1.《ネタバレ》 時間を持て余してた時に劇場で見かけて、予告も観たことない状態で鑑賞。
これは…いったい何だったのか。僕は一体何を観ていたのか。
おばあちゃんの葬式の後に怪異が置き始め、悪魔パイモンが絡んだ謎が少しずつ紐解かれていく。話ももちろん面白いのだが、終始「なんか嫌だなぁ」という嫌悪感がまとわりつく。
ピークはかわいい妹の凄惨な死。もうすんごい嫌な感じ。
語彙力が低くて申し訳ない。ただただ嫌な感じ。
完全に兄(ジュマンジ続編の主役)のミスだし、それで実際こういう時ってどうすれば良いんだろうっていう手詰まり感。
実際、詰んじゃって帰宅して寝るしかないっていう恐ろしさ。(もちろん警察呼ぶとかあるだろうけど、妹の首が吹っ飛んだ状況って、気も狂っちゃうほど計り知れないショックと怖さがあると思います)
まるで月曜日に取引先への謝罪が確定した状態で迎える週末。分かりにくい例えで申し訳ない。もうただただ嫌な感じなんです。
そのほか演技力の高さを遺憾なく発揮するトニ・コレットも壮絶。お前笑わせに来てないかと疑ってしまう霊感おばちゃんもまた良し。
そしてこの話の救いの無さもまた…もう嫌な感じ。
一応ホラー映画に分類されており、僕もそれは納得なのだが、何というか、きちんと筋道がたった上での恐怖とはまた違うような、本能的というか生理的というか。恐ろしく、不快で、そしてどこか滑稽で。
半年ほど前に劇場で鑑賞したのだが、「悪夢だったのかな?」というフワフワした変な気分で劇場を後にしたことを記憶している。
日本でも劇場公開が決まり、ポスターには「完璧な悪夢」の文字が。やっぱりアレは悪夢だったのかと。
いやはや強烈な映画でした。