156.《ネタバレ》 私は西洋人ではないのでピンと来ないが、悪魔つうのはどうやら日常にいつのまにか潜んでいるものらしい。頭にローソクをいくつも付けて呪文で呼び起こすたぐいのモノではないのね。ポランスキーの筆致においても、災いはごく普通の行いのさなかに訪れる。道を歩いてたら工事の足場がふいに崩れてきたり、昼間の明るいマンションの一室からごうごうと火の手が上がったり。J・デップもあまり深刻な顔をせずにのらりくらりと追撃をかわす。まあでも最終的には彼らの手に絡め取られるんだけども。 おどろおどろしたオカルトを期待していると、いろいろとスカされてそこが逆に印象的だったりする。蜘蛛女レナ・オリンがデップに迫る!どんなえげつない攻撃をするかと思えばボトルでヒステリックに殴るだけだったり、男爵秘書のイカついおばさんがオレンジの硬い皮を手でむいてたり。(でこの人、次にジョニデが来たとき、昼休みにオレンジ買って帰ってきましたね。ここ笑って良いんだよね?) わざとやってんのか何なのか、ちょっと抜いたこういう演出のせいで、私にはオカルトというよりシュールなイメージを濃く残す映画でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-26 21:48:58) |
155.《ネタバレ》 ○ジョニー・デップにはあからさまな変人よりこういう役が適している。作風にもぴったりだった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-25 20:38:42) |
154.《ネタバレ》 観てる時は結構面白いのに終わりが・・・あれで終わっていいの?なんだかよくわからないだが・・・ 【虎王】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-06-17 13:09:08) |
153.《ネタバレ》 核心には到達しないストーリーですが、雰囲気だけで高得点を付けてしまうくらい好きな作品です。悪魔とはどんな存在なのか? 9つ目の門の先には何があるのか? 主人公は選ばれた人だったのだろうか? 妖しく光る女の目が、興味を掻き立ててくれます。超自然的な匂いを現実味のある描写のなかに散りばめるポランスキーの語り口が好きです。個人的にはジョニー・デップのベスト3に入ります。ちょっと癖のあるフツーの人。彼はこういう作品が似合うと思っています。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-24 01:16:02) |
152.サスペンスだと思わないで、ファンタジーやパロディだと思ってみると、まあまあ、見れる。ポランスキーもそう言ってたし。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-19 19:21:18) |
151.《ネタバレ》 さーて。見終わった後、さっそく巻き戻してチェック。挿絵を。キリスト教の素養がないのでとにかく理解が難しい。いろいろ気になる伏線満載だったけど、挿絵で回収でいいのな?謎の女は?堕天使ルシファー調べてたら、アラディアという女神の話もあったけど?ATとは?コルソの立場は一体?とにかく気になりだしたら???で一杯だった。でも雰囲気とか映像演出は十二分に楽しめたし、点数はともかく楽しめた。もっと解り易くしてくれたら7点でもよかったけど、難しいので5点。も1回見直した方がいいかなあ? 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-05-15 20:54:59) |
【承太郎】さん [DVD(吹替)] 3点(2011-07-13 01:13:37) |
149.《ネタバレ》 良い俳優だなと思ったら今思えばジョニデだったと後でわかりました、結末が残念な作品としての記憶しかなかったです。 【ないとれいん】さん [地上波(字幕)] 5点(2010-04-25 18:57:17) |
148.《ネタバレ》 重厚で端正、僅かな空気の動きの如く漂う不穏さ、死体の描写の生々しさ。ポランスキー特有の映像に満足。ジョニー・デップはその世界に、久々に観たエマニュエル・セイナーのやはり濃いキャラクターはストーリーに、それぞれマッチしています。悪魔の手の上で踊らされる人間の欲望が描かれる中で、金の亡者がその門をくぐるラストは良いとして、バルカンの最期の陳腐さに監督の集中力が途切れたのかと思いました。また、金儲けの商品としての書籍に対する扱いがぞんざいであるのが始終気になりました。 |
147.《ネタバレ》 何で最後バルカンのとこに行くのか,何で9枚目の挿絵にこだわるのか,説明不足.いまいち盛り上がらないしね.関係者が殺されていく感じもチープです. 【noji】さん [地上波(吹替)] 3点(2009-07-04 07:38:25) |
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146.《ネタバレ》 じつはジョニーデップもの初めて観ました なんか勝手にシャキシャキしたカッコイイ俳優さんのイメージあったのですが、この作品ではやる気があるような、ないようなイマイチな役を好演していたように思います。 ただ、戦いの場面になると弱っ!!もうちょっと強いほうがいいような… 内容は、皆さんおっしゃる通り序盤からなんともいえない独特の雰囲気がいい感じで「ほほ~~これからどうなるんだ~~?」的なわくわく感がよかったのですが、謎の女が出てきたあたりから&空中浮遊(?) でちょっとつらい展開に… あんまり悪魔的なことに詳しくないのでよくわからないまま終わってしまいマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-06-15 19:33:03) |
145.《ネタバレ》 世間が言うほどつまらなくはなく、むしろ面白かったのだが何か物足りない気もしてしまうのは「悪魔崇拝」が描かれたポランスキーのオカルト映画というところでどうしても『ローズマリーの赤ちゃん』を想起してしまうからだけではなさそうだ。主人公は本に携わった仕事をしているが本を愛しているわけではなさそうで(貴重な古書をタバコを吸いながら触りまくる)、金で動くいわゆる商売優先の人。こう書くと悪魔に魅入られる人間という気もしないでもないが、正義の人ではないけどどこか憎めないキャラは彼が演じた某海賊映画の船長をこじんまりとした感じに似ていなくもなく、だからこそ面白かったわけでもあるが、結末がああなるとちょっと愛嬌がありすぎるような気もしないでもない。『ローズマリーの赤ちゃん』や『テナント』や『反撥』のような妄想がなく、オカルトを現実の世界のものとして描く。だからあの女はバイクにも乗り怪我もしセックスもする。何度も言うがだから面白い。でもやっぱり何か足りない。何かはたぶん「狂気」。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-17 14:15:55) |
144.《ネタバレ》 普通に浮いてたら何かあるってわかるでしょうに。序盤がそれなりに雰囲気出ていただけに残念。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-11-17 21:53:01) |
143.《ネタバレ》 さすがポランスキー、悪魔の女との「天城越え」セックスがいいですなぁ(笑)肩の向こうに城が燃えるっと。オチは割と陳腐ですが、古書をキーとしたサスペンスは珍しくもあり、けっこう見させてくれます。それにしてもジョニーデップは無防備すぎでしょ…。 【JUKE】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-24 01:35:20) |
【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-27 07:01:08) |
141.途中までは謎解きといい、全体の雰囲気といい、とても好きなんです。後半なんとかなりませんか?もったいないです。 |
140.《ネタバレ》 僻地に移り住んだためスカパーを導入し、勝手に選択して提供される作品を決まった時間に見るのもなんだかなあ、の日々を送っていたところ、ある日ポランスキーについての説明を30分放送したあとコレを放送した。 なんでもポランスキーというのは、ポーランドのユダヤ人であったため、両親とも死に別れ、幼少のころから大変な苦労を重ねたうえ、衆知のとおり狂信者に妻を殺されるというひどい目にまで遭っている。これで、明るく屈託の無い性格になるとしたら、相当鈍感な人間だろう。 「ナインスゲート」については、レンタル解禁当時に見た記憶があるが、乏しい記憶をいくら辿っても、「ケッ」という感想しか出てこなかった。 今回何の気なしに見てみると、その映像の美しさに感心する。画に隙がない。ような気がする。 リアリティ、というのが若いころのポランスキーの売りだったそうだが、それを念頭に見てみれば、随所にそれが見られた。ような気がする。 本作では、ポランスキーの特徴である(とされる)「疎外感」というものも、「英語圏外」のロケーションであることで強調される。このへん「フランティック」を思い出す。 コルソ本人がはみ出し者であることや、「自分だけが蚊帳の外」で周囲の人間はそれぞれの思惑で勝手に動いていくところも、そうである。 古書を眺めつつやたらと酒を飲み、タバコを吸うコルソが、メガネが割れたりして翻弄される様子などを、ほのぼの見るのがいいのではないだろうか。(なんか古文の訳のようでヘンだなあ。) 私には駄作なのか映像美だけを追求した結果なのか、よくわからない。ポランスキーはムラのある監督なのだそうだ。確かに「ローズマリーの赤ちゃん」を超える作品は見ていない。 ただ、映像美を追求しすぎたのだとしても、「リンチよりはマシ」というのが素直な感想だ。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-11 16:48:08) |
139.主人公があまりに受身で、いいところなし。女二人、いや、三人か、に押されるばかりなのである。しかし、ジョニー・デップは、いかがわしい役もよく似合うなぁ。 中世の砦が、夕闇迫る空をバックにまがまがしくそびえたっている絵などは、実に美しかった。 エンディングの曲はチョ・スミが歌っている。 【yhlee】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-07-25 15:19:44) |
138.2度見ましたがやっぱり最後があれって感じで物足りなく感じます 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-06-13 02:23:44) |
【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-01-19 03:52:51) |