバレ》 富裕層はスペースコロニーで貧民は地上で生活する遥か未来。 被曝し数日の命となった主人公が肉体修復装置のあるスペースコロニーへ侵入を謀る。 オーソドックスなSF物だけど結構好きですね。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-14 02:25:23) |
48.どこかで見たことがある感じが満載な映画です。 あの後、人類は滅んだんだろうね・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-01-03 19:09:13) |
47.全体的にクオリティーは高いのに、映像もストーリーも既視感満載。よく出来た映画にもかかわらず、最近乱発される凡百の近未来SFに埋もれてる印象。第9地区はあんなに毒の効いたインパクトある作品だったのに、どうしちゃったんだ? 【54dayo】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-11-10 00:04:46) |
46.《ネタバレ》 貧困格差問題にスポットを当てた感じ。地球とエリジウムを対照的に表現する画はきれいなんだけど、内容的にはB級SFぽいテイスト。それにマットデイモンジョディフォスターというスーパースターが出演することでなんとかもってる。でもジョディフォスターの劣化ぶりが悲しい驚き。年齢のためにキャラチェンジ狙っているのかな。メリルストリープ路線のような。悪役がシステムダウンする時のブゥーンという音はせつないコミカルさ。高い評価は無理な作品です。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-10-16 17:00:48) |
45.凄く期待させる始まりですが、意外に普通の出来。 設定はいいものの、B級映画感が満載で、それはちょっと残念かもしれないしやじゃりこういったものかもしれないし。映像でキレイなところも多いですけどね。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-08 21:28:15) |
44.《ネタバレ》 そもそもエリジウムのセキュリティがあまい。あれだけハイテクな機械作れるのにあの緩さはないよ。あとマックスのキャラもなんか微妙だった。まぁ地球の人を救ってやるって感じの主人公じゃなかったからかな。でも急に最後にマックスがいい人感出してきたけどそもそも自分が体治したかっただけじゃんってツッコミたくなった。あと地球に医療船が行っちゃったからますます人口が増えるけどどうするのかな? 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-09-30 00:36:55) |
43.《ネタバレ》 世界観、美しい映像、一流の出演者たち。これらが揃っているのに粗が目立ちすぎて楽しめませんでした。致命的にな粗を3つ上げておきます。 第一に、エリジウムでは各家庭に置けるほど普及している「アノ装置」、地球にも数台置いてあげればこの映画のほとんどの問題は解決したはず。第二に、主人公がああまでして命に執着したのにも関わらず「事の発端」は入ったらダメな原子扉内へ自ら入ったことが原因です。(さすがに意味不明だわ) 最後に、人類の箱舟エリジウムの「防衛の甘さ」です。特攻して入れるくらいなら過激分子はどんどん入りますね。オマケにプログラム解除していきなり地球が祭りなんて・・ どんだけセキュリティが甘いんだよ!と怒りすら・・ 以上、3つの矛盾があったのでぜんぜん楽しめませんでした。映像の美しさに4点献上です。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-09-23 11:13:47) |
42.《ネタバレ》 ガンダムのおかげで日本人には慣れ親しんだコロニーの風景はデジャブ感満載。これガンダムUCですか?なんて思っちゃいます。さて、未来のユートピア&デストピアという使い古されたテーマをどう扱うかと思ってみてみると、何のひねりもなくごく普通に料理しただけの映画でした。無難という言葉がものすごーく似合う映画です。決してつまらないわけではないけど、結末まで含めてすべてが予定調和の中。こういう映画ってサプライズがないとダメだと思うの。あ、ジョディフォスターがあっさりあそこで退場したのがある意味サプライズでした。あれなら即死でもいいじゃん!!何かありそうで何もないという見事な逆サプライズ。でもまぁそれもどうでもいいです。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-07 01:53:33) |
41.空を見上げるとそこにはエリジウム(昔の子供向け科学絵本に載ってそうな、これぞ「宇宙ステーション」という形をしています)。そこに見えるのに、たどり着けない場所、その憧れを感じさせる描写が、いいですね。一方で、エリジウムの側からは、地表の人間の姿が手に取るように監視されてしまう。こうして見ると当然にして、エリジウムが米国で地球が第三世界各国、ってな感じになる訳で、おお、アパルトヘイト批判に続いて今度は(殆どお約束のように)米国批判ですか、と。それはそれで別に悪いとは言いませんけれども、この映画、ピンと来ない部分があって、それはつまりあの、エリジウムへの密航者のエピソードが描かれる中盤の場面なのですが。このシーンによって、「地球の人間がエリジウムに行きたい理由=病気が治せる」というのがわかるのですけれども、このシーンを我々に見せてしまったせいで、後半、エリジウムへ主人公がやってくる場面のインパクトが薄れてしまった気がします。前半で密航者の「エリジウム行き」を見せるのであれば、それは後半の主人公の「エリジウム行き」と韻を踏む形でその先に待ち受けるかも知れぬ悲劇を連想させるものであれば、納得なのですが、どうもこの密航のエピソードが、単なる設定の説明になっちゃってるように思えて。むしろいっそこんなエピソードは削除し、エリジウム内の描写自体を前半は最低限にとどめ、後半の主人公のエリジウム行きにおいて、その未知の世界であるエリジウムに主人公と我々がともに踏み込んでいく、という流れの方が、ワクワクしたんじゃないのかなあ、と。それとも、あくまでエリジウム=米国だから、すなわち映画の観客もまたエリジウム側の立場、という前提だから、エリジウム内の描写を控えめにする必要なし、ということなんでしょうか…。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-17 23:31:38) |