46.《ネタバレ》 最後の市川=石坂金田一作品は、色々と盛り込んでいた前作の『女王蜂』から一転、虚飾を一切排除した、鉛色に沈んだ映画でした。悪く言っちゃえば、とってもジミ。若い人々のドラマを中心にした事で、世代の移り変わり、去ってゆくものの淋しさを感じ、シリーズの終焉にセンチメンタルな気分。一貫して人の業と、その悲しみを描いたシリーズだけに、この最終作はその終わりに相応しいドラマを描いて幕を閉じたと思います。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-06-17 00:47:27) |
45.昔の桜田さんが今の栗山千明タンに見えました☆ 横溝先生の棒読みが気になるものの、それ以外は名作っぽかったかなと。 弥生さんの最期が哀しく美しい。 でも原作では金田一さんが傷ついたあまり探偵をやめて渡米しちゃう エピソードなのにあんな軽いオチでええんか?とも思いました。 あと廃屋のおばあさんはいい味出してますね。 【ひろほりとも】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-08-17 13:22:02) |
44.シリーズでは「犬神」に次いで大好きな作品。ストーリー云々より佐久間良子、 草刈正雄、桜田淳子の見事に色の違う個性溢れる演技は必見。まさに「魅せる 演技」ですね。特に桜田淳子の大袈裟な演技は最初引くかもしれませんが、 見てる内に病み付きになります。 【チョッパー】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-08-02 00:18:49) |
43.《ネタバレ》 この作品、最初に観たのは小学校の時で、あまりの恐怖にトイレに行けなくなったことがトラウマとなり、2回目を観るのにとても勇気が必要でした。 長い時間が過ぎて、DVDを購入する余裕もできたので、ようやく2回目にチャレンジしましたが、風鈴に括りつけられた生首、撲殺される写真屋の親父、ギターから頭を出すピーター、いっちゃった桜田淳子の目、猛蔵の顔、血がやたら飛び散ったりで、やっぱり怖かった…。 さて、シリーズ中で一番都会的な雰囲気が漂う作品ですが、横溝正史お得意の、家系図必須の複雑な血縁関係、積年の恨みが動機となっている等、押さえる所はきっちりと押さえていて安心して観ることができます。 あの大ボリュームの原作を2時間半に圧縮したにしては、良くできていると思います。 ただ残念なのは、シリーズ最後の作品なのに、坂口良子が出ていなかったことです。 その分、草刈正雄と桜田順子が頑張ってはいましたが…。 【なおてぃー】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-11 23:15:58) |
42. 草刈正雄がいいですね、って書こうとしたら他の方の指摘がたくさんありました。みなさんの印象も同じだったのでちょっと安心しました。それにしても、筋がなんだかよくわからない。私だけかな。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-20 17:56:51) |
41.《ネタバレ》 冒頭のジャズバンドであれ?と感じました。 草刈正雄はとてもいいですね。桜田淳子の熱演もあっぱれです。 悪趣味な写真を撮られるシーンは、観ていて気分が悪くなりました。 写真の場面の不快感を、ラストの人力車のシーンが大分和らげてくれました。 【ゆきむし】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-01-06 17:58:07) |
40.そもそも原作があまり好きな作品ではないので、上手く改変してるとは思ったがやっぱりもうひとつだった。原作読んでるのに分かりづらい。意外に草刈正雄が良かった。それにしてもどうして坂口良子がでてないのさ、プンスカ! 【すらりん】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-02 14:41:09) |
39.《ネタバレ》 さすが市川昆監督の映画でした。独特の映像美があり、古い日本の家屋を俯瞰で撮ったシーンなどは、思わず唸ってしまいました。それにしても原作者が最初と最後に出てくるおまけまでついているとは思いもしませんでした。佐久間良子と桜田淳子が、これ以上ない位美しく撮られていました。草刈正雄がこんなに芝居がうまいとは以外でした。 【亜酒藍】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-12-29 22:39:28) |
38.オープニングとエンディングのシーンはいらんでしょ? あんな写真撮らせるのも意味がわからんし、 それを写真屋に保管させとくのもおかしい。 最後の人力車のシーン、きれいですね。 |
37.《ネタバレ》 2部構成で横溝正史最大の長編小説である原作とはずいぶんと内容が違っている。ほとんどオリジナルであり、動機も犯人も違っているし、殺される人間も違う。原作のおどろおどろしい雰囲気だけを抜き出してうまくこぎれいにまとめた感じ。原作自体長いだけで大して面白くないので、こうするのも仕方がない。しかし、この映画自体もミステリー映画としては問題外。唯一用いられたトリックがそっくりさんの入れ替わりというお粗末極まりないもので、犯人も速攻でわかる(配役でわかるのではなかろうか)。ただ、だから低い点しかつけられないかといわれればそうではない。この映画は犯人探しやトリック破りではなく、複雑な人間関係や戦前の封建的家父長制が生んだ悲劇を表現することを目的としているのであろう。最後の人力車のシーンはもの悲しい音楽とともに圧巻である。このシリーズは役者さんがみんないいが(中井貴恵を除く)この作品でも、佐久間良子と桜田淳子がすばらしい。 【陽炎】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-08 21:52:06) |
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36.《ネタバレ》 ハメ撮り写真・飛鳥時代さながら(言い過ぎか)の近親相姦まがい・ 軽快なジャズに乗せて展開するアート風連続殺人‥ 退廃的な雰囲気を思いっきり堪能できる、 金田一シリーズの集大成ともいえる出来です。 ラストシーンの悲哀に満ちた美しさは、この世のものと思えない。 【彬彬】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-08-16 14:21:24) |
35.石坂浩二の金田一耕助シリーズ。横溝正史の世界に浸れる。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-25 13:34:02) |
34.タイトルも含め、全編に散りばめられた“ギャグ”がいい。「女王蜂」の汚点はこの一作で完全に払拭できた感じです。それにしても、桜田淳子の高い演技力にはピックリ。ヘンな宗教にさえハマらなければ、今ごろ少なくとも森昌子以上には活躍していたんじゃないでしょうか。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-05-15 12:27:29) |
33.《ネタバレ》 いやーーーー佐久間良子さん、キレイですね。なんていうか・・・・良いです。 草刈正雄・・・・ステキです。今もステキですが、若い頃も良いです。 物語は、多少ややこしいとこもありますが、意外とすんなり受け入れました。 ややこしいのは、獄門島の方が上。 今回は「いらないんじゃないかい?この役」って人がいなかった。 桜田淳子、当時21歳だったんですね。いやー大人っぽい。 演技もなかなかどうして、上手いじゃないですか。 下で書いてる人もいますが、草刈正雄の金田一も見たいと思いました。 【あずき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-03 22:50:55) |
32.《ネタバレ》 古き良き時代の探偵推理もの。 とは言え、この大時代的なシチュエーションやドロドロとした人間関係、当時の垢抜けない世界観などは、さすがに今見るにはちょっと辛いものがある。 単に人間関係が複雑なだけで、本格推理としての謎解き要素がほとんど無いのも物足りない。「そっくりな人間が二人いる」というのも、ミステリーのギミックとしては反則気味だし、エレガントじゃないね。 桜田淳子の演技も気合が入ってるのは分かるけど、あまりにもオーバーアクション過ぎて、見ていて引く。 【FSS】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-04-09 17:59:07) |
31.あおい輝彦のあのモミアゲは卑怯だ。 石坂金田一シリーズ中、一番好きな作品。 【魚】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-08-18 12:06:33) |
30.これまで一途に守ってきたシリーズの約束事を破棄したオープニングシーンに開放的な臭いを感じた。シリーズ特有の閉塞感がない。若い人が中心となる新しい時代に過去の閉鎖された環境下での悲劇が蘇るということで意図されたオープニングだったと思うが、あの閉塞感こそにシリーズの旨みがあったと思う私にとっては、シリーズとしてのお楽しみを排除されてしまったと感じてしまう。排除するならするで、よほど斬新なことをしてくれなければ面白みが無い。これまでの坂口良子の好奇心旺盛なキャラを草刈正雄に託し金田一以上の活躍を見せてくれるが、どうせなら今までやりたそうでやらせてもらえなかった探偵まがいを坂口良子にやってほしかった。お話は一番ややこしくて面白そうでもあるが、家計図をわざわざ書いて見せるシーンにこの映画の限界を見てしまった。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-07-14 15:20:39) |
29.《ネタバレ》 石坂浩二の金田一耕助シリーズ第5作。このシリーズは人間関係がややこしいからいつも家系図書きながら見てたけど、それでも今回はややこしすぎてわけわかんなかったりする。でもストーリーはシリーズ中でも犬神と並ぶくらい好きです。「奥さんが見えませんね」とか言ってるあたり今までもわざとだったのね。良くも悪くも金田一らしいなと。桜田淳子の2役熱演も印象的。 【バカ王子】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-03-22 00:01:18) |
28.《ネタバレ》 思ったより良かったです。最後の方の佐久間良子さんと小林昭二さんのシーンには不覚にも涙がでてしまいました。 【yu-mi】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-06 13:17:49) |
27.人物関係が複雑な原作を扱うのであれば、映像的にそれなりの状況設定で観客にわからせようとするのが筋ってモンでしょう。それを家系図なんか持ち出して安易に台詞で説明しようとしたってダメ!せっかくの佐久間良子の名演技も少しだけ肩から力が抜け初めた頃の桜田淳子の美しさも宝の持ち腐れ。「犬神家」や「手毬唄」はその点うまく原作を消化してたと思います。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(吹替)] 5点(2005-04-17 11:28:12) |