18.フィリップが胸糞悪い人物として描かれているので、すんなりトムに感情移入できたのが良かったのでしょうか。いつ追い詰められるのかと、どきどきしながら見ることが出来ました。ラストシーンも如才ない彼ならうまく切り抜けられるのではないか、などと思ったりします。ただ、ひとつ疑問なのは、トムはあれだけの偽装工作をこなせるのに、なぜさっさとイタリア国外に出ることを考えなかったのか?フィリップのすべてを奪い取るためにしても、いささかマルシュにこだわりすぎな気が…。一般に現場からはすぐにでも逃げ出したいのが犯罪者の心理だと思うんですが。どんなものでしょう。アラン・ドロンははじめてみましたが、ものすごく端整な顔立ちですね。あとタイトルも秀逸。 【虚学図書之介】さん 8点(2004-04-19 01:15:42) |
17.前半はフランス映画独特のアンニュイな感じでなんとなく観てたんだけど、途中からはかなりはらはらどきどきで目が離せませんでした。で、ラストのどんでん返し。しびれた~。「太陽がいっぱい」ていうタイトルが秀逸! |
16.カラッとした美しい風景に、まるで対比するようなアラン・ドロンの陰湿な表情。このふたつが合わさり、なんともいえない雰囲気をかもしだしていた・・・アラン・ドロンは幸せだったのだろうか・・・最後のアッと驚く(実は想像できたが)ラストは哀れさしか感じない。 【めめこ】さん 8点(2004-03-12 23:49:06) |
15.アラン・ドロンの陰鬱で冷酷な瞳は、ほとんど放送禁止の次元に達しています。特に、ラスト付近で「僕のために」とギターを弾かせるシーンの「眼」は、ゾッとするほど美しく、また恐ろしい。例の叙情的な名曲をバックに、晴れた空、白い雲、青い海の画面も、暗く、湿った雰囲気に支配されていることも味わい深いです。「最高の気分」「太陽がいっぱい」とつぶやく表情にさえ、少しも満ち足りた感じがなく、むしろ寂寥感がうかがえるのも妙味。 |
【zero828】さん 8点(2004-02-21 17:07:56) |
13.ヒロインの存在の無意味さ、アラン・ドロンの不必要な半裸、殺人までの段取りの悪さ。それらを差し置いても素晴らしい映画。トリックで驚かせるというよりは運命の皮肉や残酷さをしみじみ感じるタイプの作品だと思った。 【ラーション】さん 8点(2004-02-10 20:23:53) |
12.とにかくきれいでした。あのテカテカした映像も音楽もアランドロンも。主人公は極悪非道な人殺しなんでしょうけど、肩入れしたくなっちゃいます。私、金持ちあんまりすきじゃないし。ただ、あの殺し方はショボく感じた。あの恋人が最後で主人公の方に転がるとは思わなかったなあ。ラストの音楽とアランの笑顔が切なかった。リメイクみたら1点上げたくなりました。 【YU】さん 8点(2004-01-11 06:08:21) |
11.古典の仲間入りしたと言っていい本作ですが、倒叙物サスペンスの秀作として充分に楽しめます。ラストはあんまりにも有名なんで、初めて観た時にもすでに知ってはいたんですが、それを忘れて見入ってしまいます。N・ロータの音楽も、さすがにベタだなあ、と思いつつも映画とマッチしてるのでつい口ずさんじゃう。 【鱗歌】さん 8点(2003-09-27 21:22:31) |
10.サスペンスロマンのお手本。いい脚本and音楽and映像。ラストの解決は秀逸。ダブル太陽ではなくメニーメニ―太陽だぜ。 アランドロンの汗、目つき、口調、しぐさは悪事をも味方につけて魅力的。被害者はたまったもんじゃない。 【チューン】さん 8点(2003-09-10 02:13:16) |
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9.おしゃれなサスペンス映画といったとこですか。アラン・ドロンよかった。 【phantom】さん 8点(2003-07-02 16:33:29) |
【ヤスピ】さん 8点(2003-06-07 03:21:19) |
7.学生時代何気なく借りたビデオ。題名からしてさわやかなアイドル映画かと思って期待せずに見たのが正解!こんなに面白かったとは....ラッキーでした。アランドロンって昔日本でメチャクチャ人気でしたね。男性化粧品CMか何かあったような...? 【フィャニ子】さん 8点(2003-05-16 16:50:42) |
6.このあいだ、テレビでリプリーが放送されていましたが、私は太陽がいっぱいのほうをを観たかったです。この映画のストーリーを論じると延々となりますのでやめときますが、このアラン ドロン美しさは今日のタレント・スポーツ選手・俳優の比じゃない、ジェイムス ディーンど二分するくらいの美形である、又このテーマミュージックが良いじゃないですか。 【サムライ】さん 8点(2003-01-20 22:51:44) |
5. 原作はパトリシア・ハイスミスの「才人トーマス・リプレイ」。富豪のドラ息子を殺して自分がなりすますプロットだけ頂いて、後はルネ・クレマン(とポール・ジュゴフ)がアレンジしまくってます。原作との最大の相違点はリプレイがメガネの冴えないブ男なのに対し、アラン・ドロンは水も滴る美男子だという点です。確かに、「リプリー」のマット・デイモンはその意味で原作に忠実だったと言えましょう。もう一点は《ネタバレ》ラストシーン。原作は完全犯罪を達成しますが、映画はドンデン返しがあって企みは敢え無く露見、トムの逮捕を暗示させて終わります。あと、ホモ的ニュアンスのカットもクレマンのアレンジです。当然です。淀川長治氏はそれでもホモ映画だと主張してましたっけ。さて、このアレンジが吉と出たのか凶と出たのかは私が言わずとも歴史が証明してますね。タイトルも秀逸。まんま仏語原題「Plein Soleil」の直訳ですが。本作に於いてミステリは飽くまで味付けに過ぎません。切ない青春映画として鑑賞するのも一興かと。さぁ、アンリ・ドカエの流麗なカメラワーク、美しいニーノ・ロータのナポリ風メロディ、ドロンの超二枚目ぶりに酔いしれましょう。 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-02 22:35:34) (良:2票) |
4.オチが『猿の惑星』くらいびびった。と言うよりこのオチは映像に恐怖さえした!しかしかっこいいなー主人公!音楽もなかなかいいし、演技も(演技する映画だけど)うまい。印象に残るシーンがいっぱいある。『リプリー』はダメだ、『太陽がいっぱい』に似たホモ映画。『太陽がいっぱい』の意味が今ひとつ分からないのは俺だけ?か・・・。 【I・I・59】さん 8点(2002-09-01 03:16:13) |
3.おしゃれなサスペンス映画といったとこですか。アラン・ドロンよかった。 【phantom】さん 8点(2002-08-24 02:09:40) (良:1票) |
2.『リプリー』を先に見てからこの作品を見ましたが、伝わってくるものが全然違いました。しかし、ちょっと設定の部分を端折りすぎてる感があって、『リプリー』を観てなかったらストーリーが全部把握できないかも・・と思ったので、-2点しました。 【wood】さん 8点(2002-04-06 17:45:40) |
1.確かに秀でた作品であるコトは認めるけど、名作と謳われる割りには、私の中ではそれほどの作品とはならなかった。役者陣は全員ホントに輝いていて、「美しい」の一言に尽きる。殊にアラン・ドロンの若き野心溢れる感情表現には驚かさせられるもので、見事なまでのハマリ役。そしてラストの在り方があまりにも素晴らしい。 【チャーリー】さん 8点(2001-12-12 21:14:11) |