23.《ネタバレ》 暇つぶしにB級映画でも観ようかと思い適当に選ぶ。 身体能力大幅アップの上、骨折もすぐに治るスーパーマンになるなら感染した方がいいんじゃね? などと思いながらボチボチ観てたら意外に引き込まれる。 なんというか無駄のない脚本に無駄のない演技。ここが邦画と決定的に違う。 愛する人を守るためにゾンビ化しながらも人間味を失わないシーンは涙を誘う、それに対して人間でありながら卑劣な行動を繰り返す役員との対比の強烈さ。 ラストも秀逸。不必要な伏線があちこちに無いのでラストシーンが活きる。 惜しむらくは年寄りの姉妹の扱い。どうせ死ぬならポセイドンアドベンチャーの潜水おばさんみたいな見せ場を作ってあげればよかったのに。 その後の妹の行動も説得力が弱い。 時折ゾンビの群れが折り重なって襲い掛かりマンガみたいになる瞬間がありますが、あれも韓国独特のセンスなんでしょうかw。 期待してなかった分得した感じ。多くの人に観て欲しいので8点を。 【banz】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-03-21 04:37:25) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 恥ずかしながら、韓国映画を観るのはこれが初めてかもしれない。なんとなく、韓国というと「冬のソナタ」に代表されるような恋愛物が多いのかと思っていたが、当然それだけではなく、様々なジャンルの映画があるわけで、こういった韓流なら大歓迎である(偉そうに聞こえたらすみません)。さて本作の内容としては、所謂ゾンビ物なのだが、少し自分にはシリアス過ぎる感じがした。特に最後の方は、個人的に最も苦手とする演歌的な泣きの展開だったので、少し厳しかった。コメディとまでは行かないまでも、もう少しドタバタした展開を期待してしまった。しかし 画、音響共に終始ハイクオリティな内容で、飽きさせない映画だったと思う。 【rain on me】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-11-16 21:04:43) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 良作。とくにゾンビ映画が好きなわけではないが、これは面白かった。【ネタバレ注意】(結果的に)死に過ぎる感はあるけど、すごく王道的な展開なのだと思う。ゾンビの並外れた筋力を持ち、足が速いというのも、なかなか新鮮だった。ディーゼル機関車に引っ張られていくゾンビたちは笑った。あれ、ものすごい握力ってことだよね。 【mohno】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-11-10 18:36:32) |
20.《ネタバレ》 物の見事にくそったれキャラばかりの大人の登場人物たち(特に男性)、対照的に主人公の娘や高校生たちの未成年キャラはみな純真無垢、韓国映画らしいまことに判りやすいキャラ分けです。釜山行きの特急電車内でゾンビがどんどん繁殖してゆくというプロット自体も目新しさはないけど、それを引っ張るストーリーテリング力は多少強引なところはありますが飽きさせないパワーがあります。もし日本の新幹線を舞台にするとしたら、車掌をはじめとする何人もいる乗務員があれほど無能で役に立たないというのはかえって不自然に感じるかもしれないけど、韓国では結構リアルな描写になるんでしょうね。列車がトンネルに入るとゾンビの活動が不活発になるというのは良いアイデアだと思いますが(まあそうでもしないと乗客は全滅しちゃいますけど)、こいつらは夜になったら全然活動できないので脅威じゃないってことなんです。あと凄いのは驚異の走力、歴代ゾンビの中でもトップクラスです。だから、ディーゼル機関車に向かって主人公たちが必死に走るシーンでゾンビの群れが追い付けないというのは、いくら何でもご都合主義が過ぎます(生存者の中に妊婦までいるのにね)。ゾンビの大群描写あたりはあの映画のパクリみたいなところですが、この映画独自(たぶん)の印象的なシーンもあります。それは狭い空間に詰め込まれたゾンビたちが限界に達すると窓を突き破ってあふれ出す映像で、とくに傾いた車両から窓ガラスが割れて零れ落ちてくるカット、まるで水族館で水槽のガラスが割れて飛び出してきたサメが観客を襲ってくるような感じです。自分にはこのシーンが妙に怖かったですね。ゾンビが発生する説明はほぼ皆無という潔さも評価できますし、いろいろとネタ元にしたあの映画よりははるかに面白かったです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-28 21:10:47) |
19.《ネタバレ》 ゾンビ映画の中でもなかなかの傑作。私見。 でも走るのは反則だってー! 冒頭ではまったく魅力のないオトンが主役で導入としては退屈だったのですが、 電車に乗ってあの夫婦が出てきてからは夢中で観てました。旦那さんが男気溢れてかっちょいい! それに引き換えあのクソジジイ、、、まったくあのクソジジイはぁ〜!! 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2018-09-15 03:29:15) |
18.この世界じゃ神様みたいに扱われてるロメロの作品がトラウマで、以降ゾンビというジャンルは避けてきた。しかしこの「新感染」は日本でも随分話題になったこともあり、どんなものかちょっとだけ…と観始めたら、もう大当たり。韓国映画の質の高さは知ってるつもりだったけど、想像を超えていた。自分にとって一つありがたかったのはグロさが抑えられていたこと。迫力はあるけど、そこまでグロくない。これが見やすさに繋がって、観終えたあとはちょうどいい疲労度だった。人間ドラマもしっかりしているんで、最後はちょっと泣けた。笑顔で…っていう。完成度高いなー。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-01 11:33:24) (良:1票) |
17.前半はそうでもないかなという感じでしたが、後半は物語が引き締まって面白いですね。エンターテイメントとしてのゾンビの見せ方も良かったし、描き過ぎない終わらせ方もベストかなと思います。ゾンビ映画としては当たり 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-23 23:55:16) |
16.好きな人だけが見ればいい映画。 合わない人には絶対合わない。 |
15.《ネタバレ》 どうでもいいけど、この題名はひょっとして「新幹線」とかけてるんでしょうか?(苦笑)、、、。 作品自体はとても楽しめました。いわゆるゾンビ映画なんですけど、中身はしっかりしてましてね、 良心の希求、家族の大切さ、思いやりを持つ気持ちの尊さなどギュッと詰まってました。 ゾンビたちも皆さん全力の演技でして、あれ以上ハツラツとするとコメディになりそうなギリギリのところで踏みとどまってる。 主人公を始め、頼りになる肉体派のとっちゃんや最初からいる小汚いにいちゃん、高校生コンビに 自分だけ生き残ろうとするとことんクズのおっさんなど、キャラもみんな素晴らしかったですね。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-25 20:39:33) |
14.《ネタバレ》 ひたすらゾンビが襲ってくるパニックムービー。自己中心的だった主人公が、身重の奥さんを懸命に守る一見うさんくさいデブ男の行動に触発されてか、最後には自分を犠牲にして娘を守る、というヒューマンドラマも盛り込まれている。パニック状況下での人間の心理や行動も描かれる。生まれてくる娘の名前を最後に告げるところとか、発表会では途中までしか歌わなかった歌を最後に全部歌うとか、うまく伏線も回収されている。妊婦があれだけ走り回ったら危険なのでは。高校生カップルの末路は哀しかった。感染が発生した原因は全くといっていいほど不明だが、それはそれでいい。 【エンボ】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-03-21 18:53:05) |
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13.《ネタバレ》 新幹線と駅構内のみの限定的な空間で危機をすり抜けていくスリル、極限の状況で繰り広げられる人間ドラマ、一人ひとり脱落していくメインキャラ、とゾンビ映画のお決まりをなぞりながらも、残酷描写がほとんどなく、適度な恐さと緊張感で緩急つけながら2時間を一気に見せる。多くの人に薦められるパニックアクションの秀作。こういう大作を撮れない邦画のダメさを痛感させされる。製作姿勢に落差がありすぎる。感傷すぎる嫌いはあれど、ラストに落としどころを用意し、下手に後日談を描かない潔さが良い。 【Cinecdocke】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-12 20:33:32) |
12.《ネタバレ》 パニック映画は相性が良くないのだが、本作は典型的なゾンビ映画とは一線を画する内容で良い。父と娘を題材にしたヒューマン要素がうまく絡み、最後は哀愁の念に駆られた。また、非常事態時の人間の自己中心的な言動が随所で感じられ、これまた現実的で良い。 ダメ出しをするとすれば、「音」に対する感染者たちの反応。『これには反応して、あれには反応しないの?』などの細かな点が気になり、いわゆるご都合主義的なシーンが複数あったのが気になった。中盤でややダレて、苦笑してしまう場面も複数あったこともやや残念。 【カジノ愛】さん [インターネット(字幕)] 5点(2018-02-09 06:39:09) |
11.《ネタバレ》 ニセ羽生結弦(コン・ユ)とニセ日本人メジャーリーガー(マ・ドンソク)がメインとサブ。オープニングの鹿のシーンと共に、B級感たっぷりのこの感じ。彼の国でもB級映画だったのでしょうか?残念なのは、バス会社の取締という中年男性。パニックな状況での全体最適を提案できる(憎たらしいけど)紳士だと途中までは見ていましたが、最後はただの利己的な人(悪役)になってしまいましたね。しかし、畳みかけがうまくって、一気に見てしまう。列車のシーンは、ワールドウォーZの城壁のシーンより切実に怖い。自分がかまれたと気付いた後の主人公の行動。最後のくだり。これは傑作ですよ。なお、これがワタシの韓国映画初視聴。だいぶ、損してたなと思いましたよ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-01-31 08:06:43) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 父娘ものとゾンビ映画の組み合わせというのは、個人的には最悪で最高だ。しかも、ハリウッド映画だったらなんだかんだで娘は大丈夫だろうと思えても、韓国映画なだけに全く予断を許さず、最後の最後までサスペンスは続く。秀逸なのは、そこに織り交ぜるドラマのバランス。過剰にベタつかないけれど、泣かせるところはとことん泣かせる。娘が最後まで歌を歌わない理由からラストへの流れは、もう父娘ものとしても完璧だ。キャラのそれぞれの顛末もよく考えられている。ある意味、最期に初めて「カップル」になれた高校生の2人(この2人の捕食シーンだけはなぜか美しく見えた)とか、葉加瀬太郎みたいなのに男気の塊のおっちゃん、ゲスなのに憎めない社長、最初から最後まで職務に忠実な車掌さん、そして何よりも主人公の父親の最期まで、それぞれにドラマと見所が用意されている。サスペンス・アクション映画としても、序盤の不穏な状況の見せ方、列車を舞台にしたバリエーション、そして駅という場所の描き方まで、たぶん予算は抑え気味でも、アクションやゾンビ描写自体にまったく不足はない。意外とバイオレンスや残虐描写が控えめなのも個人的にはよかった。万人におすすめできる秀作! 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-11-15 00:23:51) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 高評価につられて鑑賞したけど、これは良かった!狭い車内での緊張感あり、乗ったり降りたり、別れたり集まったり、ちょっと心情溜めたりと、次々と見せ場を作ってます。あり得ない~と言いたくなるところもあるけど、ぎりぎりかわしている感じ。段々人数が減っていっていくのはお約束だけど、かなりバッサリです。怖さや流血は少ないから普通の人にもお勧めできます。 【Banjojo】さん [映画館(吹替)] 8点(2017-11-08 00:01:09) |
8.《ネタバレ》 なにやら相当マズイことになっているぞ! そう思った瞬間にはもう遅く、この電車は爆走ゾンビ地獄と化したのだ。 そんな狭い車内に蠢くゾンビに立ち向かう人々は想像以上に生命力に溢れている。愛する人を救うためにゾンビ車両を次から次へ突き進む男たちのなんて勇敢な事か。にしてもあの太いおじさんの強さにはビックリしましたが。 そして列車の構造を活かした車両ごとにゾンビの対処や量が違ったり、暗闇では目が見えない特性を活かしたトンネルなど。アイディアに唸らせられる作り。 そして一難去ってまた一難と次々と押し寄せる試練がとてもテンポ良く出来ています。湧いて出てくるゾンビの恐怖に、あのゲスい親父の徹底したゲスっぷりも最高でたまりませんね。 それと終盤の大量のゾンビ達が電車に乗ろうとするシーンは面白いながらも絶望感を味わえる名シーンですね。 恐怖描写は控えめながらもハラハラさせる怒涛の展開と想像以上に力のこもった人間ドラマに終始のめり込まれました。 ラスト、父に聞いてもらうための歌によって命が助かる結末も素晴らしいの一言です。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-09-19 05:42:36) |
7.《ネタバレ》 ゾンビってなんですか?感染っていうんだから病気?噛むと増えるから吸血鬼?っていうほどゾンビ初心者です。 が、怖くなくてとても面白かったです。悪い人間が殺人するよりずっと安心。早く走ってドアさえ閉めればいいんだし。 それに昼間の設定なので恐怖感がなかった。ホッ 主人公たちの勇気やカッコよさを見るにつけ、 体くねらせてオエオエ言ってるゾンビ役の俳優さんたちに「アッパレ!」と言いたい気持ちになりました。走る電車にしがみついてひきづられほうきの形のように重なって膨らんでいく様は、本当に楽しかったです!ラストも良い!希望って大切。 家族愛、夫婦愛、の部分は結構湿っぽくて、もうひとひねり欲しい感じです。 隣の女性、これであんなに泣けるなんて涙がいくらあっても足りないでしょう。 新宿の街に出たら、みんながゾンビじゃなくてホッとしました。 主人公たちがゾンビを最初に見た時、「一体これはなんなんだ?」という驚きがあまりなく対策を知っている。 皆もワールドウォーZとか見てる、という設定かな~ 【LOIS】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-09-12 09:41:36) |
6.本家の感染もの28日後や28週後と肩を並べられるくらい良かったです。 ゾンビや感染ものが好きな方は、見逃したら損だと思います。 始まってから終わるまで、ジェットコースターに乗っているようで、退屈する間がありませんでした。 先日、アイアムアヒーローを観て日本もついにここまでの作品が作れるようになったんだなぁと思いましたが、韓国もすごいの作るなぁと嬉しくなりました。 ただ、怖さはあまりなかったんです。でも、ゾンビ好きにはたまらないです。 【たぬき野郎】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-09-09 22:05:27) |
5.《ネタバレ》 疾走する新幹線、疾走するゾンビの群れ、そして暴走する人間が約1名!スピード感抜群の新感染ならぬ新感覚ゾンビ映画!電車の窓ガラス一杯に所狭しと溢れるゾンビたちの姿、この圧巻だけでゾンビ党は大満足したのでは?走る新幹線といった状況を生かした設定の数々、特にトンネルや荷物用の網棚の使い方などは面白いと思った。少女の歌の伏線の張り方と回収など、脚本もよくできていたように思う。でも野球部員たちはちょっと気の毒。何しろゾンビ撃退用の武器が不自然なくあることが必要なので、要するに単なるバットやボールを用意するための役どころですから。結局、感染源は何?(媒体はあのシカなんでしょうが)といった不満もありそうですが、そこは難しいこと考えずに頭カラッポにしてどーぞ。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 6点(2017-09-07 22:24:10) |
4.《ネタバレ》 まあ、ゾンビものとしては基本をしっかり押さえた展開だし、極限状態の中での人間の弱さや愚かさもしっかり描けていたので概ね満足。最後まで飽きずに楽しむことが出来た。 しかし、残念な点もある。最初は「ワールドウォーZ」並みの素早さと凶暴性、感染力の速さを誇っていたのに、主人公達と戦うシーンになると急にロメロ版「ゾンビ」並みの遅さになるゾンビ達だ。これはちょっと興醒めした。ここで一気に点数も減点せざるを得ないだろう。 でも、殿に一人でゾンビを塞き止めるおっちゃんは最高だった。お前は張飛かよ! あと、このタイトルはよく分からないですね。続き物でもなんでもないのに、いかにもシリーズものの最終作みたいなタイトルで、それだけで観るのをためらう人も居るのでは? 【ヴレア】さん [映画館(吹替)] 7点(2017-09-06 23:28:18) |