24.《ネタバレ》 ガスは正に昔気質の職人。自分のやり方を頑なに変えようとしない石頭で時代遅れの男です。その生きた化石のようなじいさんが、経験と情熱だけで最先端のITベースボールに一泡吹かせる。何だかすごく気分がいい。スポーツの世界にテクノロジーを導入することは、全く悪いことだとは思わない。でも、私はガスじいさんのやり方を圧倒的に支持する。古臭いけど人間味があるし、何より選手への愛が感じられるから。いくつか見られた強引な展開はご愛嬌ということで目を瞑りましょう。期待通りの幸せな結末がむしろ心地よい映画でした。なお、本筋とは関係ありませんが、俳優業を引退していたクリント・イーストウッドは、本作が監督デビューである愛弟子ロバート・ロレンツの為にスクリーン復帰を果たしたそうです。微笑ましいエピソードということで、蛇足ながら記しておきたい。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-26 18:31:47) |
23.クリント・イーストウッドが演技をしているというだけで意義のある映画ですが、ティンバーレイクがあまりにも邪魔でイーストウッドがよく見えなかったです。ティンバーレイクの出演シーンを全てカットしたバージョンが出てくれると嬉しい。 【カニばさみ】さん [試写会(字幕)] 6点(2013-08-10 23:40:38) |
22.《ネタバレ》 本当に王道というか、まあ予定通りって感じの話なんですが、気持ちよく楽しめました。ガスの頑固おやじっぷりとかミッキーのいかにもアメリカの明るい女の子キャラとか…。 全然野球に詳しくないんですが、面白かったです。 しかしカーブが打てないってそんなスカウトの最終段階までわからないもんなんですかね?指名1位の選手はにくたらしい高校生だけど、なんか大人の都合に振り回されて気の毒…。 最後が少年漫画の連載の10週打ち切りで今回最終回で全部まとめます!みたいな都合の良い展開になってあらららら・・・・。で-1。 【ぺーこ】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-07-20 16:44:35) |
21.《ネタバレ》 王道すぎるって意見の方も多いと思いますが、私はヒューマンドラマと言うジャンルにおいてここまで王道なのは逆に最近見ない気がしていましたので、本作には大満足でした。このような言い方をすると気を悪くする方もおられるかもしれませんが、20世紀の半ばに青春時代を駆け抜けたまさにクリント・イーストウッドさんらしい作品だと思いました。おそらく全世界でリリースされることを想定した自身の作品に、自分の老いた姿を惜しげもなく披露する・・・。劇中の彼の姿はおそらく実際生活を送る彼とそう大差は無いでしょう。目も悪くなり、足もふらつき、それでも撮りたい、写りたい。尊敬すべき人だなと素直に感じました。ただ写りたいだけで役者をやってる人たちとは格段に違うと感じました。 さて内容のほうは、序盤にピーナッツの青年が有望スラッガーのボーに思いっきりピーナッツを投げるシーンで、 「おっ、彼はもしかしてスカウトされるのでは」と思ったのですがその後全然出番はなし。なんだただの振りかと思いきやまさかのラストにぶち込んでくる!!嬉しかったですね。 個人的に納得できないのはフラナガン(=ジャスティン・ティンバーレイクさん)が勝手な誤解でキレていったくせに何事も無かったかのようにミッキーの元に戻ってくるシーン。そりゃ結果だけ見れば戻りたくなる気持ちも出てくるだろうが、結果見て考え変わったってそりゃあんた試合の一つも観ないでコンピュータでスカウトの管理をしていた彼と同じではないかい???そこには激しく疑問と憤りを覚える。それなら最初から付き合ってた彼のほうがまだマシだと思えた。ミッキーの今後に不安・・・。 その他の点はもう皆さん語ってもらっているので多くは言及しませんが、やはり娘を想う父親の気持ちってのは良いもんですね。しかも二人とも野球が大好きで、それに関しては呼吸がピッタリという。もうオヤジ嬉しいだろうなあ。片親になってしまって苦悩して苦悩して、考えた末に娘を遠ざけることにしたと言うのが何とも切なくて良い。 良いもの観ました。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-07-18 22:31:34) |
20.クリント・イーストウッドの男優復帰作品ということと、題名(邦題)の良さにひかれ鑑賞した。なるほど彼の熱演は光るし、娘役のエイミー・アダムスもいい。父と娘の対立や葛藤、相互の理解など親子関係の表現もまずまず、ところがどうも終盤の都合良く事が運ぶあたり映画に深みが感じられない。それに「人生の特等席」という邦題も何が特等席なのか、ピンとこなかった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-06-27 18:24:46) |
19.《ネタバレ》 ラストのご都合主義にはちょっと首をひねりました。 【K】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-06-15 06:46:04) |
18.《ネタバレ》 映画としては王道そのもの、MLB好きなのもあって楽しめました。いろいろ、細かいところはありますが、大して気にしないことに。クリント・イーストウッド自体、この頃の頑固で、一本通った老人というキャラを確立していますが、これはこれで良い感じではないかと。しかし、前作で引退と言っていたのですが、少し歳を取り過ぎました金。なにか、演技ではない老いの表れがすこしつらいです。 【min】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-03 23:55:58) |
17.《ネタバレ》 メジャーリーグが好きということもあるのでちょっと贔屓目になってしましますが、ベタな安心感のある内容にホッとしました。 最後にピーナッツ屋を発掘したあたりなんかは唐突すぎた感もありましたが、途中気になってた「伏線」も回収したしヤレヤレです(^^; 「グラントリノ」で一応の節目を迎え、すっかり牙の抜けた(?)頑固おやじイーストウッドの晩年のあがき作品としては丁度いいと思います。 【午の若丸】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-05-04 22:43:00) |
16.《ネタバレ》 クリントも娘役の女性も、とてもいい演技してましたね。クリントイーストウッドが出演している作品はどれも、頭でひねくり回して構成の巧妙さを披露するような映画とは対極にある、とっても素直で地に足のついた人間ドラマだなぁと感じます。だからすんなり共感出来るし、話に入っていける。イーストウッドは、頑固ですぐカッとなる、それでいてある種現実から常に背を向け続けるそういう弱さを持つ老人の役。このキャラクターがまた凄くシンパシー感じるんですよね~。そういう人いるよな~、いや、男ならある意味、こういう要素って誰にでもあるよな~、とか。そして娘もまた父親譲りの頑固というのが良い。等身大の親子の物語であると同時に、ラブストーリーでもある。あぁ、やっぱり恋愛っていいよな、て思わせてくれる、そんな描写。終盤の、たまたま見つけた子が偉ぶった高校生&いけ好かないスカウトを打ち負かす展開は月並みだけど、親子と恋愛の二本柱がもれなく共感出来たので7点献上。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-05-01 23:14:52) |
15.《ネタバレ》 リゴが投げるストレートとカーブでストーリーはグイグイ押し進んで行く。 良い映画にはフォークボルやナックルなどのややこしい変化球は必要ない。 分かりやすいストレートな展開と、時折見せるカーブした球が『ああ、そう曲がってミットへ収まったか!』とニヤリとさせられる伏線との繋がり。 グラントリノで俳優引退したクリントを、スクリーンの中に呼び戻してくれた監督に感謝。 で、1カ所よく理解出来なかったのは、ミッキーを親戚や寄宿舎に預けなければならなかったのは 変態痴漢野郎を殴り殺して刑務所に服役でもしたからやむなく? 【Pea Shan】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-04-30 23:33:05) |
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14.安直すぎる展開に、絵に描いたような予定調和..もっと深い物語を期待していたので、少しガッカリ..でも、イイ話ではあるので、それなりに楽しめると思います... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-26 20:11:57) |
13.イーストウッド主演だと後味に苦みや渋みが残るのを覚悟して観るのですが、こりゃすっきりの映画でしたね。ここまですっきりエンドだと逆に捻りが欲しくなると言う無いものねだりですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-21 15:02:43) |
12.《ネタバレ》 映画を観終わってから改めて原題の、「Trouble with the Curve」も悪くないな~と思えた。1位指名した選手が、実はカーブが苦手というのもちろんあるが、この映画の主役である親子の人生もまた、曲がりくねったカーブの連続だからである。故に互いになかなか分かり合えず衝突を繰り返す。新人選手の苦手と、親子ふたりの関係性を上手く表現したこの「Trouble with the Curve」、私は好きですね。ただ邦題の「人生の特等席」も、ナイス!と言いたくなる絶妙なタイトルだと思います。映画自体は良くも悪くも、平均的なまとまり具合かな。ただ一つ私的に気になった点は、ジョニー・フラナガン役のジャスティン・ティンバーレイクがどうしても、しっくりとこなかったことですかね。なんかね、サイコちっくな面構えなんですよ。ごめんなさいね。だからどうしても、温かい眼差しで恋の行方を見守る事が出来なくって・・・。逆に、娘役のエイミー・アダムスは素晴らしかったですね。これといった特徴はないものの、安心して見ていられるという安定感はズバ抜けています。ヒット作には恵まれてはいないものの、過去に何度も助演女優賞にノミネートされてるだけのことはあります。そんな彼女にもついに陽の光を浴びるチャンスが訪れます。2013年公開予定のスーパーマンの新シリーズ。そのスーパーマンの恋人役に抜擢されたんです。言わずと知れたロイス・レーンです。今からとっても楽しみです。で最後は御大イーストウッド様。首周りのシワがかなり目立っていて、なんかニワトリを連想しちゃいました(笑)さらにオープニングがいきなり放尿シーンとは・・・(笑)テーブルに足をぶつけ、ハンバーグを黒焦げに焼き、愛車を車庫から出すだけでボロボロに・・・。それでも格好良いって何なんだよ!もうね、色んな意味で泣けてきますよ。ほんと。もしかしたらイーストウッドというポジション自体がすでに、人生の特等席、そのものなのかも知れませんね。 個人的にイーストウッドが好きなので、ちょっと甘めの点数を献上。 |
【枕流】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-04-18 07:33:15) |
10.イーストウッドはいつも古き良きアメリカを自ら演じながらも、WASPではない米住民にスポットを当てる。ベタではあるが、ぶれないテーマ。「勧善懲悪」の分かりやすい展開は、ある意味心地良い。9に近い8かな。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-04-13 00:04:05) |
9.《ネタバレ》 とても期待して観たのであまりひねりがなく何かスッキリというかサッパリ 終わった感じで物足りなさが残りました。 クリントさんの弟子的?監督だったんですね。 んん~・・やっぱりグラン・トリノの苦さの中にも滋味が残る後味や 人間の底知れない悪意と善意の交錯が心に残るミスティック・リバー、 ホント上手くいかず悲しみに覆われるミリオンダラーベイビーの ような一筋縄ではいかないのが好きです; 【AKO】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2013-01-30 23:19:09) |
8.デジャブかと思うほどいろんな映画のいいとこ取りのようなできすぎムービー。エイミーアダムス万能すぎてワロタw 【HRM36】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-01-07 14:49:02) |
7.《ネタバレ》 こういうわだかまりのあった親子が絆を取り戻していくドラマに弱いんだよね。でもクリント・イーストウッドではすでに父親じゃなくて祖父の歳だよ。感じの悪いボーをガスが選ぶことはないだろうと思ってたがドラフトでは結局GMの判断でボーを獲得してしまい、どうオチをつけるのかなと思って観ていたが、ミッキーがモーテルの表で無名の新人をあっさり見つけてしまうのは唐突過ぎでご都合主義だ。しかしながらそれ以外は、いいストーリーだったしガスもミッキーも逆転で名誉を回復する大団円で、鑑賞後はいい気分で帰ることができた。クリント・イーストウッドが大好きだからあえて言うのだが、このひとは監督せずに俳優に徹した方がいいよね。好み45/50、演出13/15、脚本9/15、演技9/10、技術7/10、合計83/100→8/10点 |
6.《ネタバレ》 ベネット・ミラー『マネーボール』では裏方に徹する功労者を表わすように、 ブラッド・ピットの像は濃い陰影が強調されていた。 イーストウッド&トム・スターンなら更にロー・キーかと思いきや、 ストーリーの明朗さとロケーションの解放感にあわせて、 ポジティヴな画調が爽やかだ。 暗闇が活かされるのは、 エイミー・アダムスからの電話をそれと知らずに悪態をついてしまう イーストウッドを照らすランプの灯や、夜の漆黒の湖、 忌わしい過去を仄めかす短いフラッシュバック映像くらいである。 その回想の中に一瞬現れる彼の禍々しい形相はやはり 『タイトロープ』からのものだろうか。 スコープサイズを活かした横並びの対話劇。 それを捉える奇を衒わない構図と編集。その堅実な語り口に品がある。 視力の衰退した静のイーストウッドに対し、 ビリヤードにダンスに投打にと、颯爽とした動が 魅力的なエイミー・アダムスが彼の球を打ち返す。 楽しげにグラウンドを駆ける娘と、彼女を眩しそうに見る父親。 そこで緩やかに旋回するカメラと、 静かに流れる音楽によって豊かな情感が流れてくる。 そして、彼女は何の躊躇もなく携帯電話を軽やかに投げ棄てる。 その決断のアクションのシンプルさ・軽快さこそが素晴らしい。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2012-12-03 23:52:44) |
5.《ネタバレ》 微妙な部分は多々ありますが、細かいことは気にせずに好意的に観れば後味も悪くないし楽しめます。 【ないとれいん】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-12-02 17:09:21) |