113.先入観なのか囚人が善人に見えてしまい実話らしくなかったですが、後半の脱獄クライマックスシーンは緊張感十分でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-05-26 21:43:32) |
112.《ネタバレ》 中盤から始まる脱獄へ向けた準備も良い。でも、退屈に感じられた人が多いらしい前半の人物紹介パートもなかなか楽しめました。キャラが立ってて面白い。アルカトラズや所長に対する憎悪を少しずつ観客に植えつけるよう演出されており、見事でした。脱獄準備中はご都合的展開も少なくないので、ちょっと残念ですね。見事に脱獄して、所長に不屈の花を見せて、ああスッキリ!という映画ではないというのも良いのです。バッツはなぜ参加が遅れ、置いて行かれてしまったのか?どのような気持ちで夜を過ごし、早朝泣きながら直立していたのか?何処かへ消えてしまったモリスたち、工作がバレ、懲罰を受けることになるのであろうバッツ。モリス以外の主要登場人物は全員アルカトラズで散ったのでしょうかね。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-08 23:47:04) |
111.《ネタバレ》 淡々とプロセスが描かれるところが男らしい感じがします。 とてもタイトな作風であり、そこが非常に魅力的です。 重要なシーンで言葉は多くなく、音楽も控えめだったと思います。 また画面はとても暗いのですが、状況が分かりづらくなることはないです。 淡々としている割にテンポがいいです。 社会派的なメッセージ性が感じられます。 エンドロール画面の"顔"が印象深かったです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-14 23:42:21) |
110.《ネタバレ》 脱獄ジャンルものは、どれだけ刑務所生活が悲惨かを観客に納得させ脱獄する囚人にいかに感情移入させるかが映画の出来を大きく左右するものです。その観点からは、もう一生シャバに戻れない終身犯は別としてもアメリカの刑務所生活は途上国なんかと比べると恵まれているように見えちゃうのが難点。そういう点ではこの映画のイーストウッドにも、飄々とし過ぎていて脱獄するぞという執念が感じられなかったのはちょっと残念です。その代わりに換気口に穴を穿つための努力を淡々と見せてくれる丁寧な描写はイイですね。看守を見張るために鏡を使うところなぞ『穴』でも使われた手口で、こういうところは万国共通なのかもしれません。ハラハラさせるところはちゃんとツボを抑えていて、ここら辺の手腕は老いたりと言えどもさすがドン・シーゲルです。音楽も最小限におさえたドキュメント・タッチの撮り方も渋いです。 アルカトラズ島の遠景が、日本の軍艦島みたいだったのが印象的でした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-17 22:17:24) |
109.脱獄モノのジャンルでいえばやはり後年になってより洗練された“ショーシャンク”の方がドラマの広がりや深みでずっと優れているとは思うけど、こちらも先駆者として侮れない出来。ごついイーストウッドがちまちまと進める脱獄計画の緻密なこと、大胆なこと。精神破綻をきたした画家だとかねずみをペットにしている調達屋とか黒人の頭役とか、脇もバラエティに富んでいる。もう少しイーストウッドと絡んでほしかったけど。人形、ふつう気づくよな・・。いやきっと本物の牢獄はもっと暗いんだよきっとそうだ と自分に言い聞かせていた鑑賞後。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-08 00:13:14) |
108.《ネタバレ》 フレッド・ウォードわりと好きなので出ているのが見られて嬉しかったです。ダニー・グローバーどこで出てたんだろう? もう一度見てみよう。楽しめて観てたんですが、締めくくりにガックリでした。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-15 21:40:54) |
107.《ネタバレ》 他のレビュワーの方も言ってますが確かに所々ショーシャンクに似てますね、もちろんこちらの方が遥かに古いわけですが。イーストウッドの渋さと緊張感ある演出が良かったです。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-31 16:15:23) |
106.《ネタバレ》 一定の緊張感で最後までハラハラドキドキしながら観れる映画で、初めて観た幼少の頃から今観ても印象は変わらない。 生き延びたのか?溺死したのか? 生存が曖昧な終わり方も良い。 脱獄犯に、こんな思いを抱くのも変だが・・・ 生き延びていて欲しいと願ってしまう思いの方が強い映画でした。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-05 15:48:09) |
105.良作。エイリアンの2より1が好きな自分は、ショーシャンクよりこっちの方が好き。派手さやこれと言ったオチはないが、静寂の中の緊張感にグイグイ引き込まれる。しかもダレない。色んな映画の元ネタを見れた気がした。またキャラクターも分かり易くていい。 |
104.《ネタバレ》 映画館でたくさん観はじめた時期。そのころから、マックイーン命だったので、”まあ、甘いね!”というのが当時の感想。その後何度となくTVにて。もはや、名作の領域。しかし、ある作品を“オンタイム”で観賞するということは、ある意味、あらゆる視点にて、その作品の本質を”熟感”(わらひの造語)できるのではないか?というのがわたくしの持論。特に、このころ膨大な映画チラシを映画館にて、あつめ始めた私は、たくさんもっているチラシは”価値の低い作品”という極めて低能な考えを持っているので、この作品なんかは、、、、、とってもたくさん、、、、持っているので、お宝という点ではもっと、もっと評価されてほしいし、逆に、わたくし的には、あんまりたいしたことネエ作品だとおもっているので、まあ、、、、、ジレンマなのである。でも、学生のころ行きました。アルカトラズ。しかし、わたしにとっては、”ブリット”のロケ地と”タワーリング”のビルの階段が超感動だったので、思い出はちまいち。ただ、島に渡る船上からみた、アルカトラズ島周辺の渦巻くその激しい”海流”の様子はいまでも、たまに、思い出す。また、主人公が作ったような紙製の頭の模型はこれ観たときから、ずうーーと前から自分でも作りたいなあ!、、、、、とおもっている。(絵具で色塗って、ホントの髪の毛取り付けてね!) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-06-19 00:15:53) |
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103.《ネタバレ》 バッツは何故、脱獄をためらったのだろうか? ちょっと考えてみる 奥さんが面会に来た が、話の途中で面会のルールに触れた為会話を切られてしまう 無言のまま奥さんとガラス越しに手を(指を)合わせる 奥さんと元の生活に当然戻りたかったはず(奥さんはボロ泣きしていた) 脱獄した3人との違いは何だったのか 3人に面会者は来ていない 3人は顔なじみで 過去に脱獄経験がある(食事中に話していた) 3人と一緒に脱獄計画を立てることに満足して(ある意味生きがいを感じて) 実際事の重大さ 脱獄に失敗して殺されるか 未遂に終わり刑がさらに重くなるか どちらに転がっても大変な自分の立場に初めて気づいたか それがベッドで泣く姿に表わされていたのか ひじょうにシンプルな構成・素晴らしいキャスティング(C・イーストウッドはこういう役はよく似合う) 超ドキドキの展開はまさに制作陣の手腕 脱獄モノでは間違いなくNO1だと Wikに当時の写真が公開されてますね(ビックリ)客観的に見ればチャッチィけど 史実に基づいた(といわれる)本作を考察するには十分興味深いものであるとオモイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-06-18 23:16:27) |
102.《ネタバレ》 おそらくこれを元にした作品は多いだろう。脱出方法をふくらませても、囚人達をふくらませてもいいだろう。はたまた所長をふくらませてもいい。監獄の生活、多くの表情を必要としない映画にゃ強いねイーストウッド。 |
101.緊張感を最後まで画によって持続できる数少ない映画。音楽や手ブレのような効果はかなり限定されている。画面の暗さも徹底しており、素晴らしい出来。 ショーシャンクの原案ってこれじゃないのか? 相当似ている。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-28 22:48:24) |
100.タイトルそのまんま、実話を基にした映画らしい。 脱走過程の描写などは、もうパターン化した感は否めないが、やっぱり面白い。 イーストウッドのキャラは安定感があって、最後まで安心して観ていられた。 映像がちょっと暗く、古い映画なので演出もあまりよくないのが難点。 ドラマ性は薄いけど、娯楽要素の強い作品ということで、普通に楽しめる映画。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-08-15 10:15:46) |
99.硬派な脱獄モノだが、ノンフィクションならではのリアリティがしっかりと感じられて良い。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 21:51:53) |
98.脱獄物の金字塔と言えばやはり「大脱走」だが、この「アルカトラズからの脱出」は全くその逆だろう。軽快な音楽とともに見せる脱獄と静かに淡々と見せる脱獄。リアリティを突き止めればこちらの脱獄の方が上。実際の脱獄は静寂の中で行われるものであり、大したドンパチも無く看守が気づけばもう逃げてた、という感じだと思う。登場人物の人間像を深く描かなかったのは大正解。恐らく作り手が2流だと「大脱走」を意識して深く、強く描いてただろう。だがそこは流石シゲル。んな作品の事知るかと言わんばかりの薄さ。こういう所に作り手の度量が伺える。 【関白宣言】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-07 03:35:47) |
97.《ネタバレ》 脱獄ものに失敗作があまり見当たらないのは、「脱獄」という行為そのものに対する憧れのようなものが我々にはあるからだろう。さて、本作はドン・シーゲル監督とイーストウッドによる、硬派な実録脱獄もの。とは言え、意外にエンターテインメントしており、観ている間はかなりドキドキする。人間ドラマも描かれているが、鬼所長とお人好しの囚人との確執みたいな、刑務所ものではよく見られるシチュエーションで、『大脱走』よりも淡白な印象を受ける。また、脱獄そのものも拍子抜けなほどあっさりと成功し、『ショーシャンクの空に』のような爽快感はあまりない。もっとも、苦みばしったイーストウッドの男臭さを堪能できればそれで良し。囚人たちのバックボーンを無駄に描かなかったのは巧い。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-06 21:27:49) |
96.《ネタバレ》 見事な脱獄劇でした。淡々としたストーリー進行の中、時折割り込んでくる緊張感がちょうどいいです。鈴虫や鳥の音が聞こえてくるくらい、静かな脱獄模様は、素晴らしかったです。緊張感があってこそサイレントな場面が活きてくる訳で、、、かっこいいとすら思えてきます。ごちゃごちゃと伏線を作らず、頑なに「脱獄」というメインのみを照らし出している脚本は、とても硬派で好感が持てます。この硬派な部分がクリント・イーストウッドと実に良くマッチしています。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 00:58:51) |
95.ただ単純に面白いと思います。脱獄のモチベーションとして所長の人間性を描くことはは多少は必要かもしれませんね。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-13 16:12:24) |
94.脱獄モノというのは、それだけを主題にするとどうしても短調になりがち。それに配慮してか、この作品は、さまざまなエピソードを挿入しているのだけど、エピソードが、うまくからみあっていないので、心的風景や人と人のつながりが中途半端にしか描けていない。結果として、イーストウッドの演技力に何をみるかという映画になってしまっている。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-24 09:22:58) |