15.特にこれといったドラマがあるわけでもなく、ただひたすら茶道のつまんない作法を見続けるだけの作品。 でも、不思議と心が安らぐ。 つまんない作品を見てると苦痛で、早く終われと思うことが多いけど、この作品にそんな嫌悪感は抱かなかった。 24年後に見返してみたら、この作品の良さに気付くことが出来るのかも知れない。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 5点(2020-12-04 14:25:32) |
14.《ネタバレ》 わびさびみたいな空気感を映像にするのって難しい。 この映画はそれに挑戦しようとして玉砕したように思う。 演出がチンケで伝わり様がない。 やはりこういう感覚は見るのではなく体験し感じるものだろうと思う。 親父の死はフラグがデカすぎて逆に大丈夫じゃないかと思ったらマジで死んでしもた。 自伝を元にしてるとのことなのでこんなもんかもしれないけど 映画として観るなら駄作かな。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 3点(2020-10-04 02:20:30) |
13.《ネタバレ》 あざとさと押し付けがましさが目につく。 多部未華子を目当てに見た場合、出番が少なく、完全に騙される。 見る前は茶道に興味が無かったが、見た後は嫌いになった。 同じように感じる毎日を、一期一会の気持ちで過ごしましょう。 そんなメッセージを受け止めた。 黒木華は日本映画界には欠くことのできない女優さんだ。 内面や佇まいから発せられるオーラがとても個性的かつ魅力的だ。 ちなみにフェリーニなら『道』より『崖』の方が断然おすすめ。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-10-03 00:51:55) |
12.女子(向け?)、の映画だが、好感が持てる。 幸福と思える多くの人生は似ているが、そうでない時はそれぞれ違う。そういうことだ、でも後から分かるだけ。生きている時は精一杯なだけ。 【simple】さん [地上波(邦画)] 7点(2020-09-21 20:55:29) |
11.《ネタバレ》 毎週土曜はキリンせんせのお茶教室でひとときを過ごすアタシ。実話に基づいたドラマ。せっかちなアタシにはお茶の世界はちょっと窮屈で難しい。だけどキリンせんせの茶室に入ると、世知辛い世の中から解き放たれ、美しい自然のせせらぎを耳にして何だか心洗わるるアタシ。魂の浄化効果やな。40を過ぎたオバサンになったアタシ、黒木華の髪形が一番似合ってるよな。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2020-05-22 22:13:51) |
10.「茶道教室VTR」この一言に尽きる。 高尚すぎて私には良さがわかりませんでした。 良かったのは「映像」と「音」の芸術性だけ。 映画としてのストーリーはおそろしくスローテンポ。 話はぶつ切りで断片的、脈絡ない、抑揚ないし、メリハリもない。 ここまで話の密度が薄いのはさすがに厳しいものがある。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-05-10 21:33:24) |
9.主人公の典子のことが理解できなかった。仕事人間だからかな? まぁ、そんな仕事してないですけどねw 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2020-04-19 21:20:57) |
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8.音がとても静かできれいな映画ですね。わざとらしい演技が少なく、樹木希林さんの 存在感が光る作品です。世の中にはすぐにわかるものと、すぐにはわからず時間がか かってわかるもの。いまなら納得です。お茶の世界、全く知らなかったので興味深 かったです。 【HRM36】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-02-23 15:52:46) |
7.静かな雰囲気や希林さんはじめ出演者の演技もいいですが、いまいち消化不良かな。お茶以外の生活での主人公が、あまり魅力的ではなかった。まあ、だからこそラストから「始まる」んだろうけど。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-02-16 19:24:00) |
6.《ネタバレ》 下品な場面がないのは良いです。でも上品な映画でも少しはワクワクさせたりドキドキさせたりさせてほしいです。 最後が唐突に終わる感じですが、特にヤマになる話がないので、実はこれは「どこでラストシーンを迎えてもそれなりの体裁は整えれる」映画です。でも死んだ父親の幻が海岸に立ってこっち見ている場面はダメかな、なんかカッコわるい。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2019-10-06 21:48:58) |
5.《ネタバレ》 一期一会の精神を、お茶を通して学んでいく、大事にしたい小品。 「ゲルマニウム」や「さよなら渓谷」の大森監督がこの作品を撮ったのが興味深い。 彼は、映画を創ることで色々考えるために、作品を選ぶのかもしれない。 それにしても、これがうわさに聞く楽茶碗か!? 写真でしか見たことないが、映画で見るとなかなかグッとくるものがありますね。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-09-14 13:08:02) |
4.《ネタバレ》 原作は、茶道のことなどまったくわからない私にも、お茶の世界観というか場の空気が伝わってきて、ほんのちょっぴりお茶がわかったような気にさせてくれた。 この映画は、その原作にかなり忠実だ。 この映画のコンセプトが、原作(つまり文章)で表現されていた諸々の所作や時間の流れ、茶道具、菓子などを、具体的に映像で示してあげます ということであれば十分成功していると思うし、主役と先生役のキャスト選びもこの役者以外に思いつかないというくらい見見事であった。これらを高く評価される方もおられると思うし、恐らく正しい評価なのだと思うのだが、意地悪い見方をすれば、よくできた原作をそのまま映像化しただけ と言えなくもない。 わざわざ映画にするのであれば、原作には無い切り口や目線で原作以上にお茶の魅力を引き出してほしかったし、原作既読の鑑賞者を驚かせるような意外性がちょっぴりほしかった、と思うのは、欲張りなのだろうか。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-07-20 00:08:48) |
3.原作既読。とても静かな作品です。だからこそ音を楽しむ作品になってます。 原作ではぼんやりとしかイメージできなかった茶道の所作が、映像によってハッキリすることで余計に茶道の難しさ奥深さに驚嘆します。 希林さんのアドリブかと思わせるような自然な演技と黒木華さんの生真面目な姿が印象的です。 久しぶりに日本らしい作品を堪能しました。 希林さんに合掌。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-11-18 16:56:04) |
2.《ネタバレ》 ホッとする作品。 主人公の身の回りにそれなりの出来事は起こるのですが、 直接的な描写はほとんどなく、淡々と時が刻まれていきます。 この淡々とした展開と、茶室の「映像」、そして水の「音」が重なって 醸し出す落ち着いた雰囲気・・・これが実にいい! 今や「和」にか欠かせない女優となった黒木華さんですが、 20歳の初々しさから40代になるまでの様々な表情の変化は絶妙。 そして、先生役の樹木希林さん。 本作の茶室の風情は、この人が居てこそ完成していたと思います。 話が進むにつれ、役というよりも、もはや「樹木希林」本人が 語りかけているかのような感覚になりました。 よくぞこの2人をキャスティングしたものだと・・・本作はこれに尽きると思います。 終盤のシーンでは、希林さんから若き女優へ映画界のバトンが託されている ・・・そんな想像を巡らし目頭が熱くなりました。 それにしてもレビューを書くのは大変です。 感じたままを文章にするのはとても難しい。 おそらく頭で考えているようではダメなのでしょう。 今日はとにかくいい作品に出会えました・・・それだけで良かった。 【午の若丸】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-10-21 16:15:09) |
1.清々しい作品。 ほとんどの映画作品が「動」とすれば本作は「静」。 私は茶道は知りませんが、お茶の道の美しさ奥深さを感じさせて貰いました。 黒木華さん樹木希林さん多部未華子さん。 女優3人が実に良い。 その生きざまを見ているだけで、時間を忘れてお話に入り込んでいました。 希林さんがどこから見てもお茶の先生なのは、凄い事。 黒木華さんの深みのある表情も、とても素敵。 原作未読ですが、女性なら同感する悩みを茶道を通して語る。 静かだけれど深いものを、日本の伝統のなか表現する。 素晴らしく美しい作品に仕上がったと思います。 男性ではお父さん役の鶴見辰吾さんの子煩悩な姿が印象的。 女性たちを支える需要な役どころでした。 抹茶に合う和菓子のように、しっとりとした秀作。 【たんぽぽ】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-10-19 16:28:47) |