382.宮崎駿最後の娯楽作品と言っても過言ではない。誰に向けて作ったわけでもなく、ほぼ自己満足に近いが、ドックファイトの躍動感と中年男のロマンがほとばしり、観客を楽しませることを忘れていなかった。一見幼稚でバカみたいなんだけども、「カッコいいとはこういうことさ」に感嘆させる説得力が本作品にはあった。品が、風情があった。『もののけ姫』以降、テーマ優先になりすぎて宮崎駿の暴走を補うかのようにジブリのメディア宣伝が過剰になり、"観客も満足させる"ことに視界が入らなくなったように思える。 |
381.幼い頃に見た作品 題名と主人公のインパクトが大きい 【バッジョ】さん [地上波(邦画)] 5点(2019-03-24 22:36:57) |
380.さすがジブリというべきか。臨場感ある画と聞き入ってしまう音楽…アニメーションなのにアドリアの風が吹いてきそうである。 子供を喜ばせるためにつくったんじゃない、ストーリーに深みは無いけど味がある中年男のロマンは詰まっている。 終わってみれば、なぜ豚になったのかはそうは気にならない。 美熟女のジーナかロリのフィオか。もてる豚はつらいのだ。 |
379.《ネタバレ》 30代になったら、面白くなるかもしれませんね。40代になったら、もう若くてピチピチのフィオでいいんじゃね?←とか思ってる俺は、ただのゲスな豚だ。 【ないとれいん】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-11-21 17:19:09) |
378.豚もおだてりゃ空を飛ぶ、豚顔の違和感も渋キャラを見続けているといつの間にか解消。男の妄想を掻き立てる作品でした。 【ProPace】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-11-04 18:07:54) |
377.《ネタバレ》 この辺ぐらいまでのジブリが好きだったなぁ。という映画。 当初飛行機の中で上映を考えていたという事もあって コンパクトにまとまってます。 作画の綺麗さとか流石ジブリですし 空中戦やら操縦描写も格好良いですし 豚さん凄い渋いですし みんなバカな大人達なのが良いんです。 ちょっと残念なのが、殴り合い以外の決着が良かったですねぇ。 空中戦の優越できめてほしかった(女性陣たちが頑張った結果ですし) でも、エンドロールで実に浸れる。 エンドロールって関係者を探したりするんですが この映画はなんか音楽に浸ってました。 |
【へまち】さん [地上波(邦画)] 7点(2017-12-04 16:08:57) |
375.《ネタバレ》 基本的には男たちが没頭している趣味の世界(それも飛行艇という小さな世界)におけるミニラブストーリー。ですので、スケールが小さいとか、ほかの宮崎作品の世界観が違うなどといった憂い、批評は筋違いと思う。男は一生趣味を追い続け、呆れる女もそれを止めることはできないばかりか、そこに惚れてしまう。ジーナには心惹かれるが、戦死した親友の元妻であり、自分もPilotであることから一線は越えられない。若く、元気はつらつのフィオは、その純粋な言動で、趣味に没頭している男たちを虜にする。若さゆえにポルコ(マルコ)に惹かれるが、それも若さゆえの年上男性への憧れとも言え、マルコと同じ土俵には立てていないため、その恋心は成就しない。ラブストーリーではあるが、ジーナ、フィオともに成就するものではないので、最後のフィオの”ジーナさんの賭けがどうなったかそれは私達だけの秘密”という説明文が蛇足極まりないことが唯一の不満である。これが無ければカーチスとの決着が殴り合いになってしまったことも許せるくらい小さなことなのですが。でも趣味の世界の日常を描いた(もちろんこれは私たちの日常とは異なりますが)点においては、スケールを大きくする必要もないですし、ただ彼らにとってのありふれた日常を切り取ったアニメと考えるとすっきり解釈できると思う。 【おさとわ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2017-11-29 04:57:51) |
374.《ネタバレ》 なぜか主人公が豚の男(頭部だけ)。飛行艇乗りで、空賊ハンターを生業にし、独りで離島で自由に生活している。 ではあらずじ。 キザな男が一対一の飛行戦で負け、復活戦では引き分けになり、地上に降りて殴り合った。 主人公は豚の容姿だが、誰も疑問に思わず、馬鹿にされたりもしない。 それどころか羨望されたり、美少女と美女からモテモテ。 前提として一流のパイロットで、喧嘩もかなり強い。 性格はキザ。男であることを誇りにしているが、女性とは何故か距離をおいている。 つまり作った宮崎監督の理想の男、理想のアニメなのだろう。 これで容姿まで良かったら嫌味だから、豚にしたのだろう。 「だがぼくは本当は二枚目なんだよ」。そんな監督の本音がポロリ。 映画全体の色が好きだし陽気な馬鹿アニメなので、楽しい箇所が複数あるから7点にしたい。 だが、いい映画ではない(私にとっては)。 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-12-25 17:08:38) |
373.大人向けの映画と思います。昔に見たときには何が面白いのか全く分からなかったけれど、今の年齢になって改めて見たときには以前とは全く印象が違い、堅気で生きられなくなった切ない過去を持つ男のカッコよさがとても伝わってきました。 でも、逆に自分も年を取ったんだなあということも感じてしまい、何だか物悲しい気持ちにもなりました。 【さわき】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-11-13 11:49:36) |
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372.子供の頃はジブリ作品を良く観ていたが、この「紅の豚」だけは一度きりしか観ていなかった。感想もつまらないというかよくわからないだったと思う。 しかし、大人になってから観返すと、主人公に凄い共感できるし、なんて渋い映画なんだと驚かされた。最近の映画はなんでも台詞で説明しすぎる。この映画はどうだ?何故豚が主人公であるかも説明されないではないか。たぶん、私が思うに豚じゃなくても良かったんだと思う、人間じゃなければ。つまり、人間であることに疲れてしまったんだろうね。ポルコという男はさ。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2016-09-07 09:33:01) |
371.《ネタバレ》 定期的にTV放送されますが、いつ見ても安定の宮崎アニメのお手本のような映画です。若干大人向けにシフトした雰囲気作りとストーリー展開ですがいつもの雰囲気が削がれていないのはさすが。 個人的にはラストの殴り合いで一気にシラけます。せっかくの大人向けの渋い演出もこのラストで台無しなったような気がします。(結局子供のけんかかよ・・) 名セリフ「飛べない豚はただの豚だ」に合わせて思いっきりビターで苦苦なラストでも良かったと思いました。(文句書いてもこの点数なんですけどね) 【アラジン2014】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-02-07 20:50:21) |
370.安定した面白さ。ジブリの中では一番スピード感を感じられる映画。 【noji】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-03-29 21:27:05) |
369.《ネタバレ》 ハワード・ホークスの豪快で楽しい航空映画を思い出す傑作! 橋がいくつもかかる川から飛行艇をブチ上げる! アニメーションだからこそできる無茶なシーンだ。 縦横無尽に駆け抜ける飛行艇。 陸の上や船乗りには無い「男の戦い」がそこにはあった。 舞台は第一次大戦直後のイタリア。 空を飛び交う戦闘機乗りたちがプライドと命を賭けてドッグファイトを繰り広げる。 そこに「魔法で豚になっちゃた」というファンタジーをねじ込む! だのにちっとも違和感が無いのは何故だろう? 先に散っていった仲間たち。 一人だけ生き残ってしまった自分を恥じ、人間の「マルコ」を自分の中で殺し、「豚」として生まれ変わった「ポルコ」。 「戦争は人間同士でやりな」はポルコにしか言えないセリフだ。 こんなにカッコイイ豚がいてたまるか。 ストーリーは血潮が飛び交うような殺伐としたものは少なく、ポルコ(マルコ・パゴット)と空賊たちの微笑ましい「大喧嘩」。 だって空賊が子供誘拐すんのに「はぐれたら可哀想だろ!!」なんて言うんだぜ? 人質も盾にする気無し。 賊やるよりも保育園開業した方が長生きしそうな奴ばっかりだ。 オマケにポルコとフィオとジーナとカーチスの四角関係ときたもんだ。 何? 弾が切れた? そんな時はレンチとクロスカウンターよぉ! 顔をデコボコにして殴り合う! 「おっさん」と「じいさん」と「未亡人」と「女の子」しかいない映画。 そこがいい。 森山周一郎の渋みのある演技も味わいがある。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-20 20:24:44) |
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367.「ファシストになるより、豚の方がましさ」。空と海の「青」、映画全体から漂う「哀愁」が良。パスタとか札束もくすぐる。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(邦画)] 9点(2014-07-15 09:46:27) |
【Junker】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-06-27 23:46:11) |
365.きゃーっ!豚さんよう! 序盤から台詞回しが痺れる。 おときさんの歌声の良さに気づいた今だからこそのレビュー。 ぶたかっこいいぶう。 【おでんの卵】さん [地上波(邦画)] 9点(2013-10-02 00:21:22) |
364.おそろしくつまらない映画。なぜ宮崎がこれほどもてはやされているのかわからない。映像はクオリティが高く美しいが、ただそれだけ。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 3点(2013-09-07 02:33:22) |
363.監督が自分の趣味で作った作品であり、自己満足の領域を超えていない。ブタと飛行機さえあれば他はどうでもよかったのでしょう。そのため、登場人物の誰にも共感できない。残念ながらまた観たいとは思わない宮崎監督作品の一つです。ただ、ジブリには珍しく声優さんの選択はOKでした。 【リニア】さん [映画館(邦画)] 3点(2013-08-13 01:30:50) |