44.完全に静の映画。暗転が多かったりと撮影手法が印象的です。他になんていったらいいか、僕にはまだわかりません。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-23 18:29:29) |
43.【再視聴】見たことを全く忘れていて、レビュー書こうと思ったら10年前に書いていた。で、感想は全く変わらない。 映像をあそこまでぶつ切りにして、それでも見せるというのは まあすごいけど、ただそれだけ。 ↓10年前 雰囲気はまあ嫌いではないのですが、余りに中身がなさ過ぎでは? ギャンブルだけで生活しているように見える二人は実は凄腕? 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-10 09:12:47) |
42.雰囲気が最高。何気ないシーンからにじみ出てくる性格や心理、優しさが心地よい。ちぐはぐさを出すことにかけてはジャームッシュはほんと天才だと思います。これぞ映画。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-05-09 00:49:57) |
41.《ネタバレ》 独特の空気が漂った映画でした。まったく弾まない会話や登場人物の行動、雰囲気など作品の至る所から感じる脱力感。競馬に出かける二人に置いていかれたエヴァの側をうつし続ける事で観ている側にも怠惰感と退屈さを共有させ、場所が変わっただけでやってる事が変わらず全く魅力を感じない二人の男。毛嫌いしていた祖国に望んでいない形で帰るウィリー、二人がブダペストに向けて旅立ったと思っているエディー、モーテルに戻ったエヴァとその後に流れるエンドロール。その全てのかみ合わなさ加減とゆるさ、リアル感がとても心地よかったです。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-24 19:05:43) |
40.どこにでもありそうなお話し。 その上、気詰まりな雰囲気、弾まない会話。 わざと?と思える、遠くからのショット。 それでいて、3人の気持ちがこんなに近く感じられるとは! こんな語り口で、私をぐいぐい引っ張っていくジャームッシュ監督は素晴らしい。 これぞ映画の醍醐味だと思う。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-11 22:25:23) |
39.この何とも人を食った終わり方が良い。「ここではないどこか」へ行っても、さえない日常は変わらない。モノクロームで描かれた若者たちのリアル。ジャームッシュはこれが一番! 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-05 07:41:19) |
38.これより『ナイト・オン・ザ・プラネット』『ダウン・バイ・ロー』の方が上です! 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-10 17:44:10) |
37.「ワンシーン/ワンカット」の画面構成が非常に印象的(最初は違和感を感じましたが…)。別段大きなドラマがあるわけでもなく、その日その日を何となく生きている3人の若者のグダグダな生活の断片を、文字通りブツ切りにして並べただけのような映画。このテの映画ってあまりグダグダすぎるとただ単につまらない映画で終わってしまうけど、この映画の場合はその辺のさじ加減が絶妙。どこがどうというわけでもなく絶妙。内容よりも雰囲気を楽しむ映画のように感じました。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-09 16:22:24) |
36.非常にクールな感じで、心地よい時間が過ごせる映画ですね。メッセージや情感に溢れた作品も好きですが、こういうスタイリッシュな格好いい作品も良いですね。 ストーリーは結構まったり進むんですが、フェードアウトが多用されていて非常にリズム感のある仕上がりになっています。 まあ、たいていの映画だと観ている途中で展開がある程度見えてくるんですが、この作品は最後まで読めませんでしたね。正直、「一体どうまとめるんだこの話を」と思いながら観ていました・・・・・。 ラストについては、「上手い!」の一言です。 スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの曲が凄くハマっていて格好良かったです。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-18 17:04:30) |
35.終わり方はすごく好き。好みのカットがいくつかあった。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-03 03:13:16) |
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34.《ネタバレ》 『ダウン・バイ・ロー』にそれほど入ってゆけなかったのはコイツのせいかもしれない。それほどに衝撃的な映画だった。ジャームッシュ作品の中では『デッドマン』と共に大好きな映画。衝撃的といってもお話の展開に劇的なものは無い。登場人物たちの感情の高ぶりすら描かれない。にもかかわらずとてつもなくドラマチックに感じさせてしまうこの映画はやっぱり衝撃的。普通、黒を際立たせて美しさを出すモノクロ画面も、この作品は白を眩いばかりに際立たせているのも衝撃的。現状に漠然と希望を見出せない3人の男女がいくら場所を変えても何も変わらない。だけど特に印象的な言葉を交わすこともなく、ただいっしょにいるだけなのに、だんだんとお互いを思いやってゆく関係になってゆく様は感動的。ラストですれ違わすことで徹底的にドラマチックな現象を起こさせない。それでもそのすれ違いによって優しさが露呈される。そのとき、ささやかな日常に大いに感動する。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-10 16:22:57) |
33.観ている間中エヴァの前髪が気になって仕方がありませんでした。立ち過ぎじゃないですか?ウィリーの恋する様子が微笑ましくもあり、じれったくもあり。思いは通じるのか、と観ていましたが、ドラマティック性を排したラストでしたね。現実ってこんなもん。クスクス笑えて良かったです 【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-19 12:44:14) |
32.週刊スピリッツの「THE3名様」をジャームッシュが撮ったらこんな感じか。 【カタログ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-24 23:16:10) |
31.アメリカ人になろうとスタイルばかり気にして生きているウィリー、田舎から夢を抱き何かを求めにきたエヴァ。彼等にとってアメリカでの生活は夢のようなものでなく、日常にどちらかが入り込む非日常は疎ましくもあるが、日常からの脱却を夢みるお互いにとって何かを起こす勇気となる。現実はフロリダに行けば夢のような生活があるわけでもなくニューヨークの片隅と何も変わらない。それぞれの想いはただ空回りして終わっていくが、やがて彼等は何もない日常へ何もなかったかのように戻っていくのでしょう。この物語の中で最もアメリカ人らしく生きているのは、英語をしゃべらないくせに罵る際にサノ○○ッチ!と叫ぶ叔母ちゃんなのかな。学生の頃見た時は人前ではカッコつけて面白いと言い、部屋にもポスター張ってました。でも当時は全然面白くなかった!ウソついてました、ゴメン。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-17 17:42:38) |
30.この映画なぜかついついまた見たくなる。見るたびに彼らの微細なしぐさがおかしくもあり、哀しくもある。TVディナーの肉には見えない肉、バカバカしいスポーツにしか見えないアメリカンフットボールで奇妙な「新世界」を目にしたエヴァのクールな視線。エヴァが去った部屋でただバドワイザーを飲むウィリーとエディ。彼らは動けば何かが変わるのではないかという期待に、雪のクリーブランド、常夏のマイアミへと場所を移していくが、何にも変わらない。三人のすれ違いがすれ違ったままであるのが愛しい。そんな彼らをコントラストの効いたモノクロで綴るフィルムが眩しい。J・ホーキンスの「I Put A Spell On You」の旋律がフィルムに憑依して美しい。 【彦馬】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-12 00:28:19) |
29.昔見た時はあまりに退屈だったので諦めたのだが、今回見て、意外な程楽しめた。同年公開の絢爛豪華な「アマデウス」とは相反する渋いモノクロ。音楽も荘厳なクラシックではなく、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス。さすが!! |
28.心地好い静けさ。心地好い雰囲気。心地好いモノクローム。全てが曖昧なまでに細切れで、でも長回しで、それが伝える時間の儚さや人間の不器用さがなんとも可笑しくて心地よい。今までそこにいた彼らはどこかへ行き、でもそれまでそこにあったものは変わらずそこにあり続け、そして取り残された者たちは何を想い、何を感じるのだろう。この映画の伝えようとするメッセージは底知れず、考えれば考えただけ溢れてきそうで、思わず蓋をしてしまう。しかし僕はそれでも構わないと思う。だって閉じてしまっておけばそれは永遠に消え失せることはない。この映画はまさにそんな映画だ。 【ボビー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-16 22:16:46) |
27.こういう映画は好きですねぇ。常に画面に無意味さというか、退屈さが出ていて、それは主人公たちがどこにいても、何をしてても変わらない。ラストも好きです。 |
26.ストーリーに振幅がなさすぎます。もともとそういう主旨の映画でしょうし、そこにケチをつけるのが的外れなのかもしれませんが。まぁ、私としては時間とレンタル代金の無駄もいいところだったので、これぐらいの苦言はご勘弁を。 【K】さん 3点(2005-02-25 17:10:45) |
25.《ネタバレ》 これは映画館で観るべき映画。フィルムの使用残り断片を使って撮ったため、シークェンスが切れ切れになり、随所にブラックアウト画面が挿入されることになった、と封切り時の紹介にあった。フィルム断片の長さがほんとにまちまちなので、この辺でブラックアウトするな、という予測がまったく成り立たない。映像のつながりが不意に途切れ、映画の意味を見失う瞬間が心地よい。それには映画館の暗闇が必要。自宅リビングで消えたテレビ画面を睨んでてもダメでしょう。映画の中のシチュエーションもストーリーもありがちのものだけれど、映画の中と映画の外(ブラックアウト)を予測不能の間隔で往復させられる体験は、この映画に固有の効果。世界のつじつまが外れて行く、というのはジャームッシュのこだわりだけれど、この映画は、ブラックアウト画面を観させられるときに、一瞬、観客自身もつじつまの外れた世界に入り込むような錯覚が生じる。 【哲学者】さん 9点(2004-07-03 12:30:40) |