27.ハウルは意外にもなかなかよかった(声)。どっちかというと、ソフィーの方がちょっと微妙で、声が安定していないと思った。マルクルがなんとも愛くるしくて、劇場でも笑いが漏れてました。前半はかなり丁寧に描かれていたのに、後半が慌しくてちょっと残念。時間の問題なのかも知れないけど、宮崎アニメにしては珍しい気がする。でもなんだが結構気に入った。 【チャコ】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-04-15 15:05:29) |
26.毎度のことながら映像が綺麗で久石譲のスコアが良かったですがよくわからない部分がありました。ハウルがかっこよかった。キムタクの声はイイ意味で裏切られました。少女のソフィーの声は違和感ありまくりでした。無理があります。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-03 23:14:38) |
25. 良かったと思います。宮崎駿節全開。『ナウシカ』の二番煎じにはならず、こぼれ落ちるほどのヒューマニズムを封印。『カリオストロの城』以来のバラバラ落下、ヒロイン、王子、小物、動物、子役、萌えとなんでも有りのある意味アニメの原点回帰。そして突然訪れるハッピーエンド。消化不良のままメデタシメデタシ。これは戦争の映画なのに戦争の映画ではないですね。観客は観ているうちにクライマックスで戦争を忘れちゃっている。ハウルと悪魔の契約に目先を逸らされている。アニメーションでガタガタぬかすと万人受けはせず変なマニアがしたり顔。だから「敵でも味方でも関係ない。人殺しめ」とキムタクな人に言わせておしまい。『キャシャーン』化せず「なぜ?」「どうして?」なところまで深入りしないのは正解でした。でも浅い深いは関係ないよ。楽しめればいいんだ。 声優陣に関しては色んなところで述べられているでしょうから省略。ただ2点だけ。ヒロインはどうやっても倍賞千恵子しか想像されなかった。さくらがチラついて今一歩感情移入できず。キムタクな人は良かったと思います。でも彼はいちゃもん付けられやすい人ですね。不思議なスターです。 【ひろすけ】さん 7点(2005-03-22 15:21:07) |
24.ナウシカとラピュタは最高傑作と思っているので、どうしても比較しちゃいます。 声優はハウルのキムタクはいい意味で裏切られた感じでしたが、倍賞のソフィーの老婆役は あっていたけど、少女役はやはり年齢的に無理がある感じ。 今までの作品はつっこみがどうでもよくなるぐらい映像・音楽・脚本がよかったんですが 今回はあらゆるところで『なぜ?』が残る映画でした。 何回か見てみないと話を理解できない映画なのかなとも思いました。 【虎ノ門虎之介】さん 7点(2005-02-08 23:03:27) |
23.《ネタバレ》 ハウルが思いのほか明るい青年、主人公ソフィが地味目、というのが見る前の期待をいい意味で裏切ってくれました。ソフィの髪はどうして戻らなかったの?うーん、よくわかりません。笑えるシーンがいくつかあって、会場からもクスクス笑い声が聞こえて、こういうところが宮崎アニメのいいところだなあと思いました。個人的にもうちょっと時間を延ばしてサウロンやハウルについてもっと深く知りたかったです。いつも思うけど、宮崎さんはどうしてもナウシカが好きで離れられないんですよね。 【ネオパル】さん 7点(2005-01-30 21:06:43) |
22.深くてオレには疑問疑問の嵐でした!!でもいいなぁ宮崎アニメって!! 【はりマン】さん 7点(2005-01-25 22:57:17) (良:1票) |
21.誰かを愛することでしか、心は心になれない。 守りたい誰かの為に生きることで、人は人になる。 冒頭のソフィーの声に違和感を感じる方は多いと思うが、あれは、 あれで良いのでは無いだろうか。当時の彼女は自信もなく俯いて、 周囲の仲間と楽しむ事も出来ず、心は「年老いて」いた訳でしょ?。 見た目は若くても老いた心。その後、城の中、ハウルを想いながら眠る時は、 少女に戻ったりする。彼女の心理状態で、見た目を描き分ける所に面白さがあるのなら、 声の有り方も同じだろう。物語の後半、ハウルを愛する事で活き活きとする彼女。 しかし、後半になっても「少女の姿なのに、声が老いてる」と違和感を感じただろうか。 そう考えると、冒頭のシーンは「少女だけど老いてる感じの声」を(見事に?) 演じていたと思う。 お気に入りの台詞は「私なんか、一度だってキレイだったことなんて無いわ!」 それと、声優キムタクには賛辞を贈りたい。エフェクターかけたの?っていうくらい、 本人と声質違って、しかも役にぴったし。どんな魔法だ?。 【じょるる】さん 7点(2005-01-19 22:32:34) |
20.さすがジブリ作品と言った感じです!! 映像の綺麗さ、音楽のよさは最高です! そして、ストーリー的にもとても面白かった。しかし、酔っ払ってみたとはいえ、宮崎駿の本当のメッセージみたいなモノがわかりませんでした。ですから、是非あと、数回は見てみたいです。 【シュシュ】さん 7点(2005-01-10 02:08:14) |
19.これは、ラブ・ストーリーですね。 本当は清楚できれいな少女なのに、美貌の母と妹を持ったせいで、根深い容貌コンプレックスを抱えるソフィー。 若い娘としての自分は無価値であり、家族の中でも帽子作りという職業においても、自分は華やかな存在を支える「裏方」である、と自分を諦めているようなソフィー。 その彼女の孤独が、冒頭の帽子作りのシーンで、すごく上手に表現されています。 また、ハウルも同じ。 「美しくなければ生きている意味がない」と、本当は自分に自信がない弱虫のハウル。「ハウルは弱虫でいいの!」と、強く戦う男を目指すハウルではなく、弱虫のままのハウルを受け入れるソフィー。 二人がお互いをお互いの姿のままを受け入れる、それが「愛」ってやつなんだよね。そうこの映画は言っています。 冒頭でソフィーの深い孤独に気づいた人なら、呪いの意味も彼女が若返ったり老けたりする理由も理解できたでしょうし、ファンタジックなラブ・ストーリーとして、純粋に映画を楽しめたんじゃないでしょうか。音楽も美術も、舌を巻くような素晴らしいものでしたし。 ただ、「ナウシカ」「もののけ姫」系列の作品をジブリに期待している観客は、点が辛くなるのもわかります。そういった観客向けに戦争をからめたのかもしれませんが、かえって逆効果だったような。ラブ・ストーリーならば、あの大団円で八方まるく収まるラストシーンもいいのですが、話を国や戦争に広げたせいで、まるすぎて気が抜けるラストになってしまいましたね‥‥それが、ちょっと残念です。 でも、テーマが壮大でないからといって映画として価値が低いなんて事は全くないですし、随所に小さな破綻が見られるとはいえ、やはりセンシティブな少女や少年の心理の表現は卓越していると思います。 最近の映画は、テーマや説明をそのまんま台詞で言わせてしまう”わかりやすい映画”が多いのですが、本来、表現とはそういったものじゃないわけで。観る側の想像力を膨らませるような、心の琴線にそっと触れてくるような、そんな豊かで表現的な作品だと思います。 【りりらっち】さん 7点(2005-01-07 21:05:51) (良:1票) |
18.結構ご都合主義的な部分はあるけど、それを加味して面白かった。随所に「おっ」と思わせる演出がちりばめられている。そして音楽がとても良い。目玉焼きがおいしそうだった。 【アンソニー】さん 7点(2005-01-06 18:20:53) |
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17.《ネタバレ》 昨日観てきました。途中で映写機が故障してしまって、別の館に移動して、てんやわんやでしたが、料金は返してもらえました。それは余談ですが、作品の出来は、「千と千尋」を10点とすると、こちらは今のところ7点かなという感じです。宮崎駿の作品は何度も観直しますので、もしかしたら徐々に点が上がるかも知れません。それほど、今回の作品は単純な評価が難しい気がします。例えば、老婆にされたソフィーが少しずつ若くなっていきますよね。観ているときはどうしてなのか解らなかったのですが、後で気がつきました(私なりの解釈ですが)。最初に出てくるソフィーは、歳は若いのに若者らしい生気や、主体性に乏しくて、まるで年寄りみたいです。そして、荒れ地の魔女に魔法をかけられて、外見も老婆になってしまいます。そこから、ハウル達との冒険をとおして、徐々に生気と主体性を獲得していきます。それに応じて曲がっていた腰も伸び、顔のしわも減っていきます。そう解釈すれば、「この呪いは人に話すことができない」という謎の言葉の意味や、「いつ荒れ地の魔女の魔法が解けたの?」という疑問は答えが出ます。それは、自分自身の問題だから、人に言っても解決しないし、呪いを解くのは自分自身しかいないのだということ。 こんな風に、次に観たら気がつくことがいっぱいありそうな作品でした。でも、主人公が異世界との接触をとおして成長していく物語という、話の骨格はいつも通りですし 魔法の世界も新味がない気がして、残念ながら今回の点数にしました。 【とらおとめ】さん 7点(2004-12-31 13:02:15) (良:2票) |
16.結局、サリマン先生が一番悪役だと思った。 風の強い荒野をさまよう場面だとか、 宮崎駿の寂寥感あるシーンはいつも感心します。 朝食もおいしそうだし、演出がうまいよなあ。 【チビすけ】さん 7点(2004-12-13 10:58:15) |
15.ジブリの中ではいまいちな方に入るかなぁってのが見たあとの正直な感想。見る側の人間の想像にまかせる的な謎は正直この手の映画には多くある必要はない気がしてしまうのは自分だけ?でもなんとなくすがすがしい気分にもなれる映像に7点 【Andrej】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-12-10 16:50:05) |
14.今までの宮崎作品の中では、最も説明不足な作品だった。細かいところにわからない所が多すぎる。 これは、観る人ごとの様々な解釈の誘発になると思う。そのことも、今までの宮崎作品の中では珍しいことだと思う。//これまでは、「紅の豚」が、ポルコの呪いの秘密が明かされないまま終わったあたり、モヤッとしたオチだったが、「ハウル」もまた、いや「紅の豚」以上の、そのモヤッとした鑑賞後の後味を持っている。//そういば、ポルコも、アシタカも、千尋も、ソフィーも、呪いをかけらていた。(アシタカは違うが)これみんな、呪いを解く鍵は、「人間的成長」。これが宮崎駿の描くメッセージなんだろうな。あと、ナウシカやトトロとかの「自然」もねw //大迫力の描写とキムタクの声に7点! 【おれおれ41】さん 7点(2004-12-10 16:30:31) |
13.《ネタバレ》 冒頭の街中、ソフィーが路面電車に乗る場面で、手すりの錆びた感じがとてもリアルに描写されています。同じようなリアルさは、背景やハウルの城の中でも数多く見受けられ、細部に配慮が行き届いた絵作りだなと思わせてくれます。そしてハウルの登場シーン。カッコつけ野郎の面目躍如といったところで、ソフィーの右肩に手を置くところがしっかりと描写されるところは、「ああやって私も素敵な女性をさらってみたい」と思わせます(笑)。時代は、風俗を見る限りでは18世紀のヨーロッパという感じですが、戦争の道具は、空を飛ぶ要塞にしても軍艦にしても19世紀末以降のものに見えてしまうので、その辺に違和感はあります。そして、最大の疑問点は「この戦争はなぜ始まったの?」ということです。人間の欲望が原因だとは思うけれど、具体的な理由が見当たらず、偶発的なことだけであそこまで拡大するのは「映画的」には納得ができないところです(笑)。なにか動機説明が欲しかったね。 わき役達の個性が楽しませてくれます。個人的にいちばんのお気に入りは「カブ」です。無表情のまま何かを感じさせるのは難しいことですし、それがとくに2次元の絵ですから、台詞もなしにあれだけの間をひっぱるのは凄いと思います。 それにしても(←口癖(笑))主役級の「女性」3人が皆リアルでは60歳以上な点は、非常に意図的ですね。映画のパンフもその辺を意識した感じになっているしね。ただ、美輪さんは、もっと何かをやるのかと思っていたのにあっけなかったのが物足りなかったし、加藤さんは、善人のイメージが強すぎて、ヒールのイメージが出てこなかったのは残念です。倍賞さんは、年齢の幅の広い役をひとりでこなしたわけだけれど、これはまずまず好かったですね。でも、エンドクレジットにかかるあたりでの歌は、他の人で聴きたかった(笑)。それと、最大の疑問は、外見が90歳に変えられたからといって、中身は18歳なのだから、考え方まで年寄りになるはずもないってことです。だから「歳をとるとどうのこうの」というソフィーの台詞が出て老けバージョンになるたびに、違和感がありました。 最後に、主人公のソフィーは「ナウシカ」を意識させるし、ハウルは「もののけ姫」のアシタカを連想させるし、花火のシーンは「ファンタジア」を彷彿とさせるし、ラストの城は「ラピュタ」を想起させるし、そういう意味では集大成なのかもしれませんね。 【オオカミ】さん 7点(2004-12-03 12:34:16) |
12.《ネタバレ》 オープニングのお城の動く画に度肝を抜かれ、そのまま持っていかれたって感じですね。私にとって、あの動く城はネコバスに匹敵する驚き・感動があります。 この映画は、動く城の挙動の方に注目してしまいそうですが、むしろ主人公ソフィーの方に焦点を合わせて見るべきだと思います。ソフィーがお城の掃除をし、城の住人達と仲良くなり、母親役として貢献し、その過程でハウルに恋心を抱くわけですが、その時その時でソフィーの心情によって外見が若返えり、生き生きとしてくるところに本作のアイデンティティーがあります。なので、この映画はある程度お年を召した方が見ると、とても勇気付けられる印象深い作品に映るのではないでしょうか。観る前まではお城の構造や美術面の方に期待を向けてしまっていたので、テレビCMなどで流れていた主題歌を聞いたときはちょっと違和感があったのですが、ソフィーをメインにこの物語を追っていくとラストで流れる主題歌が非常にマッチしてることがわかり、倍賞千恵子の歌声が非常に心に染みわたってきて思わずじーんときてしまいました。 また、ソフィーと千尋を置き換えて考えると、主人公の成長を描いたという見方をすれば前作とも似ていなくもないような気がします。 確かに皆さんの仰る通り、登場人物たちのそれぞれの行動の理由(特に後半)や心情の描写が描ききれていなかったようにも思えますが、それを差し引いても素直に良かったと言える作品だったと思います。DVDの販売を最低でも1年以上は空けるらしいので、是非もう一度観に行ってみようと思います。ところで、ハウルの人物像は(キムタクがハウルを演じたというよりも)ハウルをキムタクのキャラに似せて作ったのではないかと思いました。 【もっつぁれら】さん [映画館(邦画)] 7点(2004-12-02 13:59:31) |
11.宮崎監督作品にしては話がシャープで先の予測が全くできない。その点は素晴らしかった。ただし不明な点も多々。ダチョウ倶楽部風にいえば「甘からず、辛からず、旨からず」 【5454】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-11-30 15:12:12) |
10.何が言いたかったのかわからない。映像はきれいでした。期待していた程ではなかった。途中から、ソフィーの顔が賠償さんとかぶった(笑)キムタクはなんだかしっくりこなかった。 【まーこ】さん 7点(2004-11-28 12:24:04) |
9.《ネタバレ》 正直、ここまで評価するのが難しいと思った作品は初めてです。結論から言えば点数が示すとおり「なかなか良かった(面白かった)」なのですが、どこがどう良いか(面白いか)と聞かれた場合、ちょっと困ってしまいます。技術面などの観点から見れば、流石宮崎監督だけあって、場面場面の見せ方の上手さや独特の世界観、キャラクターの造形、久石譲の美しい音楽など超一流なのですが、ストーリーはといえば、ぶっちゃけ支離滅裂で「え?なんで??」ってことが良くあります。特にラストシーンとか「それで良いの?てか呪いの事とか結局どうなったの??」って感じですし。で、あえて無理やり答えを出すとすれば「何となくだけど感覚で面白い」って感じです。木村拓哉のハウルの声は、なかなか合ってたと思いますし、案山子男(笑)のカブの顔がどこと無くトトロに見えたり、過去のジブリ作品に声を当てていた声優さんがまた声を当てていたりと、そういったところで面白いと感じたんだと思います(特に美輪さんは最高!)。なんか、とてもヘンな事書いてますけど、今回はそう云うことにしといてください(笑)。 |
8.世界観や映像は相変わらず美しくて見入ってしまうだけど、ストーリーや設定に物足りなさを感じてしまった。ハウルとカルシファーの関係もよくわからなかったし、荒地の魔女はそれほどキーパーソンでもなかったし、もう少し設定や関係を掘り下げて描いて欲しかった。結局は愛で救われたの?それで戦争も終わったの?行き着くところがよくわからないまま終わってしまった。ちょっと心配だったキムタクのハウルは棒読みがだったもののけっこうマッチしていた。少女の時の倍賞千恵子の声のほうが気になった。最後まで飽きずに見れたのは映像美のおかげだろうと思うと、ちょっと残念。 【耳】さん 7点(2004-11-26 03:24:10) |