21.《ネタバレ》 登場人物がバカばっかで見ていてイラついてくる。 子供たちが守っているお金も元々はオヤジが殺人を犯して手に入れたものだから、なんだか納得がいかなかった。 シェリー・ウィンターズは美人だが、いつも途中で殺される。 最後まで生きていたためしがない。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-21 03:52:09) |
20.《ネタバレ》 これは意表を突かれた。。 いわゆるサスペンス映画の古典、深夜の告白とか、恐怖の岬とか、バニーレイクは行方不明とか・・そういうイメージでサスペンスを期待してたら(ロバートミッチャムの怪演でも名高いし、、)、あらあら。。汗 なにか意味ありげなセリフ、シーンが多く、寓話的にも取れる何かを象徴的に表してそうな登場人物たち・・ 幻想的で美しいシーンも多数あり、泣かせるシーンもある。 何度も出てくる「女は愚か」というセリフと実際に愚かな女たち。 (女になろうとしているルビーは、「愚か」になりかけているし。。) そして、うすうす気づいていても見ないふりをする臆病で卑怯な男たち。 唯一、主人公の少年とレイチェルだけは「愚か」でも「臆病」でもない存在。 でも狂気の牧師と敬虔なクリスチャンのレイチェルは信仰では繋がっている。(というか同じものに頼っているleaning,leaning..) いや~一度ではとても消化しきれません笑 それにしても、信仰なんてものはその宗教自体の良し悪しじゃなく、結局は人間次第だってことは確かかも。 それに人間はどこまでも愚かで臆病なもので、この映画で描かれる多くの大衆のようなものなんだよな。 自分に一番近いのは、近所夫婦のおっさんかな笑 【kosuke】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-12-31 02:31:33) |
19.《ネタバレ》 ハードルが高くなりすぎたのか、完全に拍子抜け。 ロバート・ミッチャム演じる牧師に怖さを感じなかった。 子役の演技もうまいとは言えず、殺人鬼もいろいろ間が抜けていて迫力不足。 ジョンが捕まったハリーを庇おうとするのも理解できない。 父の姿と重なったという演出だろうけど、母を殺され自分たちも殺されかけてるのに突飛に感じる。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-12-16 00:37:19) |
18.《ネタバレ》 ロバート・ミッチャムはいい人なイメージがある(個人的に)ので、こんな悪いやつを演じてることにまず意外。詰めが甘い部分がありつつも結構ドキドキする展開は面白い、でも最後はちょっとあららな感じでもったいないかな。独特のカメラワークや構図が印象に残る良作でございマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-05 09:01:19) |
17.掘り出し物に出会った気分、というのでしょうか・・・。どうしてこのDVDをリストに入れたのかあんまり記憶になく、なので、どんな内容かもよく分からないままに見始めたところ、序盤、やや眠たいものの、パウエルが本性を剥き出しにしてからはバッチリ覚醒致しました。こういう、利発な少年vs邪悪な大人、みたいな話って、今パッと思い浮かばないけれど、結構ありますよね。ジョンは賢いし勇敢だけれど、銀行強盗やったおとーさんは、ホント、独善的大迷惑男ですね。ジョンがおとーさんとの誓いに忠実に、妹を命がけで守りながら生き抜く健気さが哀しい・・・。何で、あの程度の金にパウエルがあそこまで執着するのかしばらくよく分からなかったのですが、彼の偏執的な妄信ぶりを見ると、刑務所で言っていた「教会を建てる」というのは偽りのない言葉だったのだと思いますね。単に金の亡者であそこまで追いかけるってのじゃ、むしろ面白くないし、説得力がないでしょう。凝り固まった、歪んだ信仰を頑なに守り続けているのです、彼は。思えば序盤、車に乗りながら彼は「主よ、殺生はお気になされんでしょう」って天に向かって呟いています。冗談かと思って見過ごしていましたが、このシーンが鍵だったのですね、きっと。彼が、どうしてこのような人間になったのか、その描写は一切ありませんので想像するしかありませんが、あそこまで女性を嫌悪するところからして、恐らく、究極のマザコンではないでしょうか。奔放な母親に捨てられたのかな、と。あるいは、母の愛を知らずに育ち、ルックスは悪くないばかりにプライドばっかし高くて頭が悪いが故に絶望的に女にモテない童貞クンだったとか。まあ、どーでも良いんですが。あと、特筆すべきは映像美。パウエルが馬に乗ってあの気味の悪い歌を歌いながら彷徨う絵は、まさに影絵のごとく美しく、絵本のようでした。ラストは尻すぼみだったけれど、結構楽しめました。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-07 00:08:22) |
16.《ネタバレ》 簡単に人を殺める殺人鬼と、お母さんすら殺されて、一人で妹とお金を守らねばならない少年の攻防。これはどうなる!?と、さすがに思いました。こんな設定はサスペンス華盛りの今でもドキドキする内容。スリリングな内容が淡々と進んでいくとこが、ヒッチコック先生のいた頃の時代のテンポなんでしょうね。最後にリリアンギッシュ登場!う~ん、「八月の鯨」で初めて印象に残ったこの高潔な女性、まさにはまり役。何も派手な展開はないが、十分面白かった。あの名作「コレクター」が、ぞっとする話なのに、淡々と語られていたこの頃。やはり映画って暗闇の演出でも、顔をゆがめるほどの恐怖の表情でもないね。少年と殺人鬼の攻防、それを助ける母性の強い女性といえば、自分はジョングリシャムの「依頼人」を思い出しましたが、こっちの方がえ~っ???次どうなんの???て思いましたもん。やはり面白いって次から次へと展開する話の内容だね。そう思いました。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-19 02:18:47) |
15.《ネタバレ》 「情婦」「パラダイン夫人の恋」の名優チャールズ・ロートン氏唯一の監督作品。ストーリーそのものより、寓話というかおとぎ話的な展開が非常に斬新で面白かったです。子供たちがボートで川に流されていくシーン、追う馬上のミッチャム氏が歩を進めるのを納屋から眺めているシーンなんかは、通り一遍のサスペンスというより、ダークなメルヘンファンタジー的な味わいがあって忘れ難い。う~ん・・・ロートン氏、唯一の監督作にして心のどこかに引っ掛ってくる、不思議な映画をこしらえたもんですね。そう言えば、映画評論家川本三郎氏のエッセイで、ロートン氏は実はゲイだったっていうのを読んだ事があるんですが、この映画での主人公のあまりに露骨な女性憎悪は、それが理由だったんでしょうか・・・? 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-12 23:30:12) |
14.《ネタバレ》 この作品は、やっぱりモノクロでしかこの怖さが出ないといいましょうか、仮にカラーで撮ってたらただのB級低予算ホラームービーにカウントされてたことだろうと思います。モノクロというのはそれだけで現実から浮遊して「映画的世界」を構築する力がありますからね。家の前にたたずむハリーの画や湖に沈むクーパー夫人の画などはまさにその威力を発揮していると言えます。ただ、地下室での追いかけっこや船での逃走シーンなどはサスペンスあっていいのですが、おばちゃん家に居候するところからスノーダウン。クーパーがおばちゃんと対峙するシーンでも、なぜか「今夜また来るぞ」とわざわざ相手に言う始末。なんの得があって出現するときを相手に告げる必要があるのかと(笑)。少年がクーパーにうっかり口を滑らす演技があまりにあざといし、色々と不満があるのも事実です。そんなわけで、佳作ということで6点を献上しておきます。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-29 22:32:21) |
13.この映画が作られた当時はカラーがほぼ主流になった頃で、時代に逆行してモノクロで作られた訳なんだかもしカラーで作ったとしたら何にも面白くもない映画になってただろうと思う。偽牧師ロバート・ミッチャムの怪演が見事なまでにモノクロとマッチして子供が感じる恐怖そのままを見てる方まで感じさせてくれる手法は素晴らしい。ラストの、、父親を目の前で失ったジョンが持ち続けていたトラウマを克服しようとしてたのんだけどあっさり終わっちゃったのはちょいと拍子抜けでしたけどモノクロならでは、の要素が思う存分詰まった映画ではないでしょうか。 |
12.《ネタバレ》 これは怖い。ストーリーは「財産目当ての男が未亡人を狙い、みんな騙されているが子供一人だけが気づいている」という極めてシンプルなものだが、その迫り方が何か心にどろどろとしたものを残していく。 ■騙されるのが未亡人、妹、スプーン夫人、ルビーと女ばかりというところ、クーパー夫人のセリフも相まって「だから女は・・・」的なテーマにも見えるが、本当にだらしないのは男の方の気もする。そもそも強盗などしてわずかな金をとってきたばっかりにこんな不幸に家族は巻き込まれたわけだし(結局子供たちはお金で幸せにはなってない)、土壇場で船着き場のおじさんは酔いつぶれている始末、全く救われない。 ■最後にハリーが捕まる際にジョンが駆け寄るのは、やはり父親と重なって見えたのだろうか。嘘でもいいから、金目当てだと知っていてもいいから、父親だと言ってくれる人が欲しい、そういう心理だったのかもしれない。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-09 23:51:09) |
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11.ニセ牧師恐い。 サスペンスなのに最終的に感動してしまった。俺もクリスマスだけは信心深くなって孤児のためにお祈りしようかな。君らが、いんぐりもんぐりしている間にだ! 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-12 16:50:38) |
10.《ネタバレ》 普通に楽しめる内容だが、キリスト教がらみのしつこい引用が気に障った。 最大にして唯一の見所は、悪の牧師が最後につかまるシーンで、父親の姿がオーバーラップし、少年が思わず止めに入ってしまうところ。 父親を失ったトラウマがフラッシュバックした場面として、ドキっとさせられるものがあり、胸が痛んだ。 そして最後に特筆すべきは、川辺のシーンの映像的美しさか。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-01-29 23:46:45) |
9.《ネタバレ》 スタンリー・コルテスのカメラが素晴らしい。表現主義を取り入れたような室内の光と影の描写は息を飲みます。全編今まで観たこと無い様な美しいモノクロ映像で、特に水中の死体が映るシーンは実に不気味で美しかったです。1955年という製作年度にしては際どい題材で、偽物とは言え連続殺人鬼の牧師が主人公という映画はそれまでなかったでしょう。大根役者のイメージがあるロバート・ミッチャムに、こんなに怖い演技ができたというのも驚きです。確かにロバート・ミッチャムが逮捕されてからの展開には疑問符をつけざるを得ません。ヒッチコックが撮っていたら、どういうラストになっていたかなと想像してしまいました。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-04-13 21:13:22) |
8.《ネタバレ》 子どもの時にこの映画を観ていたら、間違いなく重度の人間不信に陥っていただろう。白馬に乗ってトコトコ移動する牧師の恐ろしさと言ったら。それに対し、牧師から逃れるべく必死で舟を漕ぐ少年の姿が勇ましい。一見少年が平穏な生活を取り戻したかに見えるラストも、単純なハッピーエンドというわけではなさそうだ。大した理由はないのだが、どうも腑に落ちないのだ。それは、婦人へのプレゼントにするために、少年がテーブルに積まれたリンゴを布で包むのだが、牧師に促されて地下室に降りていくシーンでも、同じように積まれたリンゴがあったからかもしれない。一筋縄ではいかない映画だ。 【クルシマ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-01-06 18:48:34) |
7.《ネタバレ》 人形の中に収まる程度のお金に何でそこまで必死になってんだろうと考えてしまうと、急激につまらなくなってくる。 それに、もともとはあのお金って銀行強盗してかっぱらって来たお金でしょ。劇中でも言われてる通り“汚れたお金”のはず。それを親子の絆とか男同士の約束といったもので本質を誤魔化して見せているところがあまり好きになれないです。 子供は好きですし、どんな子供でもかわいいと思うけど、いくら父親でも、いくら将来の子供の為だとしても、悪事に加担させて騙しちゃいけないでしょ。少なくとも、映画というメディアを通じて観客に見せちゃいけないと思う。 あと、マネキンを使って水死体を撮ったのは大幅減点。リアリティーを追求するのが困難なら他にも方法があった筈。 まぁ、モノクロ映像における水面の月の光の乱反射なんかはモノクロの長所を最大限引き出しているし、野生の動物たちの息吹を感じ取れたことだし、リリアン・ギッシュも綺麗に撮られていたし・・・・・ギリギリの及第点という事で、6点。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-29 00:42:06) |
6.《ネタバレ》 トリュフォーじゃないが、映画史上に燦然と輝く世紀の傑作を選べと言われたらわたしは本作を推すだろう。伝道師ハリーが幼い兄妹を追い続けるというその追跡行為は、金銭の欲に動機を発しているようでいて、失われた何かを追い求める、取り戻そうとする純粋な、抑止の効かない自然発生的な感情のように感じられるのだから分が悪い。 この追跡の映画には、宗教や集団心理の危険性、殺人、貧困、漠然とした愛、といった主題の断片がそこここにありのまま提示されている。存在の全てををさらけ出すようなこの観念的な魅惑が表現主義直系の映像(この水の美しさといったら!)に拠ってまるで恣意的に映画を宣言する。 サスペンスの表象を纏ったこの映画はスタンリー・コルテスを通じてサミュエル・フラーへと誘い、感知できる最小の音量で歌われる“rely-rely”の恐怖がブレッソンの“トーキーは無音を獲得した”という名文句を想起させてしまう、個人映画史上に欠くことのできない逸品である。 【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-15 05:03:49) |
5.ロバート・ミッチャムが、異常な伝道師を好演しておりました。最後はあっけなさすぎたかな。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-20 18:48:16) |
4.《ネタバレ》 よくできてると思うわ。 でもアタシけっこうイライラしちゃったわ。 映画の出来に、ではなく登場人物に。 偽伝道師はもちろん憎ったらしいことこの上ないんだけど、パールもルビーもスプーンおばさんもバーニーおじさんもほんっとにムカついたんだけど。 だってルビーなんて偽伝道師のことを「彼は本当はいい人なのよ!」なんて言ってんのよ!? でもクーパーさん見て反省しちゃった。 だってあんなおバカなルビーを温かく包んであげられるなんて…やっぱりキリスト教徒だから無私の慈悲深い愛情ってのが備わってるのかしら? でも精神異常っぽい偽伝道師も、アタシをイライラさせた単純でおバカな登場人物たちも、物語風にデフォルメされてはいるけど改めて考えてみると、アタシたち実際の人間をうまく風刺してるのかも、って思ったりして。 とにかく、なんだかんだ言って最後までひきつけられたし、やっぱり映画としてはおもしろいと思うわ。 それにしても、偽伝道師はなぜあそこまで女を嫌ってたのかしらね? 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 7点(2003-12-20 17:36:56) |
3.サスペンスの傑作。大人になってこんなに怖い思いをしながら見た映画は初めてです。ロバート・ミッチャム演じる偽伝道師は、心底恐ろしかったです。 とても印象に残った美しい映像も良かったです。 |
【虎尾】さん 6点(2003-10-19 17:54:28) |