161.《ネタバレ》 導入部はよくある入れ替わり系だと思いながら見ていて、舞台が高山に移ってからは、巧妙に過去の謎解きの方に重心をスライドしていて、なるほどと思いました。で、一番優れているのは、せっかくの再会を容赦なく断ち切ったどころか、その出会った記憶や動機すら消し去っているところです。これにより、いなくなった相手への思慕の切なさをパワーアップさせると同時に、全体を現在視点から再構築すると、いろいろな矛盾や不整合もそうではなくなるという機能も発揮されているのです。したがって、ラストの再会には一気に興醒め。また、うるさいだけで邪魔な挿入曲群は、全部カットすべきでした。 【Olias】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-04-08 00:41:14) |
160.《ネタバレ》 評判が良かったので観てみました。 ・・・が、この点数です。 この映画が、興行収入200億とか信じられないくらい。 ご都合主義とツッコミどころが多すぎます。 序盤でお互いの決め事をスマホに書いてますが「なんで、電話しないの?」って思った。 後半になって、やっと電話しますが「実は3年のズレがありました」を製作陣が視聴者に隠すための理由ですよね。 3年ズレてれば、日付は一緒だったとしても曜日は違うでしょ。 平日、休日は気にしないんですかね。 こんな矛盾の上になりたってるストーリーなんて、デキレース以外なにものでもないですね。 コレが序盤からひっかかって、気分悪かったです。 いきなり、2人が惹かれあってるのも「え? なんかあったっけ?」と考えてしまう。 3年前に隕石落ちてきて町一つ壊滅してるのに、忘れている主人公。 隕石落ちてくるのも、すでに分裂してるのに着弾まで時間ありすぎる。 (分裂してから説得に行って、全員避難完了とか何十分かかると思ってるんだ・・・) そもそも、彗星が遠くの方へ流れている描写なのに、なんでコッチに落ちてくるの? 軌道おかしくない? コレは「バタフライエフェクト」という映画から、土台ネタもってきて 「男女入れ替わりモノ」「タイムリープモノ」「災害予知モノ」「恋愛モノ」をくっつけた感じなのかな。 コレが今の日本を代表する映画だと思われるのが、なんかイヤだ。 内容は普通以下なのに、SNSで好評判拡散→メディアがとりあげる→のせられる人が多数、って感じで興行収入のばした感じ。 今はSNSで高評価だと拡散すれば、大ヒットになるんだな、と思った映画でした。 【みけら】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2019-02-03 02:43:14) (良:5票) |
159.楽しかった。それが全て。SF仕立てもマッチして、絵もきれい。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-12-26 22:10:16) |
158.《ネタバレ》 追記:二回目をネットTVで見ました、細かいところは結構忘れてしまっていたので、結構楽しめました。 ↓彼女と観たと書いてありますが、今の嫁です。 ーーーーーーーーーーーーーーー 日本で話題になっていると知って、観る機会が無さそうなので電子版小説を買って読もうと思っていました。先日、中国彼女から映画見に行こうよと誘われたものの、中国語映画は嫌だな~と思っていたら、日本で売れてて、廻りの友達が皆見に行ってると言われてタイトルを聞いたところ「你的名字」・・・「君の名は」おお!中国でも上映してるんだ!と即見に行く事となり中国で初映画鑑賞となりました。まあ、普通に面白かったです、やや難解で2回目が見たくなるようなことを聞いていましたが、それほど難解でもないですね。ちなみに彼女は途中で寝落ちしてしまい、面白くなかったとの事。。。途中で寝たってのはレビュー対象外ですね(笑)さておき、中国の方にも好評の様ですよ。。。中国映画館事情。。。始まる前のCMとかなくて、暗くなっていきなり始まります、予想通り遅刻してくる人多数ですね、んで終わるとエンドロールの余韻に浸る間もなく皆帰ります、なんか途中で切られる感じでした。。。 【ないとれいん】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-11-30 11:28:57) |
157.絵は言わずもがな、設定の上で繰り広げられる話がとても良かった 【Ren】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-11-29 15:00:12) |
156.遅ればせながら、やっと鑑賞 いろんな評価を目にしていたので、ハードルはかなり上がっていたが そんなに悪くは無かった 画は相変わらず美しく、話も良く出来ている 時間軸の相違があるタイムリープと入れ替わりは 私にとって初見だったのでストーリーには引き込まれた しかし、この監督「秒速・・・」の時にも思ったが 背景に夢中になりすぎてないだろうか? 話は悪くないのに、合間に入る、大事な間を作る場面での 微速度映像やフォーカスの移動などの実写気取り 執拗に繰り返す低位置でのドアが開くシーンなど これみよがしに見せ付けられると、実写で撮れよ! との思いが映画への没入感を阻害する ここまでアニメーションならではの良さを生かさない構成は すごく鼻につくので、総合的に評価を下げざるをえない なぜこれほど当たったのかは解らないが 次作は余裕で製作可能だろうから もう少し、アニメならではの広がりのある画と話を見せてほしい 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-09-25 17:11:18) (良:1票) |
155.作画が素晴らしいアニメーション映画です。ストーリーのテンポも良く、最後までだれることなく鑑賞できました。 腑に落ちない点もあるし、音楽が若干くどい感じもしましたが、それでもアニメ映画ではトップクラスと言える作品でした。 【せなか】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-09-23 22:20:09) |
154.《ネタバレ》 今ごろになってやっと観ました。自分は青春ものの映画が好きなので観てよかったです。そこで蛇足ながら印象を少し書いてみます。ストーリー的には、主人公二人が交流する時間軸がずれているという面で韓国映画「イルマーレ」の、そして男女の心が入れ替わるという面では大林宣彦の「転校生」の、さらに主人公の二人が大切に思う相手の記憶を失うも後年そうとは知らずにすれ違いお互い心に引っかかりを持つという面では大林宣彦版の「時をかける少女」の、影響をそれぞれ受けているなと感じました。ラブコメ的な要素や過酷な運命に挑むダイナミックなストーリー展開、そして何より絵が実写かと見まごうばかりに美しく、巫女舞いや組み紐などの地方文化もまた美しく、海外でも受けた理由がわかります。 【kainy】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-08-26 11:52:32) |
153.《ネタバレ》 映画館で鑑賞、良かった 年間最高興行収入を獲るだけのことはあるなあ、と実感できる 突っ込みどころはそれなりにあるけれど、そこに執着してるのが馬鹿らしくなる よく練られたプロット、丁寧な脚本、緻密な描画、声優たちをはじめ スタップの熱が見事に結実していると思う 時系列で少し突き放されそうになる瞬間はあるけれど、大丈夫、振り落とされたりはしない 前半のストーリーテリングの軽妙さから後半へ絶妙に繋がり、終盤の怒涛のカタルシス ほとんどスキのない、みっちりと重厚かつ繊細な作品です アニメっていいなぁ、と素直に思える、素晴らしい(てか、本当に面白い)映画でした 【とっすぃ】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-07 15:13:42) |
152.《ネタバレ》 今年は、この映画がシン・ゴジラの次に面白かった。 女の子の良くない未来を変えようと奮闘する点は、何年か前に観た洋画のSFを、少し思い出した。 長く生きていると、それなりにたくさん観てるので仕方ないですね。 だけど、それを超える面白さがあった。 サスペンス、スリル、SFっぽいのが好きなので、そういう展開になって嬉しかった。 最後は、あれじゃない方が余韻は残ったかもしれないけど、あれはあれで良かった。 【たぬき野郎】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-08-05 17:18:03) |
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151.《ネタバレ》 内容、映像、音響、全て一級品。 心に残るシーンがひとつの映画の中に2つ~3つある映画は珍しい。 階段ですれ違い、振り返るシーンは映画史に残る名場面。 何度も鑑賞したくなる映画。 【バッジョ】さん [映画館(邦画)] 10点(2018-06-09 20:49:15) |
150.《ネタバレ》 面白い作品でした。センチメンタルない風景の絵がうまい監督という印象通り、とにかく絵がきれいで東京の風景は息をのむ美しさですし、キャラクターは日本人好みのかわいらしさだし、評価は難しいですがアニメらしいお色気がたくさん描かれていました。 しかしヒット作ともなると多くの評、にさらされ今となっては世間の受けが良くなくなってしまったかもしれません。夕方の歩道橋のきれいなシーンも監督が二重太陽の種明かしをしてからというもの、「美しいから輝いて見えるんだ」と思えなくなってしまい、落ち着いてしまいました。しかし、綿密なロケハンを伴う背景の作画と、複雑に絡み合いすぎて訳が分からなくなっている話の筋はともかく、多分にエロいのにキャラクター同士の接触はおあずけ、はアニメらしさラブコメらしさがあっていいです。男女が入れ替わって動きが表現されているとか、口かみ酒を飲むなどというところは、気持ち悪いと思うかそうでないかそれぞれの感じ方によるのですが、私は前者。 |
149.《ネタバレ》 大ヒット映画『スピード』(1994年)で、主役の男女は恋に落ちる。だが続編で二人は別れていて、男(ジャック)は出てこない。「吊り橋効果」の恋だったのだろう。この『君の名は。』の男女も同様の気がする。相性は最悪だろう。 たしか中盤以降の旅先で、少年が二人の時系列が違うことに(初めて)気付く。三年もズレていた。気付いた直後、スマホのデータが文字化けを始めて全データが消える。理屈は全く分からない(分からなくていいが)。 噂通り、脚本に穴が多い映画。楽しめたが、説得力がない部分が多かった。二人は何度も入れ替わった。計30時間以上あったと思う。3年もズレてるなら、ズレに気付かないわけがない。でもそれは映画の嘘として許容できる。ノートの文字が全部消えたことも問題ない。しかし二人が電話するシーンが皆無なのは「アレ?」と思った。「電話しようか」なんてシーンもないし。 映画大ヒットの理由は、広告の量と運だけの気がする。 登場人物たちの、苦しみも悲しみも喜びも薄っぺら。 だから高い点は付けられない。 「★6点」差し上げる。 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-05-25 18:29:03) |
148.《ネタバレ》 うん、まぁその前評判のせいでこんなもんか、と正直なってしまったけど良かったんじゃないかな。 ストーリーの肝となる仕掛けもアイデアも良かったし。 かなり壮大な話になっていったので、ラストの締め方が地味と思うか、あれがいいんだよ!と思う人でまた評価が別れるのかな? 俺は地味だと思った。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-05-14 15:25:28) |
147.劇場で見たいと思いつつ、結局見れてなかった映画。 なんだかんだで良い映画だった。 「秒速~」「言の葉~」に較べると、主人公たちは実に爽やかで、脚本も後味の良い展開に仕上がっている。 以前の作品では素直なハッピーエンドを殆ど採用してこなかった新海監督の成長が感じられた。 …ただ相変わらずだなと思ったのが、印象的な楽曲をPV的に流して、細やかな人物描写や心理描写を端折る手法。 人物描写に深みがないと批判されるのは、人物や心理を描く手間をそうした手法で端折るからではないか。 瀧と三葉の”入れ替わり”によるスラップスティックなやり取りが、前々前世によって一瞬で流されてしまうあの瞬間。 実はあのやり取りを少し時間をかけて描くだけで人物の描き方は深くなるのに、そうしない、或いはそうできなかったところに、 新海監督の作劇能力の限界(ないしは実力不足)が見えたような気がした。 後半部の展開がかなり駆け足気味で、ここも詰めが甘いなと感じたところ。 とりあえず作品を何とかハッピーエンドまで持って行けた事、過去作からの成長を感じられた事、主人公たちの爽やかさを評価して7点。 次回作も期待しています。 【nakashi】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2018-05-12 14:05:57) |
146.《ネタバレ》 泣く子も黙る超話題作。しかし俺は極力事前情報を遮断したまま(大変でしたw)のテレビ鑑賞でした。序盤からの“尾道3部作トリビュート感”も心地よく「こりゃ興行成績もいいはずだわ、久々にテンポいい青春SFアニメだなぁ~」と見ていたら…、中盤での強烈な“バッドエンド”「えっ…!そういうハナシだったのかよ…」と呆然としたワケです。9.11がスピルバーグの『宇宙戦争』の表現に影響を与えたように、この映画には3.11の記憶が色濃く出ていましたね。しかし、そこからがフィクションのチカラなんですよね。再び入れ替わって四葉を抱きしめて「妹ォぉぉぉ!」と泣くシーンはコッチももらい泣きしそうでしたわ(マジ)。ちなみに最初見た時には何故、町長が最終的に隕石のハナシを信じたのが良くわからなかったのですが、アレって「お前は…ダレだ?」と言った瞬間に“かつて自分の愛した女性が(も)秘めていた秘密”を思い起こしたからですよね、きっと…。 そして…ソフトバンクのCM『入れ替わってる!?編』は、“超話題作を地上波初放送するときの仕掛け”としては100点満点でした!お見事です、お父さん! 【幻覚@蛇プニョ】さん [地上波(邦画)] 8点(2018-05-10 16:15:44) |
145.《ネタバレ》 ぜんぜん前世♪と歌っている割には、前世は全然関係ないストーリー。 千年前に、彗星の片割れが隕石になって落ちてきた場所に、また同じ現象が起きる確率って… などと、ツッコミどころを挙げてもきりがない。 おばあちゃんのころの、入れ替わりも詳しく話に盛り込んで、二作目を作ってはどうか。 【チェブ大王】さん [地上波(邦画)] 5点(2018-05-05 18:54:42) |
144.《ネタバレ》 観ながら最初に感じたのは、しばらく見ない間に日本のアニメーションは凄い表現力を手に入れたものだ、という事だ。時折、実写か?と思う画面もあり、従来のアニメーションの背景との使い分けも巧み。 それに、物語も凝っていて素晴らしい。思春期男女の入れ替わりというと『転校生』を思い出すが、今作ではそれが時空を超えていて、それを少しずつ解き明かしながら見せる、二人の「結び」の物語が切ない。最後、三葉のほうが間に合わずに悲恋として終るかと思いきや、努力の甲斐あって大勢が生き残り数年後に再会するという展開に泣けた。 若い人たちの、新しい「赤い糸伝説」だな。 【Tolbie】さん [地上波(邦画)] 9点(2018-01-27 18:05:57) |
143.《ネタバレ》 過去は変えられない。メメントモリ。がテーマなんだろうなと思ったら、それじゃあ現実的過ぎて厳しいのか最後にハッピーエンドで少々拍子抜け。それでも悪くはない。 明らかに311を意識した作品だと思うのだが、そこに言及している人があまりにも少ない事に驚き。 5年以上が経過して、風化しているという事なんだろうな。まあ、変えられない過去に囚われて生きていく事もよいとは言えないわけで、忘却のススメとも言えなくはないという意味で、ダブルメッセージになってるようにも思えるが。時間とか記憶とか存在とか哲学的要素もあって、いろいろと考えさせられる作品でもある。 |
142.《ネタバレ》 「転校生」はすぐに思い浮かぶけど、「時をかける少女」のように時間も組み合わせており、脚本は良く出来ていると感じた。最後のすれ違ったりするところとか、「時をかける少女」のラストシーンが思い浮かんだ。ただ、やはりリアリティに欠ける部分が目立ち、できれば実写でうまくリメイクしてくれれば。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2018-01-21 22:10:33) |