124.《ネタバレ》 企画の面白さもさることながら、演出家の細かさが光った映画だと思う。俳優の熱演と、その仕草の細かさ、それに汗染みの具合まで完璧だった。映画の内容は、観る前に解説でわかっている。最初の一人の無罪が最終的に全員一致に発展していく事、有罪を支持していた人間が実は己の偏見から意見をしていたこと。そんなことを解っていたとしても、一つ一つの投票ではドキドキするし、一つ一つの謎が明らかになっていくシーンにも見応えがあった。12人全てが非常に印象的な人物として表現されていることも重要だった。時代に流されない、面白さが風化しない映画もあるんだなと、納得した作品に賛美を送りたい。 【fero】さん 9点(2003-11-18 12:47:12) |
123.レンタルビデオで借り、すぐDVDを購入しました。白黒、他のDVDより高い、そんなことが気にならないくらい、この映画を何回も見たかったので。12人も狭い部屋にいるので、吹き替えで見て面白かったと感心したのはコレが初めて。吹き替えなんかで普通見ないから。もちろん字幕を最初見て感心し、次に試しに吹き替えで画面全体や、表情に集中しようと思いました。 そしたら、意外とコレが感情移入できるし、奥にいるやつ、交互に喋るやつの見分けが楽で、前観たとき気にしてなかったところなどにも、感動さえしてしまいました。ただし、この作品の吹き替えがよかったのと、作品自体が非常にストレートだからかも。あと、カラーじゃないのがいい。逆に、外国!って感じの洋画(ほとんどですが!)で、ギャング映画、マフィアものはいくらセリフが長くても、吹き替えはいや。(てめぇら・・とか言われたらね)この映画はリバイバル、パロディされてますが、希望がかなうなら、シンドラーのリストくらいの控えめパートカラーで、原版そのままリメイクしてほしい。票が変わる瞬間や、小道具にとか、ラストなんか、パーッと色がついたりするとさらにいいなと。 【アルメイダ】さん 10点(2003-11-18 04:41:34) |
122.昔の映画の脚本は丹念に丹念に練りこまれていたもんじゃ。それが今の映画ときたら・・・と思い出すたびに、他の映画に当り散らす繰言ジジイに変身してしまいそうになる傑作。でも、現実の陪審員制度には絶対反対。だって俺が陪審員になったら絶対有罪にするもん。そのほうが面白いから♪ 【葛原葛原】さん 8点(2003-11-18 01:18:17) |
121.学校の授業で見たのだが、その展開に素直に面白かったと言えた作品。 【きんた】さん 8点(2003-11-16 17:15:38) |
120.ほとんど密室で描きつくされているにもかかわらず、人間性の衝突による迫力が物凄い。物語の焦点は、事件に対する判決であるが、描いているテーマは真に迫った人間性である。その濃厚な脚本に、密室の暑苦しい空気感が加わり、文字通り密度の高い名作である。 【鉄腕麗人】さん 8点(2003-11-14 23:53:31) |
【八宝菜定食】さん 10点(2003-11-14 20:03:04) |
118.文句なしです。無駄が一切ない。ぜい肉などまるでなし。名作です。この脚本家の他の作品はないんでしょうか?是非観てみたい。 【犬】さん 10点(2003-11-14 00:51:03) |
117.大学の法学の授業で観ました。こんなに面白い映画を上映してくれた先生に感謝。 【ガッツ】さん 8点(2003-11-12 00:38:43) |
116.一切の無駄を省き、ひたすら密室での議論と心理描写を描ききった究極の作品。映画というものは莫大な金を掛け、豪華なセットや爆薬など使わなくとも、いくらでも良いものが作れるんだということを見事に教えてくれている。脱帽。 |
115.こういう裁判モノ好きです!実際にこういうことがあったら怖いですけれど。 【jami】さん 8点(2003-11-08 21:07:29) |
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114.圧倒されました~。ラストは胸が一杯になりました。硬派な内容で娯楽的ではないですが、「面白かったっ!」と心から言える作品です。 【たまねぎ君】さん 9点(2003-11-06 09:58:41) |
113.誰も真似できない。「稀有」という言葉も当て嵌まらない。奇跡みたいな珠玉。法廷物(?)では間違いなく不朽の名作。 【aksweet】さん 10点(2003-11-03 00:10:37) |
112.余計なものを省いて、ひたすら舞台を室内に限定した結果、これだけの緊迫感を生み出せたのだと思います。まぁ、その分こじんまりしてしまった感は否めないのですが・・・。 【のほほん息子】さん 9点(2003-10-31 09:21:33) |
111.すんばらしい。裁判もので、しかも審議室の中だけで話が展開する、一見死ぬほど地味な映画なのに、ここまで目を釘付けにして見れたのはやっぱり脚本が凄くしっかりしてるんだろうな。今の映画人も編集遊びにいそしんでないで、こういうのを見習って欲しい。ヘンリー・フォンダが白いスーツ、最後まで有罪を主張する男が黒いスーツを着ていたのが印象的だった。ただ一つ、有罪に固執する連中(メガネ除く)の顔がいかにも悪役面だったのがちょっと不満。 【C-14219】さん 9点(2003-10-30 23:00:33) |
110.ラストシ-ン以外はすべて密室劇。12人の性格描写も、陪審員の話が進む中で序々に明らかになっていく。狭い部屋、暑苦しい空気、息詰まるような「絶対有罪」からの逆転劇。我々観客もただ息を詰めて見つめるしかない。名前も知らず、ナンバーでしかないそれぞれの真実が暴かれたりする。ようやく解放されそれぞれが家路につく。外の空気はうってかわってすがすがしい。その時を一緒に過ごしたごとくの感がある。人が人を裁くことの難しさを重く問いかけてくる。 【キリコ】さん 9点(2003-10-30 14:24:53) (良:1票) |
109.脚本の勝利!作家としてこれだけのモノを書けたら、とサスペンス系の物書きたちは思うことでしょう。一貫して論理性という基軸をを保ちつつも、そこに個々の陪審員たちのキャラを重ね合わせることで、単なるいち事件にしか過ぎなかった平坦な一本道に彩りを加えたり、または閑散としたものへと変化させていってる。映画としても十分過ぎるくらい面白いと思うし、将来法律家、法廷弁護士を目指す人は見て損はないと思う。「法廷モノ(厳密には違いますが)」で今作以上の作品はいまだお目にかかったことがない。 【給食係】さん 10点(2003-10-29 01:18:55) (良:1票) |
108.はじめて観たとき、一言も言葉を発することができませんでした。 場面転換もないに等しい中、 アクションがあるわけでもなく、 殺人がその場でおきるわけでもない。 ただ男たちが議論しているだけなのに、 これほど手に汗握るとは…。 まさに傑作中の傑作だと思います。 【pita2】さん 10点(2003-10-27 16:14:06) |
107.一人を中心にあまりにも都合良く運び過ぎるのが、当時はこそばゆかった。そこが少し気になって三谷氏もアレを作ったのでは。でも構成の上手さには脱帽。その後脱づら。 【チューン】さん 7点(2003-10-27 12:31:56) |
106.何が正しいか間違っているかではなく、ある主張や考えが折れる瞬間がとても貴重な時間に感じました。 【セクシー】さん 10点(2003-10-27 10:31:48) |
【戦慄の右クロス】さん 9点(2003-10-21 16:10:26) |