13.《ネタバレ》 寅さんシリーズの中では、傑作とは言えないかも知れないですが、何だかつぼにはまって一番好きな作品です。寅さんが和尚さんの代理でまさに習わぬ経を詠むシーンの諏訪家親族とのやり取りには大笑い。そして、柴又駅で煮え切らない寅さんの袖を引張る竹下景子に結局意気地なくお開き?…寅さんが腰が引けて結果として振っちゃったエピソードは幾つかありますが、一番せつなくて涙が出てきた一編です。 【菲命】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2008-12-08 21:25:01) |
12.竹下景子がどうも好きじゃなかったのに、 これをみて印象が180度変わりました。 わざわざ岡山から出てきたのに、 そりゃつれないぜ、寅さん。 それにしても、寅屋の人々のなんとあたたかいこと。 |
11.全48作の中でも、指折りに評価が高い本作。 確かに印象によく残っている。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-06 17:15:05) |
10.《ネタバレ》 ううむ、シリーズ後半の最高傑作は本作か『知床』か迷ったこともあった。何せ日本一笑える法事が催されているのだから。中井・杉田の恋は、公開当時としてもチト若者描写にズレがあるような…。マドンナの竹下景子はイイ。彼女も“その気”だったことを思えば、あの切々たる駅のシーンは実に堪らない。あと、忘れちゃいかんのがレオナルド熊。冒頭とラストで持ち味を発揮し、渥美清と見事に伍している。もっと長生きして欲しかったな、熊さん。 【丹羽飄逸】さん [地上波(邦画)] 9点(2007-06-10 19:58:24) |
9.《ネタバレ》 この頃にもなると、渥美清も、寅さん役がキツくなってきてたのか、派手なパフォーマンスが見られなくなってきてますが、その点、本作は、「寅さんが僧侶見習いになっちゃう」という設定が実に秀逸。あんまり動かずに笑いをとる、ということに成功してます。博の父・ウン一郎氏の墓参りに来た寅さん、墓石にシンミリ語りかけ、ホロリとさせる場面ですが、その後がイケナイ。ひょんなことからナマグサ坊主と意気投合、しかも坊主の娘が美人とくれば、もう寺にすっかり居座ってしまい、坊主の代理で大活躍。諏訪家の法事に、坊さんに付いてノコノコやってきちゃう。これが可笑しいのなんの。博が実兄を「兄さん」と呼んだのに寅さんがウッカリ返事しちゃうシーンには、大笑いしてしまいました。これと似た場面がもうひとつ。本物の坊さんと共に諏訪家にやってきた僧侶姿の寅さんに、「おじさんだ!」と満男だけが気付く場面があるが・・・これは本当に寅さんを見て「おじさんだ」とつぶやいたのか?もしかして、ホンモノ僧侶役の松村達雄の方を見て、「あ、2代目竜造おじちゃんだ」と指摘したのではなかろーか?(笑)。ってか、てめーだって2代目満男だろうが、と、つい、つっこんでしまう。←こんなことばっかし言ってると、それこそ竹下景子に「そこまで考えなくても」と突っ込まれそうですが(笑)。ところで、この映画の物語、実に何も解決していないお話であります。諏訪家の遺産騒動に始まり、松村坊さんも息子とギクシャク。息子・中井貴一は勘当されたまま、東京で冴えない暮らしを続け、杉田かおるとの長距離恋愛もこの先どうなることやら(いずれ結婚しても飛び蹴りくらうだけ?)。そんな中で比較的うまくいきそうなのが、寅さんと竹下景子の関係。いやいやそう上手くはいくまい、しかししかし・・・と宙ぶらりんのまま、別れの柴又駅。ここでの2人の関係の微妙な揺れ動きは、まさにサスペンス映画と言えそうな程のドキドキ感、しかしやがて電車が着き、彼女は乗り込み、ドアが閉まり、あっさり電車は去っていく! この無情さ! 哀しい別れに、おもわず「あー」とつぶやいてしまいました。一方、諏訪家の騒動も、亡父の生家を売り払うという現実的な選択に終結しますが、それを補うごとく、「なんと博が、遺産をタコ社長の工場に投資しちゃう」という、現実離れしたファンタジックなオチ。うーむ、博、次期社長の座を狙っているのか? 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-25 22:37:10) (笑:4票) |
8.博の親父さんのお墓参りに来て、寺に居座り、住職の代わりになり、法事での騒動という一連の流れは、強引な展開にもかかわらず笑いの数珠繋ぎで、マンネリ感を脱した余裕が感じられる。けっこう本気の朋子にあっさりケリをつけてしまう寅さんにも余裕が感じられる。悲壮感がないのは頭では理解しているからか。わかっちゃいるけど惚れてしまうという感じか。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-24 21:26:19) |
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7.《ネタバレ》 中井喜一と杉田かおるの恋は盲目の「熱い恋」に対し、寅さんの結婚した場合の将来をみす越した「大人の恋」の対比がにくい。更に別れを告げる寅さん、朋子、さくらの三人のシーンでのさくらと二人の間の微妙な距離、普通だったらさくらはトイレに行くなど気をきかすはずだが、聞こえるか聞こえないかの距離にいる。いい年した兄の恋のなりいきがどうしても気になってしまうところ。電車が出た後の二人の会話、旧作ではさくらが失恋で痛々しい寅さんをなぐさめるのが定番で名シーンが多いが、今回は心配ご無用とばかりにさくらをあしらう、兄ちゃんぶりをはっきするたのもしい寅さんがまたよい。渥美清、倍賞千恵子コンビは本当にすごい。 【ソサ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-05 18:44:59) |
6.数ある「男はつらいよ」シリーズでこの作品が一番好きです。理由は、マドンナの寅次郎に対する想いがヒシヒシと伝わってきて、それ故に毎話、妹のさくらが感じている”馬鹿なお兄ちゃん”を一番感じさせてくれる話だから。 【MID】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-04 20:11:48) |
5.水準作。この辺まで来ると寅さんが振られる王道失恋パターンじゃなく、逆に竹下景子を袖にして逃げるって展開で、何とかシリーズに新味を出そうと作者たちが苦心している感じが伺えます。杉田かおるが垢抜けない田舎娘役で登場、役に異様にはまっていたのにも驚いたけど、これが彼女の演技力だとしたら恐るべし!裏で渥美さんにもダメ出しとかしてたのかなあ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-11 16:22:54) |
【ゲソ】さん 8点(2004-06-02 02:54:05) |
3.隠れた傑作。渥美さんがノッテルなというのがわかる。とても弾けてるね。おかしな渥美清が見られる最後の寅さんかもしれない。ラストの駅での別れが切ない。 【ひろみつ】さん 9点(2004-05-09 00:47:22) |
2.70年代の終わり頃からリアルタイムで見た「男はつらいよ」シリーズのベスト。この作品以降のシリーズは、だんだん、見るに耐えないものになっていく。 【ノーコメント】さん 6点(2003-11-29 16:41:33) |
1.寅さんが坊さんになりすまして皆を笑わせるところがよかった。 【あろえりーな】さん 5点(2003-04-11 17:17:42) |