19.《ネタバレ》 RUFに攫われた子に教育を受けさせてる善人なおっちゃんが言ってましたね。人の善悪とは、おそらく行動で決まるんだろうって。まさしく悪人そのものであったディカプリオ扮するアーチャーが、最後の最後によい行いをする。あのシーン、ぐっときますなぁ。この作品のテーマは、「人間にとって本当に価値のあるものとはなにか?」であります。アーチャーにとってそれは宝石。しかし父ソロモンにとって最も大事なものは家族であり、息子はまさに宝石なのであります。二人の葛藤劇はそのまま「息子か?それとも宝石か?」のせめぎ合いであり、最終的にはアーチャーの行いによって、息子に軍配が上がる。ソロモンがロンドンで家族と再会した時、取引業者はその光景には目もくれず、ずっと石ころだけを見ていた、あのシーンが鮮烈です。そう、このテーマは普遍的なものです。アフリカという遠い遠い場所の出来事、全く関係がないよ、なんて思ってみても、この作品が投げかけるテーマはまさしく我々のような物質文明に生きる現代人に、そのまま大きく関わってくる根源的な問いなのです。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-17 02:49:13) (良:1票) |
18.最近のデカプリオはなかなか魅せてくれますね!以前はあまり好きな俳優ではなかったのですが、ディパーテッドで彼を見直しました。今作も良かったと思います。内容は5年後には忘れていそうですが、心の奥底に何かを残してくれた映画でした。 |
17.面白かったです。アクション映画としても、ドラマとしてもどちらを期待しても見れる作品だと思います。もちろんデカプリオ好きなんで、評価が甘めかもしれませんが。ただ、はじめはデカプリオがたんなるいいやつで出てるのかと思っていたのですが、いい悪いでいうと悪役です。悪だけど心底悪じゃないという感じですね。少しテーマ的に重めですが、最後まで楽しめる映画だと思います。 【シネマファン55号】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-24 16:18:52) |
16.ディカプリオいいですが、黒人さんの役者さんはもっと良い味出してました。なかなか息つけぬ展開で面白かったです。しかし、テーマをハッキリとさせつつも、ちゃんと内容もアクション的に面白くて普通に面白かったです。 【february8】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-22 16:57:24) |
15.アフリカの現状を扱った映画の中でレベルの高い作品だと思う。ディカプリオの演技が初めて普通以上に感じた。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-22 10:31:43) |
14.《ネタバレ》 シエラレオネという国さえ知らなかったが、ダイヤモンドにまつわる裏話がこんな悲惨な状況であったことに驚いた。アフリカの一国家の内紛時代という設定だが、つい数年前までは実際にあったわけで、子供たちまで反政府の兵士として銃を持つ姿に恐怖を感じました。This is AFRICA。 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-18 06:55:41) |
13.《ネタバレ》 よかった。ジャイモン・フンスーもディカプリオもよかったけど、演じがいがあるのはジャイモンのソロモン役かな。ディカプリオ演じたアーチャーは、性格も特性も違うが、『ラスト サムライ』の勝元とだぶった。高潔で苦悩もするが結局果敢に挑むほうを選んで、非常に魅力的だ。が、現実味に少し欠ける。独特のヒロイズムとリリシズムは、ズウィック監督の持ち味なのか? ここまでは映画の感想。ここからはメッセージ性について。 映画の訴える諸問題について考えさせられもするが、いまひとつちぐはぐさを感じるのは全編が映画として構築されているからかもしれないし、日本という国柄のせいかもしれない。 でもね。なんかおかしいと思うんですよ。 『ラスト サムライ』は映画として魅力的だったのであって、あれで「戦争の悲惨」とか「天皇制の悲劇」とか「力差のある戦闘の悲惨」を感じてくれ、とか言われても困るでしょ?この作品も同様で、鮮烈なヒーローと家族を大切にする生身の人間がいて、そのドラマの印象が強い。 ほとんど英雄譚に近い映画を観た人が「感動した」「ダイヤを買うのはやめよう」という動きをとるとしたら、う~ん。すごく気持ち悪い。同じようなヒーローを置いてまったく違うメッセージ性を持たせた映画をつくったら、観衆はそれに引きづられるって可能性を、見せ付けられた気がする。扇動の可能性を内包している気がします。 もちろん、知る機会、考える機会を提供したことの意義と、ズウィック監督の善意は認めます。 【nadiend】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-08 10:39:20) |
12.レオナルド・ディカプリオが非常に頑張ってました。なかなか図太い神経のキレ物役ということで、「ディパーテッド」の役柄と少々かぶってしまっていたわけですが、「ディパーテッド」より全然板についた感じでとても好感が持てました。内容自体は、まぁ最初の方はなかなかコンパクトにまとまっていたのに、後半がかなり大味でちょっとがっかりしてしまった感はあるものの、ダイヤだけでなく、石油やゴールドにおいてもこのような内戦が起こっているという現状を考えると、一体我々は一日の生活でどれ程の人間が殺されているのかと想像させられぞっとしました。ただし、アフリカをテーマにしたのならばやはり「遠い夜明け」の様な誠実さがほしかったところで、少々ハリウッド的に脚色しすぎている気がする。しかし、この映画で描かれていることが、現実とそうかけ離れてはいないと考えると、多くのひとに見てもらいたいと思いました。ということで7点。 【ジャザガダ~ン】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-08 02:37:52) |
11.《ネタバレ》 子供が洗脳から平常心を取り戻す場面、それと主人公の死の間際を引っ張った場面に違和感を感じました。 それ以外は社会性ドラマとして十分堪能できました。 アクションシーンも一流と思えますので、映画館で観るべき映画ですね。 |
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10.《ネタバレ》 社会派風テンタメでしたかね。薬漬けにし洗脳する子供達の少年兵育成方法は某国家のようで怖いわ。アビエイター、ディパーテッドときて今作。ディカプリオは大人の男を演じられるようになったなと。私は装飾品に興味は無いんですが、「大きいダイヤ買って~。」というようなお姉ちゃん達に見せて反応を見てみたい。男性は結婚を考えてる人に見せてみてはどうでしょうか? 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-21 01:02:59) |
9.《ネタバレ》 恐ろしい話だ。こんなことが実際に起こってるなんてゾーっとします。全編緊迫感がありアクションシーンも見応え十分でした。ディカプリオの演技も良かったけどジャイモン・フンスーが熱い演技をしていましたね。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-16 21:35:22) |
8.《ネタバレ》 レオ様がすっごい訛りのキツイ英語を話すもので、さっぱり聞き取れなくて「なんで~?」って思ってたら、アフリカ生まれの白人っていう役柄でやっと納得しました。そこまで役を作りこんでるところに感心しました。最後の散り際も素敵でしたね。また日本でレオ様人気が再燃するのではないかなぁ。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-15 22:18:20) |
7.この映画を見終わって帰るとき、つくずく平和ボケでもなんでもいいけど日本人で良かったと思いました。!全編に漂うやりばのない虚無感。悲壮感。怒り!!ちょっと胸くそが悪くなりますね。どんな時でも大儀名分をかざして、いたいげない子供やか弱い女性を不幸のどん底へ引きずり込み、戦いは関係のないものを巻き込む。そんな中でいきぬかなければならなかった主人公をディカプリオが好演していますよ。ジェニフアーも久しぶりですね。すっかり大人の女になって、おじさんは嬉しいよ!!アフリカの土に根ざした人間は、やはり大地にまた戻っていく。ダイヤもそうあるべきだと決断してダニーはソロモンにダイヤを託します。アフリカを欲と金の戦場へとしむけているシンジケートを日の目にさらす。そして、ダニー自身も安らかに大地に眠りたかったのでしょう。 確かに重い題材です。でも私にはこの幸せな日本を見直す作品になりました。是非!見てほしいと思います。 【としべい】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-15 21:45:04) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 ディカプリオの演技は非常によかった。ソロとディアの対面は引っ張った割には意外にすんなり終わってしまった感がある。もうちょっと洗脳されてしまった息子の話に重点を置いてもよかったのではないか。最後の部分は実話に基づいた話みたいに見せたかったかのようで余計だったと思う。 【HK】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-15 12:33:12) |
5.「ラスト・サムライ」では時代劇で日本人を感動させるというウルトラCをやってのけたエドワード・ズィックがまたしてもやりましたね。綿密な研究により極めてリアルにアフリカの問題を描いた良作です。ダイアモンド争奪戦を軸に、政府軍とゲリラ勢力の対立、虐殺、少年兵、先進国の無関心、貧困につけこむ大企業・傭兵とさまざまな要素をぶち込み、これを破綻させることなく上質なドラマにまとめ上げ、さらに娯楽作としても満足の仕上がりにしてみせる手腕は相変わらず見事としか言いようがありません。ロケーションにこだわった映像の説得力は抜群でアフリカの悲惨な現実を浮き彫りにするし、アクションも見ごたえ十分。少年兵のくだりなどは特に恐ろしかった。また、主人公3人がそれぞれの思惑を持ってダイアモンドを目指すあたりにも感心しました。なんだかよくわからない理由でアクションをやる主人公の映画が多い中、本作の登場人物たちはそれぞれにしっかりとした動機を持っているので、余計な疑問を持たずにドラマに集中できましたから。「アミスタッド」「グラディエーター」とアフリカ人役でおなじみジャイモン・フンスゥ、頭の良い美人をやらせたら天下一のジェニファー・コネリー、「ハムナプトラ」「24シーズンⅣ」など胡散臭いえらいさんにピッタリのアーノルド・ボスルー、各自よくハマっていました。ただし唯一残念だったのがディカプリオで、確かに彼はよく頑張っていました。超現実派のひねくれ者が次第に人間味を取り戻す過程を嫌みなく巧みに演じていたし、アクションも非常によかった。ただ、アフリカの内戦を戦い抜いた百戦錬磨の傭兵にはどうしても見えないという大きな弱点が。体の線が細いし、あの童顔ではヒゲを生やしてもあまり強そうには見えません。同世代の俳優であればマーク・ウォルバーグあたりの方がより傭兵らしく見えたと思います。こういうとこ、顔のいい俳優は損ですよね。本人がいくら頑張っても、ルックスのせいでできる役柄が相当限られてしまうので。トム・クルーズもブラッド・ピットも苦労しているところですが、ディカプリオは兄貴分のジョニー・デップのように演技とルックスを両立できる俳優になれるのか。とりあえず今は成長過程だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-13 01:41:28) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 すごく軽い気持ちで立場の違う人々がダイヤモンドを奪い合うアクション映画かと思って観に行った。ところがところがシリアスな社会派映画ではないですか。上映時間が140分と長いながらも短く感じるほどに映画の世界に引き込まれました。残酷なシーンも結構あるのですが、それは私達、平和で裕福な国の国民こそが目を逸らしてはいけない部分なのではないだろうか。今、たった今にもこの地球のどこかでは年端もいかない少年達が銃器を持って人を殺し、また殺されている。その事実に私達はなにもできないけど、その事実を知っていることは必要なことである。観て良かったと思える映画である。レオナルド・ディカプリオはさすがの演技。早くアカデミー賞を獲ってほしい。 【いっちぃ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-08 00:41:31) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 変なアドベンチャーもどきだったら嫌だなあと思っていたのですが、予想外に社会性とエンターテインメント性を両立させた好作品でした。ほとんど出っぱなしながらテンションがとぎれないレオのスタミナはさすがですね。変に有名監督とか豪華キャストに囲まれていないときの方が、彼は良い演技をしています。ただし、作品としては、同じような演出が繰り返されている部分があるのと、ラストのロンドンのシークエンスが蛇足っぽかったのがちょっと残念です。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-07 22:39:42) |
2.《ネタバレ》 引っ張るなあ~、ディカプリオ!流石に2時間強は引っ張り過ぎだろ~w。うんうん、この監督はレオが「タイタニック」以来の、「自分を犠牲にして死地に赴く男」という十八番キャラが彼の魅力を一番際立たせる事をよ~く承知した上で演出してますね。「ディパーテッド」のスコセッシ監督とはそこが違う。実際しょっぱな登場するシーンから、いつ脳天に弾丸打ち込まれてもおかしくない、危機また危機のつるべ落ち状態のレオ氏、そりゃ眉間ジワがいつまで経っても取れないのは当たり前ですわ。キャンプでのジェニファーとの別れのシーンあたりからぐっとテンションは高まり、ラスト少年のような笑みを浮かべるレオの表情・・・映画がヒットすれば日本でのレオ人気再燃させる事必至。でも何故彼ら主役3人だけが銃撃戦をかいくぐり、殆ど痛手も負うことなく安全地帯に逃げのびられるのか?彼らが途中で死んだらハナシが進まないからという理由はあると思うけど、鑑賞中、何度も何度も観客にその疑問を差し挟ませてしまう所が唯一この映画の弱い部分だと思います。極力ロマンス色を排し、社会性とエンターテイメントをうまく両立させた佳作! 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-07 14:34:57) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 これはディカプリオを見る映画です。ディカプリオなど賞味期限切れだと思っていた人が見ても惚れ直してしまうくらいおいしい役です。ストーリーは紛争地域から出土した巨大なダイヤモンドを巡る話ですが、ポルポト政権を思わせるような子供を洗脳させて戦士にさせる話や、洗脳された子供を取り返す父親の話など見所はたくさんあります。悲惨なストーリーなのに、見終ったあとで一番記憶に残っているのはディカプリオと、ジェニファー・コネリーのプラトニックなラブシーン。ジェニファー・コネリーも、どんどん良い女優になっていく気がします。久々に役者に酔える映画でした。ずるいです。 【omut】さん [試写会(字幕)] 7点(2007-03-28 02:29:14) |