44.派手さはないのに引き込まれてしまう素敵な作品です。静かで謙虚で、ささやかな幸せを求める…そんな邦画ならではの魅力を持つ主人公像はトム・クルーズには作れないだろうな~。果し合いのラストシーン、事前に「家の中での戦いは短刀が有利だ」とのセリフがあったので、オチの衝撃は薄らいだかも。 【Bebe】さん 7点(2004-03-06 17:24:00) |
43.陽水の歌が時代劇に非常にあってた。サラリーマン武士の悲哀が 歌によって表現されてたと思う。この曲は少年時代に匹敵する、10年後まで残る名曲になるかも。作品の時代考証もしっかりしてて、アカデミーノミネートも当然かと。 【リモ】さん 7点(2004-03-06 12:59:14) |
42.次代背景を考えると、どうしても「壬生義士伝」と比較してしまいますが、まったく違う映画でした。息子の目を通して見た父と娘の目を通して見た父では、「誇らしい父」を語るのにも、こうまで色彩の違いがあるのかと感じました。殺陣の迫力や映画としてのダイナミックさは個人の好みの分かれるところではありますが、静かな展開の時代劇も良いものだと感じることが出来る秀作だと思います。また、宮沢りえが、幸薄い女性役を綺麗に演じていました。 【ソフィーの洗濯物】さん 7点(2004-03-06 11:36:39) (良:1票) |
41.アカデミー賞ノミネートも当然と思える素晴らしい映画で、山田洋次監督の時代劇に対する熱意がとても伝わった所が良かったです。また主演の真田広之の演技も「ラストサムライ」並みに儚く、深く感動しました。とにかく日本映画の未来に希望がわきました! 【ピルグリム】さん 7点(2004-03-06 09:55:18) |
【リーム555】さん 7点(2004-03-06 01:11:22) |
39.面白かったですね。映画に溶け込みやすく2時間半が短く感じました。付き人さんがいい感じでしたね。 【トシ074】さん 7点(2004-03-06 00:45:56) |
38.《ネタバレ》 ほんわかしていい映画でした。不器用で、素朴で、何とも憎めない男なんだけれども、そういう人物設定だからこそ見えてくる彼のすがすがしい生き方というものが前面に押し出されていて後味がよかったです。 印象に残っているシーンといえば、地方の母親が朋江の名前を思い出せなかった時、やっと清兵衛と朋江の気持ちのつながり合いが、他の人に対しても何か醸し出しているものになったんだなぁと思い、グッときました。 普段洋画ばかり見ているせいか、こういう時代物の邦画を見ると本当に心洗われます。日本人の奥ゆかしさとかが伝わってきて、この国に生まれてよかったな、と思ってしまいます。 あと、ふすまから少しのぞいたりする光の演出のせいでしょうか、最後の果たし合いのシーンでは息が詰まりました。田中民さんは狂気をはらんだ演技でした。 【ブッチ・ハーモン】さん 7点(2004-03-06 00:07:49) (良:1票) |
37.清兵衛さん、ていうか真田広之ってあんなにかっこよかったっけ。ただのりえちゃんとの恋愛話かな、退屈かなって思ってたんだけど最後はもう自分は宮沢りえちゃんになりきってましたね。清兵衛さんが戻って来た時嬉しくって思わず泣いてしまいました。あんな父親を持って、娘たちはとても誇らしく思うでしょうね。不器用な人ですが、私は清兵衛さんのような方が好きです。田中泯さんは怖いくらいでした。 【fujico】さん 7点(2004-03-05 23:46:15) |
36.ラストにもう一捻り欲しいところかな。それ以外は良かった。 【taron】さん 7点(2004-03-05 23:44:07) |
35.今テレビでやってて見てました。なんかせつなかったです。幸せって何なのかなあとか考えさせられました。ほんとに渋い映画ですね。それにしても朋江さんがいてくれてほんとよかったなあ。 【りょう】さん 7点(2004-03-05 23:42:22) |
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34.《ネタバレ》 藤沢周平作品が好きな自分にとって、観た後の最初の感想は「『たそがれ清兵衛』ではない」でした。で、エンドロールをよくよく見たら『たそがれ清兵衛』『竹光始末』『祝い人助八』をミックスしているのですね。真田広之さんと宮沢りえさんに焦点をあてると、本作品はどちらかというと『たそがれ清兵衛』ではなく『祝い人助八』。でも『祝い人~』は映画タイトルとしては不適切だったのでしょう。そのような違和感を除けば、原作者の文章と同様、中々美しい映画に仕上がっていると思います。 【中岩無洋】さん 7点(2004-03-01 11:18:20) |
33.ここまで素晴らしい映画だとは思わなかった。真田広之と宮沢りえが何よりも評価されて当然だと思う。二人の立ち居振る舞いの美しさも、感嘆させられる。脇役たちのそつのない演技も達者だった。とりあえずここまで藤沢周平の原作をとても上手く調理してくれると、文章ファンにとっても嬉しい。ただ、東北弁風なセリフは、東北の小藩の雰囲気を上手く出していた反面、くどいような気もした。多少は日本語が分かる外国の人間がサムライブームでこの映画を観た場合、ちょっとビックリさせられるだろうなぁと思う。でも「海は見ていた」のように役者が無理矢理しゃべっているような感じではなかったので、やはり、この映画の役者さんたちは素晴らしい。ただメインとなるべき立ち会い場面は、リアリティを追求したのかもしれないが、暗すぎるし、冗長すぎるし、相手のほうに道理があるような気がする。かと言って清兵衛の人生観を突き崩すシーンというわけでもないので、場面の緊張感高揚感がいまひとつ足りない。エンターテイメントとして文章を上回ろうとするならば、ここだったのではないか。それにしてもひどいのがラストで、「父は幸せでした」という強引なナレーションとか、井上陽水の歌とか、変なモノを持ってきたことで、この作品の持っていた静謐な世界のすべてが崩れ去った。惜しいと言うより悔しい。 【ルクレツィアの娘】さん 7点(2004-02-25 21:50:56) (良:1票) |
32.「ラストサムライ」を観ても実感したが、真田広之は殺陣が非常に巧い。俳優としての長年の経験と修練によるものだろうが、侍を演じた彼の立ち振る舞いにはほれぼれするほどの説得力と力強さがある。脇を固める俳優陣の演技も良かったが、今作の成功は、真田広之を主演に据えたことが何よりも大きかったと思う。。 【鉄腕麗人】さん 7点(2004-01-30 16:08:51) |
31.真田広之がよかったです。最後の殺陣はリアル感がありました。宮沢りえがその年の賞を総なめにしていましたがそこまで素晴らしい演技ではなかったかな。 【ギニュー】さん 7点(2004-01-23 19:31:26) |
30.真田広之と宮沢りえといういま最も安定している役者の起用で、安心して観ることができる作品になっている。ことに宮沢の抑えの効いた態度と着物姿の美しさはすばらしい(ほんま宮沢りえは着物姿がよく似合う)。もっとも、死闘の場面では、敵役の言っていることのほうがまとも。死に場所を探しているようなそのニヒリズムを前半から描いていけば、より深みのある内容になったであろう。そうすれば欧米の映画祭でそこそこの賞を取ることができたかもしれない。でもそこまで尻尾を振る必要はないか。最後のクレジットで、監督名の直前に「文部科学省云々」とあり、萎えてしまった。。。 【バッテリ】さん 7点(2004-01-17 20:50:32) |
29.観てて飽きさせないし、主人公の人間性や強さには共感できたし、時代劇という枠を超えて引き込まれる作品だと思った。邦画でこれだけ良い作品が1年に2本も出るのは珍しい(もう1本は「阿弥陀堂だより」)。 |
28.久しぶりに日本映画でいい映画観た感じがする。 【ボバン】さん 7点(2003-12-27 12:38:52) |
27.《ネタバレ》 邦画はあまり観ないんですが、とても丁寧に作られているな、というのが第一印象。生活は苦しくても出世欲も無く、男尊女卑でもない清兵衛。だから、一家にそれほど悲壮感は無くて子供達も幸せそう。清兵衛の生き方に♪ボロは着てても~と口ずさみそうになりながら、最後に報われればいいなと観てました。朋江と手を取り合ったところで、よかったね~と思ったのに、そのあと3年で・・なんてラストは喜んでいいのか、悲しんで良いのか、、後日談は無かったほうが良かったと思うんだけど。陽水の歌も浮いてたかなぁ。あと、屋外セットがきれいに作られすぎてて、本当の生活の匂いまで感じられなかったのがちょっと惜しい。宮沢りえもたすきがけのシーンなど着物の所作が美しくて日本女性の美が感じられて良かったです。 【やむちゃ】さん 7点(2003-12-05 17:18:59) (良:1票) |
26.最後、井上陽水の歌が流れてきた時には愕然としました。どうせなら歌の入ってない音楽を流してほしかった・・・。たそがれ時には家に帰って子供が成長していく様を見る。僕もそんな清兵衛のような男になりたいと思ったが、そんな事では厳しい現代社会を渡っいけないだろうなあ。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2003-12-03 20:40:21) |
25.この映画は素直に”良い”と言えます。ただ「現在のサラリーマンと通ずるものがある」と、よく言われますが、全然違うと思います(笑)。そういう狭い範囲で観賞してはいけないと思います。清兵衛の中にはいろいろな愛があって、それを命をかけて守ろうとしているんです。その清兵衛を、ただのサラリーマンにはしてほしくないですね。 【Φ’s】さん 7点(2003-11-22 19:12:57) |