《改行表示》25.《ネタバレ》 時間の長さを感じさせない。デンゼル・ワシントンの演技が迫真。なかなか日本で暮らしていると肌の色・人種・宗教とかについて真剣に考える機会は少ないので、一見の価値はある。「X」とは、さかのぼって 知ることのできないアフリカの姓の象徴。 【モーフィアス】さん 7点(2003-11-04 03:17:30) |
24.うん、私は実話の映画化と聞いただけで弱いのよね。しかもこの映画、雰囲気、ある、説得力、ある、マルコムXのカリスマ性がビンビン伝わってくる、というわけで、かなりのめり込んで観てたんです。が、メッカ巡礼のあたりから何だかギクシャクしてしまって・・・。いや、マルコムXという人そのものを非難しようってんじゃないですよ。どうも映画の描き方がねえ。その辺を境に急に説得力を欠いて迷走してしまったような印象があって、マルコムXが見えなくなっちゃったんです。そこまでがとても良かっただけに、かなり残念に思いました。 【鱗歌】さん 7点(2003-08-30 20:15:12) |
23.正直観ていたときは長いと感じていた。しかし長い分マルコムXという人物像に少し触れられた気がした。そして長いと感じた前半部分を端折っては、きっとマルコムXのほんの一部しかみえなかっただろう。若いころのこと、刑務所内でのことがあって、後の彼があるからだ。そのため、観終わったときには長かったとは感じなかった。人種差別というとても重い題材(さらっとこんなこといえるのは、実際に自分が渦中の人ではなかったからだと思うが)で、実際の映像も使われていた。重いけど、ぐいぐいと惹きつけられるのはデンゼル・ワシントンの演技もさることながら、マルコムXの生き方に素直に感動したからだと思う。 【t-onz】さん 9点(2003-08-09 21:15:59) |
22.《ネタバレ》 表面的かもしれませんが、こんなふうに感じたでつ。能力や努力に関係なく、生まれだけで生き方が制限されるアメリカ社会。おとなしい奴隷になるか、犯罪者になるか。そのどちらも間違っている。社会も変えなきゃいけないし、自分たちの負け犬根性も正さなければいけない。おそらくここまでがマルコムの主張として描かれたと思うでつ。で、スパイク・リー監督独自の主張として、こんなことをいいたかったのではないかと思うでつ。カリスマ的なリーダーが必要なんじゃない。結局自分のふところが豊かになれば、仲間のこと社会のことなんてそっちのけで、既得権を争って足の引っ張り合いがはじまってしまう。でもそれじゃいけない。ひとりひとりがマルコムのように理想を持って動いていかなきゃ変わらない。最後に子供たちひとりひとりにアイムマルコムXって言わせたのはそゆことかなとおもったでつ。なんかダメダメな高校に赴任してきた熱血ラガーマン教師みたいでつ。でも映画でも出てたけど、アメリカ政府はそういう変化を望んでないっていうか、むしろそういう芽は摘み取りたいみたいなのね。ごり的に、せつない映画でつ。メッセージが重くて、単なる映画としては批評しにくいでつ。 【ごりちんです】さん 8点(2003-07-21 21:43:20) |
21.やはりデンゼルはこれや、遠い夜明けのような作品がぴったしです。ぞくぞくしました。少し前の黒人の歴史が痛々しいです。 【omut】さん 6点(2003-07-07 21:59:44) |
20.Rage Against the MachineのバイオグラフィーでマルコムXのことを知り、この映画を見た。人種差別、そして人としての意志、メッセージが多く込められている。『人には何物にも犯されないものがある。それは人間としての尊厳だ。』強く心に残った。 【SINN】さん 9点(2003-06-09 05:05:14) |
19.スパイクリーが製作側の圧力も押しのけマイケルジョーダン、ジャネットジャクソン等黒人資産家から資金を集めてまでも作ったって言うんだからすごいよね。それだけ熱の篭った作品だと思うし、彼にしか撮れない映画だと思います。 【MxX】さん 8点(2003-05-25 01:00:57) |
18.マルコムXという名を聞いたことはあっても、どんな人物なのかは知らなかった。結構波乱の人生で過激な人でもあったんですねぇ。アフリカ系アメリカ人の伝記を描くのに、黒人による監督、主演、音楽(↓)と徹底している。D・ワシントンは渾身の演技でマルコムの人となりを見せてくれる。同じ黒人として思い入れも大きかったんでしょう。「トレーニングデイ」なんかじゃなく、これか「ハリケーン」でアカデミーをとらせてあげたかった。 【キリコ】さん 8点(2003-05-23 17:42:22) |
17.スパイク・リーの渾身の一作!マルコムが、活動家となる経緯から、彼の死までの半生を描いているので、かなり長い作品に仕上がっていますが、デンゼルによる白熱の演技に引き込まれてしまいました。人生を懸けて、人種差別という問題と戦っていくマルコムの姿に、勇気を与えられました。自らの死を予期しながらも、最後の演説に向かうシーン、同じく、若くして命を失った、黒人スター、サム・クックの名曲"A Change Is Gonna Come"を流すあたりも、すばらしい演出だと思いました。 【もっちん】さん 10点(2003-05-12 22:31:27) |
16.マルコムXが持っていた指導者としての才能、それに嫉妬するマスコミや教団内部の人々。まったくどこでも同じようなことってあるよなあと思った。ムハンマド師がマルコムを全国地区の導師に任命する時、嫉妬に気をつけろと言っておきながら、自らマルコムに嫉妬していくのが皮肉だった。ありえる話だ。 【如月CUBE】さん 7点(2003-04-10 15:29:36) |
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15.字幕スーパーなしで観てしまったので、デンゼルの早口にはお手上げさ。 【タラコ】さん 6点(2003-02-25 12:58:40) |
14.このビデオを見たきっかけは、ウィル スミスの「Ali」。この映画でマルコムXの存在が私にとってにわかにクローズアップされてきました。これと同時に「ミシシッピー バーニング」も見ましたが、white raceとcolored raceのアメリカでの深い深い問題にこれまでになく心底考えさせられました。で、無知ゆえの愚かな疑問ですがお許しください。どなたか教えてください。ブッシュ大統領があれほどイラク攻撃に意欲を燃やしているのは、有色人が神であるイスラム教を国教としている国だから?タイムリーにそう感じてしまいました。 【ビデオ好熟女】さん 10点(2003-02-17 14:02:04) |
13.大作!傑作!名作!この映画は黒人活動家としてのマルコムXを描いた作品でもあるけど(で、その部分もすばらしいけれど)、一人の人間が、失っていた誇りとアイデンティティーを取り戻すという作品としても観られると思います。最初の刑務所に入る前の部分が長いなあと思ったのですが見終わった頃にはほとんど気になりませんでした。というか彼がなぜ「マルコムX」になったのかを描くのに必要だったと思います。キング牧師と比べ過激なイメージのある彼ですが、この映画を見ると(もしくは彼について書かれた本を読むと)ものすごくまっとうで知性的な人だったんだなあと思います。確かに極端に思える意見もありますが(白人は悪魔、とか)当時の黒人の状況を想像すると、そのくらいの強烈なカウンターパンチも必要だったんじゃないでしょうか?今でこそ黒人みたいにするのがかっこいいという風潮もありますが、当時は縮れ毛をまっすぐにしてなるべく「黒人(ニガー)」らしくないように見せようというのが当たり前だったのですから。等といろいろ考えさせる映画ですが、ラストを見終わったときに思ったこと、それはスパイク・リーのマルコムXに対する愛とリスペクトです。 【ぐるぐる】さん 10点(2003-02-14 19:42:15) |
12.長くは感じなかった。白人でも黒人でもない日本人にとっては難しい話です。 |
11.どこまで真実かわからないが僕自身新鮮なはなしでよかったがこんな映画を作る必要性はあったのかとも思う。 【K造】さん 5点(2002-02-10 03:11:34) |
【あろえりーな】さん 6点(2001-10-06 21:47:39) |
9.僕も、キング牧師については知ってても、マルコムXについては知らない点が多かったので、この映画は人種問題を考えるうえで、大きな転機になりました(個人的に)。 本気で理解することの契機になった点と、デンゼル(様)の迫真の演技に8点にします。 【wood】さん 8点(2001-09-30 12:51:39) |
8.あたしは、キング牧師は知ってても、マルコムXは知らなかったってくちなんだけども、根底にある人種差別をこの映画は正しく映画で表現してたと思うよ。メッセージ色が濃いのはテーマがテーマだけに仕方ないんじゃないでしょうか。あたしはマルコムXの半生をこの映画で体現できたのかな、と考えてます。もちろん、現実の世界を見たわけでないし、記録映画でもなく、エンターテイメントの映画として脚色された部分はあるかもしれないが、それで見た人が何かを感じ取ってくれれば監督としては成功したんだと思う。 【奥州亭三景】さん 8点(2001-09-18 18:50:59) |
7.1960年代公民権運動の指導者というと、アーサー・ルーサー・キングとこのマルコムXの二人が思い浮かぶ。共に40歳を目前に凶弾倒れたしまったが、マルコムXが同じブラックモスリムによって暗殺された経緯がよく判る。また、彼が、メッカへの巡礼を機に、思想転換していった様子も興味深い。白人女子大生が「白人にも手伝えることがないか」と尋ねたのに対して、「何もない」とにべもなく突っぱねる場面があったが、彼はあれを後々まで、後悔していたという。 【向日葵】さん 8点(2001-08-31 08:26:51) |
6.(↓)“☆”さんの意見に共通するところもありますが、基本的に“非暴力のキング牧師に暴力を正当化したマルコムX”と取られがちな評価に対し、スパイク・リーは真実を語りたかったようにも思えます。そう言う点で、この作品は間違いなく成功した一作となったのでしょう。この作品、これだけの大作で且つ同年にこれと言った当り作が無かったにも拘らず、アカデミー賞では作品賞にノミネートされなかった(勿論、デンゼル様は主演男優賞にノミネートされましたが)事実を見ても、触らぬ神って奴でしょうか?少なくとも前年の「JFK」同様、賛否をもたらすこと自体に狙いがある以上、その目的を達成したことは言うまでもありません。個人的には政治的背景を映画に持ち込む気は無いので、純粋な映画の感想として点数を付けておきました。 【イマジン】さん 9点(2001-05-28 12:37:19) |