346.《ネタバレ》 『アンタッチャブル』に続いてのデ・パルマの名作リメイクです。彼は今回は脚本に参加していないみたいですが、『アンタッチャブル』以上に原作の再構築化が激しいですね。なんせあのフェルプスくんがまさかの黒幕・ラスボスとは、驚きました。TVではマーチン・ランドーが演じていたイーサン・ハントというキャラも本来は脇キャラだったことを考えると、まったく独自の世界感で撮られているわけです。デ・パルマも堂々とした監督ぶりで、彼もビッグ・バジェットの作品でもそつなく撮れる人なんだと見なおしたんですけどねえ、結局その後はご存知のような現状です。トム・クルーズが主演でプロデュースしたんですからそれなりの苦労をデ・パルマもしたんでしょうけど、たぶんこれがデ・パルマのキャリアで最大の大作だったということになりそうです。 そのトム・クルーズは逆に本作からは本格的に大作出演とプロデュース路線が軌道に乗ってきたというのも皮肉な感じです。あの怒涛のラスト10分でのアクションはもちろん合成ですけど、彼はきっとこれで危険に身をさらすと快感を感じる自分の本性に気づいて、ついには『ローグ・ネーション』の正気とは思えないアクションまでエスカレートしたんじゃないでしょうか。 CIA潜入のシークエンスは何度観ても「さすがデ・パルマ!」と唸らせられますし、テンポやキレもあって名作と呼んであげてもいいんじゃないかと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-07-23 20:09:48) |
345.《ネタバレ》 10年以上昔見たっきりで全然覚えてなかった。覚えていると言えばCIAに潜入してデータを抜き取るシーン。そしてあのゾクゾクするテーマソング。 でもこうやって見直すといろいろと発見が多いし、非常に良く出来ている。 デ・パルマ監督による緊張感あるシーンと、美しい女性の絵、そして独特でいて構成的な構図が面白いです。うーん、大人な雰囲気。 誰も信用出来ないイーサンの緊張と強迫が入り交じる表情も素晴らしいです。 データを抜き取るシーンは音、振動、温度様々な要素が混ざり合い、こちらまで五感が鋭くなるような体験をこれでもかと味わいました。 それでいてラストのぶっ飛んだ列車とヘリのトンネル内でのチェイスはとにかくアホらしく、それでいて最高に楽しいモノになっていてもうたまりませんね。 爆風で列車に戻る発想が凄いです。 細かい所を見ると、ジャン・レノがクシャミしたり、ネズミにビビったりしていてちょっと面白いですし(どうやってあの体制でネズミを殺したのか)、 ハッカーの方も良くいるメガネオタクタイプではない、屈強な図体で今見ても新鮮なタイプのハッカーです。 エレベーターの殺人トラップも、潜入して上に乗った奴を殺すためだけの、大使館が常備している物なのかよくわからない謎な代物感が良いですね。 もちろんスパイ道具達も、流石に時代を感じますが、逆にいい味が出ています、この作品に登場する憧れスパイアイテムが今、自分たちが容易に手に入る物になったというのは、なにか感慨深いです。 それと爆破されたカッコいい水族館レストラン。あれはセットらしいですが行ってみたいですね。維持費が大変そうです。 最初から最後までサスペンスとアクション、そしてミステリーが交錯し、最後まで気が抜けない定番の一作ですね。 【えすえふ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-06-21 03:28:12) |
344.《ネタバレ》 ○シリーズ5作目公開前に再鑑賞。○シリーズが続々と誕生するたびに、この作品の地味さが浮き彫りになっていく。○確かに、宙づりになるシーンや終盤のヘリコプターのシーンなど迫力あるが、今作はどうも陰の印象が強い。そう考えると、サイモン・ペッグが加入してからのこのシリーズは別物と言っていいくらいのもの。○アクションシーンひとつとっても、アイデアや取り方で時代と共にまだまだ映画が進化していることを感じさせられる。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-06 20:19:17) |
343.《ネタバレ》 最近、最新作を映画館で見て、そういや1作目見たことなかったなということで鑑賞。「スパイ大作戦」のテーマ曲は素晴らしく、映画の世界に引き込む役割を十分に果たしていますね。20年前の作品でもありますのでところどころ古いな~と感じるところもありますが、全体は今でも十分鑑賞に耐える映画だと思います。最後のTGVのトンネルにヘリが入っていくのは無理があるような気もしたけど。 【ほかろん】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-11-01 21:38:42) |
342.20年前のこのスパイ・アクション映画は、もはやオールディー的な味わいを醸し出し始めている。 公開当時は、最新のアクション映画として、主演俳優の格好良さを含めてそれなりに満足はしたものの、スパイ映画としてのストーリーテリングにやや物足りなさを感じた。 ただ今回シリーズ最新作の公開を前に改めて観直してみると、娯楽映画としての味わい深さを随所に感じることが出来た。 それは、20年という時を経ても色褪せない普遍的な“巧さ”によるところが大きく、それは即ち今作の監督であるブライアン・デ・パルマの流石の手腕によるものであることを、今更ながらに思い知った。 初見時は、僕自身の映画に対する知識量が少なかったこともあり、キャスティングの巧さを今ひとつ感じられていなかったが、映画冒頭から登場する主人公チームの面々が豪華だ。 そしてのその豪華チームがいきなり初っ端から全滅するわけだから、ストーリーテリング的にもやはり巧い。その後の展開も、このキャスティングの妙を生かしつつ、スパイ映画としての王道的展開をしっかりと踏んでいる。 デ・パルマ監督らしく、カメラワークも当然安定しており、アクションシーンの見せ場もただ派手さだけを追求するわけではなく、緊張感と新鮮味を併せ持っている。 名匠による映画づくりの“確かさ”が、全編にわたって反映されている。 そして、この映画が成功し今なお人気シリーズとして続編が作り続けられている最たる要因は、やはりトム・クルーズの主演俳優として、またプロデューサーとしての存在感の大きさに尽きる。 この第一作時の彼はもちろん若く格好良い。ただそれよりも、20年の月日を経ても主人公としての立ち位置を揺るがすこと無く、格好良くあり続けていることは尊敬に値する。プロデューサーとしてシリーズの商品価値を上げ続けていることも、素晴らしいことだと思える。 シリーズ最新作の鑑賞が益々楽しみになった。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-08-16 00:00:51) |
341.20年前に映画館で見に行きました。そして、20年ぶりにテレビで見たところ、モニター、FD、MD、公衆電話と色々懐かしかったです。ただ、色々古びている割には、それなりに楽しくみることができました。 【みんな嫌い】さん [地上波(字幕)] 6点(2015-08-11 07:44:50) |
340.《ネタバレ》 プラハでのミッションでジムが撃たれ、血がだくだく…いくらなんでもあの演出は黒幕だってバレちゃうでしょ。絶対この人じゃんって思ったもの。トム・クルーズが奮闘するエンタメアクションとしては合格点だと思うけど、あれはねえよ…。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-08-01 00:14:26) |
339.《ネタバレ》 スパイ大作戦からのお馴染みのテーマ曲がテンションを高める。 ジム役ジョン・ヴォイトのいかにもな悪人面に、こいつが黒幕だろうと思っていたので意外性も何もない。 共犯者である妻役がエマニュエル・ベアールでは父娘にしか見えず、それも怪しさにつながってしまったような。 ただ、イーサンが真相に気づいたジムとの会話シーンで、事件の再現を交えながら、イーサンがジムに騙されたふりをする演出は面白かった。 どんでん返しにこだわって、必要以上に話をややこしくしてしまった感はある。 『ゴースト・プロトコル』のほうを先に観てしまったけど、迫力ではそちらのほうが上。 【飛鳥】さん [地上波(吹替)] 5点(2014-12-31 21:58:25) |
338.《ネタバレ》 「スパイ大作戦」をスクリーンに復活させた世紀末スパイ・アクション映画。 スリリングな諜報活動から始まる冒頭、 次々に消される仲間たち、 それでもイーサンは諦めない。 レストランで素敵な「プレゼント」を渡して全力疾走で逃げるイーサン!殺られたら、殺り返す。 戻ってきた“仲間”は敵か味方か。 CIAの情報部に潜入して命がけの情報集め。 危険極まる作戦を終え、列車で祝勝パーティー・・・かと思ったらまさかまさかの裏切り発覚! 余りに後付すぎる設定&無理やり感が尋常じゃない。 最初見たときは「台無しだよ!ふざけんなバーカ!」とdisりまくったものだ。しかしよくよく考えてみると、どの道イーサンは「ぼっち」になるんだよな。 そう考えるとイーサンが可哀想になってきた。 あらましを知った、今だからこそイーサンに同情を感じるのかも知れない。 クレアびっちすぎバロス。 ミッション?NO“ビッチ”です。 ところで今作のジャン・レノは本当にあのジャン・レノさん? 「レオン」でロリコンして爆散して生まれ変わった結果なんでしょうかね。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-01 22:32:13) |
337.《ネタバレ》 いいっすねー トムクルーズのファンじゃないのにトムさんの映画を見てしまう。 男がみてもカッコええ奴ですね。 そしてだいたいの作品は面白いんだな。だから次も見てしまう。 お金持ちのところにお金が集まる感じなんだろうか? 映画内容は、今見たらちょっと古い。 ヒロイン?さんもかわいくない・・・でも面白い! 【たかしろ】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-08 15:50:57) |
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336.トムさんは苦手なのですが、ドラマは幼少期に観てた覚えがあるので、愛着を持って鑑賞できた。上手にリメイクできたね。有名な宙吊りシーンはもっと紐を増やして安定度を増せばいいのになーと見る度に思う。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-11-16 00:55:05) |
335.《ネタバレ》 インテリでスマートなアクションを素直に楽しみたいのならやはりこれです。抜群のテンポと不思議な説得力で迫ってくる有り得ねー系の展開が◎。この頃のトムは本物のイケメンでした。 |
334.《ネタバレ》 大ヒットシリーズの一作目。基になったテレビシリーズのいまにしてみたら野暮ったい古い演出(なおこのテープは自動的に消滅する、やら、他人に成りすますための仮面だとか)を現代的に上手く解釈しなおしていて、観ていて小気味良い。それに、あの有名な音楽を現代的にスタイリッシュにカバーしてみせたU2のテーマ曲がいやがおうにも盛り上げてくれる。特に、宙吊り状態のトム・クルーズから滑り落ちるナイフの見せ方がぞくぞくするくらいに美しい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-26 13:07:42) |
333.《ネタバレ》 シリーズ第一作、正統なスパイアクションという印象で上手く仕上がっていると思います。トム・クルーズがジョン・ヴォイトを目の前に、彼が裏切り者だと気づくシーンの演出が出色でした。 余談ですが、公開から十数年が経過して、劇中のIT技術が古色蒼然と映ることに驚きます。十数年前の他の作品では感じない違和感なので、スパイものは「情報」を扱うジャンルの映画で、その「最先端」を描こうという姿勢が改めて意識されます。そして、「最先端」はすぐに古くなる。産業技術で勢いのある分野の発展を振り返っているような気分になりました。 【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2013-04-09 20:23:21) |
332.昔はもう少し面白かった気がするけど、こういうアクションは風化が早いね~ トムクルーズ若いわ 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-08 00:23:47) |
331.期待しすぎた、多分ただそれだけ。ずっと存在を知っているのに観ていなかった映画なので、勝手にイメージを作りすぎていたのが悪かった。あと、特にこういう映画は、その時に観なきゃダメなんだろうなと。今の映画の技術とかに慣れすぎて、気にしなくていい粗がみえてしまう。 【なこちん】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-02-11 05:49:32) |
330.テンポのよいスパイ活劇。ストーリー的にはかなり複雑で、めまぐるしい . 2回目鑑賞。充分楽しめた。前回評価プラス1点。2012.12/23 3回目鑑賞。ジョン・ヴォイトの娘がアンジェリーナ・ジョリーだったとは知らなかった。 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-12-23 23:09:35) |
329.かなり久しぶりに見た。(ノーカット・字幕版を見たのはおそらく初めて。)前に見た時は派手なアクション映画という印象があったのだが、派手なのはクライマックスのトンネル内でのアクションぐらいで、話としてはかなり地味。でも最後まで面白く見れた。やはりなんといっても天井から釣り下がってディスクを奪うシーンは今見てもハラハラできる(今から思えばこのシーンもほかの映画からの引用なんだけどね。長回しと合わせてそこもブライアン・デ・パルマ監督らしいところ。)し、スパイ映画らしいスパイ映画になっていると思う。最初の仲間たちが殺されていく展開から面白いのだが、その展開が早い段階で訪れてしまい、それぞれの個性があまり発揮されないまま退場してしまった仲間が多かったのがちょっと残念だった。(2012年10月30日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-30 00:58:01) |
328. 初めて観たのは小学生のころだったな。IMF職員が乗り込んでくるシーンで一瞬だけ映るフェアベルクの掃除機を見て、「あの掃除機ウチのとおんなじなんだよ~」と嬉しそうにテレビを指差していた母。今はダイソンのを愛用してます。掃除機は外国製に限る、と俺だけに教えてくれる作品。 |
327.ジョン・ヴォイト、相当おっちゃんやのにアクション頑張ってたなあ!!! 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-05-02 21:52:53) |