480.《ネタバレ》 本作を劇場で見ると言うのも私のささやかな夢の1つだったが、午前10時の映画祭のお陰で叶えることができた。基本的に静かな映画だと思うのだが、その静けさの中で行われる駆け引きや殺戮の恐ろしさ、その緊張感がやはり素晴らしい。これは家族を守るための男の物語であると言う語り口で終始進んでいき、最後ダイアンキートンの寂しげで不安げな表情により「これは女性の物語でもあったのだな」と気づかせるラストシーンも最高だ。それにしても来年から寂しくなるなあ。 |
479.《ネタバレ》 マーロン・ブランドの演技力の凄さに圧倒されました。もう、それしか言えません。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-05-31 22:46:43) |
478.《ネタバレ》 ブルーレイ版コッポラ・リストレーションで再観賞やっぱ面白いですね。ふと思い出すと観てしまう作品ですね。。。バイオレンスは基本好きではあるけど、年食ったせいか同時に虚しさも強く感じるようになってきました。 【ないとれいん】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-04-07 16:45:19) |
477.自分内「有名だけど見ていない映画ランキング」の第1位だった本作。若き日のアル・パチーノ目当てに鑑賞しました。 今まで10点をつけた映画を全て9点に変更したくなるほどの最高の映画でした。10点じゃ足りない、100点。ストーリーの構成と展開、人物の魅力、俳優の演技、映像の美しさ、音楽、どれをとっても最高中の最高。ラスト近くのモンタージュシーンはカッコよすぎて興奮しました。これが50年近くも前の作品だなんて! 何も予備知識を入れずに観たのが良かったのだと思います。メインビジュアルを見ただけではマーロン・ブランドの映画なんだろうなって思っちゃいますけど、そこから想像するものを遥かに超えるものがそこにはありました。ブランド、パチーノはもちろん、トム・ヘイゲンを演じたロバート・デュヴァルが格別に素晴らしかった。今後も繰り返し観る作品になると思います。 【クリロ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2019-12-22 13:26:37) (良:1票) |
476.《ネタバレ》 私がこの映画を見たのは、70年代のリバイバル上映、そのあとTVで1回、今回の午前10時の映画祭で3回目になる。 私は3部作を全て見ているが特別ゴッドファーザーシリーズの熱狂的なファンという訳ではない。 最近、アメリカのオールタイムベストみたいな企画を見るとゴッドファーザーが1位になっていて、そんなに凄かったかな?と確認の意味もあって今回鑑賞した。 結論から言うと私のベストワンにはならないけど、アメリカ人がベストワンに選ぶ気持ちが分かる素晴らしい内容だった。 日常の風景からいきなり殺戮場面に移る演出はいまでは当たり前だが、この手法を始めたのはこの映画だろうし、どの映画よりもインパクトは大きい。 それにしても、今ではお馴染みの俳優が出演しているが、ブランド以外は当時無名だったというのが驚かせるし、比較的静かな映画ではあるが当時無名だった各俳優が躍動しているように見えた。個人的には髪の毛のあるロバート・デュヴァルが少しツボだった。 アメリカの大河ドラマとしては風と共に去りぬとゴッドファーザーが今後も1・2位を争うことになるだろうが妥当な選択だと考える。 【rosebud】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-06-13 06:12:15) |
475.《ネタバレ》 何度も観ているのに、テレビなどでやっていると、また釘付けになって観ている。飽きるということがない。それだけ完成されているということなのか。よくいわれることだが、最初の頃のアル・パチーノと最後の頃のアル・パチーノが別人のようになっている。特にⅡのほうを見ると、このⅠの最初の頃の爽やか好青年のアル・パチーノと同一人物と思えない。すごい。 【クロリン】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-03-25 13:45:11) |
474.《ネタバレ》 先日、久しぶりにテレビで深夜に放映していたので見てみたら名場面がムチャクチャカットされまくっていました(怒)もう即行でAMAZONでDVDを買って見直しました。この映画はカットするところはどこもありません。少しでもカットしたら絶対ダメな映画です。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 10点(2019-01-09 23:30:17) |
473.重厚な演出・演技。重厚な映像。見ている間は、家族史=歴史に身を委ねる贅沢差。息子の変化。ゴッドファザー。まぎれもない傑作。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 10点(2018-12-25 20:04:04) |
472.一枚一枚どこをキャプチャしても絵になる美しさ。素晴らしい本、演出、演技、世界、パート2も含めどれをとっても最高峰。登場人物も雑多ながら、一人ひとりの情念がすごく汲み取れる。 公開から45年経つというのに、なかなか超える映画がでないのはなぜなんだろう。TVプログラム含め、あらゆる意味でドラマタイズドコンテンツはこの時代から進化していない気がする。ひとつの頂点。 【460】さん [DVD(字幕)] 10点(2018-10-09 14:56:12) |
471.《ネタバレ》 最初のシーンはマーロンブランドの台詞を全部暗記しました。ルカブラージが死ぬシーン、バルズィー二の裏切りが発覚するシーン、ソニーが死ぬシーン、そして最後の皆殺しのシーンなど、印象に残るカットが多くそれだけで飯何杯でもいけます。高校のころは部屋にコルレオーネファミリーのポスター貼ってました。 【なす】さん [DVD(字幕)] 10点(2018-06-04 01:34:27) |
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470.《ネタバレ》 反社会的勢力はもちろんいけないが、他人の世話をし、他人から頼ってもらえる存在になる事は、人生にとって非常に有意義であると感じた。 繰り返すが、決してヤクザやマフィアになろうというわけではない。 生き方を少し考えさせてくれた。 【チェブ大王】さん [地上波(吹替)] 6点(2018-05-05 19:16:49) |
469. エンターテイメントとしては、自分が知る限り最高傑作。何度でも観るたびに新しい発見があるし、筋とか完璧に頭に入っているけど長尺を退屈と感じたことは一度もない。 ただ、全く感動を覚えない作品に対して10点をつけるのもどうかと。 マイケルに対して感じるのは、家族を守るための行動のはずか、徐々に家族を失っていく者に対する虚しさ、哀れみ。 (個人的な分類で9点以上の映画でtv放送等を録画したものは、セルDVDに切り替えてるのだが、どうしてもこの映画にお金を使う気になれないので)9→8 原作を何気に手に取ったら、あまりの面白さに一気読みしてその勢いで本当に久しぶりに鑑賞、さらにコッポラのオーディオコメンタリーを聞きながらもう一回。 かなり稀なことなんだが、この作品は原作より面白い。もちろん原作を読めばキャラクターの背景などは理解できやすいが、原作にあった冗長で不必要で猥雑な部分(具体的にいうとソニーの愛人と彼女の新しい彼氏の医師にかんする部分、あとジョニー・フォンティーンの私生活)をばっさり切ったことで原作よりはるかに風格と趣があるいい作品に仕上がってると思う。 あと、お手元にDVDをお持ちの方、是非一回オーディオコメンタリーをお聞き下さい。実に面白い。コッポラが何度も監督を代えられそうになったこと、マーロン・ブランドが制作サイドには全く歓迎されず最初はノーギャラでならなんていうあり得ない条件さえあったこと、コッポラさんにとっては、タリア・シャイアが絶世の美女に見えていること(妹萌えにもほどがあるっつうか、そんな特殊な性向で映画監督として成功できたのはある意味一番すごいなあw) などなど色々あるが、一番へえええええと思ったのがソフィア・コッポラがこの第一作から出演してたことでした。 とにかくエンターテー面ととしては十分楽しめる作品なので再度9点に。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-02-25 18:26:35) |
468.《ネタバレ》 映画史上に残る名作であり、私としても「映画としての完成度No1の作品は何か?」と問われれば、間違いなく本作を挙げる。 役者達の演技合戦、撮影技法、演出技法、作品のテーマ性と娯楽性、どういう切り口で取り上げても、非常に高いレベルで完成され、調和して作品が構成されている。何度見ても新たな発見やスリルがあり、素晴らしい映画だと毎回感心する。 様々な方に言われ尽くされている事だが、ゴッドファーザーシリーズは上質なウィスキーのような味わいがある。 初見時はその味に取っつき辛さを感じたとしても、何度も観るとその味わい深さがよくわかってくる。 初めて観て「何が凄いのかよくわからない」という人は、ぜひ役者の演技(パチーノの演技の変貌ぶり)や演出法(対位法を多用した演出)など、1ポイントに的を絞って注目して観てほしい。この映画の凄さがじわじわとわかってくるはずだ。 個人的に本作で印象深いのは、人物の死を映す際に、すぐに場面転換をせず、死体や死の風景を数秒寸止めして映し出す事だった。 あの数秒が醸し出すこの世の果てを見たような虚無感や空恐ろしさに、私はとても戦慄した。 この演出を見れば、本作がマフィアや暴力礼賛をする映画でないのはすぐに理解できる。 犯罪や暴力を糧に生きる人の末路は、こんなにも虚しいのかと子どもながらに思ったものだ。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2018-01-08 10:10:27) (良:1票) |
467.登場人物の多さと、関係に最初戸惑いましたが、渋くて重厚な人間ドラマ。 【へまち】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-01-02 18:06:05) |
466.《ネタバレ》 初めに観たのは中学生の頃。15年以上前。当時の感想は「古臭くて長くてハードルが高い割に世間で言われている程特別凄い映画でもない」というもの。30歳を超えた今観直してみた時、印象が変わった点がいくつかありました。画が綺麗で思っていたより古臭くないという事。衣装がおしゃれな事。ビトーは思っていたより身近な存在だという事(困り顔・呆れ顔がお茶目)。逆にマイケルは思っていたよりヤバい奴なんだな、という事。当時は抗争に嫌々巻き込まれてかわいそう…なんて勘違いをしていたんですが、意外と積極的。ノリノリでびっくり。古臭い感と高尚感は今回鑑賞して強く感じる事はありませんでした。むしろ楽しめる方の映画というイメージ。僕自身大人になり、自分の家族の事はとても大切に思う様になりました。今の自分にとってこの映画は家族の映画。自分以外の家族だとしてもその家族の敵は自分の敵。この人達は闇の存在なのでやり方は極端ですが。で、マフィア同士の抗争という要素が加わって3時間でも観る事のできる映画になっている。この映画を表現する時に『叙事詩』という言葉が用いられる事が多いと思います。その言葉良くないと思います。そんなキャッチフレーズと3時間という上映時間だと気軽に観ようと思えない。ともかくイメージより大層な映画じゃないんだな、という感想です。これは良い意味で。 【HIRABAYASHI】さん [インターネット(吹替)] 7点(2017-12-16 18:13:06) (良:2票) |
465.《ネタバレ》 最初は主人公はドンの方だと思っていましたが、これはマイケルの方が主人公だったんですね。 堅気の青年からマフィアのドンへと覚醒していく様子にゾクゾクしました。 魅力や見所を聞かれると語り辛いのですが、最後まで飽きずに楽しめました。 【alian】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-05-21 17:42:27) |
464.冒頭、娘をレイプされた葬儀屋の親父の話をじっくりと聞いてやるヴィトーの存在感。彼がセリフを発する前の時点ですでに、この人に相談すれば物事が解決するのだなということが充分に伝わってきます。このマーロン・ブランドの魅力と、その演技に対して余計な干渉をしないコッポラの落ち着いた演出の凄さは本当に凄いと思います。 本作はキャラクター劇として優れており、ヴィトーをはじめとしたコルレオーネファミリーの面々に、憎たらしい敵対マフィアや汚職警官と、全員がキャラ立ちしています。また、3部作中ではもっとも娯楽性が高く、忍従を重ねたコルレオーネファミリーが、最後の最後に暴力的な手段で問題解決する様には適度なカタルシスが宿っていました。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2017-03-18 02:48:02) (良:1票) |
463.久しぶりの鑑賞。これが名作ってのもちょっと違和感ありですが、マフィアの家族愛や裏切に満ちた派閥抗争ストーリーに、理屈抜きでついつい引き込まれてしまう。後発のイタリア系移民が裏組織で助け合いながら生きていこうとするのも分からなくはないけど、放っておくと人間は身内にどんどん甘くなってしまうのはいつの世も変わらないようだ。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-01-17 23:20:44) |
462.映画史においてこの作品が素晴らしいのは間違いない。 音楽や俳優の存在感や物語の重厚さにおいて相当なレベルにある。この長さでもほぼ無駄のない構成も凄い。何度か振り返らないと分かりにくい面もあるが、映画自体に深さを醸していてそれも評価できる。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2017-01-01 23:36:08) (良:1票) |
461.マーロンブランドよりもアルパチーノの方が冷酷になれるんですよね。 真面目に見える青年がファミリーを統率していく変化に驚きます。 【東京ロッキー】さん [DVD(吹替)] 9点(2016-07-08 16:47:10) |