49.戦争映画にしては映像が綺麗すぎる。それゆえにリアルさが無い。 感情移入できるキャラクターがいないのはともかく、ただでさえ説明の少ない映画で陸海空を交互に見せていくのがあまり構成として活きていない気がしました。 ハンス・ジマーの音楽も観客を煽る演出には一役買っているもののサスペンスチックでミスマッチかつワンパターンに感じる部分も多々あり少々不満。 ノーランというだけで私も見る前に勝手にハードル上げている部分あって悪いですが、どうせ戦争映画を撮るならもっと人間くさくて血なまぐさいシチュエーションを切り取ってほしかったかなと思いました。 唯一リアルだった水に溺れかけるシーンは息苦しかった。 |
48.個々のエピソードが淡々としているしキャラクターも薄い気がする 映像も綺麗といえばそうだけど見せ場となるような印象的なシーンも少なかった 美談なんだろうけど史実だからかドラマ性が薄い ノーランファンとしてもこれはイマイチ 【Nig】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2018-09-04 04:44:32) |
47.賛否あったので心配でしたがあっという間に終わってしまいました。私はそんなに詳しいほうではなかったのですが、かじり程度の知識でも十分に楽しめました。しかしやはりこの映画は時代背景と戦闘機への理解度の深さで評価が大きく変わりそうな気はします。それからやはり大画面で見るべき映画だとも感じました。(TVの小画面で見たら評価下がりまくりでしょうねきっと) 一週間、一日、一時間の三部構成になっていますが、これがなかなかわかり辛いです。普通に一週間前から時間軸通りにストーリーをもってきてくれたほうが良かったような気がします。時間軸がバラバラなこと、セリフの少なさと兵隊さんの顔が皆同じに見えることで、、もうほとんど訳ワカメ。(いや途中途中で交錯する部分が多いので何となく判ったような気になったりしつつ・・) そう何度も見たいとは思いませんでしたが、なかなか重厚で生々しく、映画通の大人が見られる丁寧な仕上がりだったと思います。どこかの評論で「絵画のような味わい」と評されていますが、まさにそんな感じす。ただ、そんな評価に反してスピットファイアがやたらカッコいい。劇中でも語られますが、エンジン音が素晴らしいし海をバックにその姿が現れただけで優雅に見えるのが不思議です。 結局はディスクを買ってしまうかもしれません。。やはりノーランマジックの作品だと感じます。なかなか味わい深い映画です。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-07-16 10:20:13) |
46.《ネタバレ》 良かったのは船に隠れているシーンの緊張感。それ以外に大きな山場を感じなかった。 また3人の主人公に分けた理由もあまり理解できず。もっとこういうことか!という感動を味わいたかった。 ノーラン映画なのに個人的に残念。 【とむ】さん [地上波(吹替)] 3点(2018-07-09 02:17:03) |
45.いきなり小銃を投げ出して、そのあと何度も他の人の小銃を拾う機会があったのに無視。飛行機の空中戦以外、銃撃シーンのほとんどない映画でした。その分、「逃げる」ということに関する緊迫感は嫌なほど感じさせられました。音楽も重なってずーっとハラハラの連続でした。ただ、面白いかといわれると?でも、こういうのもありだと思います。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-30 22:45:00) |
44.《ネタバレ》 第二次大戦初期にフランスのダンケルク地方で起こった攻防戦を緊迫感溢れる映像で描いた戦争映画。大好きなクリストファー・ノーラン監督の最新作ということでけっこう期待して鑑賞してみました。なんですけど、うーん、僕はなんかいまいち嵌まらなかったですね、これ。時間軸をバラバラにしたタイムリミットが最後、一つに収斂するというノーランお得意の演出がそれほどうまく機能しているとは思えませんでした。映像は相変わらずシャープで迫力があったんですけどね。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-05-29 20:57:08) |
43.ダンケルクの戦いと謳ってるわりに戦いが少なくあんまり盛り上がらない。3つの主人公が敵にやられるか助けが来るかを待ってるだけのような感じで期待しなければいいと思うが・・・ 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-05-08 01:17:14) |
42.《ネタバレ》 第二次世界大戦初期フランス北部のダンケルクで実際にあった撤退戦の話。 ドイツ軍に包囲されダンケルク海岸で撤退するための船を待つ陸軍パート、 大型船だとドイツ軍に沈められるため民間の船が救助へ向かう海パート、 救助船をドイツ軍戦闘機から守るため赴く空軍パートの3つの視点から描かれる。 会話は最小限でストーリー的描写もなく淡々と状況のみが映し出される実験的作品。 ダレる部分があるものの戦闘描写はさすがで緊張感がすごい。 後で調べてみると実際にあったエピソードを元に構成されており イギリスやフランスの人たちからしたら有名な話なんだろうと推察される。 とはいえ映画として良かったかというと微妙な感じではある。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-05-05 16:05:58) |
41.映像もきれいで、しっかり脚本もつくっているんだけど テーマとなる史実の時代背景も重要さも理解できていないので 残念ながらおもしろくなかった。 |
40.《ネタバレ》 IMAXの大画面でスピットファイアを堪能できたに10点。40万人脱出の大作戦にはとても見えない-1。さすがにエンジンの止まったスピットファイアでスツーカを撃墜出来ないでしょ-1。映画として面白くない-2。 【ピチクン】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-02-11 16:49:50) |
|
39.《ネタバレ》 約4ヶ月ぶり2度目観賞。1週間・1日・1時間。陸・海・空。時間と空間に仕掛けを施した構成と写実的な映像で観せるクリストファー・ノーラン監督による戦争映画。オンガクはほとんど「ぎちぎちぎち…」「ほぇ~~ん」の繰り返しやな(笑) 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-01-26 23:15:39) |
38.飽きさせない展開、時間軸の組み合わせの面白さ、映像の凄さ、と映画的にはよくできているのだが・・ ストーリーが、クリストファーノーランの今までの映画の中で、一番退屈だと思った。 まあ、戦争映画だし、とりわけ何かが起こるということも難しいのかもしれないが やはり、この監督の映画は、どんでん返しを含めた脚本の面白さなんだと改めて感じた。 ちょっと期待しすぎたためか、物足りないという印象の映画でした。 【シネマファン55号】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-01-26 15:03:51) |
37.《ネタバレ》 クリストファーノーランは「ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」で見せた映画的問題意識は、映像の追求だったのか? 戦場をリアルに描くのに力を入れるのもいいんだけど、ノーランの魅力はその知的なストーリーテリングにあると思っていた自分にはがっかりだった。 まぁ確かにあの狭いドーバー海峡を超えるかどうかで戦士たちの休息が待っているかどうかってテーマはイギリス人として、駆り立てるものがあったのかもしれないけど・・ 次回作はまたストーリーの素材に凝って欲しいとファンは願うのみだ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-01-21 19:51:20) |
36.予備知識なしで鑑賞、予想していたものとは、まったく違う内容に、ちょっとガッカリ..もっと作戦的な全体を描いたものを期待していた.. 本作は、陸、海、空、それぞれ当事者たちにスポットを当て、丁寧に等身大で描かれている、お金がかかっているので、映像としてはとてもリアルでレベルが高い..ただ、映画としては 5点かな..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-01-08 19:18:39) |
35.あまりにも実験的すぎて、娯楽として成立してない気がした。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-12-31 04:42:33) |
34.《ネタバレ》 やはりクリストファーノーランですねぇ。話も画像も、とにかくクールね。 冒頭のシーンの展開で、何じゃこりゃって面食らいましたが、 あの辺の説明のなさがいかにもノーランらしい。 退屈せずに見ることができたので7点献上いたしますが、人を選ぶ作品になってるのもまた事実です。 3箇所で繰り広げられる死闘が、それぞれ一つに盛り上がって危機一髪と生還を繰り広げる様がとても良かった。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-30 20:42:36) |
33.《ネタバレ》 何にも残らない。 それは映画にではなく、ダンケルクという場所で起きた全て。 それぞれが命をかけてダンケルクという場所に臨む。 でも、何も残らない。 この後、終戦まで5年。 ダンケルクで失ったフランスを取り戻すためノルマンディー作戦で多くが死ぬ。 世界に拡大した戦線は5000万人以上の人の命を奪う。 ダンケルクの戦いは、その瞬間に臨んだ人にとっては全て。 35万を救出した作戦は英雄的行為だったかもしれない。 でも、戦争にハッピーエンドはない。決して。 【こっちゃん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-12-30 20:21:18) |
32.《ネタバレ》 本作はアート的傑作である。 とある海外評の中に、本作を「印象派の傑作」とした批評があったが、まさに正鵠を射ていて、本作は、まるで絵画作品のように登場人物たちの語りが極端に少なく、ましてや映画的カルタシスは排されており、観客が映し出された絵と、僅かに語られる内容から、そのバックグラウンドを想像することが必要な映画であるのだ。 この映画を退屈に感じた人はぜひこのバックグラウンド(撤退に至るまでの歴史的背景、登場人物の背景など)に意識して観てほしい。すると、語らぬ人物たちによるこの語らぬ物語がどれほど雄弁で感情に満ちているかが、見えてくるはずだ。 絵画は、絵画そのものが語らぬ、絵画に込められた様々な意図に観る側が思いを馳せた瞬間、その魅力が全開になる。この映画もまさしくそうした絵画的な要素がある。考えてみれば、映画草創期の頃の作品は皆そうであった。技術的制約で語りが少ない分、映像から様々な想像を巡らせることが必要だった。 今の時代に敢えてサイレント的要素を盛り込む、古典回帰的な演出をしたノーラン監督には頭が下がる。 確かに従来の戦争映画に較べカルタシスが排されており、鑑賞後には、様々なものを削りに削ったゴリゴリと武骨な作品だったという印象を抱いたのは事実である。 そういう意味では本来8点くらいなのだが、現代に敢えて客の想像力に訴えかける映画を作ったノーラン監督への賞賛を送りたい。 よって8点から2点追加で10点とした。 ≪追記・補足≫ 日本と海外では本作の評価にかなり差があると感じた。 歴史的背景が日本人には馴染みがないものだから、ということだろうか。 本作を楽しむには、⓵歴史的背景の理解(せめてナチスのフランス侵攻は知っておかないと…)、②古典映画的演出への慣れ(西部戦線異状なし、恐怖の報酬、エイリアンは観ておくと◎)がもしかすると必要かと思う。 知識もなしに楽しめる映画も存在すれば、知識があってぐんと面白くなる映画も存在する。 本作は後者だろう。 【nakashi】さん [映画館(字幕)] 10点(2017-11-28 09:50:51) |
31.《ネタバレ》 この映画が良い映画かどうかは人によるんだろう。 映画に何を求めているのか、そこの違いが如実に出る。 ノーラン監督というのは僕はどちらかというと演出や映像の「手法」の監督であり、ドラマ・脚本といった部分でもやはり「手法のすごさ」的なものが光監督だと思っている。 どなたかが書かれているが、「時間の魔術師」というの例えはいいたとえだなと思う。 この映画の手法的なすごさは、映画の最初から最後までの時間の感覚が、陸・海・空のそれぞれの主人公たちで違うというところだ。 そのため、なぜこの男がここにいるのか、彼は何者なのかなどの状態が後追いでわかったり、その逆もある。 なんか船があるな~とか思ってたら、後々その船が襲われるのが陸の主人公だったり。 そういう演出の面白さに、「うまいなぁ」と感心する次第であった。 それが詰まらないという人ももちろんいるんだろうけど、僕はとても楽しめた。 そりゃわかりやすいドラマチックな脚本のほうが万人受けするのはよくわかる。 格闘技でも同じだ。派手なKOシーンがないと一般人には見向きもされない。先日のRIZINでもレスラーやグラップラーが只管相手を漬けるだけの試合が前半に放送され、その後の派手な試合の放送前にチャンネルを変えたり寝た一般視聴者がいかに多かったか。グランドテクニックで相手を漬けるときの技術をみて、「いまの抑え込み、いいねぇ~」なんて言ってるのは俺みたいなオタクだけなのだ。 ただ、戦争映画というものにどこまでそういうものを求めるのか。僕はただこういう「名もなき兵士」が生き延びるために悪戦苦闘するだけの、戦場において兵士というものはちっぽけなものだというのを描いている演出も好きなんですよね。 だからプライベートライアンでは冒頭の上陸作戦での「1兵士にしかすぎない」状況が好きで、その後の「ヒーロー的な兵士」という話になって来たら、上陸作戦ほどのテンションでは見れなかった。 そういう意味ではこの映画はまさに僕向きだったんだろう。まさにオタク向け。通ぶったうっとおしい僕のような人間向けなのだろう。 【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-10-17 15:53:10) |
30.年初に今年は「ハクソーリッジ」か「ダンケルク」が凄いと情報を得た ハクソーはまずまず(不満は多い)だったが、ダンケルクは完全に実験映画 これでは高評価は難しい 私にも非がある、公開後”体験型映画”のレビューを鵜呑みにして 4D鑑賞にしたのだが、それが最悪の選択だった 鑑賞中に、この映画は、余韻や行間を読むことを要求されると気付かされたが 感慨深いシーンでの、揺れや、いちいち眼鏡を拭かなくてはいけない水しぶきなど 鑑賞の邪魔で邪魔でうんざり 特にオイルまみれの海シーンでは変な匂いの水がブシュー・・・もうやめて 最新技術が映画の評価を大きく下げてしまった ストーリーは目線シーン以外はドキュメンタリーのようなもの、特筆すべきもの無し 遠浅の海岸が舞台だが、墜落した飛行機が沈みきらないほど浅いのに、大型船が桟橋に着いたり 干満の差で時系列が混乱する演出は面倒極まりない 結局、なんだか腑に落ちない感覚だけが残る作品でした 【カーヴ】さん [映画館(字幕)] 5点(2017-10-16 11:45:32) |