168.《ネタバレ》 愛はエゴイズムだ。これが主題だと思う。 ファミリーの幸せのためなら手下の十や百の命もマイケルにとっては惜しくもない。これが基本であり、目的だ。極めて不公平で不平等な愛だが、鑑賞者の俺にとっては何よりも純粋で具体的で確かなものだった。物語ではマイケルの愛の本質ゆえにファミリーが綻びていく。 【准将】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-17 18:20:23) |
167.何回観たか分かりません!素晴らしいマフィア映画です。 【ジダン】さん [地上波(字幕)] 10点(2007-10-14 11:16:43) |
166.ⅠもⅡも今でこそ超豪華キャストの競演に思えますが、製作当時はやや落ち目の大物スター(マーロンブランド)とその他のB級あるいは売り出し中の若手俳優の共演という扱いだったわけです。よく、ⅢはⅠ、Ⅱと比べてキャストがいまいちという評価がありますがⅢ製作当時のアルパチーノやダイアンキートンの格を考えたらむしろⅢの方が豪華なキャストといえるのではないでしょうか。それと、この映画がマーロンブランドなくして成り立たないというのはまったくそのとおりだし、その演技が神がかっていたというのも激しく同意だし、当時の序列からマーロンブランド主演とするのは映画会社として当然の措置だとは思いますが、このシリーズの主役はⅠを含めてあくまでマイケルですよね。なのに結局一度もオスカーなしとは気の毒すぎる。ビト役の二人が両名とも取っているのに。役柄も結局幸せに人生を全うできたビトに比較してマイケルの人生の過酷なこと。いや、何度こんなこと書くのかといえば、最近出たゴッドファーザーのテレビゲーム版でマイケルだけアルパチーノの顔じゃないんですよね。で、アルパチーノ自身が肖像権を認めなかったのではないか、自身の出世作であり、代表作である本作に対して複雑な感情を持っているのではないかと妄想しまして。あ、映画の評価自体はもちろん10点です。10点じゃぜんぜん足りませんが(そもそも評価することが自体が恐れ多いです・・・)。 【陽炎】さん [DVD(吹替)] 10点(2007-09-11 11:17:39) (良:1票) |
165.《ネタバレ》 この映画は人生そのものだ。孫と戯れ息を引き取ったビトーは幸せな死に方だったと思う。蜂の巣にされたソニー、身代わりになって殺されたアポロニア…何度観ても胸が締め付けられる。ソニーが死んだのは妹思いの兄だったから。「愛」が「死」を招いたのだ。ビトーは復讐を望まなかったが、マイケルは父の死後、「大掃除」を行う。マイケルの凄いところは「待つ」ことだ。父が死ぬまで数年間、復讐の機会を待っていた。彼らの生き方、死に様を見て、人生の無常を感じる。マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュバル、名優たちの演技に鳥肌が立つ。一秒たりと見逃せない、永遠不滅の名作だ。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-09 22:48:23) (良:2票) |
164.《ネタバレ》 いまさら気のきいたコメントは書けませんが、小学生の時に初めて観てソニーが蜂の巣にされるシーンが衝撃的でした。その後 高校生になって観て、大人になって観て、自分が父親になって観て・・・年齢を重ねれば重ねるほど この映画の魅力に引き込まれていきました。次は いつ観ようかな♪ 【EIJY】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-05 12:48:14) |
163.いや~マーロン・ブランドはオーラが出てるね! 【Dr.Tea】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-31 22:21:30) |
162.いつか見たいと思いつつ、一本平均3時間、三部作併せて10時間近く。ずっと敬遠してた自分に後悔です。一瞬の3時間、というか10時間でした。個人的には、やはりこの1本目が一番好きです。ストーリー展開、緊張感、演出、そして役者の演技、素晴らしかったです。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-30 17:35:34) |
161.ギャング・マフィア映画の最高峰であり、エンターテイメントの最高峰。長さを全く感じさせず緊張感を維持したまま突っ走ります。重厚感やゴッドファーザーの存在の大きさ、最初とラストがつながる感じ、なんとも言えません。大好きな映画です。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-26 22:13:06) |
160.3時間、まったく飽きずに観れました。 役者さん、演出、音楽。至福の時間でした。 【声ヒツジ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-23 22:09:22) |
【ネネ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-23 10:24:21) |
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158.すごい。重い話だが観ていられる。ストーリーも登場人物の描き方もすばらしいと思ったが、いちばんこころにきたものは全体を通じて漂う静かで物悲しい雰囲気だった。それとマーロン・ブランドの存在感。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-03-09 18:59:26) |
157.アル・パチーノの渋さが際立って格好良い。現代のモラルでは到底受け入れられず、ネガティブな印象を抱いてしまいそうな彼の行動も、なぜか彼を応援する視点で見てしまう。そして興奮し、時に悲しくなってしまう。名演とはこういうものなのだと思い知らされました!まぁ彼がもしいなくても、映画として素晴らしいかも知れないですが、頭1つ抜けてます。 【官兵衛】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-01-17 16:52:57) |
156.私の生涯No.1ムービー。へたに前衛を気どらなくても芸術映画は作れる。芸術映画は最高の娯楽映画になりえる。最高の娯楽映画なので興行的にも大成功する、という理想的な映画。Part2もすばらしいがマーロン・ブランド不在が決定的な違い。 【仏向】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-01-15 12:56:01) (良:1票) |
155.個人的にはこの映画に10点付けなかったら全ての映画に10点が付きません。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-01-13 03:50:55) |
【なますて】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-27 11:41:56) (良:1票) |
153.クオリティの高さなら史上最強、最高傑作、永久不滅。暴力描写も美学の域。 |
152.《ネタバレ》 この映画は音楽が少なく、静寂のシーンが多いのである・・・あの静寂・・・・それに加えあの重厚感がこの映画の雰囲気である。 この「静」と「重」がドン・ビト・コルレオーネことマーロン・ブランドの演技を際立たせ、あのとてつもない存在感を生み出したと思う。 例えば冒頭のシーン。マーロン・ブランドは喋ってない上に後頭部しか映ってないのにあのインパクトは何なんだろうか。始まっていきなり引き込まれてしまった。 そして続く会話のシーン。マーロン・ブランドの演技が輝き、なんとなく畏敬の念まで抱いてしまいそうだ。 勿論マーロン・ブランドだけでなく他の役者様が出てくるシーンでも同じような感じで撮られてるシーンはあり、その1つ1つの出来が素晴らしい。演技も良かった。 しかしマーロン・ブランド程の存在感は出せなかった。あれほど存在感のある人物は他の映画で探してみても見つからないしこれからも見つからない・・・気がしてならない。本当に凄い。渋い。 脚本も素晴らしい。いやもう全部素晴らしいのだが・・・ 最初マイケルは笑顔を見られたし、何となくひ弱そうな青年だったがラストの方ではまるで別人。ラストシーンを観た後ドンがマイケルに言った「お前だけは巻き込みたくなかった」みたいなセリフを思い出してしまった。 この時のドンのセリフはPARTⅡでも重要になってくるので観るなら覚えておいてほしい。車爆破のシーンとソニー死亡のシーンは衝撃的だった。死ぬとは思ってなかったし。 こういう事もマイケルを別人に変えた要因なのだろうな。それと映像。ああいう陰影の付け方は好き。陰翳礼賛だね。 「静」と「重」にさらに「闇」までもが加わってしまい、より味わい深いものになった。1回観ただけでは登場人物が多くて混乱するだけなのが唯一の欠点。実際俺も1回目は何が何だか分からないまま終わってこの映画の良さが全く理解できなかったが2回目で理解できたので、こんなに世間の評価が良いのに自分には理解できないなんて残念だ悔しい・・なんて思ってる人は2回目の鑑賞を強く勧める。1回目の鑑賞・・登場人物を覚えられず混乱、2回目の鑑賞・・登場人物を覚え理解、PARTⅡを観た後3回目の鑑賞・・コルレオーネファミリーに愛着が湧く・・とこうなってくる。若いうちに観といて良かった。この映画はこれからじっくり何回も観ていきたい。 好きな映画ベスト3には入る。 上質な娯楽映画。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-26 01:53:38) (良:2票) |
151.《ネタバレ》 「ヤバい」という言い方がある。その筋の方々の隠語だそうだが、現在はその本来の意味を外れて、違う使われ方をされていることが多くなったが、この映画には、本当の意味での「ヤバい」空気が、濃密に漂っている。 冒頭、おめでたい雰囲気が全くしない結婚式が行われているさなか、同胞の「依頼」を聞いている主人公、そして、この家の実質的な後継者になる三男坊が、やはり後に結婚することになる恋人に向かい、自分の家が何をして来たのかを、顔色も変えずに話す場面には、本当に驚愕させられた。 これ以上「ネタバレ」を書くのはよそう。あとは鑑賞するだけである。酒も必要ない。一緒に鑑賞する仲間もいらない。ただ一人で鑑賞することをお勧めする。DVDで鑑賞される際は、吹き替えでご覧になったほうが、ストーリーをより深く理解できることを保証する。 【Acoustic】さん [DVD(吹替)] 10点(2006-11-11 22:02:03) (良:1票) |
150.もう文句なし。俳優がみんないい演技してるし、ストーリーに引き込まれる。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-07-19 23:54:44) |
149.《ネタバレ》 コルレオーネ家は、ケネディ家を模していると言われているが、日本人の私は「田中角栄」を連想してしまうのだった。 「フィクサー」とは、「もめ事の調停が得意な人」と私は解釈している。 では、どうすれば「もめ事調停分野」において他人より秀でることができるのだろうか。 角栄の事を書いた本をいろいろ読んでいくと、その道の常道はまずは「懐柔」そして「脅し」であるらしい。角栄の場合は、「懐柔」のほうに力を入れていて、「相手に法外(相場の2倍以上の)に有利な条件を提示する」ところから始めたらしい。これは当然「自分が持ち出す」ことが必須となる。そうすると、「常に自分が豊富なコネや資産を有する」が絶対条件である。そのために金策が欠かせないから無理に無理を重ねていくことになってしまう。しかしこうしてひとつ「貸し」をつくると、次の別件のときに「そうだあいつに貸しがあったから今回利用しよう」となり、「貸し」が増えるほどフィクサー本人はどんどん「ラク」になっていくという構造になっているらしい。 そしてわがドン・コルレオーネ。彼もまた無一文からのスタートであるから角栄とあまり変わらない。 元手となるものがない彼が「元手」とした最初のものが、街のダニであるドン殺しであったことは「Ⅱ」で判明する。彼が仲間に「貸し」を作り、優位に立つための「元手」、それは「人殺し」だった。そして「フィクサー」としての彼の手法は、「金を取らず」「貸し」を無限に積み重ねていくことで営まれてゆく。上記の「どんどんラクになる」の方程式に従って。このへんが、「Ⅱ」でのコロンボ夫人問題の時に如実に描かれていて、ヴィトの「手法」を鮮やかに見せる。しかし、ヴィトはあくまで「古い時代の町の相談者」に甘んじて、それ以上に「儲け」ようなどと思っていない。 ところが、大学出のマイケルは、単なる「もめ事調停人」から脱することを望み、そして「親父の時代のヤクザな仕事」から徐々に手を引いて、まっとうな「ファミリー」へ脱皮しようとしていくのだが…。 ちなみに、マイケルにヴィト譲りの並々ならぬ「ネゴシエーション」能力が引き継がれていることがはっきりと描かれている場面が「Ⅰ」にあります。皆さん、一瞬考えて見てください。 それは、シシリアでアポロニアに一目ぼれした彼が、拒絶する彼女の親父さんを口説いて面会にこぎつける場面です。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-06-25 22:03:47) (良:2票) |