29.《ネタバレ》 「とりとめのないストーリーを行き当たりばったりにまとまりなく進行させていって、気ままに終わらせました。どうとでも受け取って下さい」といったこういうラフな作りの映画がメジャー系でもやけに増えてきたが、こういうのは「金をわざわざ払ってまで見たいシロモノではない」のが正直な所。 とにかく最近過剰に評価されている若手「実力派女優さま」ジェニファーローレンスの偉大な「ご演技」が本作でも鼻につき(そもそもあの美人でもないのに不遜なツラ構え自体も)「にくらし可愛い」といった要素すらもない、彼女の特殊個性(皮肉)による高慢なクドい演技を見せられ続けるだけでストレス。 近年やけに賞レースで名前が挙がる彼女の演技が実際そこまで巧みとも全く感じない。個人的には過大評価も甚だしい。 数少ない唯一の見所はやはりデニーロの、画面に存在してくれるだけで味と空気を添えてくれる円熟圧巻のオーラと絶妙な力加減の仕事ぶり。 見る価値はせいぜいそこだけ。 【Lagerfeld】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-06-08 17:19:39) |
28.《ネタバレ》 あ~、こんな映画、結構好きかも~。人生に逃げ腰になって精神を病んだ主人公。それを見守る暖かい仲間たち。その筆頭株主がロバートデニーロ演じる無茶苦茶親父。何しろ全財産かけても、息子の逃げ腰を直そうとする。そんな素敵な親父を、デニーロがユーモアあり気に演じる。そして、そんな彼を立て直すのに、買って出たのが、友人夫婦の妹。ところが段々、本当に愛すようになっちゃうんだね~、これが。い~じゃな~い。最後、彼の選んだ選択とは!?い~な~、こんな仲間たち。こういうの持ってる人が人生の勝ち組っていうんだよね♪ 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-29 22:51:39) |
27.いかにもアメリカ映画って感じの作品。ストーリーだけ聞くと暗くなりがちな内容なのに、出てくる奴ら が皆イカレてて最高でした。心を病んだ人達が繰り広げるちょっと危なっかしいけれど目が離せなくて、最後まで生きる勇気をくれる素敵な作品でした。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-05-23 00:00:09) |
26.《ネタバレ》 ○面倒が多い家族だなと思いながらも、パットとティファニーのやり取りには徐々に引き込まれた。○最後に見せ場も作ってあり、それなりに盛り上がった。○ラッセル監督は役者の魅力を引き出すのがうまいのか、役者たちの演技も楽しめる。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-06 18:52:08) |
【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-04-14 10:30:19) |
24.《ネタバレ》 5点という、ダンスコンテストの点数に全てが尽きると思います。コンテストの採点以外にもあきらかに多くの意味が含まれているこの点数、私は彼らの恋や人生に対する期待込みの採点、とお見受けしました。ダンスも恋も人生も、最初から10点じゃあ面白くないですから。むしろ一度は人生を挫折しかけた彼らにとっては5点は上々の出来、これ以上ない最高のスタートです。そして、この先人生まだまだ長いが、10点という目標があればこの先もきっと前向きに生きていけるはずです。それにしてもデニーロ御大、存在感がありすぎて、普通のパパを演じても普通のパパにはあまり見えない(笑)。やっぱりいつもの普通でない役がいいかなぁ。 【タケノコ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-03-30 20:40:25) |
23.《ネタバレ》 みんながみんなキャラが濃くてビックリ。あれだけぶっ飛んでるからこそ成り立つ作品な気がする。前半は重苦しく病み方が異常な感じで進んでいきなんだこりゃ?と思った。だけど後半はいろいろな愛の形が現れてきてガラッと雰囲気が変わりとても面白かった。ダンスの練習シーンと大会後の歓喜の瞬間はすごい美しかった。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-24 23:59:06) |
【K】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-01-12 20:20:36) |
21.想像以上に愛らしい映画だった。 年の瀬、描かれる映画世界の時候的にも、本質的なテーマ的にも、この頃合いに観るに相応しい映画であったことを幸運に思う。 人は人により傷つく。ならば人との関わりなんて持ちたくないと思いがちだけれども、その傷を癒すのも、また人との関わり合いだ。 面倒で、大変なことだけれど、その繰り返しがなければ、生きてはいけない。 その人間ならではの弱さと脆さ、愛すべき滑稽さを雄弁に語る映画だったと思う。 物語はそれぞれに心に傷を負い、精神をこじらせた男と女を軸に描き出される。 この映画が巧いのは、“こじらせている”のは決してこの主人公たちばかりではないということ。 彼らを取り巻く家族や友人、街の人々も、それぞれが心に何らかの問題を抱え、時にそれを仕舞い込み、時にそれを吐き出しつつ、生きている。 それは即ち、決して主人公の二人が特異なわけではなく、世の中全体が抱える普遍的な病理性なのだ。 ほんの少し切り口を変えたなら、容易にもっと悲劇的なお話にもなるだろう。 しかし、この映画は、その社会全体が抱える心の闇を豪快に笑い飛ばしている。 それはとても勇敢で、幸福なアプローチであると思う。 アカデミー賞の俳優部門のすべてにノミネートされるに相応しく、俳優たちの演技はそれぞれ素晴らしい。 その中でもやはり特筆すべきは、主演女優賞を勝ち取ったジェニファー・ローレンスだろう。 この若い女優の存在感には、この映画が持つ愛らしさと繊細さと勇敢さのすべてが満ち溢れていて、あまりに魅力的だった。 彼女がこの先さらにどのようなキャリアを辿っていくのか、映画ファンとして楽しみでならない。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-12-30 14:20:35) |
20.《ネタバレ》 信じていた妻の浮気現場を目撃したショックから暴行事件を引き起こし、なおかつ躁鬱病を発症して精神病院に入院した過去を持つパット。愛していた夫を事故で失くし、癒しきれない喪失感を埋めるために手当たり次第に男と寝て仕事を首になってしまったティファニー。いまだ人生という迷路で彷徨い続けるそんな二人が出会い、そしてお互い人生を変える為に力を合わせてダンス大会出場を目指すことに。登場人物誰もがみんな弱くて心を病んだ人たちばかりなんだけど、でもみんな(人に同情を求めたりせず)必死に生きているところは素直に好感が持てました。裏切られたのに、それでも別れた妻が忘れられないパッドとか、ちょっと気持ち分かるし(笑)。まあ、多少ストーリー展開に強引な部分はあるけど普通に面白かったです。「なんで5点でそんな喜ぶ?」というセリフには笑っちゃいました。それにしてもジェニファー・ローレンス!まだデビューして数年しか経っていないというのに、あの往年の名俳優デニーロを前にして全く臆することなく芯の強い女性を堂々と演じきったその度胸は立派。そんなに可愛くもないし、かといってブサイクでもないのに何故か心に残るのはその天性の演技力のなせる技か。そんな彼女が最後に見せた、ツンデレ女子の切ない女心には久し振りにキュンときちゃいました(笑)。現実を変に美化したりせず、かといって傷を舐め合うような暗い映画ともせず、理不尽な現実社会でもがく人々をエネルギッシュに描いたなかなかの秀作でありました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-26 08:02:02) |
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19.いかにもアカデミー会員好みの作品で、その通り賞を取りました。男女ともに、かなりの「いっちゃった」熱演ぶりに、観ていて非常に疲れます。イライラします。かなり、予定調和的で、初めに結論ありきで脚本書いたようにしか思えません。ジェニファーローレンスって、普段のインタビュー見ても表情が硬いし、まだまだ主演女優の器でないと思うのですが。確実に日本人好みの顔ではないですね。2人以外の全員が良い人で、ぐっとくる、名場面もいくつかあり、アメリカ的な描写も多いのでそれなりに楽しめることは事実です。 【たかちゃん】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-12-07 21:46:08) |
18.《ネタバレ》 とっても良かった! ちょっと最初はみんなうるさいなぁ(苦笑)とか思ってたけど、中盤、後半からの展開はいいね~。キャスティング面もナイスで、ジェニファーは超かわいいし、かつとても芸達者。若いのにほんとすごい(感心)おまけにデニーロ(&クリス・タッカーも)が出てるのは全くノーマークwでさすがの一言。若い人とベテランのうまさが上手にバランスがとれてて観ていて安心感あります。すごい賭け(かなり無茶な)の流れ上のドキドキのダンス大会での、「なんで5点でこんなに喜ぶ??」はとってもおかしぃぃ~&手紙の返事がなんでタイプなのかと思ったらそういうことだったのね。ラストもとても感動的で素直にいいなぁ~と思った次第でゴザイマス。 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-10-30 10:07:54) |
17.当初はシドニー・ポラックが監督に指名されていたものの、「俺じゃ無理だ」と言ってデヴィッド・O・ラッセルに手渡されたという本作。完成した作品においてはシリアスとユーモアが複雑に絡み合った絶妙な塩梅が実現しており、ラッセルの手腕が光りまくっています。予定通りにポラックが監督していればシリアスに振れすぎてしまい、ここまで楽しい映画にはならなかったでしょう。。。 ラッセルには本作の主人公と同じく双極性障害を患うご子息がいるようで、そうしたプライベートでの経験が映画にも活かされています。精神障害の患者を抱える家族のドラマと言われれば、それこそ『普通の人々』のような地獄の葛藤を想像しがちですが、ラッセルは必ずしも負の面ばかりではないという切り口でこれを描いています。子育てに失敗した父親が、もう一度これをやり直す機会として息子の精神障害が機能しているのです。本作はラブストーリーである同時に、家族の温かみが描かれたドラマでもあります。息子は過去に他人を半殺しにし、現在も頻繁に警察のお世話になっているが、家族は彼を決して厄介者とは扱わないし、腫れ物に触るようなよそよそしい態度もとらない。家族にしか出せない温かみが主人公を包んでいる。本作はその描写に成功しているのです。最近は手抜きが目立つデ・ニーロも、本作では久しぶりに高いパフォーマンスを披露。軽さと重さを絶妙に使い分けた演技には舌を巻きました。。。 他方、ジェニファー・ローレンスのオスカー受賞については疑問符が付きます。撮影当時21歳にして16歳年上のブラッドリー・クーパーの相手役を務め、デ・ニーロやクリス・タッカーをも圧倒した高いパフォーマンスには敬意を表するにしても、やはり、この役柄を演じるには年齢が若すぎたように思います。ティファニーはセックスをちらつかせることで男を操るメンヘラ女で、この役柄のイタさを伝えるには20代後半から30代前半の女優が必要だったのですが(当初はズーイー・デシャネルやアン・ハサウェイがキャスティングされていた)、これを若いローレンスが演じてしまったのでは少々ヤンチャなおねえちゃんになってしまうのです。監督も、彼女についてはねじ込まれたキャスティングであったことを匂わせる発言をしており、ローレンスのオスカー受賞については『恋におちたシェイクスピア』のグウィネス・パルトローのような胡散臭さを感じました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-16 01:47:58) |
16.《ネタバレ》 ニッキの手紙を代筆したことが主人公の心を動かす結果になったけれど、キレやすい彼が何で、裏切られた!騙された!ってならなかったのは少々都合がいいかな。それと、何で浮気をした奥さんが、あまり周りから責められないのかも腑に落ちなかった。まぁでもその点を除けば、出演者の好演技のおかげでかなり感情移入して楽しめました。楽しめてそれなりに面白かったんだけど、でもこれってさ、ジンクスに全てを賭けてハッピーエンドになってるけどいいのか?道徳的にとか、人生論的にとか、そういったことは?精神を病んでいる人間に、賭け事の運を背負わせるなんて危険すぎでしょ。父親も精神病んでますやん。ただそのハチャメチャさが面白いのもたしかなんだけどね。J・ローレンスは「ハンガー・ゲーム」に比べてずっと艶やかでセクシー。役者としてもめっちゃ輝いていて綺麗でした。 |
15.《ネタバレ》 どいつもこいつもろくでもない奴ばかり。 そんな奴らのトークバトルロイヤルが見られる後半のシーンは圧巻。 一番酷いと思っていた主人公が一番マトモな事を言うようになってるのに、みんな好き勝手言ってるのがおかしくてたまらない。 もっと抑えた作品かとおもいきやパワーのある、とても楽しいコメディだった。笑えます。 【すべから】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-09-25 03:52:07) |
14.《ネタバレ》 登場人物の誰にも感情移入できなくて辛かった…ですが、ゴールがしょぼいラブストーリーというのは良いですね。そこだけです。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 4点(2013-08-24 22:55:14) |
13.《ネタバレ》 事情が事情のため仕方ないと思いますが、主役2人がうるさい。 それをなだめる立場のはずのデ・ニーロも結局我慢できなくてうるさい。 うるさい人間をコントロールする登場人物が不在で、どうも落ち着いて見れませんでした。 ハッピーエンドではありましたが、困難を抱える2人のたどり着き方としてはちょっと軽すぎる内容ではないかと思います。 終わるころには、もはや精神疾患の設定は忘れてしまっていました。 深く考えてしまえば、どう考えてもあの2人が今後順調にやっていけるとは思えませんので、人間ドラマとしてはもう一つ。 典型的な軽いラブコメ止まりの無難な作品だと思います。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-23 21:20:27) |
12.《ネタバレ》 この半月、怒濤の日々を過ごした。。。やっと週末恒例の自宅映画鑑賞。心が落ち着いたわけではないのだが。。。 自分の周りでも心を病んでる人が本当に多い。今のところ自分は発症していない(と思う)が決してひと事ではない。「ストレスの多い現代の病」と語られがちだが本当は、どの時代にあっても人間全てに孕んでいる普遍的な問題なのだろう。ディランやツェッペリン、スティーヴィーの音楽が効果的に挿入されていて、やられた。J・ローレンスの大人びた演技も◎。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-08-16 23:36:22) |
11.《ネタバレ》 最後はご都合主義だったけど、良い映画だった。 ジェニファーローレンスが光ってた。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-21 15:55:22) |
10.《ネタバレ》 ああ、これは原作本があるなと、そして映画化に失敗したクチだなと、そう感じた。話の整合性がなんとなくずれているように感じられ、その違和感をずっと背負いながら鑑賞が続いた。鑑賞に若い男性が結構来ていたが、あの女優めあてなのだろうか?ガッチリ固太りで胸を強調していたが決してスタイルがいいとは思えないのだが。ハッピーエンドだからまあいいか。 【小鮒】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-15 06:30:25) |