81.子供の頃、長編アニメ映画モノとして初めて観たのがこの作品です。 悠久的、そして幻想的な世界観に、子供心をくすぐる探究心 絵も音楽もとても暗い雰囲気の作風ですが、繊細でロマンチストな方にはグッとくる作品だと思います。 いつまでも心に残しておきたい名作です (追記)2021年2月28日 ブルーレイ購入したので再鑑賞。 大人になってみると子供の頃にみた記憶が蘇り、また違った印象を与えてくれました。 ジョバンニいいなぁ〜 【シネマブルク】さん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2011-08-26 21:54:18) |
80.《ネタバレ》 この時代に、日本がこんなレベルの高いアニメ映画を作っていたことに驚かされます。登場人物をネコにしてしまうセンスは秀逸。ひとつひとつのシーンに、子供のようなワクワク感を覚え、さらに音楽が雰囲気を引き立てています。何度でも観たい映画です。 【ramo】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-07-25 18:07:18) |
79.宮澤賢治原作の良質なアニメ作品。 ますむらひろしの絵のせいか、 ファンタジー色が色濃く、独特の世界観がある。 映像もセリフも淡々とゆっくり静かに流れるせいか、 すぐに目がとろ~ん。 全編鑑賞するのに三日も費やしてしまった。 キャラに関してはあまり魅力は感じなかったけど、 これはこれで味があるんだろうな。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-07-08 05:27:25) |
78.《ネタバレ》 何度も見ています。初めて見たときは小学校低学年で、画面も暗かったし意味も汲み取れず途中で見るのをやめてたのに…その数年後家にあったビデオをたまたま見たら…号泣…。何回見ても涙腺が決壊しました。もうなんていうか、切ないです全てが。登場人物が猫なことも、原作とは違いますけど幻想的な世界観構築に一役かってると思います。人だったら、細部が色々無意識で気になってしまいそうですから…。私が号泣したのはとうもろこし畑でゆっくり時が刻まれているところでした。今でもドヴォルザークを聞くと涙が溢れます^^; 【旅する仔猫】さん [DVD(吹替)] 10点(2010-05-24 20:47:26) |
77.開始早々、まず音楽にやられました。独特の世界観に独特のタッチ、そしてひたすらに淡々と描かれる闇・・・でも原作を読んでない私は1度目の鑑賞では意味を理解することができず、すぐに2度目の鑑賞。そしてジョバンニが「カムパネルラぁー」と叫ぶシーンで涙しそうになりました。 【MINI1000】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2009-09-12 16:51:14) |
76.宮沢賢治の世界観を十分感じれて楽しめました。うまいなー 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-31 03:41:34) |
75.正直、この時代のアニメはジブリ以外で好きなものは少ないけど、これは好き。原作が訳解らんからこういう風にちゃんとしてくれると楽しく観られる。子供の頃食い入るように観て、その後小説を何度も何度も読み返した。もちろん脳内映像でカンパネルラ達は猫だ。 宮沢賢治のお話は、子供の頃なら熱中できるけど、大人になってから読むと余りに普通でびっくりしてしまうことがある。でもこれで正しいんだと思う。子供の頃にあまりダラダラと極端な話ばかりを読むと普通の話をベースに複雑化した話を理解できないようなことになるんじゃないのか?って思える人間を周りでちらほら見かける。極端などんでん返しが最後に入っていると興奮する彼らは、極端な結論しか見えていないらしく、中盤の破綻や無理な設定はお構いなしで脳内補完する。ちょっと肌に合わないと(自分が知ってる流れじゃないと)すぐ折れる、席を立つ停止ボタンを押す寝る。 幸い、子供の頃こういうきちんとした話や感情の表現がちゃんとした話をいくつも観させてもらって、何度も繰り返し楽しんだことでのんびりした映画や思わせぶりでないから直球で余計な表現が続く映画も我慢強く観ることが出来る。確かにこの映画はダラダラしてるし、思わせぶりもなく剛速球で映像化されてる。だけど、その感傷に浸れる時間って言うのは貴重なものだと思う。 こういうヨーロッパテイストの溢れるダラーッとした味わいは絶対子供の頃に観ておくべきだと思う。大人になったら解らない可能性が強い。子供の頃あれほど夢中で何度も何度も食い入るように見続けたフレデリックバックを、今観ると一瞬で寝てしまう私は強くそう思う。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-08-14 02:03:08) |
74.どことなく東欧のアニメのような、素朴で日本離れした雰囲気が漂っている。 知らされなければとても日本製とは思えないような独特すぎる作風。 原作の時代を反映したような、絵の暗さとしんみりした雰囲気が特徴。 1985年という時代の日本に、よくこんなテイストのアニメを作ったものだと思う。 全体的に深い意味はなく、ただ奇妙な出来事が続くだけのストーリーだけども、 日本の劇場アニメのなかでもひときわ異彩を放っており、一見の価値はある。 寝ているあいだに見る夢を、起きているときに見ているような奇妙な感覚を得た。 静かにひたるような映画だと思う。 しかし、猫だけの世界と思っていたのに、後半になって急に人間が現れることだけは なんとも興ざめで、いただけない。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-13 16:24:43) |
73.宮沢賢治は児童文学の巨匠とされるが、「児童」の頃何作か読んだ印象としては、筋は追えるものの、感性的に難解でひどく置いてけぼり感をくらうイメージが強く、この映画の原作も、その例に漏れなかった。長じてからストーリーをぼんやりとしか覚えていない状態で本作を鑑賞したわけだが、意外なことになんともすんなりと世界観が入ってきたのである。またこれも意外だったのだが、この「猫」のアレンジで感情移入しやすくなってたのにも驚いた。鑑賞後、原作を読み直した。映画はなかなか忠実に、そして実に解りやすく世界観が映像化されてるのが解った。あの置いてけぼり感はもう無かった。そして何作か他の宮沢作品も読み返してみた。のめりこんだ。私は宮沢賢治の童話は「大人のための童話」なのだと思う。無論感性の強い子供が読んでも入り込めるのだろうが、大人が触れるとあの世界観がまた違った感覚で入ってくるような。この映画は原作を愛する人のイメージを損ねずかつ、作品を解りやすくするという、ある意味での「映画」としての機能を果たしている作品のように思う。宮沢賢治の世界への「導入」として打ってつけなのではないか。子供も大人も、宮沢作品をどこか敬遠している人に、かえって勧めてみたい映画。 【あっかっか】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-03-27 13:12:09) |
72.ジョバンニもカムパネルラも出来すぎた子供で、人間のまま映像化したら嫌味っぽくなっていたはず。猫にしたことで、それが無くなって感情移入し易いんだと思う。神秘的で引き込まれます。 【無駄】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-12-17 00:42:30) |
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71.小学校の時、先生に3回くらい見させられました。当時からこの映画が大好きでした。始終暗くて、哀しい悲しい物語をたくさん乗せた列車の雰囲気が重々しいんだけど、なんだか放っておけないような‥不安で仕方がないんだけど、最後まで見届けなくなる。カムパネルラの悲しさ、ジョバンニの悲しさがわかる気がする。最期の絶叫はやっぱり胸に迫る。あと、あの白い鳥はおいしそうだ! この映画は大人になってから初見したかったな。でも先生が見せてくれなかったらこの映画の存在を知らなかったかも。感謝だなー。 【まりんこ】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2008-12-14 23:32:38) |
70.う~ん日本アニメ最高。音楽も最高。 原作を読んだ事ないが、この世界観をアニメで作り出した コトに感服するよ。小さい頃に劇場に観に行って その時の記憶がスゴクキレイな映画とインプットされてて 最近、観直したが昔の記憶は正しかった。 それにしても80年代の劇場アニメは名作揃いだなぁ。 【突っ込み】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-05-21 14:55:12) |
69.《ネタバレ》 雰囲気は統一感があって嫌いではない。やはり、カムパネルラがジョバン二の前から消える、列車の場面。ジョバン二の叫び。原作も映画も、いつでも泣いてしまう。辛気臭い猫の表情とか、全体の暗さとか動きのなさとか、アニメとしてのマイナスをおぎなって余りある、クライマックスの余情。 【hatoya】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-23 21:06:09) |
68.小さい頃に一度観て、ワケが分からず、大人になってから再見。 宮澤賢治の世界が巧く表現されていたように思う。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-13 00:08:48) |
67.《ネタバレ》 登場人物が猫という以外は、宮沢賢治の作品を忠実に再現してると思う。どこか哀しい雰囲気もたまらない。旅をしている気分になる。旅の終りが近づくにつれてのあの物悲しい気分である。その旅の終りが、最大の友との永遠の終りならなおさらだろう。音楽も秀逸である。 【パオ吉】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-10-09 22:58:37) |
66.中学生の時、親がレンタルしたのを何気なしに観て、それから返却の日までほぼ毎日観続けたのを覚えてますね。まず、音楽。これは素晴らしい。ほの明るい曲が流れたと思えば、不気味さをかもし出す「ドゥロロロロロ」なんていう音が場を盛り上げ、心臓がゾクゾクしました。絵も素敵ですし、ネコちゃんもかわいいです。ザネリがいい味出してますね……いいよザネリ。 【南の二等星】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-08-23 02:48:57) |
65.「銀河鉄道の夜」は嫌いじゃないです。 でも、あくまで読み物として、ある時期の人間に有意義な代物。 車窓の眺めを追うだけの内容ですので映画になんて向いてない。 しかも、無味乾燥な演出。えらく冗長で眠たくなる。 【カラバ侯爵】さん [ビデオ(邦画)] 2点(2007-08-21 21:31:20) |
64.宮沢賢治の世界を見事に映像化した作品。原作は短編集で他の話も賢治の独特の世界観が漂う。特にこの話はまだ未完成だと聞く。たしかに原稿が無い旨、記載されている。それでも、これだけ幻想を心地よく味わえる作品も珍しい。主な登場人物を猫と描写したことがまた深みを与えている。挿入曲であるドヴォルザークの交響曲「新世界」家路が心に響く。小学校の下校の音楽に使われていたのでより感慨深い。当時、この曲を聴くと必ず、何ともいえない寂しい気持ちになり、早く帰らなきゃと何故かおしっこがしたくなるような感覚に襲われ焦った記憶がある。 【カリプソ】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-02-17 14:50:36) |
63.《ネタバレ》 子供のころ原作を読む前にこの映画を先に見たのですが、まず音楽がいいです。幻想的な世界観もうまく表現されています。タイタニック号の乗客と話をするシーンとカンパネルラがいなくなってジョバンニが「カンパネルラー!」と絶叫するシーンが忘れられない。 【あんぐれーず】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-02-01 00:22:05) |
62.はっきり言って、あまりにも退屈で最後まで観るのが辛かったです。1つ1つのコマ切れのエピソードが抽象的すぎて、物語の筋がいつまでたっても見えてきません。ようやく物語として受け入れられるようになったのは、エンディング目前のところからでした。宮沢賢治の原作を読んでいなくて論じるのは横柄かもしれませんが、とは言え、この映画は観たわけですからこの映画そのものを論じる資格はあると思っています。なんだか、「想像力を膨らませて、あなた好みの物語を創作して下さい」とでもいった、絵だけで文字の無い絵本を読まされているような気分でした。これは子供向けですか?子供がこんな退屈で長い映画を最後まで我慢して観られるとはとても思えません。 |