172.《ネタバレ》 結局何だったんだろう・・・。神秘体験だ。好奇心旺盛で攫われた男の子がいるが、あれはスピルバーグを投影してるんだろうなと思った。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 8点(2013-03-18 21:06:10) |
171.《ネタバレ》 仕事を捨て家族を捨て、ひたすらUFOの謎を追い続ける主人公にどれほどリアリティがあるのだろう。DVD特典映像に収録された最近のスピルバーグのコメントも自身の思い入れによる『若気の至り』というほど直線的なキャラだ。映像もいくつか?シーンが存在する。デビルズタワーの背後から現れそれを乗り越えるマザーシップは高度が低すぎるし、最後に交流する異星人も機械的でぎこちない。最初に姿を現した手足の長い異星人と主人公にまとわりつく異星人が同一かどうかも判らない。滑走路を覆いつくすマザーシップの影の大きさや速さも気になる。特撮技術も、UFOの輪郭近くの方が、かえって背景の星がはっきり見えるなど粗は多い。CGで何でも出来る今となっては目を見張るものはないかも知れない。でも…当時もわかっていた。そんなモンはこの映画に関してはまったく問題ではないのだ。ウルトラマンの背中にファスナーが見えていても彼は私のヒーローであったように、この作品も依然としてベストワンのままだ。家族を捨てるほどの衝撃を与えた「何か」に打ち震え、自分にもそんな「何か」くるのかと期待で胸が膨らむ。主人公がマザーシップの乗り込む瞬間、見納めかもしれない「地球」を振り返る表情に羨ましさを覚える。そしてギクシャクした動きの異星人は文明の差を越えた「微笑み」と「ハニカミ」だけを表現したいこだわりに感動してしまう。当時のマペット技術の限界を知りつつ、この「笑顔を交わす」にこだわる思いに泣けるのだ。宇宙人は地球侵略目的でやってくる、宇宙船は銀色でのっぺり、と誰もがイメージしていたものを、これほどまでに価値観を変えた意義は大きい。「ジョーズ」本作、「E.T.」と、前半はそのものを見せず、現象や事件だけで期待感を煽るお得意の構成。そのエピソードも端的で素晴らしい。当時新進気鋭と呼ばれたまさにスピルバーグ節。そしてクライマックス。今まで現れたUFOが一斉に登場すると思いきや、あれほど巨大なマザーシップとは!旧有楽座の巨大スクリーンで初めて見たとき思わず息が出来なかった。絢爛豪華な装飾と、着陸時に天地が変わる発想を含め、これほど予想を上回るクライマックスは彼の作品の中でもピカイチだ。ラストの地球を離れ5音階をオーケストラが奏でる時にマザーシップに重なるようにまず最初に出てくるスピルバーグのテロップを見るたびに敬意と感謝と祝福の気持ちが沸き起こる。 【やしき】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-02-23 20:56:58) (良:2票) |
170.《ネタバレ》 ファイナル・カット版。E.T.もそうだし、友好的な宇宙人像をこれを初めて撮ってますよね。スピルバーグ監督、これだけ、攻撃も何もなく、平和裏かつ神秘的にに宇宙人との交信を行ったのはまれで、なんか、それだけかもしれないが、そこがいい。 【min】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-04 20:56:03) |
169.《ネタバレ》 SF巨匠の原点。音波によるUFOとの交信は異様ですが神秘的で印象に残るシーンです。エイリアンそのものの姿ははっきりと見せずシルエットで表現し不気味さを際立たせています。中身は薄いですが当時としてはよく撮れていると思います。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-01-06 23:07:22) |
168.《ネタバレ》 スピルバーグで初めて面白い!と思った作品。最後の交信は忘れられない 【amier】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-26 17:00:54) |
167.『ジョーズ』の成功で映画を自由に撮れる立場となったスピルバーグが、自身のオリジナル脚本をスタジオに持ち込んで監督した唯一の作品(スピは他に『A.I.』の脚本も執筆しているものの、そちらはキューブリックのアイデアを具体化しただけのもの)。かけられた製作費は『スター・ウォーズ』の2倍、『ジョーズ』の3倍であり、当時としては史上最大規模のSF大作だったわけですが、若干30歳にして一大プロジェクトの陣頭指揮を執り、大勢のベテランスタッフを動かして映画を完成させたスピの手腕は驚異的だと思います。また、彼の演出も絶好調。それまでは『激突』や『ジョーズ』などサスペンスアクションの分野で才能を発揮していたスピが、はじめて大規模な見せ場を含むSFに挑戦した作品だったわけですが、初めての経験ながらも彼の演出は堂々たるものです。後の『ジュラシック・パーク』も『宇宙戦争』も本作の演出を繰り返しているのみであり、この時点でスペクタクル演出の基礎を完成させていたという天才ぶりには驚かされます。才能とは恐ろしいものです。。。 以上、スピ演出のレベルの高さは認めるものの、映画として好きかどうかと聞かれると、個人的にはそれほど好きな映画ではありません。リチャード・ドレイファス演じる主人公ロイがあまりにウザすぎたのがその原因で、子供を3人も抱え、美人で優しい奥さんがいるのにUFO追跡に固執し、騒動の最中に出会ったシングルマザーと良い仲になるという自己中心的な人物を受け入れることができませんでした。この主人公については、小学生だったスピを残して家を出た父親像が投影されており、あえて否定的に描かれているというフシもあるのですが、それにしてもこの人物のウザさは異常。彼が家庭をブチ壊す様を見せられた後にファーストコンタクトだ、宇宙の神秘だと言われても、素直に感動することが出来ませんでした。彼は脇役の一人に留めておいて、より観客が共感しやすい人物を主人公とすべきだったと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-08-06 01:07:21) |
166.本当に遭遇しただけで終わってしまった。ストーリーはよく分からないシーンがずっと続き全く持って意味不明だし雰囲気だけで押されてるような印象。映像は綺麗だったけど今観るとなあ。30数年も前の映画にそんなこというのも野暮なんでしょうか。今観るにはちょっと辛い。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-03-30 05:48:11) |
165.意外といろんな解釈が飛び交いそうな一筋縄でいかないお話でびっくり。楽しい娯楽大作、ではないのですね。映像は今この時代でも絢爛で、マザーシップ登場でウチのテレビがびかびかと光り輝いた時はちょっとおお、とのけぞったほど。当時映画館で観れていれば、さぞ強烈な思い出になっただろうと思われる。五音の旋律でコミュニケーションを取ろうとしてるけど、どういう意味があるのか判然としないまま打ってるのが心許ないよお。母船の中の会話が漏れて、「直帰って書いといて」とか「つぶあんにしとけば良かった」とかいう意味だったらどうするんだ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-07 01:50:29) (笑:1票) |
164.《ネタバレ》 それまで宇宙人が地球にやってくる映画といったら「侵略」ものだったわけですが、友好的な宇宙人の来訪を描いてヒットした当時としては珍しいタイプの作品だったと思います。グレイが友好的存在であることを地球人に教育する目的で作られたなんて話まで聞いたことあります。巨大シャンデリアみたいな宇宙船が話題にされる映画ですが、あのシーンは僕はわりと冷めてました。デビルスタワーが切り抜きの影絵みたいで光の反映がウソッパチ過ぎて、巨大には見えず模型の合成としか見れなかった。けれど、それでもこの映画を気に入れたのは、服着たままシャワーに打たれ閉じこもる主人公の苦悩と孤独を描いていたから。僕はあのシーンが一番印象に残っているんです。中3で初めて観た当時そのわけは分からなかったけど、お気楽破天荒なSFの世界で、まじめに人が苦悩する姿を見せるとは思わなかったのもあるんだと思います。今考えてみれば、主人公は「何か素晴らしいもの」のぼんやりとしたヒント(イメージ)を持っていて、その答えにたどり着きたくて執着してるんだけど、誰も理解してくれない。これって、発明家や芸術家が何か偉大なものを作り上げるときにも、よくあるようなシチュエーションだなーと思います。他にも、正しいと信じることのために自分の信念を曲げずに、周囲の圧力にも屈せず世の中を改善する人とか・・・。そういう人の孤独の部分をしっかり見せられた気分だったのだと思います。「あともう少し何かが足りない・・・なんだろう???」と周囲も見えなくなるほど探し続け、あるとき自分の居場所との折り合いも考えて「さがすのをやめたとーき~ みつかることもよくあるはなしで」な展開。付け足すのではなく、ごっそり削り取ることで見つかる答え。そういう描き方が好きでした。この映画のUFOをUFOとしてではなく「周囲が不理解だけど自分が信じて追い求めている何か(夢)」として見れば、そういう体験を持っている人には印象的な作品になるのではないかなと思います。夢追い人の話でも「幸せは自分の足元にあった」と家族を取り戻す人物と、家族を置いて夢にましいぐらな主人公と、探し物も人それぞれで、そういう意味ではよく作られた話かも。ロイ・ニアリーさん、あのマザーシップが『コクーン』と同じメタファーでないことを祈ります(さぁ、光の方へ・・・) 【だみお】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-01-31 02:29:09) |
163.<ファイナル・カット版>多分映像を楽しむ映画であり、公開当時は衝撃的だったのだと思う。残念ながらその価値は時の経過とともに低下してしまったが、それでも十分面白かった。遭遇は遭遇で、他に何があるわけでもないんだけど、山の件でおかしくなっちゃった主人公の行動を見てると奥さんには悪いがワクワクした。でも、最後はあれでいいのかな? 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-30 20:34:39) |
|
162.《ネタバレ》 今更ながら初観です(ファイナルカット版) 感想 思っていた展開と違い ドレイファスお父さんの大暴走を中心に進むのが意外 映像や音楽の壮大なスケール感はすごい でも これまた内容が薄く意外に退屈 ある意味 UFO報道に一喜一憂していた世代には感慨深い(ワタシモその世代デス) そんな印象でゴザイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-08 08:07:39) |
161.《ネタバレ》 確か高校生になったばかりの頃に見た記憶がある。途中までさっぱり面白くなくて、退屈だったが、今見てもそれは変わらない。UFOによって、電気系統や重力関係に異常が発生するのは、ナントカ我慢するとしても、ネジが勝手に回ったり、現代の子供を態々さらうのはいかがなものか。その辺のオカルティズム的な表現が、今となっては観る者の気を萎えさせる。一番つらいのは、主人公の頭の中に刷り込まれたらしいモノを表現するための、イライラしている的な突飛な行動が、なんというかもう稚拙。植木や金網なんか、ドアから入れろよ。ところが、頭の中の物が何だか判った辺りから、やっと面白くなる。 この映画は、他の天体の生物との、最初の平和裏な交流というものを、想像豊かに描いている訳だが、その方法が「音」だというのが、素晴らしい。そういえば最近見た映画で、異なるコンピュータの最初の通信は、プロトコルを合わせる作業だったのを思い出す。音、音階によってお互いの気持を通じ合わせる。音楽の好きな者にとっては、ホントに素敵な描写だし、その専門の知識がある人には、劇中で繰り広げられている「セッション」のシーンの、技術者たちの会話をもっと理解出来るのかも知れない。 ちなみに、DVDを借りて観たのだが、ウチの近所のTSUTAYAは、劇場公開版が普通に置かれていて、特別編は置いてなかった。あの宇宙船内部の描写は、蛇足だと思っていたので、調度良かった。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-12 23:10:21) |
160.「ジョーズ」に引き続き、スピルバーグが放ったSF映画。 大ヒットした作品なのだが、内容がちょっとわかりづらいせいか、評価も低い。 お話がパズルを解くように淡々と進んでいくので、そのあたりも今の時代には合わないのかも。 ただ光と音楽の使い方がうまく、演出もいいので、期待感は十分に膨らませてくれる(はず)。 伏線を回収できてない部分もあるにはあるけど、娯楽映画としては十分楽しめた。 スピルバーグは、やはり天才だと思った作品。 【MAHITO】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-07-24 07:10:13) |
159.《ネタバレ》 デザートのケーキの馬鹿デカさだけに驚かされました 【シン】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-05-13 23:46:37) |
158.《ネタバレ》 「おいっ!俺も乗せろ!彼女いないし、借金あるし、無職なんだよ!おいちょと待ってよ。おーい、おーい行かないでくれぇぇぇぇ。」思わずそう叫びたくなるラストでした。 【一番星☆桃太郎】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-05-06 21:49:37) |
157.《ネタバレ》 スピルバーグは私と同年代、子どもの頃はUFOを見たとかどこかに現れたかなどがよく話題になっていたし、存在を信じていた人も多かった。だからこのような映画ができても少しもおかしいことではなく、私も興味深く見たことを覚えている。 しかし、後年DVDを買い改めて見てみると、前半部分に対して、家族を見捨ててまでUFOに執着し乗り込む後半部分が不可解でならない。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-04-14 21:33:47) |
156.ウチの子供たちに見せてやりたい映画の一本でもあり、先日、ようやく一緒に観ることができたのですが、気が付いたら子供たち2人とも私にピッタリと寄り添いつつ、特に姉(5歳)の方は相当のめり込んで時々息遣いが荒くなったりしつつ(大丈夫かよ)、随分盛り上がったのでありました。観終わって開口一番、「私もUFOに乗りたい!」だそうな。うん、親の立場としては、主人公のようにUFO熱に取りつかれちゃ困るのだけど、でもそれでいいんだよ、その感想を聴けただけでも一緒に観た甲斐があったよ。しかしこの映画、本当に、子供にも“伝わる”映画だと思います(幼稚園児のみならず、それこそ1歳の弟クンにも)。そりゃま、物語だけ抜き出せば妙なオハナシ(脚本はスピルバーグ単独名のクレジット。この辺りは色々と紆余曲折もあったようですが)。しかしだからこそ逆に、ウチの子供たちと私自身を含めた大勢の人々を惹きつけてやまない、映像の力というものを強く感じさせられます。この作品で描かれる宇宙船は、暗闇の中の“光”としてのみ描かれ、それ以上でも以下でもない。ただただその、暗闇の中の“光”の持つ、不可思議さ、神秘性、そして魅力。さらにこの映画には、「何かを見つめる人の姿」が再三にわたって登場します(スピルバーグ作品の特徴でしょうが、特にこの映画では重要なモチーフになっていると思います)。この登場人物たちの“視線”と、その視線の先の“光”、いわばこれだけで、映画を観ている1歳児も5歳児も彼らのボンクラ親父も皆、惹きつけられてしまう、まさに映像の力ですね。さらには、この「暗闇の光」を「凝視」し「その幻影を追い求め続ける」というあたりは、“映画のとりこになってしまった映画人”のイメージも重なります。あと、この作品は『ピノキオ』との関連が深いですが、何となく、「あー、じゃあキューブリックの『2001年宇宙の旅』も『ピノキオ』の物語だったんだ」などと、よくわからないことをふと思ったのでした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2011-04-13 23:13:12) (良:3票) |
155.《ネタバレ》 うーんビックリ!そうですね当時、この作品を観て、宇宙人との”第3種接近遭遇”に心からドップリ入り込め”体感”できた人にとって、ラスト、豪華絢爛のオケが流れるなか、壮大なマザーシップの上昇をバックにパッと"A STEVEN SPI...FILM,"とクレジットされる瞬間、ホンマ、オオトリハダ!感動に泣かされたもんです。というか、そのクレジットの瞬間!映画館の座席で”人類”英知”勇気”孤独”広大無比”アメリカ”ハリウッド”世界”ユニバース”遠い世界”全人類”全宇宙”そんな多くの感覚を全身全霊で感じ、全能感に宙に浮き、トリハダもんのラストなのでした。むかしの映画、昔のわたし、むかしの映画館はこういう゛快感”の体験ができたのです。わたしにはタイタニックも3Dアバターもそういうのとは程遠いのです。これは、世代論とかでないとおもう。(しかし、わたしはスピルバーグ作品は、オハナシがちょっと鼻に付くとこがかならずある。) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-20 19:39:37) (良:1票) |
154.一緒に第三接近遭遇を体験しましょう、てことかな。だから深みはない。 【akila】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-03-04 16:27:01) |
153.公開前からすでに名作感ただよっていましたね。宣伝のうまさでしょうか。実際期待にたがわぬ素晴らしい作品でした。リアリティを持って宇宙人との邂逅を描いてくれました(宇宙人と会って事が無いので、何がリアリティか知らないのですが)。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-01 23:09:43) |