4.《ネタバレ》 木村拓哉が声優に挑戦!と大々的に宣伝してたわけですが、見る前は正直、作品を壊すようなことだけはしてくれるなよ、という気持ちが頭を支配してたように思う。
しかし、いざ見てみると悪くない。意外に健闘してました。でもやはり場面場面で彼の顔が頭に浮かんだ。(ってことは安定してなかったって事か?)
問題は主人公だった。第一声を聴いた時、渥美清を思い出し、その後しばらく頭から離れなくて困った困った。演じ分けは出来てるが、声にあまり変化がないので違和感を感じずにはいられない。そもそも1人で18歳と90歳の二役を任せたのがいけなかった。そういう芸当は野沢雅子に任せておけばいい。ハウルよりソフィーにガッカリ。
終盤の展開が少々駆け足で、折角張った伏線が張りっ放しで終わっちゃって、え?と、戸惑った。見終わった後に「あー面白かった!」と口にする人は恐らく少数でしょう。
何はともあれ"動く城"のギミックと、久石譲氏の素晴らしい音楽、大迫力の音響を味わいに行く価値はありますね。