18.《ネタバレ》 あの時代に子供時代を過ごしたオジサンとして懐かしい時間を取り戻せました。時代再現としては、できれば給食や銭湯や電気洗濯機、フジペット写真機も登場させてほしかった。子供達が清潔なのにも、ちょっと違和感。当時は鼻水レールの子供が必ず居た。三流作家/茶川龍之介がとてもよかった。小雪さんへのプロポーズのシーンには胸熱。 【ちくわ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-07 13:58:31) |
17.《ネタバレ》 六子のセーター越しに見えるキャミソールがどうみても当時のデザインではない・・・・って、そんなとこについつい目が行ってしまうような天邪鬼な私でも素直に感動できた。人間ってただ生きているだけでオモシロイ、昔も、今も、そしておそらくは明日も・・・ 【るね】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-12-17 02:44:05) |
16.僕は昭和生まれではあるものの、正確な記憶があるのは平成からです。そんな僕が観て泣いてしまいました。はっきり言って展開は読めるし、いろんなエピソードのつなぎ合わせの印象もあります。でも泣けてしまうのです。この時代を経験したことのない僕が泣いたのだから、単なるノスタルジーではないと思います。たぶんこの時代には僕をひきつける魅力的な何かが、あったんだと思います 【千葉イッキ】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-12-15 13:06:33) |
15.いやぁ、泣いた泣いた。 いい映画に出会えたなぁと思う。 実のところ。最初はどういう映画かわからなくて、どんな角度でこの映画を観たらいいのか悩みかけていた。 各登場人物のそれぞれのストーリーが、まとまりなくとっちらかってしまいそうな気がして、「大丈夫かなぁ」と思っていたんだけど。 ところが、アクマ先生の家族が云々ってあたりから、もう泣きっぱなし。 無駄にひねらず素直に「いいお話」、もっと言えば「お約束」なんだけどね。 構成が上手いんだよなぁ。 笑いも涙もサジ加減が絶妙。 オーバーすぎず、そして、ありきたり過ぎない、そんなストーリーを上手に集めて、キレイに絡めて見せてくれる。 素直に泣いてしまおうって思えるんだよなぁ。。。 昭和30年代かぁ。。。 俺はかろうしてその残り香を嗅いだくらいなんだけど、あの時代が一番「いい時代」だったんだろうな。 戦争の事後処理も一段落がついて、さぁ高度成長に向かおうという時代。 そしてまだ人の心が豊かだった頃。 それは、きっとノスタルジィではないと思う。 いや、素敵な映画でした^^ 【とっすぃ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-14 01:39:39) (良:2票) |
14.おもしろかったよー! 力道山ってどんな人かよくわからないけど、氷を入れて冷やす冷蔵庫なんて見たことないけど、湯たんぽって使ったことないけど、手で回すプロペラ飛行機で遊んだことなんてないけど、タイヤが3つの車なんて乗ったことも見たこともないけど、昭和っていい!って思った。 戦後の昭和を描いてます。 昭和33年。 子役がいいんだよね、子役が。 めっちゃうまいんだよね。 めんこいんだよね。 全体的にキャストにはずれがありませんでした。 最高よ、みなさん。 堤さん演じる亭主関白・頑固親父が光ってた。 いい役者だな~ クックってめっちゃ笑いこらえて苦しい~!と思いきや、いきなりジワーって泣けてきたり、顔面が忙しかったっす。 なんかいいですよね、古き良き昭和の時代。 テレビゲームなんてないからみんな子供は外で走り回ってすくすく育って。 人とのつながりが強くてあったかい。 かなり和のテイストがムンムン感じられる映画なのに、タイトルがALWAYSって英語のところのコントラストが面白いって見終わってから思いました。 【未歩】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-05 22:30:25) (良:2票) |
13.道が舗装されていなくて雑草がにょきっとしている雰囲気がたまりませんね。雨が降れば独特の土の香りで満たされるんだろうなぁ。昔が全部良かったわけではないです。完璧な時代なんてないですし、それぞれが色んな問題を抱えている。でももしこれから50年後、今の時代を舞台にした映画ができたら果たして50年後の観客は涙を流して観てくれるだろうか。そんなことを想うと何かやろうかなって気になりますね。50年後の夕日も綺麗でいてくれるんだから。 【ちーた】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-01 20:25:41) |
12.最近の日本の映画って良くなったよなぁ、と思う事が多くなりましたが、この映画もそう思わせる一本です。のめりこんで見終わってぐったりとするというタイプというよりは、どちらかと言うと淡々とエピソードがつながっていって、ほのぼのとしながら映画館をあとにする、という感じでした。 今80前後の人たちがあんなに輝いていて、50代のおじさんやおばさんが小学生。憧れが一杯ある時代だったんだな。今は、テレビはカラーで薄型、お湯は蛇口をひねれば出てくるのが当たり前、っていう時代だけれど、今のお父さんお母さんが憧れる三種の神器って何なんだろう?今までなかったものが今度手に入る、という憧れはなくって、今まであったものが改良された、という程度のことがほとんどなんじゃないだろうか?見終わった後でそんなことを考えさせられました。 明らかに「受け」を狙った場面もあったりしますが、それを差し引いても、単なる「懐かしの昭和ノスタルジア」を超えたいい映画だと思います。 【あべののぼるぼ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-01 16:05:51) (良:2票) |
11.《ネタバレ》 レビューに当たって細かいケチをつけてしまうのがバカらしくなってくるほどほのぼのとしたいい映画です。登場人物はそれぞれ魅力的で愛らしく、極悪人が一人も出てこない。淳之介の実の父親はまあ、ちょっと憎まれ役ですが。昭和33年の世界を再現したビジュアルエフェクト、美術の努力には敬服するほかありません。現在出来るベストの映像ではないでしょうか。子供からお年寄りまで安心して薦められる映画ですね。 とはいえ、褒めてばかりではつまらないので、あえて気付いたことをあげるとすれば、この物語が昭和33年でしか成立しないのかといわれれば、そんなことも無いような気がします。六ちゃんの集団就職や三種の神器をとりまくドタバタはもちろんこの時代ならではなのですが、しかしそれもディティールであると思います。日本とは!戦後とは!なんて大上段に構える映画ではありませんが、もう少しこの時代だからという必然性が欲しかった気がします。そうすればもっと立ち上がっていく東京タワーも印象に残ったのではないでしょうか。 最後に「ALWAYS」という英語、要らなかったと思いますね。なんでALWAYSなのかもピンと来ないし、「三丁目の夕日」だけでいいと思いました。 そうそう、映画館での周りの反応ですが、年齢層は見たところ40代後半以上の方が多かったですね。きっとこの時代をリアルタイムで体験した人も多いと思います。そして皆さん大笑いしたり、手を叩いて喜んだり、最後はあちこちですすり泣きが聞こえてくるなど、いつも静かな日本の映画館とは思えないほどにぎやかでした。本当に皆さん楽しい時間を過ごしたのだと思いました。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-30 07:43:41) |
10.《ネタバレ》 薬師丸ひろ子が出ている映画を初めて観たけど、ハマリ役でとてもよかった。昭和のセットがすごく良くできていた。昭和の時代はよく知らないけど、本当にこんな感じだったんだろうなぁ…と思った。今じゃ「あたりまえ」となっていることが昔はすごい喜びを与えてくれた。時代によって変わっていくことは良い事なのか悪いことなのか考えさせられました。感動を誘っているシーンはいくつかあるけど、特にお金がなくなって帰れなくなって「困ったときはここを開けなさい」と母に言われた服の袖の所を何気なく開けたらお金が・・・。やられました。もうボロボロでした。愛情がたくさんつまった映画でした。 【Syuhei】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-25 23:09:31) |
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9.すごかった。昭和三十年代の日本をCGとはいえあれだけリアルに再現できているところに 感心した。最初の機関車が走るシーンは日本もこれだけのCG映画を作れるんだと感動ものである。 大昔ではないけど、ちょいと懐かしい、という感じ。 オート三輪とかはかろうじて見たことあったっけかなぁ。 途中からは話の展開にのめりこんで違和感はほとんどなくなってしまった。 指輪のシーンは最高だった。吉岡秀隆がいい味だしてました。 しかし彼はこういう情けない役ははまり役だなぁ。 年代も近いので彼にはかなり感情移入してしまう。 しかし彼も年をとったね。俺もまたしかり。 【あきんど】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-11-23 18:48:54) |
8.全体的に暖かい雰囲気に包まれた良い映画でした。 横におじいさんが一人で見に来て座ってましたが、開始30分くらいからずっと泣いてらっしゃいました。 昔自分が持っていて、今は無くなってしまったものを映画を見て思い出されたのかもしれませんね。 【ろん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-20 00:24:46) |
7.短けえよ。あっけなく終わっちまった。いやな予感はしてたんだよ。この監督のリターナーとかいう映画。ついにハリウッド映画に追いついたって言ってたけど、人真似以外何者でもなかった。タイトルクレジットに出てくる日本テレビとか電通とかのマスコミの協賛。マーケティングが絡んだ打算が透ける。ちょっと斜に構えて観た。しかし、まんまとひっかかった。真っ赤になった目を隠す暇もなくみっともない姿を家族にさらす。悔しいが、もっと浸っていたかったというのが正直な気持ちだ。 あまりにも古典的な泣きの演出だが、これでもかの押しの一手で見事陥落。考えるに人真似と王道は紙一重。前作では一歩も二歩も及ばなかったが、今回は壁を乗り越え王道を行く。40代以上なら必ず落ちる、という時代設定もだが、確実に若き吉永小百合をイメージして選んだと思われる六ちゃんをはじめ、脇を固める俳優人に隙がない。渥美清亡き後、もしくは「北の国から」終了後、ぽっかり空いた中高年の心の穴をジャストで埋めてきた。これはもう、企画の勝利というやつだ。 「死霊のはらわた」以来、久々にわざと劇場の画面からしばらく視線を外す。不覚にも嗚咽が漏れそうになったからである。あくまで吉岡君の声の周波数のせいであると自分に言い訳してみる。何だか「泣かされた」感が拭えず、手放しにこの監督の次回作に期待するという気持ちにはなれない。しかし、特に50歳以上の方、涙腺を止めておくのはダムの決壊後の濁流を受け止めるに等しい行いですぜ。 【正義と微笑】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-11-15 22:14:17) |
6. いやー、いい映画。庶民の人情と優しさと笑顔が山盛りに詰まってます。 CGも違和感無く使われており、セットの町並みの出来も見事。 あと、「長すぎっ!」と思うシーンが全く無いように感じました。 かといってテンポが速すぎるわけでもなくて…まさに絶妙な間ですね。 昭和30年代…全く縁もゆかりも無い時代ですが、 この時代の空気や雰囲気を十分に味わえました。 俳優陣も適材適所。特に堤真一、薬師丸ひろ子の演技は素晴らしかったです。 【ふくちゃん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-15 21:59:46) |
5.すごくいい!文部科学省が推薦しないなら私が推薦いたします。役者さんが生き生きしてたよ。特に子役が素晴らしかった!古き良き「昭和」を描いたこの作品が、「平成」の名シリーズになってくれないかと願う次第です。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-14 18:47:19) |
4.素晴らしい。ここ最近の日本映画は雰囲気を味わう作品が増えてきているが、この作品は究極の雰囲気映画だろう。世界レベルで渡り合える作品ではなく、日本人だけが理解できるであろう独特の雰囲気だ。その雰囲気を描き出すために4億円をかけて作られたというセットは、昭和30年代に観客みんながタイムスリップしているかのようだった。無論、僕はこの時代に生きた人間ではないが、自分にとっても懐かしいような感じがしたし、毎日に感動があるこの時代に生きた人々を羨ましくさえ思った。ストーリーも大変シンプルだが、それが、むしろ作品の雰囲気と合致していてとても良かった。家族愛、友情、近所付き合い、子供の冒険心などなど・・・。この雰囲気が、街を綺麗に包み込む夕日が、いつまでも味わえる世の中にしていけるといいなと思った。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-09 22:08:12) (良:1票) |
3.汚ったねぇ街並ではあるが、人々の力が満ち満ちていたように感じた。たしかに出来過ぎなエピソードの羅列であり作られた感はヒシヒシとする。しかしノスタルジーだけって訳では決してない何かがこの映画にはあるように思う。そこが何かと聞かれても分からない。ただ、そう思う気持ちになれる映画は希少である。配給会社の回し者になるのはシャクではあるが、昭和40年代中盤以前に生まれた人は見る価値有りだ。この映画はここ5年の邦画のNo.1と思わざるを得ない。 【クルイベル】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-09 09:42:56) |
2.《ネタバレ》 良かった 西岸さんの漫画とはちょっと違う雰囲気だと思ったが、後味の良い温かい作品だった。貧しいことが不幸じゃないんだって言ってる様だった。役者さんたちの持ち味を素直に生かしてるようで無理なく安心してみられた。三浦友さんのエピソードの所が軽くなりそうな全体を程良く重くしてて、引き締めていたと思う。ただ、子供の服のツギアテに仕込んだお金はちょっと不自然に思えた。 【こみち】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-05 23:41:55) |
1.“戦争”という痛みと悲しみの時代を生きた人々は、戦争を終え、心に夢や希望を抱いていた。現代のように便利な物は何も無いけど、その分、心にはいつだって優しさや温もりがあった。東京タワーの足元に広がる小さな街の隅っこでは、そこに暮らす全ての人々が家族のように身を寄せ合って、助け合って生きていた。幸せや喜びを共有し、日々の暮らしの中に何気なく転がるそれらを、いつも笑顔で噛み締め合っていた。何も無いからこそ人々は前向きに生き、瞳をキラキラさせ、助け合っていた。この映画の中の時代は、本当にそんな時代だった。タバコ屋のおばちゃんも家族を失ったアクマ(タクマ)先生も、いつもタバコ屋のおばちゃんにこけさせられていた何屋かわからないおじさんも、みんな輝いていた。この頃の日本は、きっと世界一輝いていたのだろう。みんな一生懸命生活が豊かになるように努力して、東京タワーやテレビや車を作っていた。だけど、人々はたくさんの物を豊かにしていく中で、いくつもの物や人の心を見落とし、捨て去ってしまった。ゴミ捨て場に置かれたドアの開いた冷蔵庫。氷を使って冷やした冷蔵庫。そして必要のなくなった氷と氷屋のおじさん。今に至るまでに日本は、そして世界はどれだけの心を見落とし、そして捨ててきたのだろう。物が豊かになればなるほど、なくしてしまう心の豊かさ。あの頃は世界一だった東京タワーは、今は世界で何番目なのだろう。誰も気にしない。意味の無いことなのだろうか。あの頃と変わらない高さで、変わり行く時代に取り残された東京タワー。時代の流れや文化の変化は誰にも止められないけど、なくしてはいけないという心さえあれば消えはしない。それが思いやりの心や感謝の心、そして愛するという心。エンディングでも流れていたけど愛は変わらないのだ。そして変えてはいけないのだ。この映画には今の日本には無いものがたくさんある。たくさんあり過ぎてここでは伝えきれない。やっぱり本当に大切なのは心の豊かさなんだ。この映画は心を温もりと優しさで一杯にしてくれる。止めどなく流れる涙の暖かさがそれを教えてくれた。夕日は明日も明後日も50年後も、きっと空と街を今日と変わらずオレンジ色に染めてくれるだろう。僕もいつまでも、いつも変わらない夕日のように輝いていたい。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-05 19:16:54) (良:2票) |