189.《ネタバレ》 いやぁつまらないですね。最後までリプリーの立ち位置が曖昧なままで、一体何を描きたかったのかがまるでわかりません。ラストの地球キレイもいいですが、そこまでの過程が盛り上がらないため何の感慨もありません。ただひとつ、スティーヴ・ワンがデザインしたような子供エイリアンの死に様がかわいそう過ぎる。それだけ。人間側には一切感情移入は出来ません。それこそジュネの狙いかも知れませんがね。 【swamizi】さん [インターネット(字幕)] 3点(2014-02-10 19:24:52) |
188.《ネタバレ》 「けっこういいの作ってる若手がいるよ~」な監督にチャレンジをさせるエイリアン・シリーズ。4人目のチャレンジャーは『デリカテッセン』のお方。後頭部ブチ抜かれても、ためるためる「え、なに⁇」演技にハイハイハイ。エイリアンはただの猛牛やワニやサメにしか見えず、宇宙はなんだか嘘っぽく小じんまりして広さがなく、完全にこのシリーズが死んだことを確信出来た。3作目で既にそう思ったが「次回は」の期待もする。2度続けてつまらなかったら、やはりオシマイでしょう。しかも監督ごとに世界観が変わり過ぎ。ふと思えば「007」シリーズって、ずっと続けられてスゴイんだなと思いました。エイリアンは一作目では「何この奇妙な生物は?!」というオドロキが見た目からも生態からも溢れてましたが、シリーズ化してもその驚きは持続しませんもんね。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 1点(2014-01-01 02:55:07) |
187.《ネタバレ》 前作までの資産で映画を一本仕上げた感じですが、小細工ばかりで芯の無い作品でした。突っ込みどころやケチを付けたい描写は山盛りですがひとつだけ。クローンのリプリーの肌年齢に現実の役者の加齢を見せられて哀しい気分になりました。そこまでしてリプリーに拘る理由がよく分からない。企画として無理がありますよ。このシリーズはエイリアンの原型デザインの秀逸さを核としていたと思います。そこを崩して根こそぎバラバラってのが個人的意見。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2013-08-18 23:09:59) |
186.独身のころ、実家の居間のテレビを占領して洋画劇場などを観ておりますと、大抵は無視を決め込んでいる母親が、ごくまれに、さすがに見るに見かねたのかコメントを発することがありまして、例えば、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』に対するコメントとしては「それにしても乱暴な映画ね~」、はたまた、『新・激突』とかいうテレビ映画を観ていた時には「それにしてもしょうもない映画ね~」、という感じで、非常に的を射たコメントだと思います。で、この『エイリアン4』に対するコメントですが、「それにしてもわけわからん映画ね~」でした。まあ、母としては、『エイリアン』と名がつく以上、四番煎じではあっても、もうちょっと普通にオモロイ映画を期待してたんでしょうけど・・・。それが、こんなヤケクソみたいな映画、ですからねえ。まあ、実際には、映画中盤ではしっかりサバイバルしてるんですけれども。ただ、全般的な印象としては、コレ、“何とかコード”に引っ掛かりそうな、不健全な感じがしてしまいまして。この映画を支配しているのは、畸形性への嗜好、ですよね(出演している俳優を見ても明らかに・・・)。で、「うわー、これって、やばいよなー」と、ちょっとひいてしまう。『エイリアン』を変にシリーズ化しちゃって、監督それぞれ、好き勝手なことばっかりやって。おいおい“エイリアン”で遊ぶのもいい加減にしろ~。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-04-27 00:17:05) |
185.《ネタバレ》 タイトルの「復活」はこの映画のテーマであり、キーワードでもある。劇中でリプリーはエイリアンと人間のハイブリッドとして復活する。この復活の意味するところは、聖母マリアの子、イエス・キリストの復活に他ならない。体内からクイーンを摘出した後の胸の傷は、レン博士が言うところ、3日で治っている。磔にされたキリストが墓から復活したのも3日目。船内のエイリアンの数は12匹。これはキリストの使徒の数に当てはまる。なのでこの映画ではリプリーはどちらかと言うとエイリアンサイドで、前作までのエイリアンを根絶する為に戦うという内容ではない。リプリーの復活をキリストに見たてているが、決して人間としてではない。そしてそこから新しい生命の誕生、別れ、共に復活を果たしたコールと、人間ではない2人が残った人間と地球へ戻って来る・・・。そして新たな始まりを予感させる。これは続編ではなく、新章として見るべき作品。ジュネ監督の、前作までは無かったユーモアと独創的ビジュアルは正に新章に相応しかったと言えるでしょう。 【miki】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-03 18:30:50) (良:2票) |
184.《ネタバレ》 前作から200年というのがふるっている。 作品間の距離は広がるばかり、未知の異生物と関わったばかりに死ぬこともままならず、再び命を得たリプリーは彼女であって彼女でない別の人格に。 体内にエイリアンを宿したままクローン再生というのも、別の個体でありながら記憶まで保持というのも実に嘘っぽいが、SFの枠の中では何でもありなのだ。 かつて地球で母であり宇宙でも代理母となったリプリーが、一番畏れていたはずのものをも子として愛しむのも宿命といえ、蠢くエイリアンの群れに沈む彼女の表情は陶酔そのもの。 もう一人の「女」コール(ウィノナ・ライダー)にも秘密があり、もう一方の系譜。 監督ジャン=ピエール・ジュネがフランスから招かれたのは、ユニークなヴィジュアリストとして注目されていたから。 パールマンやピノンら馴染みの俳優を起用し、相棒キャロは正式には参加していないが現場を訪れ衣装デザインでサポート、1作目のスコット同様アメリカでは異邦人(エイリアン)であるジュネには心強かったはず。 シガーニー・ウィーバーをして「1作目が持っていた知的でエレガントな部分を蘇らせた」と言わしめたレザレクション(復活・原題)は、CGエイリアンが水中に身を躍らせる流麗さを持つと同時に最もグロテスクな世界でもある。 累々と並ぶ失敗作、宇宙の塵となるニューボーン。 宇宙空間を漂う揺り籠のような宇宙船をおもな舞台としていた物語が、母なる地球を目前にして役目を終えるのは当然であるかもしれず、ともに人でない女たちの瞳に反射光が照り映える。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-07 07:32:50) (良:1票) |
183.《ネタバレ》 展開がド派手になってしまってた分、リアリティってもんが無くなってきてしまいましたね 間一髪で助かってしまうところだとか 間一髪で脱出出来てしまってたとこだとか 全員水の中に潜って全員無事だとか。(記憶違いかも知れんですが、一人位は死んでいたかもですが。) とにかく 人ってあんなに息って続くもんですかね 前職、あまさんだったってわけでもあるまいし。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-12 20:09:21) |
182.《ネタバレ》 今回15年ぶりに2回目の鑑賞。いつの間にか15年近くも前の作品になってしまった本作ですが、3の時点ですでにSFを作る上で必要な技術は完成されていたので古さは全く感じなかったですね。多分20年後に見ても普通に見れる作品だと思います。シガニー、ウィノナはもちろん脇も個性的な出演者で固めているのでエイリアンとの戦い以外のところも十分に見応えがあって面白いです。エイリアンベビーがすごいかわいいので最後はリプリーとどこかでひっそり暮らして欲しかったな。残念。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-09 16:10:17) (良:1票) |
181.「3」のラストから200年後・・・って、前作より娯楽性は強くなったものの、 設定があまりにも強引過ぎて引いてしまった。ここまでくるとリプリーとエイリアンは、 まるで一生の伴侶。どうしてリプリーにそこまでこだわるのか、さっぱりわからない。 シガニー・ウィーバーもかなり歳を取ったし、エイリアンは「2」で爆破させた惑星で 生まれたわけではないのだから、いくらでもお話は作れるはず。 主役はあくまでエイリアンだということを忘れてしまっているように思える。 リプリー関係のエピソードを抜けば、スピード感があり、娯楽映画としての出来は悪くない。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2011-09-24 02:42:21) |
180.《ネタバレ》 「エイリアン」シリーズは、それぞれが名だたる監督によって撮られてますから、 それぞれの監督さんの個性というか作風が色濃く反映されているわけです。 それは言わば、エイリアンという舞台を借りて、 それぞれの監督さんが自分たちの力量や世界観を存分に発揮した一連のショーみたいなものだと思えばいい。 4作目の場合は、監督がジャン・ピエール・ジュネでありますから、 彼のへんてこだけど魔術的な魅力を持つ独特な世界をエイリアンでやってみた、というわけで。 1作目の怖さ、2作目のアクション、3作目のスタイリッシュさがそれぞれ特筆する点でしたが、 本作はやっぱりこの世界観といいますか、特異な雰囲気が個人的には好きなんです。 本作で初めてとなる、フルCGのエイリアンも違和感ない出来でしたし、 特にお気に入りなのは水中で銃を撃ち放ち、前のエイリアンが避けて後ろのエイリアンに当たる一連のシーンですかね(笑)。 細かいんだけど、あのエレガントさが凄く好き。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-18 22:27:38) (良:1票) |
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179.《ネタバレ》 人類最強の母とベイビーエイリアン(目がかわいい)の感動の母子対面。さらにライオンがわが子を谷へ落とすかのような所業に涙を禁じえなかった。きっと強くなって戻ってくるよ、あの子は。 |
178.エイリアンの初回作は5回くらい見たかなあ。2は7~8回くらい見たと思う。 しかし、3は退屈だったので1回だけ。 そして、この4は今回が2回目。でも今回見て、映画としては悪くないと思った。 恐怖感が最後まで続くから、最後まで固唾を飲んで見られるし。 ただ、自分はこのシリーズの初回作から映画館で見ているファンということもあって、ちょっとこの4は好きになれない。 それは、ストーリーに無理があるとか、主人公の設定とかという問題じゃなく、単純に「美しくない」から。 というか、この4を見て初回作と2の美しさに気付いた。 「エイリアンはスプラッタムービーじゃない!」声を大にしてそう言いたい。 あっと、文句ばかり書いたけど、結構見所のあるシーンも多いし、そんなに悪くない映画なんだけどね。 【まかだ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-08 18:09:44) |
177.《ネタバレ》 ウィノナさんは輝いているのだが、この設定はS・ウィーバーの魅力を半減させる。特にとらえどころのない展開で、ラストはげろげろ。宇宙のふわふわしたフランス人監督っぽい演出だけが残るという、評価に困る作品。 【j-hitch】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-09-21 20:44:35) |
176.《ネタバレ》 もう何度も観ています!フェイスハガー済みの人、車椅子、アンドロイドなど各キャラがたっていて良かったし、エイリアンサイドも体液を使っての攻撃、脱出策や、水中移動、罠にかける狡猾さなど今までのシリーズに無かったことをしているので面白い。気になった点はリプリーの変わり様で、ストーリーの都合上とはいえ、前作1~3までのリプリーとはギャップが大きすぎる。エイリアンの2の口をもいだり、フェイスハガーを素手で剥すなど常にマリオのスター状態。これでは今までの作品で売りであったいつどこでやられるのかという緊張感が半減してしまうような気がします。あとはニューボーンエイリアンで見せ場があまりなかったですね。クイーンをワンパンなのはびっくりしましたけど・・・。最後の窓掃除機はめっちゃ痛いだろうなぁ。 【とむ】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2010-08-01 00:40:31) (良:1票)(笑:1票) |
175.《ネタバレ》 3で原点回帰を狙ったが、今作で2作目の脱出路線に再度戻ったような感じ。リプリーの衣装が派手になってヘビメタおばちゃん化し、性格もちょろっと下品になったような印象。ニューボーンの扱いがちょっと可哀想だったなぁ。やっぱ1作目と2作目が偉大過ぎたのかなぁ。 【シバラク・オバマ】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-07-18 19:14:37) |
174.《ネタバレ》 これの水中演技シーンなんかを見ると、日本の俳優とは違うなあって思います。ギャラも違うでしょうけど。 【えむぁっ。】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2010-04-05 11:15:17) |
173.《ネタバレ》 当時ジャン=ピエール・ジュネがエイリアンシリーズの監督をするって聞いてとても喜んだんですよ。あの「デリカテッセン」の監督が!!って。でも今ならわかりますよ。それがいかに無謀であったか。。。 これを観てエイリアンシリーズへの情熱が一気に氷点下になった記念作です(笑)。 ほんと何もかもどうしようも無いですが、ひとつだけ突っ込むとしたらクローニングについてあまりにも観客をなめている。70年代の映画ならいざしらず、21世紀も間近に迫った90年代に「獲得形質がDNAに刻まれている」だなんて与太話をふくらませて未来のクローニングは細胞がちょっとあれば、元の年齢の身体と記憶で蘇らせることが可能とかファンタジーでも言わないでほしい。まじでばっかみたい。 っていうか、エイリアンシリーズをなめんじゃねーーーーー 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 3点(2010-02-02 15:45:15) |
172.「エイリアン」はリドリースコットの大発明だと思うけど、しかしその後、まさかシガニーウィーバーがここまで引っ張ってくるとは思わなかった。そしてこの「4」はまた素晴らしい。シガニーウィーバーとウィナノライダーのツーショットが存分に登場するところなど、よく考えたらとても贅沢な映画なのかもしれない。またシガニーウィーバーのこの映画での演技は本人の最高傑作と思われるし、この映画でのウィナノライダーの演技もこれまた最高の出来のように思われる。 【メロメロ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-06-26 00:17:09) |
171.《ネタバレ》 物語としては、かなり苦しいモノがあるのですが、やはりジュネ映画と化したエイリアンワールドにときめかないワケにはいかず、この点数。エイリアンの世界にジュネの世界が乗り込んで来ちゃうというスタイルに、まず大ウケ。実際の映画も、うわー、こりゃジュネ&キャロの世界だぁ、って大喜び。ウィノナ・ライダーもジュネワールドの住人らしい華として魅力を放っております。異形なるものへのフェティズムに溢れ、エイリアン以上にクセのあるキャラクターに囲まれ、監督降板による代打監督とは思えないくらいに、ジュネらしさを味わわせて貰えます。最初から彼に決まっていれば・・・と、それは贅沢な注文でしょう。もちろん、クローンによるリプリーとエイリアンの再生、って設定は、無理多すぎ、という事実は変えられませんけど。どうやって記憶まで再生するのよ? 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-25 02:03:24) |
170.もうここまでくると“エイリアン”ではなくなっているのですが、何も考えずに楽しめるという意味では良かったと思います。クリスティーが最後までカッコよかった。 |