《改行表示》73.《ネタバレ》 北野監督本人も言ってるように、人は本来ほとんど喋らない。映画だからといってやたらと饒舌になる必要は全くないわけで、静かな映画、という感想はやはり的外れになるんだろう。 エンドロールが終わっても響いている波の音に聞き惚れ、二人が歩く姿にただただ見とれた。 【小塚】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2006-12-22 20:59:06) |
72.《ネタバレ》 最後の最後にタイトルが出てきた時ちょっと震えた。透明感のある映像や省略の妙も秀逸。 【NIN】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-10-10 12:38:21) |
71.美しい海、優しい人々、そして純粋な愛。映像の綺麗さだけではなく人の純粋さが出てる作品。なんか癒された。 【アンナ】さん [地上波(邦画)] 7点(2006-08-07 12:41:33) |
70.《ネタバレ》 とりあえず台詞は少なく、ストーリーは坦々と進んでいき盛り上がる部分が全くない映画だった。映画としては面白いと言えるものではなかった。やや飽きそうになったが、独特の雰囲気があるのでわりと集中して見ることが出来た。2人の素朴なカップルがなんか微笑ましくて良かった。彼がサーフィンをやっているのを嬉しそうに見ている彼女の感じが良かった。後からサーフィンを始めた2人組みの男がちょっと面白かった。ストーリーとしてはあの結末は意外にありふれていると思うし個人的に違和感を感じたので違う感じにしてほしかった。それとラストのいろんな人の写真のやつははいらんのでは、と思った。どうでもいいような事だが、長袖やトレーナーや暑苦しそうな服装をしている人がいたが、これはいつの季節の話なのか気になった。夏の話じゃないのか? 【スワローマン】さん [地上波(邦画)] 4点(2006-08-07 12:03:58) |
69.私にとって初北野作品。北野武だから、過激な暴力シーンやベッドシーンがあるかもしれない・・・。と、恐る恐る観てみたら予想以上に良かったです。下手くそな説明ナレーションを一切しないところが高評価。そうかあ。北野武ってこういう一面があるのか。というより、テレビで見る彼は彼の一部にすぎないわけなんだ。静かなエンディングの音楽で詩を見ている気分になりました。 【くなくな】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-06-26 01:55:28) |
68.北野作品の中で、私はこの映画が一番好きです。音楽もいいですね。タイトル通り、とても静かな映画です。 【la_spagna】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-05-04 17:15:56) |
《改行表示》67.『その男、狂暴につき』『3ー4x10月』に続く三作目の北野映画。監督・脚本・編集を全 て武が行い、かつ武本人の出演はナシ(キタノブルーの登場もこの映画から)。要するに今回武は裏方に徹した事に。まあタイトルからも分かる通り、バイオレンス度は北野映画の中でも下の下。お互いに聴覚を失ったカップルのサーフィン物語で、音らしい音はほとんどなく、波の音や他愛のない会話だけが映画を作ってゆく。 【カイル・枕クラン】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-28 01:03:54) |
66.テレビで放映する度に見てしまうこの作品。すごく感動する訳でもなく、興奮するわけでもなく、淡々と途中飽きることもなく最後まできっちり見てしまう不思議な雰囲気、力がある。全く中立な視点で、障害を持つ2人の恋愛とひと夏を描いているのが、肩肘張らずに見れる一因だとは思うが、こんなに静かな映画って見たことない。言ってみれば、ナレーションのないドキュメンタリーという感じ。だけど、毎回ラストシーンを見るたびに切なくなる、しっかりした恋愛映画である。ラストの2人の写真のシーンって日本映画の中でも秀逸な出来。すごく試験的な作品だけど、こんな映画は彼にしか撮る事は出来ないであろうが、今、たけし監督はこんな作品撮れるんだろうか?何度見ても同じ感情が湧き上がる素晴らしい作品力に8点献上。 【zackey】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-12-25 11:08:23) |
65.ある意味それまでの2作品よりも残酷なストーリー。長いカットが多いが、次作「ソナチネ」よりこちらのほうがリアルで好きです。そして斬新なエンディングがホントによかった。 |
《改行表示》64.淡々と日常をスケッチしたような映画。 やりたいことはわかるがあまりにも淡々としすぎていて面白くなかった。 この映画は考えてみるよりも何も考えずに見るほうがいいのかもしれない。 入り込めた人は面白かったかもしれないが入り込めないと面白さがない。 武作品は結構好きなのだが、これは頂けない。 【トクタ】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-12-04 16:51:00) |
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63.いいですね、これ。 静に淡々とストーリーは進むんで、もちょっと抑揚が効いてる方が好きだけど。 波打ち際に打ち上げられたボード。。。やるせなかったなぁ。。。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-17 19:42:46) |
62.マイ・ベスト・キタノ。北野映画特有の激しい暴力描写(少なくとも表面的な)がないから、非常に気持ち良く観られる。文字通り圧倒的に静かで何もない映画なのだが、逆にこの何もなさがいい。また、ラブストーリーとしても実に秀逸だと思います。毎年夏になるとついつい観ちゃいますね。 【とかげ12号】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2005-10-26 20:46:02) |
【Sleepingビリ-】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-09-13 22:27:15) (笑:1票) |
60.実はとても好きな映画のうちの一つ。見終わった後、すがすがしさと悲しさといろんな思いがないまぜになってきて、そしていろんなコトをを考えさせてくれる映画です。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-08-03 19:43:47) |
59.この映画の静けさは本当に心地好くて優しい。だからいつまでもその上で漂っていたくなる。この映画自体が海のような広い心と、深い愛情で作られているような気がした。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-03 22:59:47) |
58.日本映画のベタベタした恋愛物は観る気がしないのと、どうしても好きになれない。けど、これは良い!この映画そこらの下手くそな恋愛ものとはわけが違う。物凄い静かでしかもほとんど台詞もない。だけどこの映画には主役の2人の切ないまでの恋の物語が映像と共に伝わってくる。久石醸の音楽も素晴らしいし、キッズ・リターンに次ぐたけし作品では二番目に好きな映画です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-02 22:23:51) |
57.主人公と主人公の彼女は耳が不自由です。凡作ならばそのことをまず説明するでしょう。彼等の家族や友人達が出てきて言葉で説明するでしょう。しかしこの作品ではそんな野暮なことはしません。サーフボードを抱えて歩く二人を見た友人はけして呼び止めずに石を投げる。それだけでわからせちゃう。あぁ、北野武はちゃんと映画を作ってるって思える瞬間です。 1回目のサーフィン大会でアナウンスを聞けなかったために出場できなかった主人公にふてくされたところがない。こんなことは聴覚障害者にとっては日常茶飯事だと言っている。と同時に彼等は孤独であり、諍いを避ける為にあえて孤独へと逃げていることを覗わせる。サーフィンを通して、仕事仲間のささえを描きながら、孤独から脱却してゆく主人公をカメラは静かに追っていく。彼女とのシーンでは言葉を交わせないゆえの勘違いが映されるが、それ以上に言葉が無くても通じ合えるということを描いてゆく。様々なことを静かな映像に語らせる。素晴らしい映画だと思います。悲しい結末なのになぜか癒されます。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-13 13:30:43) (良:4票) |
56.気障な台詞どころか主人公が一言もしゃべらない、そんなラブストーリーを映像だけで愛を表現できるのか、そんな挑戦を続ける北野監督の最初の映画。のちにHANA-BIやドールズへと続いていく元となっているのかな。絵も画面を真っ二つに割る水平線や防波堤、道路、そのまっすぐ一直線に伸びたラインを常に2人が横切っていくという象徴的な絵が多用されている。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-11-27 19:06:16) |
55.なんとも評価の難しい映画です。主人公たちが全く話さない。事件らしい事件も起きないなど、自分の中の映画の常識とかなり違って。あえて言えば記録映画でしょうか。妙にカメラが引いていて、人物の心理描写などが一切ないですし。ストーリーも無きに等しいですが、無くてもいい、海と久石譲の美しい音楽に浸っているだけで十分と思わないでもないです。とにかく不思議な作品です。 【次郎丸三郎】さん 5点(2004-10-25 17:34:11) |
54.サーフィンやってる時点で結末が読めてしまう。シナリオに意外性はない。ラストの登場人物が並んでいるいろいろな場面、静かな映画とは対照的。悪くない。 【はざま職人】さん 5点(2004-07-29 13:20:11) |