198.《ネタバレ》 クリスマス映画の傑作。
クリスマスが近づくとついつい観たくなる作品のうちの一つです。
この作品はとても賑やかなので孤独になった時に観ると良いと思う。
家々はクリスマスのイルミネーションで彩られ、家族の賑わいは温かく、
こういう映画を見ると向こうの国はクリスマスを大切にしてるんだなと思う。
こういうクリスマスの雰囲気が大好き。
それにちょっと昔のアメリカ映画の良さもあっていい。
この作品の音楽はクリスマスっぽいしファンタジーさも盛り上げてていいと思う。
なにより少年ケビンが天使のように可愛い。
怖いバズ兄ちゃんも最後には優しくなるのは劇場版ドラえもんのジャイアンみたいで観ていて嬉しい。
マリーじいさんの不気味な存在感が子供の視点で描かれていて面白い。
泥棒の凸凹コンビの愛嬌は何度見ても微笑ましい。やっぱ吹き替えで見てる。
大家族の末っ子ケビンにとって誰もいなくなった家というのは今までとは違う自由空間であり
そこはまるでクリスマスの非現実的なムードをまとったファンタジーだ。
同時に危険も潜んでいて、地下室やバズの部屋には子供にとっての未知の魔空間や危険も存在します。
地下室にはストーブ・モンスターがいるし、バズの部屋には毒蜘蛛がいるし、武器もあったりで、
なにより「プレイボーイ」なんて子供にとって未知なる冒険だ。
悪魔か死神のようなマリーおじさんはお伽噺めいている。
ケビンはまるで家族が留守の間だけファンタジーを体験しているよう。
「家族なんかいなくなればいいのに」と念じたケビンは
一人きりになることで家族の大切さに気づく。
家族愛(とくに母子愛)を描いた作品であり、仲違いした者を許すことの素晴らしさを描いている。。
一人さみしかったケビンが最後で家族(とくに母)の温かさに包まれるのは感動的。
その後に「ケビーン!!」と怒鳴られるシーンはお約束。でもやさしいんだよね。
とても愉快で温かいファンタジーな気分になるクリスマス・ファミリー映画の傑作。
大好きなのでDVD買って毎年見てる。