13.《ネタバレ》 いま見終わりました。
基本B作ですが、色々と惜しい作品でも有ります。
私が一番違和感が有ったのは古き邪神の為の生贄システム???
の、バックボーン(成り立ち、経緯)が結局最後まで明らかにされず終いで終わった点です。
この部分が非常に気になりました。
僅かに「そうしなければ成らない動機」が曖昧に明かされているのみで
「キャビン」に格納されている伝説的な怪物(ゴ-スト、狼男、ゾンビ、その他色々)はどうやって作られたのか?
何故、彼等(システム側の人間)はあんなに楽しそうに人が殺されるのを見ているのか?
その他、1つの手違いでシステムの全てが崩れ去るズサンなご都合主義
等々、見ている側には非常に違和感が有る。
但し、映画の筋立ては兎も角として
映画のコンセプトや演出、部分的なプロット(後半のキャビンの見せ方など)などはかなりイイ線言っていたと思いますし
特殊効果なども全く手を抜いて居ないので単純に残虐ホラー好きな人には
終盤が結構堪らない出来に仕上がっています。
特にエレベーターを効果的に使っていて、何となくあのカナダホラーの名作「キューブ」のオマージュっぽい所が私は好きですね。
ただ、繰り返しますが、基本的には残虐シーンをたくさん盛り込みたいが為
享楽主義、ご都合主義で作られた映画です。
まあ、見方によるでしょうが、こういう筋立てだと目先が変わりますので
余り違和感を感じないで見られる。。。。とも言えませんが(笑)
それなりにカッチリと作られているとは思います。
もし、全体的なプロットがもっとカッチリ、しっかりと作られていていれば
8点でも低いぐらいの作品ですね。(まあでも、それを2時間にまとめるのは無理でしょうけど(笑))
粗は多いですが、色々なホラー映画の要素を盛り込みつつ、ココまでの作品に仕上げて有るという点で
今回は限りなく6点に近い7点という事にします。