83.《ネタバレ》 自分はゴジラをはじめとするモンスター映画のファンというわけではないのですが、 本作はそういう人たちにも素直にお勧めできる、万人が楽しめる内容になっているなと思いました。 これまでのゴジラ映画って言ってしまえば「人間が出てこなきゃもっといいゴジラ映画になってるのにな」と 思ってしまうものばかりでしたが、本作はその逆で、人間が出てくるからこそいい作品になっている。 アカデミー賞視覚効果賞も納得のVFXで、特に波とか水しぶきなんかがよく出来てたなと思うし、 制作費が1500万ドルとのことでえらいこっちゃなと思います。アメリカなら桁が一つ変わるのでは、、、。 そしてそのVFXシーンは一つ一つとても印象に残る。序盤の島に上陸して人を食べるのでなくぽいぽい投げ飛ばすゴジラ、 飛沫あげながら木造船を追いかけたり重巡洋艦に襲いかかるゴジラ、東京に上陸して電車を襲い、歩くだけで大地が捲り上がるゴジラ、 背びれが順番に盛り上がってとんでもない熱線を吐き出すゴジラ、そのどれもが印象深い。 やたらと派手なのに印象には残らないアクション映画とは対極にあるなと思ったし、 それは恐ろしさを描きたくて作り上げてる映像だからこそなんだろうなと感じました。 あと音楽もすごく良かった。ゴジラ映画のマスターピースです。 【あろえりーな】さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-05-28 18:26:21) (良:1票) |
82.《ネタバレ》 最初はトカゲゴジラかと思ったら後でちゃんとゴジラ型ゴジラになっていたが、振りや表情がクサすぎて演技過剰に見える。映像面では重巡洋艦の主砲射撃と敢闘精神、また大正時代の峯風型から戦争末期の丁型まで揃えた駆逐艦が見どころで、震電も本物っぽい感じで飛んでいた。ちなみにゴジラが2万トンというのは高雄の倍くらいということだ。
ドラマとしては安手だが一定のメッセージ性はある。「この国」(身内や知人その他自分のいる社会を構成する人々)を守るための戦いは誰かがしなければならないことであり、自己都合で去るのは止めないが、自ら志をもって行くのを止めることもできない。ただし死ぬと決まった出撃ではなく、必ず生きて帰る前提だ、といったこと自体は理解できる。 ただしタイミングとして今それを言うかという感じではある。映画の設定としては戦争直後でも、いま製作するからにはいまに通じるテーマがあるだろうと思うわけだが、公開時点の国際環境のもとでは、極東有事の際は「米軍も当てにできない」から日本人が率先して戦おう!というような、勇ましいが不穏な空気を醸している。アカデミー賞の受賞は、そうなったら頑張って戦ってね笑というアメリカからの激励ではないか(どうせ武器だけ買わされる)。時事性の面では最悪だったというしかない。 なお時代を遡ることで反核色を消すつもりかと思っていたが、核兵器との関連付けは一応残してある。ただしそれは初代ゴジラの先行映画「原子怪獣現わる」(1953米)からのことであってアメリカでも常識の範囲内である。放射線量を測って首を振る場面は旧作にもあったが、この映画のは形ばかりで心がない。
ほかに「日本政府も…当てにできない」から民間主導というのは意味不明である。何か意図があったにしても最低限、金の出所がわからなければ納得できない(実はアメリカにやらされていたとか)。また「情報統制はこの国のお家芸だ」と言っていたのは別に「この国」(日本国家)限定のことではないだろうが、昔の人は視野が狭いということなら仕方ない。 最後にゴジラが生き返りそうになっていたのは、50周年で一度終わった邦画ゴジラに関し、今回の延長上でまたシリーズを始めるための仕切り直しだったという意味か。最後の病室で、浜辺美波さんの首筋をこれ見よがしに映していたのは意図があったようだが、そういうことまで好意的に受け取るのは完全に無理である(浜辺美波さん=沢口靖子か)。 全体として、視覚効果は現代風だがマイナス要因が多いのであまりいい点はつけられない。 【かっぱ堰】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-25 21:12:00) (良:1票) |
81.《ネタバレ》 嫁さんと家で観ました。嫁さんは全体的に良かったけど、国が一切でてこないのにモヤモヤしてましたが、僕としては前作でアレだけ国の役人が出たら、そら、それを受けての次の監督さんは一切出さないアンサーやろなーと。特にALWAYSの山崎監督ならって穿った観方をしてしまいます。でも、だからって、面白くなかったわけでなく、迫力あったし、熱線の怖い表現も庵野監督とは違った角度で描いてたし、ストーリーも戦争で死ねなかった者の行く末的なお話で、最後まで退屈せずに観れました。 【なにわ君】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-19 17:21:13) (良:1票) |
80.《ネタバレ》 ワトソン、ホームズ名コンビの演技が作品のキモ。前半はだるい脚本でなんとも嘘くさい展開に白けてしまったが、浜辺美波が消えてから俄然話が面白くなってくる。後半は息もつかせぬ展開で、前半のだるい伏線を次々と回収して最後は見事なハッピーエンド。不覚にも泣いてしまった。それにしても伊福部さんのテーマ曲は素晴らしすぎた。伊福部さんのテーマ曲にプラス2点、泳ぐと可愛いゴジラにプラス1点。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-05 21:08:35) (良:1票) |
79.《ネタバレ》 怪獣映画なんて、久々だ~と思ったけど、去年は午前10時の映画祭で「地球防衛軍」見てたなあと。あの時代の特撮と比べると、もう映画の質が雲泥の差だと思ったんですが、メイキングみたらCGがすごくなっただけで、現場の創意工夫は変わらないんですね。ほっとしました。映画はゴジラ部分と、戦後部分が(私からすると)上手くはまってなかったから、2本の別の映画を見た感じです。お得です。震電の駐機部分はとても良かったけど、飛んでいる部分が昔の円谷みたいでまだ技術力が足りないかなあ。ドラマ部分は、古き良き邦画をちゃんとリスペクトしていて、シン・ゴジラとは違ったテイストで面白かった。最後に、アカデミー賞受賞おめでとうございます。 【えんでばー】さん [映画館(邦画)] 8点(2024-04-16 07:28:04) (良:1票) |
78.《ネタバレ》 アカデミー賞効果で平日朝9時上映の回なのに劇場はほぼ満員。観客も春休み中の学生さんたちからシニアまで幅広い。公開半年過ぎても熱気というか活気がある映画館というのはやっぱりいい。
そして、それなりに日本映画を見てきた自分としては、オスカー受賞の特殊効果はやっぱり映画館で見て良かった。冒頭のジュラシック・パークもどきに「大丈夫か?」と心配になるも、巨大化した後の「見上げるショット」がものすごく効果的で、そして満を持しての「熱線」炸裂、そしてその爆風。かつて何度「ハリウッド顔負け」といううたい文句の日本製VFXにがっかりさせられてきたか。それが、今回はなんとオスカー視覚効果賞ですよ。なんと痛快なことか。
ただ、懸念だったドラマ部分はやっぱり自分はダメでした。「しゃべりすぎ」は山崎監督作品なので、やっぱりといったところでしたが、今作の主要人物「死ななさすぎ」はかなり気になりました。「生きろ」が本作のメッセージなんだとしても、「生きろ」と願った人は「死なない」というのは本末転倒というか。人ってほんとうに簡単に死んじゃうんです。びっくりするくらい簡単に。それを学んだのが戦時中の日本だったと思うし、震災を何度も経験した今の日本もそうでしょう。なのに、今作の主要人物は「死なない」。島で海で目の前でゴジラに遭遇しても、電車で宙づりになって落下しても、爆風に吹き飛ばされても、放射能を大量に浴びても、死なない。死ぬのは名無しのモブキャラばっかり。そんな設定のなかで「生きろ」って言われたって・・・・。主人公もその仲間もモブキャラも、みんな等しく生きて死ぬんです。その緊張感を欠いたまま、言葉ばかりが上滑りのまま語られる「命」の物語のどこに感動しろというのか。
あと連合軍占領期という時代設定がまったく生きていないのが残念。「国家主権がない」ってどういうことか。じゃあ「民間でやればいい」という単純な話ではないはず。でも「核」に頼らない「わだつみ」作戦のアイデアは評価したい。 【ころりさん】さん [映画館(邦画)] 4点(2024-03-19 16:38:13) (良:1票) |
77.《ネタバレ》 劇場で観て良かった!ゴジラが東京で暴れるシーンは大変迫力がありました。戦争で焼けた東京の街並みも一体どこまでCGなのかわからないクオリティでした。当時の技術でどうゴジラと対決するかというアイデアも素晴らしかった。賛否ある人間ドラマの部分も良いと思いました。主人公もヒロインも生き残って結構じゃありませんか。エンタメってこういうものだと思う。子供と一緒に見られる絶妙な匙加減になってると思います。ただ個人的にはシンゴジラの方が面白かったですが、あれはちょっと変化球になるのかな。こっちは直球、豪速球って感じ。 【すらりん】さん [映画館(邦画)] 8点(2024-01-24 22:35:06) (良:1票) |
76.う~ん,ゴジラ映画ぽっくないヒューマンドラマでした. 『シン・ゴジラ』の方が面白かった. 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(邦画)] 6点(2024-01-10 21:57:47) (良:1票) |
75.山崎貴作品としては間違いなく、「アルキメデスの大戦」と双璧をなすトップクラスでした。 ゴジラ周りのアクションはどれも迫力があり、まさに劇場の大スクリーンで鑑賞するにふさわしいシーンのオンパレード。(個人的には重巡高雄戦が素晴らしかった) ただ反面、人間ドラマに関しては相変わらずの山崎節で、これが個人的にはどうも合わない…哀しい時は泣き喚き、怒った時は判で押したように青筋立てて叫ぶ、裏表なく見たままの登場人物。音楽も同様に哀しい時はメロウな曲、戦闘シーンでは勇壮な曲、感動させたいシーンでは荘厳な曲。「いやいや、そこまでわかりやすく作らなくても大丈夫なのでは…」と思ってしまいました。 総じては、アクションシーン9点、人間ドラマ6点の総合7.5点。主人公ペアの着地点が「全方位に観客層を意識してある程度ハッピーエンドにしたいのはわかるけど…」と、やや安易に感じてしまったので、その分差っ引いて結果7点というところです。 【大鉄人28号】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-12-20 17:40:51) (良:1票) |
74.《ネタバレ》 例えば初代の「ゴジラ」、84年の「ゴジラ」、そして「シン・ゴジラ」など、 過去のゴジラが単体で登場する作品では、ゴジラが街に散歩に来たら人間から理不尽に攻撃され、 怒って反撃するという流れであったことが多いと思います。
ところが今作では、ゴジラが明確に人間に対して敵意むき出しである点は、実は斬新ではないかと思います。 また、人間ドラマがこれだけ濃いゴジラ映画というのも、初であろうと思います。
多くの方が称賛する特撮も素晴らしいですが、今作で印象に残ったのは、音響、音楽。 IMAXで観たのですが、鳴き声、足音などの音響は凄まじかったです。
そしてゴジラファンなら誰もが気にする、あのテーマ曲が使われているか、 まさにドンピシャのタイミングで鳴り響き、ファンにとっては至福のシーンとなっていました。 過去の音源を使用した「シン・ゴジラ」と違って、今回は新録音ですが素晴らしい編曲と演奏です。 非常にマニアックな話ですが、1983年、「SF交響ファンタジー」初演の熱い演奏を多分に意識していると思われます。 熱い音楽で定評のある佐藤直樹ならではの編曲だろうと思います。
以下ネタバレです。
過去の戦争における非常にデリケートな問題ですが、 当時の航空服を着て敵に突っ込んでゆく主人公が勇ましく見えてしまうのは、 少々、自分にとって違和感がありました。
また、ラストシーンは過去の某作品そのまんまであるし、続編を意識した怪物映画の定番であるが、これは蛇足だったと思います。 今回は人間ドラマが濃いだけに、それまで描かれていた人間の努力の尊さがひっくり返されて興ざめです。 素直にハッピーエンドで良かったのではないかと思います。
こういう多少の不満点はあるにしても、 ゴジラ映画史上、かなりの上位に入る出来栄えで、特撮についてはベストと言って良いでしょう。
もはや着ぐるみというのは過去の遺産となってしまい、 等身大の着ぐるみをいかに本物に見せようとするかという面白さがなくなってしまったのは寂しいですが、 昭和の時代からの特撮映画の歴史を鑑みると、日本の特撮もハリウッドに全く劣らず、ここまで来たかという感慨があります。 【どっぐす】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-12-20 08:18:47) (良:1票) |
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73.《ネタバレ》 「ゴジラユアストーリーではない」というX上のコメントに大爆笑しました。
ということで、大分前に観てましたがようやく感想を書く暇ができたので書きます。
一言で言うなら、「和製ゴジラでようやく万人向けの大人でも見ごたえのあるゴジラ映画ができたな」という感想。 シンゴジラは万人向けというよりオタク向け。ゆえに国内の異常なリピーターが出まくって、国内興行成績だけでいうならシンゴジラの方が上(但し海外成績を含めるとゴジマイ?マイゴジ?が追い抜いている)。 それ以前となると、VSビオランテ、さらにさかのぼって84ゴジラ(評判は微妙だけど)、そして神格化されている初代ゴジラぐらいか。ゴジオタには評判の良いGMKや、キンゴジ、モスゴジぐらいか。 まあ子供向けや、大人向けだけどちょっと変ちくりんなSF要素が多い作品が多くて、万人向けの大人向けの力作と呼べるものが少ないなぁ。いやまあそういう子供受けだったり、変なゴジラも僕は大好きなんですけどね。言うまでもなく海外ゴジラも全部大好きです。
でまあ今作についてはちょっと山崎監督の人間ドラマの「臭さ」がほんと若干ですが気になる程度で、それほど物語全体の雰囲気を壊さないのが良かったなと。感情が大げさなのもまあ邦画だしね。
一方ゴジラの登場シーンについてですが、割とみんなが思う「ゴジラの出番が少ないなぁ」という感想がありますが、冒頭から成長前ゴジラは出てくるし、定期的に出てくるので「そんなに出番が少なくない」んだけど、「なんか出番が少ないな」という感想は僕も感じました。 この理由はおそらくは成長後ゴジラの「上陸シーンの少なさ」が原因かなと。銀座で暴れまわって、あとは決戦前にちょっと東京湾から田舎(どんへんだ?)を歩いた姿ぐらいしかなく、あとは基本的に海の中が多い。ゴジラオタクは基本的にゴジラが街を破壊する姿に興奮するわけで、街破壊となると銀座のシーンぐらいしかないので短く感じるんだと思います。 ただ、銀座の破壊シーンは迫力満点で、特にちょっと笑ってしまう初代ゴジラのオマージュシーン、また放射熱線の発射シーンも含めて満足しました。
上陸する前の海での追いかけっこやその後の戦艦とのバトルなどもよかったし、決戦でのオキシジェンデストロイヤーを現実的に実行するにはどうするかを具現化した「深海に沈めて引きずり上げる」戦術も、「なるほど、そう来たか!」と唸らされました。 決戦前の博士の演説や、ゴジラに特攻するシーン、最後お前生きとったんか!のシーンなど、人間ドラマの臭さが少し自分の好みと合わないなぁというところはあるんですが、全体的にみて概ね満足です。
なおシンゴジラと比較の対象になってしまう本作ですが、どっちが上ってのは言い難いですね。もう完全に好みの問題かなと。 好みとしては僕はシンゴジラです。でも本作も好きです。 【みーちゃん】さん [映画館(邦画)] 9点(2023-12-18 14:24:17) (良:1票) |
72.《ネタバレ》 映画館で観て正解でした。 ゴジラが微妙に小さくて、踏み殺す人間の悲鳴がキャーキャー聞こえる、そんな嫌なサイズです。
ドラマパートは鼻につかない程度ならと思っていたのですが、いつの間にか主人公に感情移入していました。 特攻帰還兵の戦争への精算という重いテーマを下手にひねらずに、王道ハッピーエンドにしてくれた監督に感謝したい気持ちです。 こういうのでいいんですよ、こういうので。 【4吉】さん [映画館(邦画)] 9点(2023-12-16 21:02:08) (良:1票) |
71.《ネタバレ》 怪獣パートは、大迫力で文句なく楽しめましたが、ドラマパートはいまいちノリきれず、大きく心を揺り動かされるまでには至りませんでした。舞台設定を太平洋戦争の終盤から戦後すぐの混乱期にしたことは、今までのゴジラシリーズにはないユニークな発想で、良い着眼だと思いました。これにより怪獣パートにおいては、今まで味わったことのないレトロと怪獣のコラボに浸ることができました。一方、ドラマパートについては、いくつかの要素が重なって、不自然さが目立ってしまったと思います。特に主人公とヒロイン以外のわき役たちには、わかりやすいキャラを大げさに演じることが求められていて、そのわざとらしさに没入感が削がれることが多かったです。役者に無駄な演技をさせる隙を与えなかった「シン・ゴジラ」の演出手法は正解だったのだなとの思いを強くしました。そこまで極端ではないにしても、役者の演技力に頼ることなく、解像度が高く、流れるように自然なプロットとシナリオをつくり上げるのが正攻法で、その土台があってこその役者の演技なんだなと気付かされた次第です。怪獣パートは10。 【camuson】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-12-11 17:53:27) (良:1票) |
70.《ネタバレ》 事前情報を入れていなかったので戦後を舞台にしたストーリーとは知らなかった、「何だ現代劇じゃなく過去が舞台か…怪獣ものとしては感情移入し辛いし臨場感にも欠けるな」なんて思考がよぎったがそんな考えはすぐに吹っ飛ぶ。 まず圧倒されたのがゴジラの存在感、カメラが近く目の前に迫ってくるような驚愕の映像に目を奪われる、 そして物語、元特攻隊員の苦悩を描く戦争ドラマとしても充分な見応えがあり、その人間ドラマに引き込まれたところにゴジラが襲来してくるものだから恐怖感は倍増、破壊と暴虐の限りを尽くすゴジラが圧巻の映像と相まって怖い、恐い。 そんな中ゴジラのテーマが厳かに流れ出し気分はもう最高潮、高揚感と恐怖感といった相反しそうな感情の波に飲み込まれしばらく呆然としてしまった。 いや本当に凄いの一言、想像していた3倍いや5倍は楽しめた、観に行こうかどうか二の足を踏んでいたのが馬鹿馬鹿しくなる、映画館でこの迫力と感動を味わえたことが今は嬉しい。 【勾玉】さん [映画館(邦画)] 9点(2023-12-06 07:45:25) (良:1票) |
69.良くも悪くも山崎映画だなぁという印象。想定外の展開はなく、最後まで予定調和。お約束の展開と漫画みたいなセリフ回し。 しかし大人でも鑑賞に堪えうる貴重なゴジラ映画。映像が良くできている。 バランスは抜群に良いし、一般受けはすると思う。まさかゴジラ映画で泣くとは思わなかったし。 ただ、ゴジラを主人公にとっての対峙すべき存在としてしか描いておらず、ゴジラとは何なのか、ゴジラの存在に対する問いかけや深堀がされていないように感じた。 やっぱり自分にとって至高のゴジラ映画はシンゴジラだ。
追記:アメリカで大ヒット中ということで、フェミポリコレ映画が量産される(フェミポリコレ要素がないと映画として世に出せなくなってきている)なか、多少ツッコミどころはありつつも、やはりこういうドストレートな人間ドラマ&アクション映画を観客は欲しているんだよなぁと感じた。特殊効果でアカデミー賞ノミネートの可能性も高いらしく、日本の映像技術がアメリカで認められたのは素直に嬉しい。 【eureka】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-30 14:24:34) (良:1票) |
68.《ネタバレ》 ここで名前を出すのアレですが、僕はシン・ゴジラをゴジラ映画だとは思っていないので、それから比べるととても面白かったです。 やはり大画面で見るゴジラの勇姿、ビルや人間たちをまるでゴミのように蹂躙しながら闊歩していく姿とゴジラのテーマを大音響で聴くと胸が高鳴りますし、初代(54)のオマージュともいうべき時代設定や最終決戦など、初めは「どうなん?」と思っていましたがうまい具合にブレンドされていてよかったです。 ただ、どうしてもあと1点足すことができないのは、ゴジラの名を謳ってるのにゴジラがメインではなくどいうしても人間が主体のストーリーだから。 正直ドラマパートあと30分ほど削ってゴジラの闊歩するシーンや人間との決戦シーンを長く見たかった、というのが本音です。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-17 23:27:41) (良:1票) |
67.《ネタバレ》 この映画は人間ドラマに重きを置いているように感じた。 しかし、そこに微妙な感情表現や行間を読ませるといった演出は皆無。 登場人物はいきなり激高したり、いきなり暴力を振るったりと感情表現が過剰で、その後何事も無かったかのように話が進展するのには驚かされた。 私には登場人物が皆情緒不安定に見え、現実離れで不自然に感じた。 過剰な演技を分かり易いと捉える人が多いのだろうか?、ゴジラの登場以外の細部にも現実味を持たせたほうがゴジラに対する恐怖感が増すと思うのだが。 反面、映像は美しく満足できるものだった。 ゴジラとの距離感や角度からも迫力が伝わってきた。 また、終戦後の街の描写もリアリティがあり良かったと思う。 多少ツッコミどころもあったが、「シン・ゴジラ」の芋虫ゴロゴロと比べたら雲泥の差。 【Gang10】さん [映画館(邦画)] 5点(2023-11-11 19:07:10) (笑:1票) |
66.《ネタバレ》 敷島さんの台詞「俺の戦争は終わってないんだ!」なんていう、自分では下ろせない十字架背負って、 (死に場所を逃し)生き延びさせられた人たちが昭和にはまだ沢山いた。仲間たちと同じ靖国の英霊にもなれず、 お国のためみんなが犠牲になっているのに自分だけ、特攻せず玉砕せず、おめおめと帰ってきたと後ろ指さされて。
この映画の中ではシンゴジラのような米軍や自衛隊の最新の武装も政治家の力もまったく頼れないまま、民間だけで 作戦を遂行しているのはそういった死に損ないの英雄たちであり、彼らからするとゴジラは、理不尽に命を散らされた 戦友たちの怒りの象徴にみえたかも知れない。だから最後までゴジラを敵視しているというより安らかに葬ってやろう、 としているようだった。 ラスト、すべての男たちが自然に、わだつみに沈むゴジラへ静かに敬礼する描写が、それらすべてを物語っているようで 泣けた。
補足:作戦遂行中の甲板上で、元海軍や技術者のおっさんたちが軍服では無く作業服姿で、強い信念のもと自分の仕事を 必死にやり抜こうと奮闘している姿は、「プロジェクトX」に見た男たちのようで、日本人の矜持を思い出させてくれました。 【みっしぇる】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2023-11-09 01:15:52) (良:1票) |
65.《ネタバレ》 ゴジラが大好きなカミさん(ゴジラシリーズほぼ制覇)の御要望により事前情報ゼロで鑑賞致しました。まず、開始早々すぐゴジラ現れる!早!! 正直もっと引っ張るかと(勝手にw)思ってた~。で時代設定が終戦後というのもちょっと意外。まぁアレと被っちゃうしね。何か都合がいいよなぁ&突っ込みどころもありつつも概ね面白かったです。見終わって帰りながら「首の跡?傷?)について話したりして有意義な時間を過ごせました、ありがとうございました。 【Kaname】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-11-08 18:30:06) (良:1票) |
64.《ネタバレ》 時代を戦後間もない頃に設定した理由について山崎監督は単純にゴジラに似合うという他に、武器も満足に無い中でどうやって立ち向かうかが面白く、また怖さにも繋がると述べた。これが功を奏していて一発目の放射熱線を見たときの絶望感たるや凄まじいものがあった。「これ倒すの無理じゃん…」っていう。ネタバレになってしまうが、この時代設定はもう一つ、命を粗末にしすぎた過去との決別というドラマも生んでいる。生まれ変わった新時代を生きることが英霊への慰めだ。共感できる結末に安堵。さて映像だが、戦闘機が出てくれば「永遠の0」を、戦艦が出てくれば「アルキメデスの大戦」を思い出した。日本のVFXを牽引してきた山崎組の集大成ともいえるような迫力ある映像にお馴染みの音楽や効果音が添えられ「新しいけど懐かしい」そんな感覚に浸れた。米国産ゴジラも全然悪くないけど、本家の誇りを感じさせたマイナスワン、申し分ない出来であった。 【リーム555】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-07 18:45:24) (良:1票) |