81.ティムロビンスがカッコよかった。とても恐かった。何よりとても引き込まれました。大好きな作品です。 【YUP】さん 9点(2001-08-07 13:45:07) (良:1票) |
80.最初の5分でこの映画の世界に引きずり込まれてしまう。絶対お奨め! 【ケンズ】さん 9点(2001-06-30 01:37:13) (良:1票) |
79.「ギョギョギョ、(みんなのReviewにだまされた!)これはホラーではないか!」と、途中までおっかなびっくりだったけど、何だ、何が起こっているんだと、どんどん引き込まれてゆく。ベトナム戦争で使用されたとされる幻覚剤「ラダー」が引き起こす謎は、最後の光さす階段(ラダー)で昇華された。ジェイコブの安らかな顔は、ようやく家族の懐に帰った兵士の安堵に満ちていた。ネタバレになるのでこれ以上は言うまいが、ああそうだったのかとわかったとたん、泣けてしまった。これは忘れがたい映画になりました。 【ぶんばぐん】さん 9点(2001-06-18 13:59:38) (良:1票) |
78.よく練られた作品だけど現実なのか夢なのか分からない場面が多々あった。夢のまた夢なんて箇所もあったし。ところで、整体師ルイの正体はやっぱりエンゼルハートにも出ていたあのお方なのでしょうか? 【BOBA】さん 6点(2001-01-15 12:47:46) (良:1票) |
77.《ネタバレ》 “Jacob's Ladder”『ヤコブの梯子』。旧約聖書の天国に伸びる梯子。キリスト教に明るい人にはタイトルでネタバレしてるけど、欧米の人はこの映画をどう観てたのかなぁ?そんなタイトルの意味なんか知らない私は、普通に戦争後遺症に苦しむベトナム帰還兵のお話だと思って観ていました。 出口が塞がれた地下鉄。揺れる電球の音。地下鉄なのに窓の外を見てる人々。極め付きは高速首振りヘッド。まるで悪夢を見ているような、“こんなのを見てしまったら絶対怖いよな”って表現がとても上手いです。この当時は、血みどろのスプラッターや、急に画面に出てくるサプライズ系のホラー映画がやや下火となり、新しい怖さの表現が求められていたように思います。本作のゾッとする怖さは、恐らくドラッグ接種による幻覚作用を映像化したものだと思いますが、それがどこか、日本のリングなどのような“呪い”っぽい怖さをイメージさせます。 結末から逆算すると、当時の米軍の化学兵器による副作用の恐ろしさがじわじわ感じられました。しかし、あんな恐ろしい体験を延々と味わった結末が…なんて、あまりに救いが無さ過ぎる。救いが無いからこそ、最後の最後にジェイコブの脳内が“有り得ない存在=生きているゲイブ”を作り出したんでしょうか。ジェイコブが見続けた幻覚の中でさえ、既に死んだと認識していたゲイブ。おかしな話ですが、未知の化学兵器に対する人間の防衛本能が、死の間際に生み出したものだとしたら、とても切なく神秘的ですね。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-05-08 22:43:47) |
76.《ネタバレ》 ネタバレ! ちょっと前の作品になるんですね。やっぱりある種の映画は封切り当時に観ておく方が吉だなあと思いました。後発作品がもっと洗練されていくので、そっちを先に観てから先発作に触れると「なあんだ」と不当な評価をされがち。 本作も高評価ゆえ期待度が高すぎて「えっ なあんだ」となってしまった。全体の99%が夢でした、とは今では反則にも感じる・・。わたしは真面目に考えながら鑑賞してたんですよ、どこの部分が現実でどこが妄想なのか。あまりに読みを覆してゆくので、これ納得のいくラストになるのかしらと不安になったくらい。 今際の際に脳内にあった軍への不信とか末息子への想いとか、ちょっといいなと思ってた郵便局の娘とかがミックスされたジェイコブス氏の夢を見せられただけかあ。 オチでずっこけはしたけど、つまんなくはなかったですけどね。カルキン君はすごく愛らしいし。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-02-17 23:28:17) |
75.《ネタバレ》 問題作て感じで、ティム・ロビンス主演ですしタイトルを目にするたびに気にはなってたんですが なぜか今まで観る機会がなかったんです。 で、U-NEXTで見つけて遂に観ることに。この映画が制作された頃には”観たい映画が観たい時に見つかるツール”なんて想像もしてなかったなあ。 BS放送が始まった頃でパラボラを付けるか否かで迷ってたわ。 ジェイコブという名前からして宗教色が濃いですね、戦場から始まってますし隊は全滅ぽいし地下鉄のとこから現実ではないとわかります。 死を受け入れて天国へ昇っていく途中のジェイコブであることはすぐにわかる。氷漬けにされるとこはそのまんま体温が下がっていくとこなんですね。 自分はなぜ死ぬのかということを自分で理解していくジェイコブを描いているというような感じ。 自分が一緒についていながら息子を事故で亡くしていて、それはベトナムに行く前のことなんですよね。辻褄が合います。 その息子ゲイブに導かれ。。。救いのあるラストでよかったです。 ジェイコブのいた隊は二人くらいおかしくなって痙攣してたり、よくあるベトコンの襲撃とはずいぶん違うし幻覚剤のことは事実なのかどうかはわかりませんが、基本的にはベトナム戦争への痛烈な批判だと思います。 【envy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-01-29 00:05:01) |
74.《ネタバレ》 日常の中に次第に非現実が浸食してきて、やがてその日常の方の実在性がアヤシくなってくる、一種の幻想譚。一応、「意外なオチ」に相当するものはあるのだけど、そんなに意外じゃない、というか、次第にそのオチの方へとジワジワ寄せて行って、最後は落ち着くべきところへ落ち着いた、という感じ。 まあ、最初の戦場の場面から、敵の姿は見えないし、これって米軍同士が戦っちゃってるんじゃないの?というシーンもあったりするし。 意外性を求め過ぎると、理屈っぽくなるもの。この作品はそれを回避して、しっかり幻想性で我々を魅力しつつ、迷宮の出口たる映画のラストでは、何とも言えない虚しさを感じさせます。 ホラー映画の新たな可能性を指し示した作品、と言ってもよいのでは。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-11-28 22:13:53) |
73.《ネタバレ》 個人的に、いわゆる「実は幻覚でした」系というのがとにかく苦手(『シックス・センス』とかも本質的にはかなり苦手)なのだけど、今作は「場面の中の一部分が幻覚」という訳ではなくて、最初と最後だけが現実であとは全部幻覚(というか夢)という点では中々に大胆な作品だと思う。全部夢なので(なんかサスペンス的な話?な感じも多分に醸しつつも)真ん中の部分では整合性を気にすることなく奇怪・不可解な描写をやりたい放題に入れることが出来ており、何がどーなってるのか分からないという心地の悪さと同時にホラー・スリラーとしての描写自体の見応えもそこそこ十分で、そのジャンルの作品としては単純に出来が相当に好い方だと思う。一点だけ指摘するとすれば、結局サスペンス的な話は「ブラフ」でしかない、その割にその部分の尺自体がちょっと長くて、全体としても部分的に少しだけタルいのが玉に瑕かとも思う(もっとハイテンポに訳の分からなさが突っ走ってゆくという構成の方が、単なるホラー・スリラーに徹するのであれば好かったカモ?とも思う)。 まあでも、これも今回再見して思いましたが、今作は単なるスリラーとしてつくられた映画ではない、と感じるのですよね。オチもそのものとしては単純で明快だけど、テーマ自体はもう少し深いというか、もっとヒトの人生・生と死に関わる何か含蓄のあるモノを描こうとしてる様に見える、というか。個人的に、この(ホラー的な話の流れからすればやや唐突な)ラストはそれでも非常に美しいと思いましたし、ティム・ロビンスの演技自体も(ホラー的な部分以外が特に)素晴らしかった、という側面に、そういった製作側の意図が表れている、という様にも思われます。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-03-03 22:40:54) |
72.《ネタバレ》 現実か非現実か分からない映像が続きどれが現実なんだろうと思って観てたら ほぼ全部非現実だったというオチ。 かといって妄想の未来が理想の世界かといえば割と大変な状況でサスペンス的。 いろいろ張りまくった伏線はすべて妄想。 観てる人が感じるどうしてやどうなるはすべて茶番。 アホらしいなぁ。 もしかして薄っぺらい見方しか出来てないのかもしれないけど。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 4点(2020-08-11 05:49:53) |
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71.ランボーやディア・ハンターのようなベトナム戦争のトラウマを扱ったものと思いきや、反対の作品でした。タイトルの意味を知ってから見直すと、荘厳さが増すのが不思議です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-03-14 16:41:58) |
70.《ネタバレ》 キリスト教や聖書を踏まえた映画が欧米の作品にはよくあるが、無宗教でそれに関する知識も関心もないのでそういう作品は苦手。 この映画も聖書からモチーフを得ているようで、深い含蓄までは理解できない。が、その知識がなくても何となく表現したいことはわかる。ただ、わかりにくいし響いてこない。 そもそもこういう夢オチの類はあんまり好きじゃない。しかも、途中でハッキリ予想がついてしまったのでなおさら興ざめ。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 3点(2017-12-26 22:43:11) |
69.《ネタバレ》 期待しすぎたのか思ったほどではなかった。サイコスリラー的な映画としては面白かったけどもどうもしっくり来ない。自分とは死生観が違うのか、理由は自分でも良く分からないがただの夢オチ映画としてしか捉えられなかった。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-23 19:42:48) |
68.《ネタバレ》 この映画、オチはもろシャマラン監督のあれなんですけど、普通に観ていてこの主人公はベトナムで死んでいるんだなとかなり前半から判るように撮っています。その影響もあるんでしょうけど、ストーリーの展開がジェイコブの夢か麻薬摂取のバッドトリップなのかとも解釈できるところがこの映画の弱いところかと思います。でもその分かなり強烈なのはジェイコブの眼にする悪夢のような映像で、冒頭の亡者みたいな乗客が乗っている地下鉄が疾走するシーンはけっこうゾクっとしましたね。突然シェイクし始める亡霊なんか、後年に製作されたホラーで良く観たものですが、ルーツはこの映画だったんですね。ちょっととんでもない方向に暴走しそうだったところを上手くまとめました、と言う感じラストでしたね。たしかにエンターティメントとしてはこのラストしかあり得なかったでしょうけど、中盤のテイストでとことん突っ走っていたら映画史に残る様な傑作(というか怪作?)になっていた様で惜しい気がします。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-20 23:17:03) |
67.《ネタバレ》 人生の目的の一つに、自分はどういう世界を生きているのかを知りたい・分析したいというものがあると思いますが、それが映画になった場合はストーリーがもう二転三転してくれないと楽しくはないと思った映画です。 【DAIMETAL】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-11-03 22:14:04) |
66.《ネタバレ》 どの自分がどの夢を見ているのか怪しくなっていく、って話だが、似た設定の『トータル・リコール』が後半面倒になったのか活劇に逃げたのに対し、こちらはじっくりその怪しさを楽しんだ。まずベトナムで始まり、それが地下鉄での目覚めになり、通り過ぎていく列車の窓に見えるあやかしの人々…って順にたどっても大変なので、一番不気味な振動する顔のイメージに行きましょう。気色悪いですな。ベーコンの絵のイメージだそうで(『ラストタンゴ・イン・パリ』のタイトルで覚えた画家)、表情がうかがえない・何かにとりつかれて振動させられてるって感じがある。映画はだんだん死体のイメージが漂い出してくる。頭に腫れ物のある病院の受付。病院の廊下は次第に廃墟になっていく。天使に導かれてヤコブの階段を上っていくんだな。さあ往生しなさい、って。うらみつらみなしで従容と上っていくところに傷ましさが湧き上がる。本人があまり無念と思ってないところ。このころアメリカ映画は死への興味・死後への興味が盛んだったんだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-08-14 10:01:43) |
65.《ネタバレ》 ヒロインのエリザベス・ペーニャさんがわりと無意味に裸を晒してくれるところが、いかにもエイドリアン・ライン監督らしい。脚本のブルース・ジョエル・ルービンは、『ゴースト/ニューヨークの幻』を書いた人で、常に「死」や「死後の世界」を題材にしており、本作でのネタバレ禁止ラストは号泣ものである(大ヒットした「あの」映画にまんまとパクられてしまったが…)。いろいろ怖いシーンがあるのだが、一番イヤだったのは、恋人やアパートの住人に無理矢理氷風呂に入れられるところ。その後の夢のシーンがまた切ない。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-03-15 12:31:22) |
64.《ネタバレ》 ずっと真相を考えていました。 パターン① 実はジェジーたちが出てくるほうが夢 パターン② いやいや、やっぱりサラや家族が出てくるほうが夢 パターン③ ベトナム戦争だけが真実で、それ以外はすべて夢の世界。 最初は、パターン①か、②しか思いつきませんでした。きっとこの世のものではない電車や車が見えるのは、戦争のけがによる後遺症か、軍の実験の副作用によって、ジェイコブがシックスセンス的なものを見につけたのだろうと。 ですが、ストーリーが進むにつれて、「もしかして・・・?」と思い始めたのがパターン③です。 でも個人的に、③だけはやだなー、と思いながら見ていました。 いろいろ想像していたことを、すべて台無しにされそうでしたから・・・ ですが話が終盤にさしかかると、③の可能性が濃厚になってきて、「まさか、まさか・・・」と思っていたら、そのまさかでしたね。 あーーーあ。 ひとつひとつの演出は素晴らしすぎて、かなり映画に入り込んでしまっていたので、オール夢オチはちょっと残念でした。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-13 00:15:59) |
63.《ネタバレ》 結末を考えれば、何でもありでOKなんだろうけど、ちょっと目まぐるしい展開についていけませんでした。 ラストの愛する子と昇天し穏やかな表情で逝った場面が印象的で良かったです。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2012-03-23 15:01:54) |
62.《ネタバレ》 一見すると、何が現実でどこまでが夢かわかりにくい映画。しかしシーンが脈絡なく非現実的に起こることから、ベトナムの戦地だけが現実でそのほかは主人公が死ぬまでの幻想だということは容易にわかる。 ベトナム戦争は長期化泥沼化し、悲惨で悪夢の連続だったであろう。そこで密かに使われた薬品というのも真偽のほどはわからないが、真実であれば副作用も相当なものだろう。 とにかくグロテスクで後味の悪い映画であり、私は好きになれない。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-04-17 18:04:05) |