77.話はいたってシンプルだが却ってオードリーの可愛さやワイルダーの手腕が引き立っている。シャンパングラスやハット、ステッキを始めとした小道具の使い方はやはりうまく、ウィットに富んだ台詞回しと全体のお洒落な雰囲気はワイルダー作品の醍醐味である。「月が手を差し伸べるのよ」は名台詞。 俳優陣は豪華だが、ホールデンとボギーの対立、ボギーと監督、オードリーの不和など舞台裏のゴタゴタがどうも映像にも反映しているようでポップなラブコメにブレーキをかけているような気がしてならない。希望していたケーリー・グラントでも良かったが年齢的にはそして彼のキャリアからしたらホールデンをはめても良かった気もするのだが。 さて本作は衣装も印象的で楽しむことができ、イーディス・ヘッドのサブリナパンツもそうだがこの作品でオードリーが初めて出逢ったユーヴェル・ド・ジバンシーの衣装も見逃せない。ドレスもそうだがパリから帰ったときのスーツ姿は何とも目を引くものがある。 【きいろのくじら】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-09 19:10:48) |
76.《ネタバレ》 ハンフリー・ボガードが主役なはずなのに、サブリナ(オードリー・ヘプバーン)は最初彼には恋せずその弟に恋しているので、「この後どうやって話を展開していくんだろう。」とワクワクしながら観ていました。が…、あの流れは少々無理があるような気がしました。ボガードが演ずる兄貴がサブリナに恋していく感情の動きがうまく表現されていなかったように思ってしまったのです。ただ、サブリナのあの美しさを見れば仕方がないのかもしれませんね。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-22 00:25:51) |
75.《ネタバレ》 とてもいい話なんだけどな~・・・ 特に後半になるにつれよくなる。 しかしどうもビリー・ワイルダー的演出が鼻につく。 作り手を観る者に意識させてしまう演出。 これが良いのか悪いのかは別にして、個人的には苦手な作風だ。 ただ、終り方はなかなか良い。 あのひっかけた傘が何を意味していたのか瞬時には分からなかった。 でもしばらくして意味が分かり、「う~ん、鼻につくけど巧いなぁ・・・」と言わざるを得なかった。 二人の間をいったりきたりしてしまう恋愛真っ最中の不安定な心情は、個人的には経験があり、とても共感できた。 これら、ラストの傘のシーンと共感できた部分を考慮して7点を献上したい。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-28 16:36:37) |
74.《ネタバレ》 オードリー、綺麗すぎ!!サブリナパンツ+エプロンがキュート、しかも本作ではホンモノの歌声まで聴ける!そしてオードリーがいじらしい。これだけアイドルの素材を活かしながらもアイドル映画と感じさせないあたりは、さすがはワイルダー監督!(と言っても個人的には時にハナにつくワイルダーテイストですが、本作ではまさにゴキゲンな出来栄え) また素晴らしき名曲 "Isn't It Romantic" そして"La Vie En Rose" の使われ方もまさにロマンチック(この2曲のスタンダードは、まさにマイベスト中のベスト) 1950年代のハリウッド映画のええとこだけを凝縮したような映画で、ボガートもホールデンもええよな~!特にラストの船上のシーンは素晴らしく、こんなボギーを、もっと観たかったとつくづく思ってしまいました。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-06 06:40:02) |
73.中ごろからだれ始めた。パリから変身して帰ってきて最初に登場するシーンはハッとした。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-23 09:10:04) |
72.ボガードとヘップバーンなんて絶対ミスマッチだろう、という勝手なイメージから、ずいぶんと鑑賞するのが遅くなってしまったこの作品。ところがどっこい、、、確かに上記の二人の演技はどうにもかみ合っていないような気もしましたが、逆にそこがよく思えてしまいました。かみ合っていないように思えたからこそ、ラストシーンにちょっとした驚きがあったような、、、”アパートの鍵”や”昼下がりの情事”とはまったく違った味わいがそこにはありました。 それにしてもあのラストシーンのボガードはチャップリンぽかった、、、 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-09 15:11:04) |
71.ヘップバーンと細かなジョークが愛らしい映画。個人的にはお父さんの言葉ひとつひとつが頭の上に落ちてきて妙に納得させられた。切ないねえ、パパ。それからバナナの歌大好き。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-12 23:34:06) |
70.前半は好きなんだけどなぁ~特にサブリナの手紙とかマジで「キャワイイ!!」って思うほどに観てる方が胸キュンしちゃうくらい可愛かったのに後半からストーリーがダレて面白くなかった。 【たいがー】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-07-01 23:34:08) |
69.ボガートとホールデンのお尻をめぐってのコントシーンなんて、最高じゃないですか。ボガートなんかマジメな表情でコントしてくれるから、もう可笑しくて。映画ファンを公言しつつも不勉強な私は、この映画をつい最近やっとちゃんと見たのですが、もっとマジメな恋愛ドラマだと思ってました。実際はカル~いノリで笑わせてくれる映画だったのね。ただただヘップバーンの美しさや、ボガート、ホールデンという名優のすっとぼけた演技を楽しんでいれば、それだけで十分な映画、他にはなんにもいらないや。後半、黒で統一されたファッションのヘップバーンを見て「サブリナパンツはいてる」と思った次の瞬間、「違う違う、サブリナパンツをはいてるんじゃなくって、あれこそがサブリナパンツの語源」と自分にツッコミ。そういえば亡き母が、ヘップバーンカットもサブリナパンツも日本で流行る前にいち早く取り入れたと自慢してたなぁ、なんて思い出した夜でした。でも、かーちゃん、あなたは典型的な昔の日本人体形でしたよ・・・。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-03 00:49:41) |
68.ミイラ取りがミイラになったような映画(?)。あの最後の展開はあまりに唐突過ぎて未だに納得できないです。なんでそっちとくっついちゃうのよ? あれが当時の恋愛観だったんでしょうかね? 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-27 01:19:47) |
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67.ストーリーには特に見るべきところはなかったけれど、ビリー・ワイルダーらしいコメディタッチとセリフで楽しんで見ることができた。オードリ-・ヘップバーンの可憐さで見れてしまう作品だ。もちろんボギーとホールデンもかっこよかった。ヨットでのバナナの歌には笑ってしまった。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-08 15:14:25) |
66.《ネタバレ》 「ローマの休日」の直後に撮られたオードリー主演第2作という事もあり、若きオードリーがとにかく可愛くてキラキラ輝いてますね。 正直言ってストーリーは平凡だと思いますが、この映画の真骨頂はそんな所にあるのではなく、オードリーのファッションやビリー・ワイルダーの粋な演出、魅力的な登場人物達など、まるで御伽噺のような世界を楽しむための映画なんでしょう。 不満が有るとすれば、サブリナがライナス(ハンフリー・ボガート)に惹かれて行く過程の描写が少し不充分だったかなと思います。 そのため、ちょっと唐突な印象を受けてしまいました。 御伽噺にそんな細かいツッコミは野暮だとは思いますが。 |
65.オードリーは言うまでもなく可憐だ。ただこの作品は、変身後のストーリーが中心になっていて、変身前の話はほとんど流すだけという感じになっているので、個人的には王道のシンデレラストーリーになってしまうかもしれないが、変身前の、木の上から憧れを覚えるサブリナの心情、パリに出て、心身共に成長し、可憐になっていくサブリナの様子などをもっと丁寧にじっくり描いて、変身後のストーリーを大幅に削ってでも変身後のサブリナを"ワッ"と際立たせる構成にして欲しいと思った。と言っても、ユーモア溢れる演出、セリフ、仕草などから、この映画が可憐で、何年経っても色あせない名作であることは間違いないですが。 【A.O.D】さん 7点(2004-12-08 16:58:17) |
64.全編を通してビリー・ワイルダーらしく、コメディの要素を多く取り入れた作りは、終始とても楽しませてくれました。さらにストーリーも、片想いをし続ける若き女性の心の成長を切なくも美しく描き出す純愛ラブストーリーは、とても感動的でした。そのストーリーの展開、一つ一つが切ないけれど、その次の展開が期待感を強く抱かせくれる。展開は予想できなくもないのですが、予想と現実ではやはり美しさと楽しさの量が違う。そしてオードリー、やはりあなたは美しい。この一言に尽きますね。で、この映画はビリー・ワイルダーの描き出す世界に、オードリーの可愛らしさと美しさが絶妙に混ざり合い、文句無しの素晴らしい作品となっており、まさに『麗しのサブリナ』でした。 【ボビー】さん 8点(2004-11-30 15:14:43) |
63.おもしろかった。音楽が良かったです。オードリーのファッションがオシャレでした。サブリナパンツがよく似合っていました。 【ギニュー】さん 7点(2004-11-16 22:06:55) |
62.《ネタバレ》 デイビッド、お前いいやつだなぁ。 【よしふみ】さん 8点(2004-10-11 11:48:18) |
61.ストーリー全体としてはいまいちなのだが、細部のせりふが、ワイルダーらしくてよかった。殴られてくるりと一回回るホールデンも素敵だった。 【HK】さん 8点(2004-10-08 09:17:20) |
60.《ネタバレ》 ビリー・ワイルダーの映画は初めて見ましたけど、この映画でワイルダー好きになりました。随所にちりばめられた小ネタにヤラレタって感じ。 「The moon's reaching for me.」や「今は月にロケットを飛ばす時代だ」もいいのですが、私が一番気に入ってるのが、「幸福な恋ならスフレが焦げ、恋に破れてるとスイッチを忘れる」(←なんとなくそんなような気がする)でしょうかね。あと、「昨日はお湯の沸かし方を習いましたが・・」にも笑わせられましたが、サブリナのお父さんが手紙を読んでいるときの「That's good.」と「That's bad.」の繰り返しが最高でした! 穴のあいたハンモックやラージサイズの気付け薬などの小物使いもとても良く、また、メインのラブストーリーはともかくとして、この映画に出てくるララビー社がプラスチック会社だというのがうまい設定で、むしろそっちの方にストーリーの良さを感じてしまいました。サブリナの心変わりに疑問を感じる人がいて、それでこの映画をつまらないと言う人もいるのはわかりますが、フランスに恋するサブリナの気持ちが映画全体に溢れていてそれが主人公の人物像をうまく引き出しているところや、「前の席と後ろの席があって、間に仕切りがある」などのキーワード的なセリフがあったりと、トータルに見て一作品としての構成が良く、最も(?)映画らしい映画って感じがします。 あと、♪We have no banana~は私も好きですよ(笑)。 【もっつぁれら】さん 7点(2004-09-12 13:39:00) |
59.すべてのロマンチック・コメディの基本形。ボギーが多少くたびれかけて精彩に欠ける点を差し引いたとしても、磨きに磨かれた台詞と構成の妙=ワイルダーの名人芸はいささかも損なわれない。「ラ・ヴィアンローズ」も名曲だけど、オードリーとボギーがクルージングしてる時ラジオから流れてくる「バナナの唄」が個人的に好き。あの歌詞って笑えませんか?オレだけかなあ・・・、誰も触れてないし。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-07-03 17:14:58) |
【コジコジ3】さん 10点(2004-06-27 10:57:07) |