8.全ての人は自分の生活を持ち出し,自分が一番になってしまうという紀子さんの言葉に同感してしまった.映像の中ではあのような息子達を非難できるが実際の自分をふりかえると・・。母親の私らはしあわせなほうですよ言う台詞が自らに言い聞かせているようで悲しかった. 【俺は直角】さん 8点(2003-12-10 01:09:37) |
【フグ太】さん 8点(2003-09-25 04:21:35) |
6.静かに流れるストーリーの中で、それぞれのシーン、いい絵だなぁと感じました。夫婦の自然な会話がなんともいえない味を出してて、特に笠の間の取り方は絶妙。 【A_sui】さん 8点(2003-08-23 02:40:06) |
5.一時期小津の作品を見たのですが、「麦秋」も「早春」も退屈に見た記憶があります。でもこれは主題がしっかりしていて良かった。誰もがぶつかる「親子の絆とは?」です。子供たちに距離をおかれた後でも「子供より孫が可愛いというけれど、やっぱり私は子供のほうが可愛いなぁ」という笠智衆のセリフは秀逸。 【チューン】さん 8点(2003-05-28 11:20:14) |
4.笠さんの父も東山さんの母もいい。東山さんの内面からにじみ出てくるような暖かくてふくよかな人柄に「日本の母」を感じる。二人の自然体の演技は何ともいえない。あちこちで交わす夫婦の会話の数々がしみじみとする。忙しい子供達にさほど孝行してもらったわけじゃないのに、「私たちは幸せですねぇ」「そうかなぁ」「そうですよ」(のような)会話にしんみりする。久々に子供たちみんなに会ってあっけなく死んでしまう親に、孝行するのは今のうちと痛感する。親子、嫁などそれぞれに交わされる会話の一つ一つにいろんな感慨がわく。 【キリコ】さん 8点(2003-05-11 09:23:37) |
3.静かな静かな映画です。私たちは思い出すでしょうか?かっては、日本もこんな高いレベルの映画を排出していたことを。若い人にもお薦めです。 【偏見マン】さん 8点(2002-11-25 13:35:29) |
2.はじめ見たときはあまりよく分からなかったが、回数を見るごとにじわじわよさが分かる作品。つい最近某TV局でこの作品をリメイクしていたが、オリジナルには到底及ばない。笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子など、そこにいるだけで存在感がある役者がいたあの時代だからこそ、味わいの深いこのような作品をつくることが出来たのだと思う。 【さくら】さん 8点(2002-07-27 23:40:18) |
1.いまみてしまうとどうしても色あせてしまうおず映画。ローアングルや徹底的に計算された配置など、映画としての完成度も高い。何も起こらない日常を映画にするところが他の国では考えられる図、高い評価をうけた。おずの無というものも描かれ、やはり、日本映画黄金期の名作の一つ。 【ジョン】さん 8点(2001-12-27 11:54:41) |