30.《ネタバレ》 32歳にもなって弁当屋の実家で親のすねかじり、自堕落な生活。そんなダメダメなアタシ、百円ショップで深夜バイトしながら始めたボクシング。ストイックにトレーニング、唸る拳。意外とサマになってきたアタシ。クライマックスは待望のプロデビュー戦、だけど初っ端から棒立ちのサンドバック状態。ボコられながらも得意の左が炸裂。一発逆転かと思いきや、カウンターを喰らいノックアウト。白目むいてオンナの面とは思えねえ。安藤サクラ怪演やな。残念ながらおのろけシーンはあんまり有難くねえぞ。「ぽえ~ん」としたオンガク。ダメ女の青春、良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-05-01 02:03:36) |
29.《ネタバレ》 この評価は、全体的な演技に加え、まずはボクシングシーンの質も高く役を作り込み、何よりこれほどまでに「ブスに映ること」を全く厭わない安藤サクラのみを以てのものであることを明言しておく(ボコボコに殴られ、血塗れでキャンバスに叩きつけられた瞬間のスローモーションには痛く感動した)。 話自体は典型的な「負け組がちょっと頑張っちゃった」系なのだが、とにかく人間的に魅力の有る人物が全く出て来ない上に、寧ろ低能で小狡いクズ(正真正銘の外道もチラホラ)がワンサカ登場するという極端に不快指数の高い展開には正に虫唾が走る(あと100円ショップの店内音楽が強烈に不愉快)。安藤サクラ以外のボクシングは至極普通の出来(サクラさんも試合の動き(対人の動きというか)はほぼ出来ていない。新井浩文のはそれ以下だが)。シナリオは別にそんなに面白い訳ではなく、正直実は全く好きではない映画だが、これぞ観るべきな「女優の魂」がここには在る。必見。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-02-04 19:36:59) |
28.《ネタバレ》 これを見てダメ人間が少しでも減るとよいですね。豆腐屋の屋台が盗まれたり、弁当のゴミのポイ捨てなど、さりげなくダメ人間行動を描いている部分もあった。 【アキラ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2019-03-04 15:59:37) |
27.ボクシングなめてるかもしれないけど一生懸命頑張ってる姿は素敵だと思いました。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-02-23 22:27:35) |
26.《ネタバレ》 安藤さんがすごいですね。感性で演じている部分もあるけど、少し白目を向く演技や息遣いにしても、観客がどう見てどう感じるか緻密に計算して演じている知性が素晴らしい。感性と知性両方が優れているのが他の女優さんとの大きな差だと思う。だからありきたりでない演技が生まれるし、彼女がやったことが今後の演技のひとつのスタンダードになっていくのだろう。 しかし「男なら~豆腐、女なら~なお豆腐」という豆腐屋の売り文句が頭から離れません。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-02-20 15:42:34) |
25.全く共感し難い序盤から徐々に物語に入り込んでいく。 ボクシングのシーンは感動的だが、それ以外はどちらかというと汚い場面が多いので評価が分かれるのが自然な気がする。それでも演技の迫力なり終盤の盛り上げなりで、なかなか良い作品にはなっている。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-08-18 16:16:25) |
24.期待していなかったけど ちゃんとした良い映画でした。 ただ途中でたびたびダレてくる気がします。おそらく一場面、一場面が少し必要より長いのかも。各シーンを2割ずつカットしてほしかった。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-08-15 17:24:42) |
23.《ネタバレ》 安藤サクラの存在感が鑑賞後も忘れられない。それぐらいの演技力。 ボソッと話すあのキャラからの、縄跳び・入場シーンは高低差がありすぎてまさに別人。 泥臭く、生々しい作品。クリープハイプ最高。 【バッジョ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-08 00:33:51) |
22.話はラストがちょっと甘かったけど、安藤サクラは最高でした。 シャドーとか、ロードワークとかボクシング映画の描写としては月並みなんだけど、 本人が経験者だけにボクシングが様になっていて、前半のニート時代からの変貌っぷりが絶品。 試合の入場時にコンビニのテーマが流れてんのも笑えました。 【クリプトポネ】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-08-29 00:40:46) |
21.一子が行き場のない怒りをボクシングにぶつけてのめり込んでいくシーンが素晴らしい。 テンポが悪かったり、男にいいところがなさ過ぎたり、不快なシーンが多かったりと問題もあるが ただひとつ、一子の怒りに共感できるだけで許せてしまう。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-07-22 07:27:37) |
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20.とにかくだらだらとした生活感をリアルに描いている。あるあると思わず手を叩いてしまいそうな作品である。家出後のコンビニ時代は面白い。コンビニのおっさんバイトは本当にクソみたいな奴だが、自分の学生時代のコンビニバイトにも似た様な人が居たので、うけてしまいました。ボクシングを始めてからは、景色が随分変わっていき、ラストは爽やかな心地よい気持ちになれた。良作。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-06-17 22:42:17) |
19.《ネタバレ》 格好をつけた映画ではなく、好感が持てる仕上がり。現実的。 安藤サクラ、初めてこの俳優の演技を見たが、ストイックで見事でした。 倒れても立ち上がる、これを32歳にして体当たりで学んだ主人公に乾杯。彼女の人生における十分すぎる成長。 ストーリーはありきたりで、決してお気に入りの作品になるわけではない。だけど、「環境が変わると人は変わることができる」、そんなポジティブなメッセージを受け取れる後味の良い映画。 【カジノ愛】さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-02-25 14:40:30) |
18.《ネタバレ》 最近見た映画のなかでは抜群に面白かった。安藤サクラさんが大好きになりました。 他の方もおっしゃってましたが、トレーニングはキレキレでしたが、本番の試合はグダグダに見えました。 本番もキレキレなら9点でした。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-11-27 09:13:40) |
17.見分けがつきにくい 「秀作」 と 「勘違い映画」 ..果たして、本作はどっち? う~ん、勘違い映画 に片足を突っ込んでいる、ぎりぎり映画..(ぎりぎり観るに耐え得る、って感じ) 勘違い映画にありがちな、暗~く、淡々と、説明少なく、決まって登場人物たちの唐突な行動 & ストーリー展開..(その条件に、すっぽりハマっている..) そして、それぞれのエピソード(言動)に、意味がありそうで、意味が無く..深そうで、浅く、中身はペラペラ..何が悪いかと言うと、登場人物達に説得力が無い..30過ぎている主人公 一子 は、ひきこもり? それとも フリーター? ニート? ヤンキー? (妹は元ヤンみたいだったけど..) 一子 の送ってきた人生がよく見えない..ひきこもりが、あんなに簡単に家を飛び出して、一人暮らしできないでしょ..コンビニみたいな百円ショップで働けるか?..元ボクサーの、祐二 も分からない..ボクシングで食っていけるはずもなく..元々 どこに住み、どこで働いてたの? 急に現れ、気がついたら、豆腐 売ってるし..それから、百円ショップも、実家の弁当屋も、基本いいかげん..父親の登場も、都合よくて唐突..すべての設定が、誇張しすぎ..リアリティーがまったく無い..一子 の拳闘シーンにも、がっかり..練習シーンや、シャドーボクシングのステップなんかは、かなり本格的で、キレっキレ だったのに..いざ試合になると、動きは素人で グダグダ..観てられない(演出が下手すぎ)..いろんな映画賞を受賞したようだが、それに見合うだけの内容には達していない..細かいところの、詰めが甘すぎ..少しだけ期待していただけに..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-10-03 23:15:28) |
16.安藤サクラは中学三年生のときにボクシングをやってたらしく、基礎が出来てた。道理で、これだけ素晴らしいフォームで打てるはずだ。プロテストを勧められるのも分かる。ダメ人間が再起をかける物語。ダメ人間が再起を図るのは本当に難しいんだけど、ハマれるものがあれば、なんでもいいんだ、そして努力する姿は全て美しいと思えわせてくれる作品だった。そう思わせてくれるのも、監督や脚本はもちろんだが、役者の努力の裏打ちがあってこそ、映像に滲み出てくる説得感がある。世界で通用する作品だ。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 9点(2016-07-25 19:39:12) |
15.《ネタバレ》 なんだ、この映画は。この監督、脚本は何を伝えたいの?ただ、普通に撮っただけでは学生映画じゃないか。 安藤サクラの演技はいいけど、現実を超えるドラマがなくては、全くドキメンタリーに勝てない。 ミリオンダラーベイビーくらいは観ているだろ~。 最後の設定も滅茶苦茶。初の試合で会場から一人で帰るわけがない。邦画ならデタラメが許される? この監督、脚本家は何を考えている?邦画特有のデタラメ設定は、いいかげんにやめないか。 出演し、演技している俳優に失礼だろ。 【cogito】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-05-02 00:46:57) |
14.《ネタバレ》 皆さん書かれているように、主演の安藤サクラの力で一気に魅せますね。 ストーリーは自堕落な女性がボクシングに打ち込むという、よくある話なのですが役者のパワーが凄い。 素晴らしい女優さんだと思います。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-04-07 15:05:51) |
13.《ネタバレ》 いや~面白かった。ぶよぶよとした体が引き締まり、パンチ、フットワークにキレが備わっていく。この高揚感は、かの名作「ロッキー」にも負けてないんじゃないか。怒りを拳に込めて打ちまくるのだ。演技派として既に名が知られている安藤サクラだが、この映画見て、センスだけじゃなく努力を惜しまない人なんだなと思った。ボクシングに限らず、何かに打ち込んでる人はかっこいい。イチコと、それを演じた女優に対しての感想でもあります。脱帽。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2016-03-03 18:02:28) |
12.《ネタバレ》 予備知識なくこの映画を観たら、最初はこのヒロインらしき女がボクサーになるなんておそらく想像だにできなかったでしょう。この映画ではとても感情移入できないどうしようもない登場人物ばかり出てきて、見続けるのがイヤになりそうなぐらい。そしてあの100円ショップの店、とても商売が成り立つとは到底思えないけど、店内に引っ切り無しに流れているお店のテーマソングだけは妙に頭に残ります。前半は安藤サクラのぶよぶよの肉体に合わせた様なグダグダな人間模様を、音楽も使わないでダラダラと見せられている様な感じが強烈。ところが男に逃げられボクシングに打ち込みだしてどんどん身体がスリムになってくると、それに合わせるように撮り方も引き締まって来て効果的に音楽も使われてきます。これはなかなかの手腕を持っている監督だと思います。もちろん安藤サクラあってのこの映画なわけですけど、それにしてもデ・ニーロばりの肉体改造と機敏なボクサーぶりは凄いの一言しかありません。会場に向かって通路を進むときの彼女のあの表情、こんな演技が出来るのは邦画界では彼女しかいません。「安藤サクラの顔つきは、ほんとに人を殺しかねない表情だ」という本作の映画評を見た記憶がありますが、まさにその通りです。 唯一残念だったのは、新井浩文は良いとしても両親や妹まで試合を観に来させたところで、これで一気にこの映画が持っているクールさが減じられてしまった気がします。そこは1点マイナスとさせていただきます。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-02-26 23:41:37) |
11.人は変わることができる! そんな希望に満ちた映画だと思う。中盤からはとにかく見ていて痛快! 主役の一子のセリフは少ないんですが、それがとても良かった。ここ最近観た映画の中でも、これは間違いなく傑作です!! 【たけたん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-02-21 23:35:19) |