28.観ていると気持ちが重苦しくなって、とてももう一度見たいとは思えない映画です。私の場合、この重苦しさは、戦争の悲惨さを描いているからというより、少年の身勝手で独り善がりの行動から来ています。例えば、冴えない40男が、勤めている会社がしょーもないからという理由で脱サラして、無謀にも事業を起こして、結果家族を路頭に迷わせてしまったら、多くの人は同情などしないでしょう。清太がしたことは、この冴えない40男とそれほど違わないですが、戦時中でしかも子供であることで、見る者の感じ方が違ってくるわけです。さらに、ドロップ缶やほたるという小道具を使って、こちらに切なさを押し付けてきます。現実的で論理的な行動というのはどんな時でも尊重され選択されるべきですが、特定の状況下では難しいものです。だからこそ、清太に苛立ちを感じながらも、気分が重くなってしまいます。この映画から「反戦」という具体的なメッセージを読み取るかどうかは見る側の感受性や価値観次第だと思いますが、少なくとも私はそうは感じませんでした。しかし、こんなに気持ちを重くさせる映画も他にはないので、ある意味凄い映画だと思っています。蛇足ですが、この映画は海外でも非常に高い評価を受けています。バルセロナでも大きなDVDショップには平積みで置いてあります。日本人の太平洋戦争観というフィルターを通さずとも、訴えかけるものはあるということです。 |
27.こんな時代がほんの何十年前にあったという現実が今の平和な生活からは考えられません。とにかくこの映画は重いです。でも見て損は絶対にありません。 【kure】さん 7点(2003-12-08 23:25:44) |
26.高校の頃、ビデオで見ました。これ、となりのトトロと同時上映だったんでしょ?凄いことするよねー、高畑勲ってヒト(カントクのせいじゃない?)。あんなほのぼの映画と一緒に、こんな残酷な映画を流すんだもんね。戦争はよくないのはもちろんなんだけど、これだけショッキングな戦争反対映画見せられちゃったら、思考停止しちゃって、どうやったら戦争をしない世の中になるか考えられなくなっちゃうよ。んなこたーどーでもいいけど、やっぱり作画のレベルも一定以上だし、間の取り方もいい。いまだにドロップの缶を見ると泣きそうになるよ。せっちゃん・・・ 【ダブルエイチ】さん 7点(2003-11-27 20:41:29) |
25.この映画を観ると悲しすぎて胸が痛くなります。こんなに観ていてつらい映画はないと思います。 【諸葛桂】さん 7点(2003-11-27 19:59:42) |
24.子供のときに見て号泣しました。あまりにつらいのでそれ以来見てないです。 【ディーゼル】さん 7点(2003-11-25 22:06:04) |
23.レンタル屋さんで「4歳と14歳で生きようと思った」ってケースに書かれているだけで、姉と涙ぐんでしまった。悲しすぎる話で、見た後しばらく立ち直れないけど、セイタさんやセッチャンのような子供たちが実際にたくさんいたのでしょうねえ。戦争は絶対ダメだって思わせてくれる映画だと思います。 【カルーア】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-11-20 22:44:24) |
22.アニメを通して子供達はおろか大人達へも「戦争の無情」さを訴えかけた作品。 孤児となった子供達がどれほど苦労し、どれほど苦悶を強いられてきたのか・・・、心が痛くなり目を背けたくなるような真実の描写を、偽り無く痛烈に描いている。 この作品は高畑勲にとって唯一の勲章か? それとも呪縛となってしまったか? 以降、高畑勲は墜落の一途を辿ることになる。 |
21.悲しすぎる映画。どんな映画をもってこられても、悲しさでこれを上まるのはそうはない。 【T1】さん 7点(2003-11-16 00:42:13) |
20.泣けなかった自分が悲しい。これを実写でやったら恐ろしい。お兄ちゃんもっとしっかりしてくれよー。 【かまるひ】さん 7点(2003-11-14 03:58:23) |
19.この映画の中で兄妹は非常に愚かな選択をしています。「そんなことしたら、死んでしまうがな」と突っ込みさえ入れたくなります。この選択が彼ら自身を追い詰めていってるといっても過言ではありません。しかし、彼らにこんな選択をした方がマシと思わせてしまう人々、それを作り出した戦争こそが一番愚かであると訴えかけてくる作品です。国家総動員のはずの戦争で小さな子供がドロップが一番のご馳走だったり、ホタルを捕まえてみたり、大人を避けて自分達だけの世界を作ってしまっているあたりに、戦争の虚しさ、悲しさを感じてしまった。子供の頃から何度も見ていますが、何度見ても心が痛くなる作品です。 【犬】さん 7点(2003-11-11 01:09:54) |
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18.小さい頃は暗くて嫌いだったんだけど、最近この映画の良さが少し分かってきました。短い中にも名シーンがたくさんあって、本当に質の高い映画だと思います。二人の行動には納得できない所もあったけど、戦争が起こらなければみんなうまくいってたんだろうな、と思うと悲しくなります。多くのハリウット映画などとは違って、付け足しではなく、本当に反戦の意志が伝わってきます。 【しゃぼんだま】さん 7点(2003-10-31 19:17:42) |
17.毎年やってるので何回も観ました。子供の頃みたときは、意地悪な親戚のおばちゃんにひたすら腹を立てていたけれど、年々私も大人になっていくたびに親戚のおばちゃんは正論だと気付いたり、清太は妹のためにもっと我慢できなかったかと思ったり。。観る方向が変わってきました。確かに清太の行動は浅はかだし、妹のこと思えば我慢しれも親戚の家にいる方が良かったと思うけど子供の頃って誰でも「生活」っていうのは いつでも、どこか「遊び」の延長上にあって、ちょっとした洞穴でも生活できるような気がしてしまったり。戦時中で家族も無くし困難な環境で兄はもっとしっかり生きないととも思うけれど、土台は子供なんです。ベースはそこにあるような気がします。結果の良し悪しはともかくとして、私は兄、清太の取った行動の気持ちも少し理解できるような気がしました。悲しいけれど。 【civi】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-10-28 07:04:14) |
【真尋】さん 7点(2003-08-04 11:49:06) |
15.7点 なかなか面白い作品 などと不謹慎か。涙腺が詰まったときの特効薬。でも詰まってなくても出ます この映画は 【KINKIN】さん 7点(2003-07-08 22:10:58) |
14.1週間ツライ。その技量のある作品。次回、うっかり観たら寝込みそう。 【ビックルT】さん 7点(2003-07-01 20:06:15) |
13.何回見ても泣けます。子供のときはひきとられた先の親戚のおばさんにひどくむかついたけど、大人になってみたらあのおばさんの気持ちも少しはわかるようになった。けどやっぱむかつくけど。この映画をみると、ドロップを無性に食べたくなるのは私だけではないはずです。 【しずく】さん 7点(2003-06-12 15:35:11) |
12. これだけ映画の質がどうこうとはまた違った所で議論された作品も少ないのではないか。 高畑監督の演出はあざといがうまいし、画も美しい。映画としてかなりの上出来の部類だろう。 でもなぜこういう作品を、あえてアニメにしようとしたのか私にはわからない。当時の軍人の息子にしては女々しい甘やかされた風の主人公の少年が、現代の子供たちの姿に置き換えられると思ったのか? 【コウ】さん 7点(2003-05-26 22:32:26) |
11.戦争の悲惨さを伝えるにはいい作品かもしれないけど、辛すぎ。子供心に夜にうなされた。二度と見れない…。 【As】さん 7点(2003-04-26 16:50:12) |
【ふー】さん 7点(2003-03-31 20:48:10) |
9.せっちゃんの関西弁を聞くだけで涙涙涙。私がこんな事いえる立場じゃないけど、お兄ちゃんさえ意地を張らなければ二人とも死なずにすんだのでは?という思いがして腹さえ立ちます。生きるために何が必要で何をするべきかがわからない年じゃ無いでしょうに。思考能力さえ奪われてしまう程の状態に追い込まれたことがないので、私にはこの作品を評価する資格はないのかもしれません。 【ぽんこ】さん 7点(2003-03-24 11:59:57) |