158.えっ?何なの?これ。サランドンさん、まじっすか?・・ここまで書き、いつかは書き加えようと思いながら、長いことほったらかしてました。ふと思い立ったので、書き足します。~~~私は死刑制度には基本的には反対だし、彼女の演じたシスターのスタンスがエゴだとも思いません。だけど、「映画の表現として、どうなの?!」という、いやーな感じが残ります。正義の押しつけ、という感じかな。死刑反対派の私にさえそう思えるのだから、これで賛成派の方々にメッセージが届くはずもない。かえって逆効果でしょうよ、とさえ思います。 キリスト教的価値観の押しつけもいやですね。確かにキリスト教には「よき思想」の側面があることを否定はしないけれど、それを受け入れる権利もあれば否定する権利もある。プロパガンダ映画は、苦手です。しかし本作は、何の迷いや疑問もなさげに、「正義」に突き進んでいくように、私には見えます。その作り方の欺瞞性が、いたたまれない。映画はあくまで映画であって、つくりごと。映画という代償行為によって自分に酔う人々(監督と主演の2人)を見せつけられることは、ましてやその人々(とりわけスーザンとティムのこれまでの作品)を好きだった私にとっては、大変苦痛でした。しかもこれでアカデミー賞を受賞し嬉々としていたこの夫妻の姿は、ほんとに興ざめ。考えれば考えるほどさらにその思いが強くなったので、1点下げさせていただきます。問題提起にまったく意義がないとは思いませんので、複雑な思いで3点を献上します。もっと違う表現スタイルはなかったものでしょうか・・難しいテーマだとは思いますがねえ・・。 【おばちゃん】さん 3点(2003-03-20 21:34:02) (良:1票) |
157.罪を犯したんだから、罰を受けて当然なんだけど、やっぱ死刑は考えますね。罪人と思ってても最後は泣けた。 【たりー】さん 7点(2003-01-06 05:09:06) (良:1票) |
156.う~ん。最後は悲しい感じでしたが、それまでがあんまりな感じでした。でも友達ですっごいイイっていってる人もいるので もしかしたらいいのかもしれませんね。 【もっち】さん 6点(2001-10-06 13:26:51) (良:1票) |
155.《ネタバレ》 ショーン・ペンは真犯人か冤罪か、死刑判決は覆るか否か、というよくあるサスペンスかと思っていたら、神の教えとか罪の意識とか、加害者と被害者家族の魂の救済とか、けっこう重たいテーマで驚き。両論併記的な感じで、けっこう見応えがありました。 しかしこれ、もし死刑廃止とか減刑で無期懲役とかになっていたら、ショーン・ペンはあそこまで改心していたでしょうか。牢名主みたいになってニヤけながらタバコをスバスバ吸ってそう。被害者家族はそれで納得したでしょうか。死を眼前に突きつけられたからこそのラストシーンだったように思います。 かの国で死刑は減少傾向にあるようですが、その分、警官が現場で銃殺というケースが増えているような。ここに因果関係があるとすれば、それはそれで恐ろしいですね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-10-18 23:47:56) |
154.《ネタバレ》 殺人事件の真相を終盤まで引っ張ったけれども結局のところ冤罪でも無いので自業自得でしょ。 死刑で仕方ない。でかたずけてしまいました。嘆願却下は当然で救えない話。 ショーンペンとスーザンの演技は確かにすばらしいが、この宗教観が強いストーリーにどう同情すればよいのか。 死刑制度の是非は討論するだけ疲れます。 |
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152.これほどまでに中立を保った作品に感服。 反対・賛成、どちらに偏った作品も作るのは簡単だと思うが、間に立って 問題提起する作品は少ないと思う。 死刑囚マシューに対して同情もできないが憎むこともできない、その作りが妙。 同情しそうになるような場面では、彼がやったことの残虐さを思い出させる回想を入れ、 観客がマシューに肩入れしすぎないように作っている。 自分がもし、死刑制度に賛成か反対かというディスカッションをさせたいなら この映画を見せるだろうなー。 見終わって、賛成と言う人も居れば反対と言う人も居るであろう、良くできた問題提起作品。 |
151.《ネタバレ》 死刑執行直前の人間の思考、行動、感情、そして周囲の人間の態度。外見的な強がりと内面の葛藤とが、登場人物それぞれの立場から絶妙なバランスで描かれている。最後まで黒か白か分からないという流れにぐっと引き込まれた。始終重い画面で進むのが見る人を選ぶ点なのかもしれないが、たまに見える安堵の表情や笑い声や笑顔が逆に際立って、深みを感じさせる。複雑な人間らしさを映し出そうと真摯に取り組んでいることが分かるのがよかった。S.サランドン演じる女。寄り添えばあらゆる人の力になれると信じてきた育ちの良いお嬢さんであった彼女が、立場に葛藤しながら真の尼僧へと近づいていく。被害者遺族からことごとく無力を思い知らされたからこそ、救いの手とは何かと考え始める。宗教が欠かせない作品ではあるが、ひとりの人間として死に向かう姿を提示した作品であったと思う。 【Gerty】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-10 13:41:28) |
150.死刑について考える映画。監督ティム・ロビンスは死刑廃止論者みたいだけど、被害者家族にも焦点を当て、ある程度は公平に作られているため、好感が持てる。ただし、キリスト教に馴染みが薄い日本人には少し難しいところがあるのは否めないか。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-28 14:49:57) |
149.重くずっしりと心に響く映画だった。被害者の側も加害者の側も偏ることなくきちんと描かれていると思う。とかく死刑廃止・存続が議論されるけど、意見を述べる前に見てほしい映画だ。ただ気になったのは、死刑廃止論者=共産党員みたいな表現があり、米国における共産党への偏見が気になった。 スーザン・サランドンは、主演女優賞に輝くだけあって大変すばらしいし、ショーン・ペンもまた少しも負けていないと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-21 16:05:54) |
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148.《ネタバレ》 最近「ショーシャンクの空に」を観賞してすぐ、ネットで「60代のハリウッド女優が今秋のユニクロファッションモデルに!」なんてニュースを観てスーザン・サランドンという女優さんを知りました。 と、まあ、その女優さんの代表作ということで観たのですが、完全に助演(?)のショーン・ペンに食われちゃってますよね。 死刑執行が迫るまでの彼の心境の変化がストーリーなんですが、背筋がゾーっと来ちゃうんです。時間を忘れました。でも、尼僧のヘレンとのやりとり、特に聖書の話になっちゃうとクリスチャンでもない私には突然ストップがかかってしまうんです。 以前、日本でも死刑囚と婚姻届を出した女性がいましたが、この映画でも「真実」と宣伝してるけど、どういう経緯で死刑囚と尼僧がくっついたのか、それが全く描かれてないんです。 それで死刑執行を実際に描写するんですけど、レイプして銃殺するシーンとシンクロさせた時に「この映画、一体何を言いたいんだろう」って再び我に戻っちゃったんです。 それでラスト、被害者の親族に「憎しみを無くす努力をしましょう」だって。何なの、それ?!って感じ。 原作はこの尼僧のモデルになった本人。ある意味、宗教啓蒙映画と言ってもいいのではないでしょうか? この映画でスーザン・サランドンはアカデミー主演女優賞を取ったけど、会場では「イエーイ!」とでも言って盛り上がったのでしょうか? こんな映画で主演女優賞取っても嬉しくないと思うのですが。 DVDジャケットに「感動」とか書いてあったけど、それ、嘘です。(あくまで個人的意見) 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 4点(2011-09-11 22:57:43) |
147.《ネタバレ》 ○結果的にヘレンの置かれた状況は映画のテーマ的にはすごく面白い。しかし、なんとなく引き受けた仕事であることと、結局どうしたいのかがそこまではっきりしなかった点が残念。しかも、結局殺人はしていたというなんとも救いようのない(ある意味あるが)結末。考えさせられる点ではあるが。○思いテーマに沿った作風なので少し退屈するきらいはあった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-05-07 10:43:01) |
146.《ネタバレ》 スーザンは結局何がしたかったか分からず、ガラス越しで2人がぶつぶつ話している印象しかない。共感できないし、退屈で重い映画だった。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-03-27 07:51:13) |
145.《ネタバレ》 最後の家族との面会シーンが一番重い。弟のまぬけな話と対比するマシューのこの先にある重すぎる事実。ショーンペンはこういった強がりたい弱い男が適役ですね。残念だったのが、整いすぎたつけ髭のような髭。そして牢獄から処刑場まで歩く時に途中倒れこむのだが、シスターは動揺が表情ではなく顔に出てるが、残念なのがマシューの顔の色は健康そのものの感じを受ける。もっとメイクで顔色を変えるとか、髪が乱れるとかあっていいんじゃないかな。あそこの場面は臨場感を感じれなかった。 エンディングに流れるブルーススプリングスティーンの野太い声が素晴らしい。冒頭のエディヴェダー負けちゃってるよ。 【カップリ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-15 06:01:03) |
144.《ネタバレ》 罪を犯した者が法によって裁かれるのは当然です。被害者の家族の想いを考えれば…つらく苦しい心情は痛いほど伝わってきます。なぜ「シスター」がそこまでして死刑囚の心のケアをしなければならなかったのか? 宗教的なからみも大いにあるのでしょうが、全くワタシの心には理解できません。大切な我が子を殺した犯人に同情する余地は断じてありません。これが例え映画の中の話であったとしても 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2009-06-22 22:17:56) |
143.かなりシリアスな作風になっています。どちら寄りにもならずに、平等にありのままを描いている印象を受けました。その方がいいと思います。感動映画という風に期待すると良くないかもしれません。私も感動はせず、考えさせられました。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-10 07:30:51) |
142.《ネタバレ》 とても重苦しい映画です。無実の罪ではない死んで当然だと思われる死刑囚が主人公という所にひかれます。多少、キリスト教がうっとうしく感じたが、それなくしてはこの映画が成立しないので許容範囲。後半での罪を犯したものの苦しみや、後悔の表現が素晴らしいです。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-06-13 18:07:32) |
141.《ネタバレ》 製作者の政治的信条には無知だったので、コレのオチはどうなるんだろうと思いながら見てた。1、結局殺してない事が証明されて死刑は逃れてメデタシ・メデタシ。2、死刑は逃れるが実は殺していた。で、尼さん落胆・・・。3、死刑は実行されたが、実は殺してないと後でわかった。のどれかだろうと思ってたんだが、結局は、実際に殺しているのに、死刑逃れをするために嘘ついていただけ、で、結局死刑という非常にツマラン結末だった。主演男女の演技も特にいいとは思えないな。丁度、本村さんの判決だ出たところだけど、国民の多くは判決を支持しているだろうし、裁判員制度が始まれば死刑は増えるだろうね。冤罪は論外だけど、何の罪もない人を残虐に殺した場合は即刻死刑で問題ないと思う。個人的には遺族の同意があれば死刑を終身刑に減刑して刑務所で過労死するまで過酷な労働をさせて、その報酬の全てを遺族に提供するってのもアリかな?って思うけどね。 |
140.《ネタバレ》 私たちは社会契約を元に生きている以上、その共同体で死刑が定められてる以上、死刑に値する罪を犯した人間が死刑になるのは当然な事だと思っています。で、この映画ですがそうした政治的な自分の立ち位置、宗教的な立ち位置で評価が大きく変わってしまうと思います。私はこのような身勝手な犯罪に巻き込まれた何の落ち度も無い被害者に同情をしたし、犯罪のシーンそのものを不快に感じました。その不快感が持続されたので加害者に対しても加害者の心の救済を行おうとするシスターにもなんら感動などを感じませんでしたので、正直嫌いな映画です。心理表現の上手さとかそう言うものを評価する以前に生理的に嫌いなのでどうしようもない。。。かな?二度と見たいとは思わない映画です。 【AIRS】さん [DVD(字幕)] 1点(2008-04-10 23:57:30) |
139.やはり、ショーン・ペンは凶暴な役が似合います。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-21 23:16:49) |