311.普通に観れました。普通でした。雰囲気はあるんだけど…。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-07-06 23:23:40) (良:1票) |
310.《ネタバレ》 ひとつひとつのシーンを丁寧に演出している印象が強く、一見すると単調に思えるけど、完成度は高いと感じました。ストーリー重視で観たり、派手なアクションやお涙シーンを期待して観ちゃうと、損です。主人公が実は剣の達人だという設定も、「もっとおもしろく展開できたのでは?」とも見えるほど、サラッと描かれますが、かえって観客の想像をかきたててくれて、映画全体の内容を濃くしていると思います。刀を研ぐシーンの緊張感がたまりませんね。真田広之の表情や動作も、余計な演出一切なしで無駄がない。残念なのは、岸恵子のしゃべりとシーンだけが説明っぽすぎる点(そこだけ減点対象に) 【かねたたき】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-06-27 08:55:50) (良:1票) |
309.《ネタバレ》 主人公が垢染みた侍なのですが、美しい瞳と清潔感あふれる真田広之だからこそもったのではないでしょうか。下手なキャスティングでは真にうだつの上がらない役になってしまいます。 そんな彼に惹かれる朋江さんも美しくまた聡明で魅力たっぷり。 そんな主人公二人の美形振りだけでなく、脇役陣も立派。 吹越さんよし、故深浦さんもよし、お父様と声のそっくりな梅雀さんよし、と安心してみていられます。 特筆すべきは田中泯さん。狂暴なだけの野蛮人ではない証拠に、まずは相手の技量を認めて和やかに話が進みます。それが一変する時のあの迫力にはびっくりしました。 あの、眼が光る一瞬だけでも、この映画を見る価値はあると思います。 【バッハバッハバッハ】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-02-05 23:23:28) (良:1票) |
308.かなり評価高い作品ですが、そんなに素晴らしいですかねぇ~ 普通に楽しめた程度でした。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-10 19:52:51) (良:1票) |
307.今、目に前にいる人を大切にしよう…優しくしてあげよう…幸せにしてあげよう…そう思わせる映画でした。そう思わせてくれたこの映画に感謝しています。(43歳) 【カスミン】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-29 22:46:11) (良:1票) |
306.着物はいつもぱりっとおろしたて、足袋はさんざん歩いても真っ白、髪は後れ毛の一本もない、というテレビの時代劇を一方の極とすると、この映画はその対極にある。舗装してない道路を足袋に草履で歩くとどうなるか。当然真っ黒である。そのまま座敷に上がったりしたら、ざらざらだろう。そういう生活のディテイルがきちんと表現されているのが、新鮮だった。 ラスト近く、宮沢りえが、果し合いに赴く真田広之に呼びだれて、急いで座敷に上がるシーン。あがる瞬間にさっと足袋の裏を手ではたくのである。ほんの一挙動だが、日常の生活の裏打ちのある動作で、リアルさに感心した。 真田広之は、アップに耐えうる、いい役者になったものである。どうしたっていい人に見えるので、『陰陽師』の悪役はちょっとつらかったが、これははまり役。宮沢りえも、ただ運命に流されていくのではない、自分の意思を持った女性を好演している。 ナレーションと、ラストシーンに出演の岸恵子は、いくら大女優とはいえ、雰囲気がモダンすぎて、あまりむかしの女性という感じがしないのだが、彼女を使った理由はなんなんだろう。 中村梅雀がワンシーンだけの出演で、ずいぶんもったいない使い方だったが、さすがにうまい。同じシーンに出てくる家老が露骨に悪相だったのには、若干興ざめだった。 自分が殺しに行った相手と、貧乏話で意気投合するのがおかしくもあり、切なくもあり。 【yhlee】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-08-19 23:37:16) (良:1票) |
305.今日日の商業映画はいち早く状況に入ることを良しとし、それに慣れてしまっている自分としては今作のように悠然と説明を重ねていく作風を観始めた当初は退屈だろうと思っていたのですが、いやはやどうして全くそんなことはありませんでした。 それはひとえに清兵衛に親しみを感じたからのような気がしまう。 感情移入を誘う機微の捉え方が素晴らしいのですね。 【カラバ侯爵】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-03-26 14:40:33) (良:1票) |
304.ストーリーは単純だったけど予想に反して深いものがある。 山田洋次監督の作品はこれが初めてだったりするのだけどなかなか良かったかな。 実は真田広之の演技が観たくてこの映画観たんだけど、やはり真田広之の演技は素晴らしい。それと宮沢りえの演技も良かった。 宮沢りえ以上にあの役が合う人は恐らくいないだろう。和服が似合うね。 2人の子供がいてそれなりの生活が出来て、たそがれ清兵衛の人生は十分幸せじゃないか。百姓はもっと過酷・・・なんて観てる最中思ったからラストのセリフには共感できた。 たそがれ清兵衛は一見地味な男だけどあれほど理想的な人間はいない。武士としてはなんとなく不満が残る人物だったけど人間としては出来すぎなくらい。そんな人物にちょっと惹かれたから面白いと思えたのかも。 でも最後の余韻に浸ってるとき、エンディングを聴いたとたん井上陽水の顔が浮かんでて来て物凄いスピードで萎えた。 それと途中が若干退屈なのと、ラストの語りは良いけど合間合間の語りが嫌だった。 【ケ66軍曹】さん [地上波(邦画)] 8点(2006-12-23 00:11:19) (良:1票) |
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302.《ネタバレ》 前半のほのぼのとした雰囲気と命を受けてからの緊張感の対比(自分が緊張してただけかも。。。)がよかったです。見る人によって評価は違うと思うし見る人が見たらつっこむところはいろいろあるだろうけど、僕は全体の雰囲気も殺陣も好きだったし、 素直におもしろかったです。ただ、時折入るナレーションは気が散った。刀がうまい具合にひっかちゃったのもベタすぎる。ラストも、まぁナレーションで始まったからあんなラストなんだろうけど、その後なにごともなかったかのように仕事をして黄昏時に帰るでよかったんじゃないかと思います。戊辰戦争で死んだ話なんかむしろ聞きたくなかった。舞台は幕末であったけども、一介の下級武士の生活を描いていたのだから、日常でしめてほしかった。いろいろ文句は言ったけど、楽しめたのは事実です。でもこれ、日本人以外わかるのかな。。。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-03 05:01:55) (良:1票) |
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301.《ネタバレ》 壬生義士伝のような温かみのある内容だったと思います。やはり東北弁のもつ独特な暖かさ優しさがそう感じさせるのでしょうか。二人の子役がとても可愛らしくて良かった。宮沢りえはどちらかと言えばあまり好きな女優さんじゃなかったのですが、今作で見直しました。清兵衛の身支度を整える時の頭の切り替え、無駄のない身のこなしが秀逸。あぁ言う女性になりたいですね。好きな男のために一生懸命、今自分ができる最大限のことをする。良いな~。大杉さんはすっかり酔っ払いキャラになっちゃいましたねぇ。電車男でも酔っ払いでしたし。果し合いのシーンははらはらドキドキでした。両者ともに格好よかった。「ワシを甘く見たな」のあたりから俄然エンジンかかりましたね。でも最後があんまりにもあっけなくて、ちょっと萎え。岸恵子で終了かよー!明日会社で終業時間になったら「おのおの方、ご苦労はんがんした。本日はこれで。」って言っちゃいそうな自分が怖いです。 【ゆみっきぃ♪】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-08-10 00:14:43) (笑:1票) |
300.何故、過去形にしてしまったのだろう…という印象で、終始、娘・以登(岸恵子)による“良き父の思い出”として語らせる演出は余計。現在進行形で進む映画のストーリーも、“語り”という手法で過去形によって話を進めれば進ませる程違和感を覚える。大体、娘の知らない所で父が何をしているか…だなんて、実際に見もしないで語っている時点でリアリティに欠け、虚構のストーリーだと浮き彫りにしているだけで興味が薄れる。ただ、日本の良き情景を背景にたった1人の侍の様を淡々と描く演出なり、独特な味わいがこの映画の特徴で良いと思う。 【_】さん 6点(2004-10-10 15:24:25) (良:1票) |
299.非常に丁寧に作ってあるなというのが第一印象。個人的には黒澤明監督の「七人の侍」や「用心棒」のようなダイナミックな時代劇が好きなのだが、今回「たそがれ清兵衛」を見て、静かだが何か訴えかけてくる時代劇もありかなと思った。なかなか泣かせる話だし、真田広之、宮沢りえが好演していた。宮沢りえはあまり好きではなかったが、ちょっと見なおした。二人の娘たちも、早く自分も子供が欲しくなるくらい可愛かった。殺陣はもう少し派手なのを期待したが、思えば実際はああなのかもしれないな、と妙に納得。あとナレーションを使い過ぎているように感じたが、このナレーションのおかげで映画全体が分かりやすくなっているし、最後のシーンにもつながってくると思うので、これはこれで悪くない。映画が分かりやすいというのは、時代劇をあまり見ない若者にも見せやすいという点で重要なのかもしれない。山田洋次監督の作品は今回が初めてだが、他の作品も見てみたくなった。もちろん次回作「隠し剣 鬼の爪」は必ず映画館で見ます。 【zahrky】さん 9点(2004-09-30 02:32:38) (良:1票) |
298.時代劇がテーマの映画、ただそれだけ。もろ時代劇っていう感じも無く、現代版っていう中途半端な感じにも思えた。最近見てなかったので、ちょっと新鮮に思えたけど、可も無く不可も無くってところだな。 【紅】さん 4点(2004-08-07 15:11:24) (良:1票) |
297.《ネタバレ》 よくも悪くも山田洋次の映画という感じ。アラがなく、ソツもないけれど、強烈な何かもない。いわゆる佳作。 立身出世を求めない清兵衛の生き方が人気だというが、組織の中で、あのように自ら窓際族となって孤立しながらも、なおかつ尊厳を身にまとっているというのは、現実にはほとんどありえない。多くの組織人は、一生懸命仕事に励んでいるにもかかわらず結果が出なかったり、認められなかったりするのが実際ではないだろうか。なので、実は器用な人間である(と私には思える)清兵衛にまったき共感を感じることはできなかった。同じ藤沢周平原作でも、仕事自体にも一生懸命だった『蝉しぐれ』の牧文四郎のほうが共感できる。 恋情あり、活劇ありとエンタテインメントの要素は押えてあるので楽しめるが、他方、テーマに深まりが見られなかったのが物足りない。アカデミー賞ノミネートまではいっても、受賞にいたらなかったのは本作のあり方を如実に反映して象徴的。 絵は大変美しく、山々には必ずといっていいほど高圧鉄塔が立ち並ぶなか、よく撮影地を探したもんだと感心。 【delft-Q】さん 6点(2004-06-20 13:42:57) (良:1票) |
296.期待のしすぎは良くないという教訓が身に付いた。 自分には合いませんでした。 【DELI】さん 2点(2004-06-13 16:28:53) (良:1票) |
295.ラストサムライの後に見たので迫力にかけた。だが邦画なりにいい雰囲気がでてたと思う。 【kure】さん 6点(2004-06-06 11:02:04) (良:1票) |
294.頑張って観たけど、全然面白くなかったですねぇ。 【くうふく】さん 1点(2004-06-01 22:52:35) (良:1票) |
293.全体的に薄暗いトーンで描き、主人公の清貧を演出している。当時の実生活での屋内の暗さを表現するためと思われる。監督自身が初めて時代劇を撮るということで、既存のテレビ時代劇とは一線を隔した徹底的なリアリティを追及した姿勢が強く感じ取れる。真田広之は演技の幅の広い人であるから静と動の演じ分けの必要なこの役にはピッタリの配役である。それにしても、宮沢りえはすっかり幸薄い女性役が板に付いてしまった。丹波哲郎がいい演技をしていたのには驚いた。さすがに今回は監督に気を遣って脚本を読んだのか。余談だが、清兵衛が謙遜して言う「~の末席を汚しただけ」は今度使ってみよう。 【やすたろ】さん 7点(2004-04-23 22:54:51) (笑:1票) |
292.不器用で欲や得を求めない侍を淡々とリアルに描いた物語。素晴らしい作品だとは思うが、地味なんだよなぁ・・・・やはり物語に起伏が無いというのは、さして時代劇ファン、邦画ファンではない観客が観るのには集中力が持続しないと思う。無論、そういった意図で製作はしていないとは思うが、十代~二十代にこの映画の良さがどれだけ伝わるのか疑問。莫大な制作費があるからこそ可能な“ラスト・サムライ”や極端な表現を用いた北野武の“座頭市”などとは言わないが、「時代劇っていいよね」「邦画も観ようよ」と若者が思えるぐらいの、観る側の底辺拡大の為にも多くの大衆に受け入れられる作品を作って欲しい。 【トニー】さん 5点(2004-03-13 11:49:27) (良:1票) |