5.《ネタバレ》 今年の8月にやっていた、NHKスペシャル『硫黄島 玉砕戦 ~生還者 61年目の証言~』
を見た時、硫黄島の戦闘のあまりの凄まじさ、悲惨さに衝撃を受けました。
でもこの映画を見終わった時、あまり衝撃を受けませんでした。
この映画は、本当の凄まじさ、悲惨さ、は表現しきれてなかったと思います。
とても良い映画ではありましたが、何か足りませんでした。悲劇さ度合いが小さかった様に思いました。
まず硫黄島という島の特徴もそんなに感じる事もできず、1か月以上の持久戦という長さも感じられませんでした。
飢えや渇きへの苦しみもあまり伝わらず、全滅していく日本軍の様子も淡々と描かれていました。
もっとリアルな物を想像していたので、太平洋戦争の最激戦地であった“硫黄島の戦闘”という題材を活かしきれてなかった様に思ってしまいました。
あと『父親たちの星条旗』を見ていないので、見ないといけないな。と思いました。
この映画だけではアメリカ兵に2万8千人も死傷者がいるようには全く感じられませんでした。
最後に、少し悪い批判をしてしまいましたが、とても良い映画です。若い人達には絶対見て欲しい映画です。
そしてこんなに酷い戦闘なのに「悲劇さ度合いが小さいって思った」って言ってる人がいたな。
って思って頂ければ嬉しいです。あと、ほんとに邦画でした!イーストウッドが監督だよな・・・って思いながら見てました^^;