怪物(2023)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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怪物(2023)

[カイブツ]
2023年上映時間:126分
平均点:7.18 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-06-02)
公開終了日(2024-02-21)
ドラマサスペンスミステリー学園もの
新規登録(2023-03-28)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2023-11-23)【イニシャルK】さん
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監督是枝裕和
キャスト安藤サクラ(女優)早織
永山瑛太(男優)保利
高畑充希(女優)広奈
中村獅童(男優)清高
田中裕子(女優)伏見
黒田大輔(男優)品川
森岡龍(男優)神崎
北浦愛(女優)八島万里子
脚本坂元裕二
音楽坂本龍一
撮影近藤龍人
製作市川南〔製作〕
大多亮
是枝裕和
東宝(「怪物」製作委員会)
ギャガ(「怪物」製作委員会)
フジテレビ(「怪物」製作委員会)
企画川村元気
プロデューサー川村元気(プロデュース)
配給東宝
ギャガ
美術三ツ松けいこ
衣装黒澤和子(衣裳デザイン)
編集是枝裕和
照明尾下栄治
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【クチコミ・感想】

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12
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14.《ネタバレ》 冒頭の30分は怖くて怖くて・・・絶対に死んじゃうんだと思って観ていました。
引き込まれました。
最後は是枝監督らしい観客にゆだねる形ですね。
東京ロッキーさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-04-01 17:30:47)
13.《ネタバレ》 誤解による、被害者加害者の入れ替わり、ボタンの掛け違い混迷のストーリーを
それぞれの視点で描いた映画なんだけど・・ どーもストレスが残る1本。
観客のミスリードを誘うやり方がセコイ。

みなそれぞれ事情があるのに、悪人・サイコに見えるような仕草の強調ばかり。
その上で、各登場人物が本音を隠して自分の殻に閉じこもり、ズレた正義感で暴走へ。
さらに、悪人は居ないというテーマを掲げつつ、本当のいじめ主犯は別にいるし、
怪物保護者も別にいた。とこるが、そちらの人物は特に掘り下げない。
映画制作側にとって都合のいい部分しか見せないのなら、真実は別にあるという
投げかけを、途中で放棄しちまってないか?

面白い題材なのに、料理の方法がプロっぽくない、学生ムービーみたいだ。残念。
グルコサミンSさん [DVD(邦画)] 5点(2024-04-01 15:29:58)
12.《ネタバレ》 さすがというしかない。小説でたとえるなら東野圭吾や奥田英朗のそれ。引き込む力がすごいんだ◾️思春期以前のころのグラグラ感。二人の気持ちを決して他の人に知られないためのウソ。木田さん(女子)には、どうやらバレている(たぶん、雑巾のパス)。◾️本作は二人が事故に遭って宇宙の終焉(ビッグクランチ)を迎えて然るべき映画じゃないかな。すみません、人でなしで。【追記】皆さんのレビューを見て、そうですよねと納得。本作は、あくまでも救いのない悲しいお話です。
なたねさん [DVD(邦画)] 9点(2024-03-17 19:24:32)
11.《ネタバレ》 どこか不穏な空気ではじまり、観てるこっちはそわそわ。うちには小5の息子がいるから、余計にソワソワ。何かが子供たちの中での起こってる。でも何が起こってるかわからない。学校の対応に、僕らはググッと安藤サクラ目線に立たされる。いじめがあるのか?とか、サイコパス的な変な事件とか起こってるのか?とか。親目線、学校目線、で物語は進み、そして迎える子供目線。ここで何が起こってるのかが明かされる。いや、もう、涙が止まんなかった。なんの涙かわからんけど。最後は色々、解釈がとれる終わり方だけど、僕は結構、心に響いた終わり方でした。スッキリでもなく、単なる悲劇でもなく、なんてゆーか、ちょっと切ない感じもするけど、希望もあるようなファンタジー?変わらない2人、でも世界の方が変わった感じにも思えました。怪物はどこにもいなくて、そしてみんなの中にちょっとずついて。だから変えていこ世界みたいな気持ちにはなれました。ちなみに嫁さんは、最後が現実よりになってないのが、納得いってないみたいでした。あと、学校の対応、ひどすぎとか。どっちにしろ、色々考えさせられるわー。
なにわ君さん [インターネット(邦画)] 10点(2024-03-08 20:25:34)
10.良い映画だと思うが、真相がわかる後半になってすっきりしない感じが残る。時間の関係もあるのかもしれないが、担任の態度についても理由がはっきりしなかった(見方が悪かったか?)。
海牛大夫さん [映画館(邦画)] 7点(2023-07-11 14:57:13)
9.《ネタバレ》 日本の現実との乖離をちょっと感じた。皆いい家いい部屋に住んでます。高級住宅街の話かな。やや貧乏そうに見える人が多少いてもよさそうなもんだがそう言う方は見受けられず、おとぎの国の映画。二人の名前をつなげて書く。いかにも小学生らしい。小学5年生で秘密基地かー。小学5年生ってもうちょっと大人なんじゃないかなー。知らんけど。字も下手すぎる。あの秘密基地、蚊がすごそう。蚊取り線香必須のはず。
担任の先生、前半は謝罪を強制されるいかにも新人類っぽい先生なのだが、後半は生徒に寄り添おうと健気に頑張る熱血教師みたいになっていて、あまりの落差に違和感はある。

まとめ: 狂気は誰にでもある。
ほとはらさん [映画館(邦画)] 6点(2023-07-01 19:15:11)
8.かの偉人の言葉「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」を思い出しますが…それにしても母親視点の校長をはじめとした学校側の対応はコメディだったの?と思ってしまうような違和感。
このしっくりしない感じもサスペンス・ミステリー仕立ての学園ドラマに引き込まれてしまい、いつの間にか雲散霧消。
あの変な感じがなければ…ちょっと残念。
ProPaceさん [映画館(邦画)] 7点(2023-06-29 20:34:03)
7.近藤龍人の撮影は素晴らしいです。安藤サクラと永山瑛太が豪雨の中窓の泥を拭いとる様子を電車の内側から見せるショットはまるで墨絵のように見える効果があり斬新な造形だと思いました。直接関係はないかもしれませんが黒澤明が七人の侍で雨に墨汁を混ぜたというエピソードを思い出しました。しかし結局のところその撮影もただ美しい画というだけで何かの象徴として効果的に使われているわけではありません。湖だけを映したショットが何度か挿入されますが、場面の区切りとして機能しているだけです。湖の近くの町と学校という舞台設定には美しくそしてノスタルジックでもあること以上の意味がありません。作品のテーマは善意としての行動が結果として他者を追い詰めることにもなり得ること、それが必ずしも個人だけの罪というわけではなく置かれた立場や組織の論理によるものではないかと気づかせることです。しかし星川父(中村獅童)のみ別の側面を見せずに単純な悪人として描いています。それはこういう人物だけは絶対に許せないという作り手の主張といえなくもないでしょうが、安易な悪役の記号を寄せ集めた安っぽいキャラのようにも見えてしまいます。ラストも劇中で提示された多くの要素を一つにまとめ上げるテーマやメッセージを投げ捨ててありがちなメロドラマ的エンディングでお茶を濁したようにしか見えず納得がいきません。それこそ黒澤明の羅生門は最後には人間不信を拭い去ろうとする一筋の希望を提示してみせました。この映画もまたそうするべきではなかったでしょうか。
Сакурай Тосиоさん [映画館(邦画)] 5点(2023-06-23 22:37:17)
6.《ネタバレ》 約8ヶ月ぶり2度目観賞。是枝裕和監督による学園・家族ドラマ、サスペンス。アカハラ暴力教師のエータくん、モンスターペアレントのサクラちゃん、やる気のない田中裕子校長(ヤツと同姓同名)、2人の小学生。前半ドラマは中学生日記の小学生版やな。多様な人物の視点で描かれる群像劇的な後半。前半の種が明かされて面白くなるはずだが、なんだかとても冗長で入り込めなかった。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 6点(2023-06-18 02:27:38)
5.《ネタバレ》 この内容に『怪物』というタイトルを充てた凄み。
人は同じものを見聞きしても受け取る側によって見え方聞こえ方がまるで違う。
結論を言えば、登場人物に怪物はいない。敢えて言えば教師たちか、同級生たちか、父親か。だが作中で彼らの視点描写がないだけで、彼らには彼らなりの道理があるのだろう。
みんな自分の価値観や正義感や今まで生きてきた経験値によってものを見ている。だが自分の見ているものが全て正しいとは限らない。これは現在のネットにおける歪んだ正義感を可視化した作品ではないだろうか。
少年たちは最後にどこへ行ったのだろう。作中最も美しい場面なのに、直前の場面とはつながっていないのだ。美しくとてつもなく悲しい場面だった。
denny-joさん [映画館(邦画)] 8点(2023-06-15 20:40:30)
4.良い映画ですね。
子供たちの演技が自然です。
次に「怪物」の正体について、意見を述べます。ネタバレが嫌な方は読まないように。

―――――――――――――
音楽室で「怪物」を思いっきり楽器を使って吐き出す、校長と生徒。唸りを上げる「怪物」
後悔、不安、恐怖、周り(世間)に対する思い、偏見などの感情が「怪物」となって唸りを上げる(慟哭)

この世で最も恐ろしいものが人間の思いの「怪物」であり、それが最悪として表現されているのが戦争。
この映画は日常に潜む「怪物」を上手く表現している。
cogitoさん [映画館(邦画)] 8点(2023-06-11 12:50:28)
3. 
面白かった!つか、圧倒された作品。
正直、一回めの閲覧では分からない事が多い。
言わばパズルのピースを全部取り出して広げただけ…のような。
けど数回観る事でパズルのピースの意味合いと、その組み合わせで全体像がつかめて来るだろう。
正直、そんな不思議な感覚の映画だなーと思う。

ただ、ぶっちゃけ…非常に良く創ってるけども雰囲気も含めて、一回観ただけじゃ伝わり切らんかったかな…俺には。
あ、でも悪い意味じゃなく…終ったあとは「あー、美しい映画だったな…」とか「子供の頃にこういう事があったな…」とか、そんな事を考えた美学があった。

恐ろしいのは、最初の母親のターンを見ている時に「ああ、この人は間違ってないだろうな…」と刷り込まれるが、話が進むとそれも錯覚だと気付かされる。
そして、観終わってから電車内や家で色々と考えてしまうだろう。

あの回収されてない伏線らを回想すると、若干…心がゾワゾワし出す…もう一回行って脳裏で組み合わせるしかない。

映画の視点は「親」「教師」「子供」の3視点で描かれる。
ただ、怖いのと共感したのは…三者間それぞれの着眼点と価値観が映像にされているところで、そこはあくまで自分視点であり、正義感や価値観が強引に引っ張られてしまう…いや、その恐ろしさよ。
言わば、戦争の価値観なんて…己の言いたい事、己の聞きたい事、己が正義と信じてるが故に言わない事。
もう、戦争をしてる国家間なんて、このような視点かも知れない。
これが恐ろしくて、更に最後のシーンの映像が素晴らしくて…ただ懐かしい回想と共に映画が締め括られてゆく。

ともあれ、己を貫くってのが一般的な価値観かもだけど、誰かの上に立ったり、団体の長になる人間には、自身の考え方の変化になるかも知れないので、是非とも観て欲しいなと思う次第。

あー、観てない人間にネタバレしないように書くと…この程度かな。

.
映画の奴隷さん [映画館(邦画)] 7点(2023-06-06 04:24:59)
2.《ネタバレ》  自分の理解を超えたモノは「怪物」。だから何とかしないといけない。
 母親にとって事件と向き合わずにいる学校。教師にとってこんなものだと思っている子ども。男の子にとって妙に女の子とつるんでいる男子。
 それぞれに現実の結末とそうでないものを見せる。
 観客も怪物と思う側に引き寄せるための演出がちょっと過剰気味。
ぶん☆さん [映画館(邦画)] 6点(2023-06-04 16:41:43)
1.《ネタバレ》 親の視点、教師の視点、子供の視点により物語は進んでいく。違った視点で時間軸だけが交錯してい手法は黒澤の「羅生門」でもおなじみだが、ミステリー調の展開で大変面白い。
共通するのは三者の間で理解しあう姿勢が全くなく自己の世界のみで完結している点だ。
子供の世界は残酷で、個性的な弱者はいじめの対象になりがちでそれをかばうとその子がいじめの対象になる。そこに同性愛の要素が加わってくるので複雑だ。繊細で壊れやすい子供たちの世界が坂本裕二ならではの脚本で描かれる。
永山瑛太の担任教師は何も悪くないのに誤解され、裏切られ、恋人には振られ、裁判で起訴され、ほんと可哀想としか言いようがない。
田中裕子の校長先生が一番恐ろしい。
とれびやんさん [映画館(邦画)] 7点(2023-06-03 16:45:20)
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 7.18点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.94%
525.88%
6926.47%
7926.47%
8617.65%
9514.71%
1025.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人
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