シン・ゴジラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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シン・ゴジラ

[シンゴジラ]
(モノクロ版タイトル:シン・ゴジラ オルソ)
GODZILLA Resurgence
2016年上映時間:118分
平均点:7.24 / 10(Review 223人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-07-29)
公開終了日(2017-03-22)
SFシリーズものパニックもの政治もの特撮ものモンスター映画
新規登録(2016-01-27)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-11-05)【イニシャルK】さん
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監督樋口真嗣
庵野秀明(総監督)
尾上克郎(准監督)
助監督轟木一騎(総監督助手/D班監督)
摩砂雪(D班監督)
庵野秀明(D班監督)
尾上克郎(B班監督)
石田雄介(C班監督)
演出庵野秀明(予告編演出)
佐藤敦紀(予告編演出)
キャスト長谷川博己(男優)矢口蘭堂(内閣官房副長官)
竹野内豊(男優)赤坂秀樹(内閣総理大臣補佐官)
石原さとみ(女優)カヨコ・アン・パタースン(米国大統領特使)
大杉漣(男優)大河内清次(内閣総理大臣)
柄本明(男優)東竜太(内閣官房長官)
高良健吾(男優)志村祐介(内閣官房副長官秘書官)
市川実日子(女優)尾頭ヒロミ(環境省自然環境局野生生物課課長補佐)
松尾諭(男優)泉修一(保守第一党政調副会長)
國村隼(男優)財前正夫(統合幕僚長)
ピエール瀧(男優)西郷(戦闘団長)
野間口徹(男優)立川始(資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長)
余貴美子(女優)花森麗子(防衛大臣)
矢島健一(男優)柳原(国土交通大臣)
平泉成(男優)里見祐介(農林水産大臣)
横光克彦(男優)菊川俊介(環境大臣)
浜田晃(男優)河野(総務大臣)
手塚とおる(男優)関口(文部科学大臣)
古田新太(男優)沢口(警察庁長官官房長)
モロ師岡(男優)本部(警察庁刑事局局長)
渡辺哲(男優)郡山(内閣危機管理監)
諏訪太朗(男優)田原(東京都副知事)
光石研(男優)小塚(東京都知事)
藤木孝(男優)川又(東京都副知事)
嶋田久作(男優)片山(臨時外務大臣)
津田寛治(男優)森文哉(厚生労働省医政局研究開発振興課長)
高橋一生(男優)安田龍彦(文部科学省研究振興局基礎研究振興課長)
神尾佑(男優)風越(外務省・新政務担当総理秘書官)
塚本晋也(男優)間邦夫(国立城北大学大学院生物圏科学研究科 准教授)
原一男(男優)塙(仮名)(生物学者)
犬童一心(男優)志賀(仮名)(古代生物学者)
緒方明(男優)柳(仮名)(海洋生物学者)
斎藤工(男優)池田(第一戦車中隊長)
前田敦子(女優)避難民(カップルの女)
鶴見辰吾(男優)矢島(統合幕僚副長)
松尾スズキ(男優)早船(フリージャーナリスト)
片桐はいり(女優)広田静子(官邸職員)
中村育二(男優)金井(内閣府特命担当大臣)
小出恵介(男優)消防隊隊長
ドン・ジョンソン(男優)リヒター(ゴジラ調査団団長)
妹尾洸(男優)
三浦貴大(男優)ジャーナリスト
小林隆(男優)山岡(統合部隊指揮官)
大林丈史(男優)国平修一(副総理兼外務大臣)
小川真由美(アナウンサー)(女優)アナウンサー
原知佐子(女優)
森廉(男優)避難民
岩井堂聖子(女優)
石垣佑磨(男優)芦田(第二飛行隊第一小隊長)
黒田大輔(男優)根岸達也(原子力規制庁監視情報課長)
北山雅康(男優)笹上高尋(海上保安庁海上保安監)
橋本じゅん(男優)三木(幕僚長)
野沢聡(男優)
國本鍾建(男優)石倉(陸上幕僚長)
斎藤嘉樹(男優)
島津健太郎(男優)澁沢真
竹下宏太郎(男優)
柳英里紗(女優)
山崎潤(男優)
渡部遼介(男優)
庵野秀明(男優)バスの運転手
イワゴウサトシ(男優)
屋敷紘子(女優)通訳
庵野秀明スピーカーで住民に呼びかける消防隊員
出演岡本喜八牧悟郎(元城南大学統合生物学教授)(写真)
脚本庵野秀明
音楽鷺巣詩郎
伊福部昭「ゴジラ」「キングコング対ゴジラ」「メカゴジラの逆襲」「宇宙大戦争」「三大怪獣地球最大の決戦」ほか
北原京子(音楽プロデューサー)
撮影山田康介
庵野秀明(画像設計/D班撮影)
摩砂雪(D班撮影)
轟木一騎(D班撮影)
TBS(撮影協力)
日本テレビ(撮影協力)
フジテレビ(撮影協力)
製作市川南〔製作〕
東宝
東宝映画(製作プロダクション)
企画神山健治(企画協力)
川上量生(企画協力)
浜田秀哉(企画協力)
プロデューサー山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
特撮樋口真嗣(特技監督)
尾上克郎(特技総括)
佐藤敦紀(VFXスーパーバイザー)
大屋哲男(VFXプロデューサー)
白組(VFX)
三池敏夫(特撮班美術)
庵野秀明(プリヴィズ企画・監督)
スタジオカラー(プリヴィズ班)
作画前田真宏(イメージボード/画コンテ)
林田裕至(イメージボード)
丹治匠(イメージボード)
轟木一騎(画コンテ)
摩砂雪(画コンテ)
樋口真嗣(画コンテ)
庵野秀明(画コンテ)
鶴巻和哉(画コンテ)
美術林田裕至
西村喜廣(特殊造形プロデューサー)
前田真宏(ゴジライメージデザイン)
竹谷隆之(ゴジラキャラクターデザイン・造形)
庵野秀明(ゴジラコンセプトデザイン/タイトルロゴデザイン)
柘植伊佐夫(粉飾総括)
出渕裕(特殊建機小隊エンブレムデザイン)
轟木一騎(タイトル)
振付野村萬斎ゴジラ(モーションアクター)
編集庵野秀明
佐藤敦紀
録音庵野秀明(音響設計/D班録音)
摩砂雪(D班録音)
轟木一騎(D班録音)
山田陽(整音)
照明川辺隆之
その他舟山弘一(応援スタッフ)
電通(特別協力)
小池百合子(取材協力)
枝野幸男(取材協力)
庵野秀明(宣伝監修)
あらすじ
東京湾で無人のクルーザーが発見される。その頃、同じ東京湾で大量の水蒸気爆発が起こり東京湾アクアラインのトンネル崩落事故が起こる。原因不明のため対策に追われる政府の会議でも意見が分かれる。内閣官房副長官矢口は巨大生物の存在の可能性を主張するが受け入れられない。その時、テレビ画面に巨大な尻尾が映し出されたと思うと、あっという間に巨大生物が上陸し町を破壊しながら移動する。原因が巨大生物ということで、政府は自衛隊に駆除を命ずるが、逃げ遅れた住民がいるために攻撃に躊躇していると、生物は東京湾に帰って行った。分析の結果、その生物は、海中に投棄された核廃棄物をエネルギーにしていると判明し「ゴジラ」と名付けられた。やがて、進化したゴジラが再び鎌倉から上陸してくる。
ネタバレは禁止していませんので
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203.《ネタバレ》 正直予告編を見て動かないゴジラを見てあまり期待しませんでした。
顔の造詣もいまいちに見えましたし。
しかし見始めると、繰り返し見る程度にはまりました。
最初の形態(第二?)を見たときは、
「ああ、こいつを捕食するためにゴジラが来るんだな」と思いました。
しかし直立を始めたのを見て、ああこれが進化(変形)するのかと納得半分驚きました。
まさか、あの魚類顔がゴジラとは想像できませんでした。
巨大化したゴジラの顔…特に目がいまいちだなと思っていた理由、
何回か見たあとに気づいたのが目はあまり変化してないのでは?ということ。
顔を含め身体は巨大化したがあのつぶらな丸目は同じせいで、
あまり目力を感じなかった気がします。
総理の「自衛隊の弾を国民に向けることはできない」という台詞は良かったです。
それが自衛隊がゴジラを倒す機会を逃したかもしれなくとも…。
エヴァっぽさを感じたのもご愛嬌でしょう。
ラストの尻尾もじわじわ来ましたし。
映かったーさん [DVD(邦画)] 9点(2020-08-29 22:22:21)
202.《ネタバレ》 有名な作品をなかなかブーム時には観られない性格の天邪鬼自分。『シン・ゴジラ』も今頃になってようやくの鑑賞に至りました。鑑賞の少し前に災害に関する講習のようなものを受け、そこで本作について、いわゆる「想定外の災害」について描かれている旨うかがいました。なのでその点に注目しての鑑賞となりました。

やはり特に気になったのは「会議を経なければ何事も決定できない」ということでした。「決定するつもりが無い」というわけじゃなく「決定することができない」ということがとても印象に残りました。どうしても必要なプロセスとして「会議」があり、一分一秒を求められる状況で、専門家でもない老人多数の大臣たちがまるえ一般人のように思いついたことを述べているシーンはやはり滑稽に映ります。ですが結局のところ現実もこうなんだろうなとも思います。現実も多くはその道の専門分野でもない大臣たちが「IT大臣」だの「少子化大臣」だのとりあえずポストに収まって、そこらへんのおっさんでも言えるようなことを言っている。

この映画の中で現実とは違う良い点としては、「専門家たちをしっかりと登用し活用している」ことだと思います。御用学者のような人たちもいましたが、ゴジラ対応のかなり序盤から専門家たちは重用されており、中枢からその存在感を発揮しています。そういう点が現実のほうにもあればいいのにな、と思ってしまいました。いや、してるんでしょうかね。少なくとも自分のような一般人にはあまり専門家の方々のありがたみはわからず、コロナ対応に対してもどうしても不信感を抱いてしまいます。

ゴジラはなかなか圧巻でしたね。最初のトカゲのようなギョロ目のゴジラが個人的には一番怖かったです。内容は日本に現れたゴジラを世界各国みんなで協力して撃退するというものですが、『インデペンデンスデイ』のように各国に一体ずつ現れても面白いのにとか思ってしまった。そのほうが日本政府VSゴジラの構図がもっとくっきり浮かび上がったのに。

今作『シン・ゴジラ』の内容を受けての『シン・メカゴジラ』とか『シン・モスラ』とかあればまた観たいな。なんつって(笑)
TANTOさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-06-28 03:10:53)(良:1票)
201.《ネタバレ》 二作目以降長らく続いてきた「ゴジラ=怪獣映画」の流れを断って、初作品の哲学に立ち戻った21世紀版ゴジラであります。現代社会に破壊神が降り立ったら、のシチュエーションのもと描かれるのは主に人間ドラマ。今作では指揮トップに立つ役人や政治家の右往左往がメインで、硬直した組織の縛りっぷりであるとか、首相の暴走発言による混乱とか、やたら長い役職名とか現日本国民である我々は肌でデジャブを感じるリアリティである。前半のどたばたっぷりはとても面白い。私はくどくど会議が展開中の中盤までの方が好きである。
邦画の常として、主人公クラスは人気先行のタレントをおいて脇をベテランで固めるパターンにはもう慣れてはいる。本作もしかり。長谷川のおぼつかなさを支える柄本明であったり、特に巨災対チームの面々がそれはもう素晴らしい芝居っぷりで心躍らせて観ていたのだが、突然冬のオホーツク海並みの冷や水を浴びせられるのだった石原さとみに。米国政府のブレーンというよりイキった日本人にしか見えない。この人が口を開くたび下を向いてしまった。つらくて。未曾有の有事に際しているのに毎日髪をきっちり縦ロールにしてくる人材は大統領にはなれないと思う。ヒラリー・クリントンだって国務長官時代は髪なんかにかまっていられなかったと言っていた。
とはいえゴジラの造型は素敵でした。ゴジラサイドに立つ人間がいなかったことが残念でしたが。あ、そして生活に根ざした圧倒的な恐怖感という意味ではやはり一作目には及ばないような。映像が綺麗でシステマティックだからでしょうか。
tottokoさん [映画館(邦画)] 7点(2020-06-05 11:06:28)(良:4票)
200.ゴジラにもエヴァンゲリオンにも何の思い入れもなく(というか殆ど何もしらない)、政権批判作品という噂は聞いていたので政治ドラマとしてどんなもんかという点に期待して鑑賞。まず特撮だが、よく知る町並みがゴジラによって破壊されていく様に気持ちがざわつくといった効果はあるものの、ゴジラの暴れっぷりには少々モノ足りなさはある。政権批判に関しては、思ってたほど批判にもなっていなくて、逆に法治国家である日本の限界(それは昨今のコロナ騒動にも言えるが)を好意的に描いてたように思える。但し登場人物が多くて人間関係が少々わかりにくいのと、ややコメディタッチというわけでもないが全体的に軽い感じで描かれているため登場人物達に苦悩が感じられないし、シリアス感も欠如している。また、政府と軍隊ばかりを描いており、マスコミの動きや大衆のパニック状況が殆ど描かれていない事にもパニック映画として物足りなさはある。
原発事故やコロナ騒動に比べたら、ゴジラ上陸は大変な危機なわけだが、なんの事前通告もなく東京大空襲で10万人が、原爆投下で後遺症も含めて50万が死んだ事を考えると、やはり日米戦争というのは日本史上最大の国難である事は間違いなく、そこでの政治判断はどのように行なわれたのか?をあらためて検証し、国家とは何か?政治とは何か?等々を考察してみたいという気持ちにさせられる作品ではある。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 6点(2020-05-17 02:36:29)(良:2票)
199.《ネタバレ》 CGが良くできているということを鑑賞すれば良いのだろうか。ドラマが全くない作品。意表をついて総理以下主要閣僚が中盤で全員死んでしまうのと、1齢幼虫状態のゴジラが可愛かったのでプラス2点。
ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 4点(2020-05-06 14:58:14)
198.面白いというより圧倒された。やってほしい事を全部やってくれたので大満足です。人間もゴジラもお疲れ様でした。
Yoshiさん [映画館(邦画)] 6点(2020-03-10 09:50:15)
197.《ネタバレ》 自分にとって良い映画の条件は、多分何度も観ること(観るモチベーションが起こること)。この映画もそう。ギリギリだったけど、映画館で観れて良かった。その後、地上波放映を録画し・・・。勝手に刻みますが8.5点です。次作にも期待。
ラスリープさん [映画館(邦画)] 8点(2020-02-18 23:27:25)
196.《ネタバレ》 現代日本に本当に未知の大怪獣が現れたら政府はどうするのか
まるでシミュレーションのような序盤の構成が無理なく映画に集中させてくれる
大怪獣であるゴジラの魅力を引き出すのにはソレが一番だ
なにももう一体あり得ないような生物を登場させて戦わせる必要はそもそもない
政府対ゴジラ…ニッポン対ゴジラのコピーが指し示すその構図はありがちかとは思ったが
今までは意外と市井の人か、マスコミ、研究者などが主人公だったことを考えると
自然なカタチにようやく成ったともいえる
(軍人が主役にならないのは自衛隊という組織の微妙な立場を慮ってだろう)

ゴジラの設定をかなりアレンジしたことで
ゴジラとはこういうものだと知っている我々の予想を逆手にとって
退屈させないつくりになっていた
そういうアプローチもあるのかなるほど
意外にも設定アレンジにガッカリしない
庵野さんが監督だから、そういう目になった
これはシン・ゴジラだからいいんだよとなった

一部コメディーリリーフのようなポイントに立つ人物がいて
(構成上の、であってその人は設定上ギャグのつもりはないはずが)
失笑を買うタイプが本当にネタでいってるように見えたのが残念
その都度、まさに劇を見させられている感覚に陥り、ムードが台無しになることがあった
引っかかることを自然の内に見せる演技力が不足してますね

主要人物にもっと事態に対する緊迫感が欲しい
会議室/作戦室の中にいる面々にそれを望むのはフィクションに過ぎるかもしれないし、
努めて冷静にふるまってるのだろうということはわかる
だが、語気を荒げて緊迫感を煽るベタなノリこそ、この映画には足りない
やっているかもしれないが、あまり伝わってこなかった
発狂するかのように怒鳴って凍りつかせる”監督のいつもの”演出をして欲しいわけではない
普段は温度低めで、ハイテンションポイントを絞って効果を挙げるやりかたは怪獣映画とは合わないので。
怪獣映画はしょっちゅうドキドキしているほうが良い
画面で起こっている凄い出来事に比例する熱さをキャスト(とりわけ主要人物)に求めたい
なぜ全員セリフ棒読みなのか?演技の向上を強く望む

しかし今日日、劇映画で一部であろうがドキドキできただけでもたいしたものだと思ってる自分もある
キャストは淡々として見えてても、こちらが緊張していることでできた結果の温度差ならいいじゃないかと
惰性のように続いたゴジラのシリーズとは一線を画しているし
特撮愛好者が作った超豪華なファンムービーという匂いが
鉄板の商用映画とは良くも悪くも異なる印象を放ってもの珍しかったといえる
うまシネマさん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2020-01-29 18:56:53)(良:1票)
195.単純な怪獣映画ではなく政治ドラマをメインにするという発想は面白い。ただそれが裏目に出てしまった感じ。
1作目ゴジラは、ネットも無く、国際ニュースもお茶の間で見られることの無い時代。世界観が日本だけで完結しているからこそ成立した話だと思う。
今回は国際情勢をリアルタッチで絡めてしまった為「すぐお隣に日本よりも遥かに大量の原発を、遥かに杜撰な管理で運行している国々があるのに、何でそっちには行かないんだろう?」・・て事に頭が行く。世界最低ランキング日本の偏向マスコミで勉強する蒲田君?
製作者は極めて中立的立場で作ったつもりなんだろうけど(・・なのかな?)、まだまだお尻に殻をつけているような感じ。
それゆえ、俳優たちが真剣に演技すればするほど、何だかコントのような様相を呈してしまっているのが残念。
ゴジラの造形は良。示現流そのままのスタイルにて緻密な造り。幼生の蒲田君は、元来あった「シュールで気持ち悪い円谷怪獣」を復権させたようで良かったです。
番茶さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-12-04 21:00:30)
194.《ネタバレ》 【初見の感想】「爽快」

1954年の第一作を原型に庵野秀明監督得意の様々なカッコイイオマージュカットの連続。(エヴァ的と批評されるのは、氏に厳選された過去の特撮作品のカッコイイ場面の再構築こそが映像面での庵野スタイルであって氏の各作品の表現がルックス的に酷似するのは当然なのです。特に今回は本家東宝作品だけに、より堂々といつもの10倍増しの大サービスとなっています!)
私にとって衝撃だったのは・・・シン・ゴジラが見ためはゴジラだけれど、ヘドラ的だということ。第一形態は巨大オタマジャクシ(という設定があったらしい)。怨念を持った破壊神を〝進化する化学物質〟のように設定している点もそう。

映画自体の後味が爽快なのは〝如何にも日本人らしい日本人たち〟が不器用だろうが何だろうが最善の方法を考え、寝食さえ忘れて黙々と実行し、闘いに泥臭く勝利する映画だったから。

そして・・・、ギレルモ・デルトロの「PACIFIC RIM」やギャレス・エドワーズの「GODZILLA」が世界的に大ヒットし、あぁ怪獣もゴジラも海外の大資本映画の独壇場になってしまった・・・と伝統の終わりを感じていたのを、庵野監督と特撮の職人達が最後に生み出した、魂の咆哮『シン・ゴジラ』の熱線が見事に焼き払ってくれたからです。

【最終的感想】「映画監督」

※以下の感想は【それを言ったらオシマイ】的な話です。ネタバレとは違いますが『シン・ゴジラ』について「内容の考察」で盛り上がりたい人に水をさす可能性があります。ご注意ください。

私は、庵野監督のことを「特撮好きのアニメ職人ビジュアリスト」だと解釈しています。
しかも常人と違って、視覚・聴覚的に経験した「傑出した事象」を完璧に記憶し、純度を高めて新たな表現として構成する「再現力」が突出していて、同時にその脳内映像を1/30秒単位で描きだす(=絵にできる)技能を有した、超・映像職人だと。
おそらくですが、氏が創作の喜びを感じるのは「映像を表現すること」それ自体であって、大衆へ向けて「社会的メッセージや思想を伝えることでは無い」と考えます。

只ただ「自分の好きな映像を徹底的に創りたい人」だと思うのです。

さて、シン・ゴジラの膨大な台詞や表現、意匠、ゴジラの造形に「何かの意図やメッセージ性を感じる」のは何故でしょうか?
観客に何かを伝えたいのであれば、劇中で明確に主張するべきではないでしょうか? 普通の映画ならそうします。過去のゴジラ映画もそうでした。その点、シン・ゴジラには何かの意図を感じさせる演出=「不完全に書き込まれた情報」が多すぎます。

これは、明らかに意図した「不完全な情報の提供」です。

私たちは、SNSなどに流れている大量の情報に対して、怒り悲しみ、考え、共有し、自己主張することが日常化しています。国民総批評家のような時代に生きています。
シン・ゴジラの膨大な台詞や意匠、ゴジラの造形の中に、社会的な課題、学術的&オタク的知識、重層的意味を持つ台詞や音楽、過剰な文字情報などなどを「大量の断片情報」として監督は散布しています。

だから映画の鑑賞後・・・まるで試験問題を前にした学生のように、その意図を模索せずにいられなくなるのです。

庵野監督は「持てる限りの手法を駆使した映像」で、観客が映画館で楽しめる作品を創りました。同時に、「埋設した断片情報によるパズルゲーム=思考による考察と議論」で、観客が映画館から現実に帰った後も永く楽しめる作品にしたのです。
しかし、知識量の多い現在の観客が相手ですから、現実的かつ、容易に解決できない問題を準備する必要があり、その為に大変な努力を費やしたに違いありません。そんな過剰サービスを普通の監督はしません。監督業を越えた信念か、オタク魂の成せる技です。(ハリウッドの大資本が作る映像と競うには『知恵と努力と根性で奇跡を起こすしか手が無い』のです)

創ることに全力投球。ですから「正解」まで用意したとは思えません。

そもそも、哲学者でも科学者でも評論家でもない、一(いち)映画監督が大衆に向けて専門外のメッセージなど発信できません。「監督はただ、考えるに足る物語を見せるだけ」なのです。
それは、宮崎駿然り。スタンリー・キューブリック然り。議論される自作について監督たちが多くを語らないのはその為です。「問題を考える材料は映画として語った。後は皆さんが各自で自分なりの結論を模索して欲しい。」それがメッセージです。

これは・・・映画の冒頭で、牧悟郎が残したメッセージ「 私は好きにした。君らも好きにしろ。」と同じことです。
墨石亜乱さん [映画館(邦画)] 9点(2019-11-02 12:38:06)(良:3票)
193.石原さとみを除いて、たいへんリアリティのある映画であった。知性のまったく感じられない女が、将来のアメリカ大統領候補とはあんまりだ。日本人発音もきつかったし、いくらヒールを高くしてもアメリカ人にはとうてい見えなかった。しかし、あの福島事故を思い起させるラストは涙物だった。311の恐怖が心によみがえった。
追記:3度目の視聴ではじめて気が付いたのだけれど、これだけゴジラが暴れても死傷者(の描写)が一人も出てこない。死を忘れた現代日本に相応しいと言うべきかもしれないが、やはり何か間違っているような気がする。
駆けてゆく雲さん [映画館(邦画)] 9点(2019-10-01 09:29:31)
192.《ネタバレ》 ゴジラそのものよりも、政治的なやりとりがメインの作品と聞いていたので、公開から今まで敬遠していた作品。ですが、予想していたよりも楽しめました。最初から最後まで会話のテンポが一定で変わらないのは、監督のこだわり? 単調に感じてしまい少し気になりました。中盤辺り、夜の都市を破壊するゴジラの姿がとても神秘的で、今作の中では一番印象に残りました。今作のゴジラはあまり暴れまわることなく、それが地味に感じてしまう。だからこそ、このような攻撃シーンが引き立っているようにも感じます。1作目のゴジラをリスペクトしているからこそ、今作が政治色の濃い作品になっているのは分かるのですが、個人的には「ゴジラ」という名が付く作品なら、やっぱりゴジラにはもっと大暴れしてほしかったかなー。
たけたんさん [インターネット(邦画)] 6点(2019-06-02 23:05:39)
191.《ネタバレ》 発売日にレンタルで済まそうと思っていたら全部レンタルされてたのでBDを購入、

したが、買って後悔した。

なんだろう、一度は見てもいいけれど買うほどではないといった感じ。
3時間の脚本を2時間でまとめるために全員早口にさせた、ってアホかいな。
2時間でまともに見せるために3時間の脚本を2時間に縮めるのが脚本家だろうが。
まぁ人間のやってることはどうでもいいことなんで
よく聞こえなくても全く問題はないから別に全然問題はないんですけどね。

ゴジラが変化していくところはなかなか良かったです。
空想科学じゃないですが100mの怪獣は陸に上がった途端に自重で潰れそうですが。

あとエヴァファンの神経を逆なでしたくて仕方ないみたいなところも気になります。
音楽がまんまエヴァだったり作戦名がエヴァを彷彿とさせてたり、
何よりいまだ続報のない「シンエヴァ」の「シン」を冠してるところとか、
ゴジラなんて撮ってないでさっさと終わらせるもの終わらせろと言いたくなります。

とりあえず一番最悪だったのは野村萬斎のモーションで歌舞伎みたいな歩き方するゴジラ。
あれ、超絶ださいですよ、まだシェーするゴジラのほうがいいですよ?
にんじんさん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2019-06-02 21:37:46)
190.《ネタバレ》 往年のゴジラファンには物足りない出来でした。官邸の人間模様を中心にしたのは新しいですが、肝心のゴジラが全く動かないのではどうにも興奮のしようがない。人間ドラマの見せ方も、セリフの応酬とカット割りのスピードで勢いをつけてみせてるようで中身が薄く、感情移入できない。時代の流れとともに、さまざまな作品に進化してきたゴジラですが、次世代のゴジラに期待です。個人的には、CGより着ぐるみの方が本物に見えてしまうのがゴジラです。
カワウソの聞耳さん [インターネット(字幕)] 3点(2019-05-08 20:44:00)(良:1票)
189.心を打つ台詞があるわけでもなく、ラブロマンスがあるわけでもなく
ただ単にSF、そう割り切って見れば非常に良く出来た作品だと思いました
ぐりこさん [映画館(邦画)] 9点(2019-03-24 18:25:28)
188.《ネタバレ》 遅ればせながら観ました。
ゴジラの造形がイマイチと思って見始めたら、途中一気に進化して定番のゴジラと化したので、なんで最初はあんななのか謎。
ただ、ストーリー展開はスピーディーなので飽きることなく一気に観れました。怪獣映画なんだけど、日本という国の危機管理についての作品みたい。けれども、大災害並みの被害なのに今ひとつ扱いが軽いような気がして、そのあたりが気になった。
ラストシーン、どう考えても続編あり。なんだろね、ゴジラ、卵生じゃないの?
タコ太(ぺいぺい)さん [地上波(邦画)] 6点(2019-02-03 18:45:35)
187.《ネタバレ》 封切り時に見たときは、大傑作と思えたが、今考えると、そこまではいっていないように思える。怪獣映画ではなく、会議映画=戦略シミュレーション映画。怪獣映画の爽快さがないのがマイナスポイント。あと、やはり石原さとみはミスキャスト。
にけさん [映画館(邦画)] 8点(2019-01-23 14:58:29)
186.《ネタバレ》 いやー面白かった。2014年のハリウッド版のゴジラより、こちらの方が断然良かったです(何しろあっちはあまりにゴジラが空気)。
日本独自の政治観、無駄に長い会議名、官僚さんや自衛官さんたちの頑張り、などなど皮肉を交えながら、よく描かれていたと思います。
またゴジラの描写もあくまで理不尽、無慈悲、無感情を貫き、とても存在感がありました(ただ第二形態の造形は残念ながらちゃっちいかなあ・・・)。
主役の長谷川さんも最初(見る前)は正直印象が薄いかなあっと思っておりましたが、なんのなんのめっちゃ格好良かったです。
あと松尾さんと余さんがとてもいい味出してました。
ただ石原さんの役どころは、あそこまでアメリカナイズしなくても良かったんじゃないかな?
もう少し落ち着いた雰囲気の役どころの方が良かったかも(個人的には鈴木京香さんとかが良かったかなあ・・・)。
しかしながら何回でも見られる傑作だと思います。

追記:野村萬斎さんのクレジットが出たときは「えっ?出てた?」と思ってたらなんとゴジラかよ!!
わたたさん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2018-12-22 22:26:38)
185.比較的楽しめたのだが、ゴジラ映画では政治家の会話より派手な破壊シーンをもっと長く見たかった。
クロさん [地上波(邦画)] 7点(2018-12-19 18:23:18)(良:1票)
184.《ネタバレ》 全体が緊迫感のある会話劇で出来ていてこの詰め詰め感は魅力的だが、残念ながら脚本が力不足で台詞の言葉尻がいちいち軽い。登場人物がやたら多いので演技が玉石混交になるのは仕方ないが、特に主役級の長谷川博己と石原さとみが致命的。特に石原さとみは変な英語なんかより気の強い優秀なキャリアガールを演じた結果が蓮っ葉になるのは駄目でしょう。背伸び感が強すぎて将来の大統領とか無知無理無理。

役者で良かったのは市川実日子、高橋一生、國村隼、津田寛治。この4人は玉石混交の「玉」。もし彼らがいなかったらこの映画はかなり締まりのないものになっていたはず。

そもそも現代に怪獣が現れるという「リアリティ」がこの映画の肝だと思うのだが、その肝心の怪獣ゴジラの造形は頂けない。いくらなんでもあの目はないでしょ。動きも巨大生物のスケールにまで考えが及んでいない。とは言え、このゴジラはハリウッド怪獣映画によくある「人間に嫌がらせするためだけに現れるご都合主義的モンスター」ではなく、意図不明な謎の生物、人智を超えた災害としての怪獣である。これは本来のゴジラ、つまりは災害大国日本のリアリティを持った怪獣像でもある。

しかしどうしても許容できないのは音楽。明らかな打ち込みなのは仕方ないにしても楽曲の質は低くサウンドはしょぼく、かつ音量が中途半端。あれじゃ劇中に誰かがラジカセで鳴らしているみたいでノイズにしかならない。いっそBGMなしの方がよっぽど良かったが・・・。

この映画は傑作の部類だとは思うがノイズも多い。台詞のノイズ、演技のノイズ、造形のノイズ、そして音楽がノイズ!!!僕はどうしても減点法で映画を観る癖があるのでこのくらいの点数になってしまう。
tubirdさん [インターネット(邦画)] 6点(2018-09-20 23:02:47)
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【点数情報】

Review人数 223人
平均点数 7.24点
031.35%
131.35%
220.90%
341.79%
483.59%
5146.28%
63214.35%
74620.63%
84319.28%
94419.73%
102410.76%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.83点 Review18人
2 ストーリー評価 7.63点 Review30人
3 鑑賞後の後味 7.90点 Review30人
4 音楽評価 8.23点 Review30人
5 感泣評価 5.91点 Review23人
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